就寝前の歯磨きについて
相談者:
けいこたんさん (29歳:女性)
投稿日時:2011-08-08 00:20:45
参考:過去のご相談
*保険の銀インレー、フェイシャルエステでの影響は?
他多数
いつもお世話になっております。
前から疑問に思っていたことがありましたので、質問させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
就寝前の歯磨きについて質問です。
私は夕飯を食べた後にすぐ歯磨きをしています。
その後、寝るまでに4〜5時間ありますが、夕食を食べた後に歯磨きをしてから寝るまでの間、口にするのは水だけで、その他は何も食べたりしないのですが、就寝直前にも歯磨きをもう一度したほうが虫歯になりにくいのでしょうか?
それとも夕食後に歯磨きはしているので、寝るまで何も食べなければ特に就寝前には歯磨きはしなくてもいいのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答どうぞよろしくお願いいたします。
*保険の銀インレー、フェイシャルエステでの影響は?
他多数
いつもお世話になっております。
前から疑問に思っていたことがありましたので、質問させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
就寝前の歯磨きについて質問です。
私は夕飯を食べた後にすぐ歯磨きをしています。
その後、寝るまでに4〜5時間ありますが、夕食を食べた後に歯磨きをしてから寝るまでの間、口にするのは水だけで、その他は何も食べたりしないのですが、就寝直前にも歯磨きをもう一度したほうが虫歯になりにくいのでしょうか?
それとも夕食後に歯磨きはしているので、寝るまで何も食べなければ特に就寝前には歯磨きはしなくてもいいのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答どうぞよろしくお願いいたします。
[過去のご相談]
回答1
回答日時:2011-08-08 01:01:06
こんばんは。
歯磨きの必要回数というのは実はありません。
その方その方の「むし歯のなりやすさ(リスク)」を判定して、それを元に個別に色々なアドバイスをしていきます。
ですのでけいこたんさんの場合にどこまで指導するべきか?と言われると困ってしまうのですが、夕食直後と就寝直前のどちらかだけの歯磨きで比較するとしたら、就寝直前の方が理想的(予防効果が高い)と言えますね。
基本的な考え方として、歯磨きのゴールデンタイムは寝る直前になります。
食後すぐに・・というのは日本では割と一般的なのですが、専門医の中ではあまり重要視されていない様です。
寝ている間は、歯の強い味方である唾液がほとんど止まってしまうため、お口の中の細菌が繁殖してしまう、細菌にとっての「ゴールデンタイム」になります。
ですので、
【理由@】
寝る直前に出来るだけ細菌数を減らしておくのは有意義です。
(いくら歯磨きを一生懸命しても細菌はある程度残っていて時間とともに増えます。でも細菌は数が増えて成熟しないと悪さも出来ません)
※ただこれに関しては夕食後と、その4〜5時間後ではそれほど大きな差とは言えないと思います。
【理由A】
歯磨きの時にフッ素入りの歯磨剤を使うことで、お口の中のフッ素濃度が上がり、日中なら唾液や水などでどんどん薄まっていってしまうところが、就寝中は長時間お口の中で濃度を維持して効果を発揮することが期待出来ます。
歯磨き後のうがいを控えめにすること(イエテボリテクニック)や、それが気持ち悪ければフッ素洗口等をすることで効果がさらに期待出来ます。
これは【理由@】と較べれば差が少しだけ大きいと思いますので、夜の歯磨きだけに関して理想的・・というか、人によっては「そこまで気にしなくても・・」的な順位をつけるとしたら
1位 夕食後と就寝前に歯磨き
2位 就寝前に歯磨き or 夕食後歯磨き+就寝前フッ素
3位 夕食後のみ歯磨き
(※全て歯磨き時にはフッ素入りの歯磨剤を使用しているとして)
・・という感じになるかと思いますよ。
リスクがそれほど高くない、大部分の人にとってはどうでもいい様な小さな差ですが・・。
ただ夜寝る前(細かい時間帯については指定なし)に1回と、その他一日の中でもう1回以上は、フッ素入りの歯磨剤を使って歯磨きをしましょう、というのはどんなリスクの人に対しても最低限の「推奨」という様にはなっていますので、それぐらいはクリアしておきましょうね。
無理のない範囲で、予防をがんばって下さい。
歯磨きの必要回数というのは実はありません。
その方その方の「むし歯のなりやすさ(リスク)」を判定して、それを元に個別に色々なアドバイスをしていきます。
ですのでけいこたんさんの場合にどこまで指導するべきか?と言われると困ってしまうのですが、夕食直後と就寝直前のどちらかだけの歯磨きで比較するとしたら、就寝直前の方が理想的(予防効果が高い)と言えますね。
基本的な考え方として、歯磨きのゴールデンタイムは寝る直前になります。
食後すぐに・・というのは日本では割と一般的なのですが、専門医の中ではあまり重要視されていない様です。
寝ている間は、歯の強い味方である唾液がほとんど止まってしまうため、お口の中の細菌が繁殖してしまう、細菌にとっての「ゴールデンタイム」になります。
ですので、
【理由@】
寝る直前に出来るだけ細菌数を減らしておくのは有意義です。
(いくら歯磨きを一生懸命しても細菌はある程度残っていて時間とともに増えます。でも細菌は数が増えて成熟しないと悪さも出来ません)
※ただこれに関しては夕食後と、その4〜5時間後ではそれほど大きな差とは言えないと思います。
【理由A】
