[写真あり] 再根管治療をせずに35年前のクラウン交換 (米国)

相談者: あおりすさん (58歳:女性)
投稿日時:2025-11-05 10:27:24
アメリカ在住です。

35年前に日本で治療した、上/前歯/真ん中2本のクラウン根管治療済み)を新しくしたいと考えています。
今までずっと特に痛みや腫れなどはなく、一方が歯茎との境に少し金属の線が見えている程度の状態です。


通院している歯医者さんは日本人の先生で、以前にも同様の古いメタルコアの患者さんを扱ったことがあるとの事で、 まず根管治療医を紹介されました。

そこで3D/CTを撮ったところ、

「入っているクラウンのメタルがかなり大きいので歯の冠部、根部の構造が損なわれている。
一方の歯には充填が足りていないスぺースがあり、もう一方には少しの炎症が見られる、 上顎洞に炎症性粘膜の肥厚が認められるが副鼻腔炎は視認できない」

との結果でした。 
※その時の画像を添付します。


根管治療の先生からは

「画像では歯のスペースが小さいので、開けてみたら使える歯が残っていない、あるいは再根管治療をしても長く持たない可能性も低くはない。
インプラントを考えてみては」

と言われました。
歯医者さんからは

「まずプロビジョナルレストレーション(仮修復物)をしばらく付けてみてから、根管治療をして、新しいクラウンをつける」

という説明でした。



今回新しいクラウンにしたい理由は見た目や不都合の為ではなく、将来、抜歯の危険を避けるために太くて長いメタルコアを小さいものに変えておいた方がいいのではと思ったからです。

でも今やって高い確率で抜歯になるならば、症状が出た時に治療をしても…と考え始めたのですが、別の日本人の歯医者さんを受診したところ、

「画像では歯の損傷は見られないし、歯周病もなく歯茎の状態もいいので、痛みや腫れなどの症状がなければ、再根管治療はやらずにメタルコアを取り除き新しいクラウンに変える。

開けて根幹の様子をみて、スペースがある方の歯は先端まで届きそうであれば充填する。
もしも後に歯茎の腫れなどの症状が出たら、歯根端切除術で膿を取り除く」

という治療方針でした。



説明が長くなりましたが質問させてください。

@メタルコアを取り除くときや土台を作る時、根管治療の時など、 治療中のどの段階で歯の破損が起こりやすいですか?


A歯の破損のリスクを考えたら、35年も前の根管治療でもそのままにしておいて、新しいクラウンに変えるだけの治療は選択肢としてありですか?


B今、クラウンだけ交換して、症状が出てから再根管治療をした場合には抜歯の可能性はかなり高くなりますか? 


C今の大きいメタルコアをそのままでいるよりは、小さいものに変えておく方が、将来的に抜歯のリスクを減らすことになるでしょうか?


D今回クラウンを新しくする時に再根管治療をした方がいいのであれば、歯が使えるかどうかプロビジョナルレストレーションでしばらく様子をみて治療を進めるというのは、ベターな選択なのでしょうか?土台を2回?つくったり仮歯で過ごす間など、破損のリスクが多くなるように思うのですが。


全部の回答でなくともいただけると大変助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。

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回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-11-05 17:12:17
こんにちは。


昔の治療はメタルコアをしっかり立てる治療でしたが、歯根が破折するという問題が多発して昨今はファイバーポストが主流になっていると思います。

金属を使わなくなったため、光の透過性がなくならないのでオールセラミック等でとても綺麗な歯冠修復が可能になっています。

昔は歯冠修復にも金属が使われてメタルボンド(金属にセラミックを焼き付けてあるもの)や硬質レジン前装着冠というもので歯冠が修復治療されていました。
歯茎側に金属が見えてきているのはそのためでしょう。



アメリカのエリアにもよると思いますが、アメリカはオールセラミック治療が早くから普及していますからジルコニアボンドやジルコニアの冠しか作ってもらえなくなっているのかもしれません。

過去の治療法であるメタルボンドや前装冠の需要がなくなれば技工士が作らなくなったり、作れる技工士が育たなくなるからです。




>@
まず、メタルコア除去時に破折や穿孔のリスクがあり、根管治療に入る際にもリスクがあり、根管治療時にもリスクがありますね。
リスクゼロの治療はありません。


>A
ありでしょうが、メタル色を綺麗に遮蔽してくれる冠を作ってもらえるか?はわかりません。


>B
どうでしょうね。
残念ながら歯髄処置後の前歯は常に歯根破折のリスクから逃れられませんから、タイミングが何か?でしょうか。


>C
メタルコアの長さはより長いタイプが推奨されていたこともありますよ。
同じメタルコアにやり変えるのであればすでに歯質を削ってあるのですから今のものより大きくなるのではないでしょうか??


>D
プロビの前に完全な土台を作ってしまい、それにプロビを入れてしばらく経過させてということではないでしょうか?
アメリカでは口腔内スキャンになっているエリアが多いと思いますので、プロビの外形をスキャンして完成形のデザインに反映させたりするのかもしれませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あおりすさん
返信日時:2025-11-06 06:02:20
船橋先生、おはようございます。


今回治療をお願いしようと考えてる歯医者さんの説明だと、新しいコアの材質は聞いていませんが、冠は eMax、Zirconia、Empressなどになるとのお話しでした。


@確かにどの手順でよりリスクが高いという訳ではないですね。

A30年以上も前の根管治療を再洗浄や充填せずに上物を交換するだけというのは不安だったのですが、考えられる選択でもありそうで納得しました。

B腫れなどの症状が出てからの再根管治療は歯を残すのがより難しいなら、症状がない今のうちにやった方がよいのかなとも思いました。。

Cコアは小さいものに、土台は金属以外のもので作り直すという事です。


Dこちらの方の先生は、まずプロビで経過をみた後に再根管治療をしてから新しいクラウンを入れる治療をすると言った方でなのですが、もしプロビを入れるために完全な土台を作ってという事だと、再根管治療前にはそれを外してまた作り直すのか確認してみようと思います。

大変参考になりました!
海外からでもアドバイスいただけて本当に助かります。
どうもありがとうございました。



タイトル [写真あり] 再根管治療をせずに35年前のクラウン交換 (米国)
質問者 あおりすさん
地域 非公開
年齢 58歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ クラウンの作り直し・再治療
その他(写真あり)
アメリカ(米国)
回答者




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