発ガン性があるかもしれない根管貼薬のまま7年も通院中断

相談者: 海苔pさん (40歳:女性)
投稿日時:2025-06-25 04:07:21
根管治療に使われるFGホルマリングアヤコールですが、ネットで検索すると発がん性があり、7日以上の留置は推奨しないと書いてありました。
治療途中で痛みがなくなった為、通院を勝手に辞めてしまい、2018年から現在までの7年間FGホルマリングアヤコールを留置したままとなっていました。
先生には

「今癌になってないからまぁ大丈夫でしょ。」

と言われましたが不安で仕方ありません。
これだけ長い年数放置している人はいますでしょうか?
発がん性に関して実際のところはどうなんでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2025-06-25 08:10:49
>発がん性に関して実際のところはどうなんでしょうか?
 
発癌性は言われていますが、歯からの発癌性は証明できませんし報告もありません。

>先生には「今癌になってないからまぁ大丈夫でしょ。」
 
今癌化していなければまず問題無いと考えていいと思いますよ。
 
 
歯科治療、特に根管治療は途中で止めない方がいいですよ。
 
おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 海苔pさん
返信日時:2025-06-25 08:44:31
井野様

回答していただきありがとうございます。

薬の効能的にはもう切れている状態でしょうか?
また、効能はどのくらいの期間続いているのでしょうか?
すぐに取り除かなくても大丈夫でしょうか?

宜しくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2025-06-25 09:27:09
>薬の効能的にはもう切れている状態でしょうか?
 
薬効は数日でなくなりますが、薬剤は歯には浸み込んでしまっています。
 
>すぐに取り除かなくても大丈夫でしょうか?
 
どこまで取り除くかですが、不安で心配であればその歯を抜いてしまった方がすっきりとはすると思いますが、二昔前などは普通に使われていた薬剤なのでそれほど心配する必要はないと思います。


突き放した言い方になりますが、今更心配しても仕方がないと思いますけどね。
歯科医師も途中で通院が無くなるなど思ってもいないので、その辺りまでのリスクを話すことはほぼないと思います。
 
気になると思うのでかかった先生に早目に相談してみて下さい。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2025-06-25 09:30:00
FGが原因でガンになるとすると、原発部位は根尖(根の先の)部分になるはずですが、そういった症例報告は聞いたことがないです。
(非常に稀なはずなので、あればまず発表すると思います。)

ガンが大きくなってしまうとどこからスタートしたかわからなくなることもあるかと思いますが、そこまで大きくなるまで放置されることも少ないと思います。

個人的見解ですが、FGが原因でガンになる確率は非常に低い(=世界中探しても報告例があるかどうか不明)と考えます。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2025-06-25 11:34:02
癌のリスクよりむし歯でその歯が抜歯になるリスクの方が明らかに高いと思います。



またむし歯が発生して尖った部分があると口腔粘膜癌のリスク因子となると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 海苔pさん
返信日時:2025-07-01 00:38:33
たくさんのご回答ありがとうございます。

井野様
再度質問させていただきたいのですが、
薬剤が歯に染み込んでいるとのことですが、それは使用期間関係なく薬剤を使用した時点で染み込むという意味でしょうか?
それともこの年数放置してしまったことによってかなり染み込んでしまったということでしょうか?

何度も申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2025-07-01 04:38:08
どうなんでしょうね?
そういう基礎的な研究がされているかどうかかと思います。

染み込んでしまったことを嘆くよりも早めに再根管治療をしたほうがいいと思います。

繰り返しになりますがきちんとした蓋がされてなければ細菌の侵入や新たなむし歯の発生が考えられますので。


遅れれば遅れるほど抜歯のリスクが上がると思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-07-01 10:47:16
こんにちは。

FGは、FCにかわるホルマリン系製剤で、ホルマリンの優れた殺菌・消毒作用、残髄固定作用を生かし、鎮痛鎮静作用のあるグアヤコールを配合することでホルマリンの組織刺激性を緩和し、貼薬後の臨床的不快症状の発現が少ない、齲窩、抜髄根管及び感染根管の殺菌・消毒剤で、製剤の安定性もFCより優れています。
(販売元から引用)

日本の昔の根管治療の方法には綿線根充という時代がありましたよ。
FCなどの揮発性の高い殺菌剤を少しつけた綿線を根管に置いておくだけで根管治療を終える方法です。
そのやり方は、治療による機械的刺激が少なくできて治療回数も治療時間も少なくて済み、誰がやってもほぼ短期的な苦情に繋がらない、患者も嫌がらない(逆に名医と言われたり)治療法なので教科書にも掲載されていました。
(今あるかは分かりません)

綿線根充の治療で終えられている人は、患者自身がすでにかなりの高齢者か、歯科医院がほぼないような限定されたエリアのみか、かなりご高齢の歯科医に治療を受けられた方のみ(もうそういう歯科医は廃業されていることがほとんどだと思います)になっているのではないかと想像します。
しかしこれの長期経過は思わしくないため(レントゲンで十数年後にほぼ根尖病巣を作っていることが確認できたため)、その次の世代の歯科医によって逐一感染根管治療のやり直しがなされてきて今に至っていると言われています。

大昔に歯科医院が日本に数少なくて歯科医1名につき一日100人くらい受診があり、それでもなんとか患者さんの直近の痛みをなくしてあげて、とりあえず噛めるようにしてあげなくてはいけない。
そんな時代の残骸のような治療です。

今の時代は、治療時に機械的刺激や薬剤による刺激があってクレームが多少あったとしても長期的な予後まで考えて、現代主流の根管充填を完了するように目指して一人当たりの治療に時間を割いてくれる歯科医院がほとんどではないかと想像します。
ですからそういうFCやFGのような歯医者独特の薬剤臭がない歯科医院がほとんどになったのではないかと思います。

FCで綿線根充されたままの超高齢の方を時に拝診させていただくことがありますが(歯科医院にずっと通院されなかったのでしょう)口腔癌になられていない人しか来られません。

ですから今、そうなっていないならば今時の再根管治療をしてもらって、憂いはなくしておかれるのが良いと思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2025-07-04 09:09:51
ホルマリン系の薬であれば貼薬して直ぐに全身に回ります。
以前大学の教授の講演で聞いた話では、

「FC(ホルマリン系の薬)抜髄後、根管内から全身に移行して、その日のうちに尿の中から検出される。
3日後には血漿、血球、肺、肝、腎、尿、呼気から検出される。
FCを根管内に貼薬することは、ホルマリンを全身投与しているのと同じことである。」
 
ということなので、あまり期間は関係ないと思います。
 
 
今も昔も根管治療は菌を殺す為の治療を行っているので、薬剤の使用は避けられません。
ただ、今はホルマリン系の薬は使わなくなってきてはいます。
 
何にせよ、根管治療中は転院はしても大丈夫ですが通院を止めるのは避けておいた方がいいですよ。
 
おだいじに




タイトル 発ガン性があるかもしれない根管貼薬のまま7年も通院中断
質問者 海苔pさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療関連
材料・機材関連
根管貼薬
回答者




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