歯磨きの時にフッ素入りの歯磨剤を使うことで、お口の中のフッ素濃度が上がり、日中なら唾液や水などでどんどん薄まっていってしまうところが、就寝中は長時間お口の中で濃度を維持して効果を発揮することが期待出来ます。
歯磨き後のうがいを控えめにすること(イエテボリテクニック)や、それが気持ち悪ければフッ素洗口等をすることで効果がさらに期待出来ます。
これは【理由@】と較べれば差が少しだけ大きいと思いますので、夜の歯磨きだけに関して理想的・・というか、人によっては「そこまで気にしなくても・・」的な順位をつけるとしたら
1位 夕食後と就寝前に歯磨き
2位 就寝前に歯磨き or 夕食後歯磨き+就寝前フッ素
3位 夕食後のみ歯磨き
(※全て歯磨き時にはフッ素入りの歯磨剤を使用しているとして)
・・という感じになるかと思いますよ。
リスクがそれほど高くない、大部分の人にとってはどうでもいい様な小さな差ですが・・。
ただ夜寝る前(細かい時間帯については指定なし)に1回と、その他一日の中でもう1回以上は、フッ素入りの歯磨剤を使って歯磨きをしましょう、というのはどんなリスクの人に対しても最低限の「推奨」という様にはなっていますので、それぐらいはクリアしておきましょうね。
無理のない範囲で、予防をがんばって下さい。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-08-08 05:42:45
けいこたんさまおはようございます。
就寝前の歯磨きが必要か否かというご質問ですね、結論から言えば食後の歯磨きが十分出来ていれば必要ではないと思います。
十分磨けているかどうかは赤染めをするとはっきりわかると思います、一度赤染めをしてみるといいでしょう。
ただいえることは赤染めをすると必ず磨き残しが見つかると思います、つまり100%磨ききることはかなり大変な作業であることを示しています。
個人的には磨こうと思えば磨ける技術があればいいと考えています、即ち赤染めして染まっていても磨く技術がなければ幾ら頑張っても磨くことは出来ません。
しかし磨く技術があれば染まっている所を見つければ簡単に落とす事が出来ます、これが実は大切なことなのです。
それでは磨き残しがある状態でむし歯予防をどうして行うかと言うと砂糖の食べすぎ即ち間食の食べすぎをしないということになります。
言い換えるとむし歯が出来るほどお菓子を食べないということになります。
むし歯予防はこれをすれば確実にむし歯が出来ないという方法は実は余りありません、したがって適切な間食の量と上手な歯磨き技術とでむし歯予防をすることになります。
お菓子との上手な付き合い方が出来て歯磨きがある程度以上出来ていればむし歯予防は十分可能だと考えています。
参考になさってください。
むし歯の出来ない砂糖の量
http://www.yamadashika.jp/prevent05.html
お砂糖3本分クイズ
http://www.yamadashika.jp/prevent09.html
毛先磨き
http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki
就寝前の歯磨きが必要か否かというご質問ですね、結論から言えば食後の歯磨きが十分出来ていれば必要ではないと思います。
十分磨けているかどうかは赤染めをするとはっきりわかると思います、一度赤染めをしてみるといいでしょう。
ただいえることは赤染めをすると必ず磨き残しが見つかると思います、つまり100%磨ききることはかなり大変な作業であることを示しています。
個人的には磨こうと思えば磨ける技術があればいいと考えています、即ち赤染めして染まっていても磨く技術がなければ幾ら頑張っても磨くことは出来ません。
しかし磨く技術があれば染まっている所を見つければ簡単に落とす事が出来ます、これが実は大切なことなのです。
それでは磨き残しがある状態でむし歯予防をどうして行うかと言うと砂糖の食べすぎ即ち間食の食べすぎをしないということになります。
言い換えるとむし歯が出来るほどお菓子を食べないということになります。
むし歯予防はこれをすれば確実にむし歯が出来ないという方法は実は余りありません、したがって適切な間食の量と上手な歯磨き技術とでむし歯予防をすることになります。
お菓子との上手な付き合い方が出来て歯磨きがある程度以上出来ていればむし歯予防は十分可能だと考えています。
参考になさってください。
むし歯の出来ない砂糖の量
http://www.yamadashika.jp/prevent05.html
お砂糖3本分クイズ
http://www.yamadashika.jp/prevent09.html
毛先磨き
http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki
相談者からの返信
相談者:
けいこたんさん
返信日時:2011-08-15 00:24:25
渡辺先生・山田先生へ
お忙しい中とても丁寧な回答をしていただき、本当にありがとうございました。
以前からとても気になっていたことが解決できてよかったです。
またなにかありましたらどうぞよろしくお願い致します。
お忙しい中とても丁寧な回答をしていただき、本当にありがとうございました。
以前からとても気になっていたことが解決できてよかったです。
またなにかありましたらどうぞよろしくお願い致します。
タイトル | 就寝前の歯磨きについて |
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質問者 | けいこたんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯磨きに関する疑問 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。