上下の歯の接触状態について

相談者: たかもとさん (38歳:女性)
投稿日時:2011-03-04 18:49:34
参考:過去のご相談
矯正中の顎の筋肉の痛みと、かみ合わせ(奥歯がかみ合わない)について
矯正治療中ですが、メタルボンド部分の装置が頻繁に外れてしまう



よろしくお願いします。

歯の接触についてです。

リラックスした状態でいる時、上下の歯の接触はなく、1ミリ〜2ミリ程開いているとこの相談室で拝見した事があります。



では、話している時、顔の向きを変えた時に顎の位置が変わった瞬間などは、どうなのでしょうか?


話している時など、前歯奥歯とも、言葉によっては歯が接触します。
リラックス状態の時でも、時には接触している時があります。


歯の接触とは、食事以外にはない事ですか?



一般的に話す時、顎の位置が変わった時に、歯が接触するのは、普通の事でしょうか?

おかしな質問ですが、接触するのが良くない事なのか気になりました。


普通にしている状態でも、私の奥歯の上下には、1ミリ〜2ミリの余裕などありません。
どちらかと言うと、ギリギリな感じです。


よろしくお願いいたします。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-03-04 19:03:55
>一般的に話す時、顎の位置が変わった時に、歯が接触するのは、普通の事でしょうか?

普通だと思います。


>リラックス状態の時でも、時には接触している時があります。

コレはTCHだと思います。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-03-04 19:24:34
>顔の向きを変えた時に顎の位置が変った瞬間など

素晴らしい質問をしていただきまして有難うございます。
因みに強い衝撃(交通事故追突など)で、この変化が不可逆になる可能性など諸々・・・。



感性の鋭い方に思われます。
毎日しっかりと(手ぶらで)歩行されることで、たっぷりとエネルギーを消費されるのは如何でしょうか?

回答 回答3
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2011-03-04 19:24:45
発語時、顎を動かしたとき、リラックスしたときに上下の歯が接触するのは望ましいことではありません。

TCH歯牙接触癖)について詳しくは

http://tmd-kino.com/index.html

をご覧ください。
東京医科歯科大学准教授の木野先生たちがおつくりになったHPです。

私もこの考え方には全面的に賛同しています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たかもとさん
返信日時:2011-03-04 21:50:55
ご回答有難うございました。

TCH歯牙接触癖)の事を教えて下さり有難うございます。


癖ではない場合はどうなんでしょうか?


例えば


詰め物被せ物が高い。

前歯の出具合により、唇が閉じづらく力が入る。

矯正治療により、奥歯かみ合わせが高くなってしまった。

等です。


この場合は、削ってしまえばいいのですか?


上下の歯をリラックスして離せば、唇も少し開いてしまいます。


リラックスした状態の歯の空間が、上下ぎりぎりと言う事は、奥歯の高さが高いのでしょうか?


それともTCH(歯牙接触癖)には、奥歯の高さ低さの関係はないですか?

よろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2011-03-05 08:22:26
>●詰め物被せ物が高い。

>●矯正治療により、奥歯かみ合わせが高くなってしまった。

部分的にあたりが強い、顎を動かすときの邪魔になるというようなことがあればTCHとは関係なく咬合調整が必要かもしれません。

しかし一般的にはよほどの場合を除いて、TCHとは関係ないと思います。
ほんのわずか(0.1〜2ミリ程度でも)あければあたらなくなるのが普通です。

通常、人には安静位空隙というものがあります。
この量は前歯部で平均2〜3ミリといわれています。
ということは臼歯部では1ミリ以下というほんのわずかな量になるはずです。



>●前歯の出具合により、唇が閉じづらく力が入る。

この点に関しては私の立は場明らかで、可能な限り矯正治療によって自然な口唇閉鎖を得たいということです。
そのためには抜歯矯正もやむをえないという立場です。

噛んだときに自然な口唇閉鎖が得られているのなら、その範囲で奥歯を離すようにしてください。
もちろんその前提として鼻気道疾患がなく、鼻呼吸ができる必要があります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たかもとさん
返信日時:2011-03-06 01:04:18
タイヨウ 先生、藤森先生ご回答有難うございました。


伊藤先生。分かりやすいご説明有難うございました。



【(0.1〜2ミリ程度でも)あければあたらなくなるのが普通】

【安静位空隙というものがあり、前歯部で平均2〜3ミリ。
 臼歯部では1ミリ以下というほんのわずかな量になるはず】

とのご説明に安心しました。
臼歯部でも2〜3ミリかと思っていましたから、自分の歯の安静位空隙が異常に少ないと思い不安に思っていました。

少なくとも0.1ミリは開いています。


安静位空隙が、普通の範囲内だと分かりましたので、奥歯をリラックスして離すトレーニングをしたいと思います。


詳しいご説明で、疑問と不安が一気に消えました。


本当にありがとうございました。



タイトル 上下の歯の接触状態について
質問者 たかもとさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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