| 質問 |
momo8 2026/10/12(Mon) 23:38
お世話になっております。
できるだけ、神経を抜かない方がよいのでしょうか。
�@最近は、神経を一部保存するVBT(断髄法)というのがあるそうですが、
神経を残した場合、通常の根幹治療よりも再根管治療になることは多いですか?
�AMTAを用いた歯髄温存療法も、通常の根幹治療よりも再根管治療になることは多いですか?
�B残さず神経を取ってしまったほうが、�@と�Aよりも、再根管治療になることを防げるのでしょうか? |
| 返信1 |
momo8 2026/10/13(Tue) 11:42
歯髄温存療法では、歯髄を残して、MTAセメントで埋めるのでしょうか?
歯髄温存療法でMTAセメントを入れる場合、痛みが出て失敗したら抜歯になってしまうのでしょうか?
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| 回答1 |
柴田 (評価3.9) 2026/10/13(Tue) 18:12
専門家でない一般の方ですが結構知識をお持ちかと思いますが、VBT→VPT=Vital Pulp Therapyのことかと思います。
�@ VPTには直接覆髄から生活歯髄切断法までを含むと思います。
VPTの難しさは歯髄の状態の診断です。成功率を上げるには少なくとも拡大鏡できればマイクロスコープが必要だと思います。
成功しなかった場合
短期間では急性症状が発現し抜髄に移行することになると思います。
長期間では歯髄壊死や歯髄壊疽に移行して感染根管治療が必要になると思います。
初回治療である抜髄の成功率は90%前後という報告がありますが、術者による差はかなりあると思います。
またVPTの成功率についてはここに回答できるような知識がありません。
�A VPTに比べて歯髄温存療法に担い手はかなり少数派だと思います。
また保険診療で歯髄温存療法+MTAセメントの組み合わせで実施しているところはさらに少ないと思います。
(再)根管治療に移行する割合を調べた研究はあるかもしれませんが、私は知りません。
�B 上記のように歯髄壊死や歯髄壊疽に移行した場合より最初から抜髄した方が成功率は高いと思います。ただVPTや歯髄温存療法の全体と比較した場合は分かりません。
�C歯髄温存療法ではむし歯を残してハイボンドテンポラリーセメントのソフトを一度引いてから仮の充填をします。その後数ヶ月置いてから再度仮充填等を除去してもう一度歯髄温存療法をするケースとレジン充填等に移行するふた通りになると思います。ですから当然歯髄は残しています。
歯科保存学会や歯内療法学会でMTAセメントが推奨されているわけではないと思います。
前述のように歯髄温存療法の失敗の場合は根管治療に移行するので即抜歯ではありません。
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| 返信2 |
momo8 2026/10/13(Tue) 19:32
柴田 先生
わかりやすく丁寧にご回答いただき、誠にありがとうございます。
今は、顔頭を動かすと、右上の歯茎の奥のほうに痛みがあるので、歯の根のほうに膿がたまってきているのかな、とも思っています。
穴があいているのか食べ物が時々つまったりしています。
20年程前に応急措置をしていただいた歯で、当時から虫歯のようでした。
このように痛みのある状態なので、歯髄を残したとしても、
成功しなかった場合の、長期間では歯髄壊死や歯髄壊疽 になってしまう可能性が高いかもしれないですね。
そうすると、�Bのように、歯髄壊死や歯髄壊疽に移行した場合より最初から抜髄した方が成功率は高いのかもしれませんね。
抜髄した後ですが、通常、根幹治療をするのでしょうか?
根幹治療をする場合は、何回くらい通うものなのでしょうか?
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| 回答2 |
柴田 (評価3.9) 2026/10/14(Wed) 12:14
>抜髄した後ですが、通常、根幹治療をするのでしょうか?
通常抜髄後は根管充填を行い根管治療がまずは完了となります。
保険用語ですが直抜即根充と言って一回で抜髄から根管充填まで行う術式と
抜髄 → (根管貼薬処置)→ 根管充填
というように複数回にわたる術式があると思います。
これは歯科医院のシステム、患者さんの歯の状態などによりどちらかを選択することになると思います。
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| 返信3 |
momo8 2026/10/15(Thu) 18:11
柴田先生
この度もわかりやすく丁寧にご回答いただき、誠にありがとうございます。
治療の流れがわかり、安心しました。
今後の治療の参考にさせていただきます。
本当にありがとうございました。
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