奥歯のクラウンにハイブリッドセラミックは強度不足か?

相談者: ニック・ジャガーさん (34歳:男性)
投稿日時:2017-09-01 16:21:27
失礼します。

2点質問させて頂きます。

まずは奥歯第一大臼歯クラウン)に関しての質問なのですが、以前ジルコニアで食事中に向かい合う自分の歯が割れてしまった経緯がある為、今度はクラウンの素材をE.maxかハイブリッドで迷っておりますが、価格的にはE.maxが10万、ハイブリッドセラミックが3.5万と大きな差があり悩んでおります。



そこで1つめの質問なのですが、ハイブリッドセラミッククラウンはやはり強度的に第一大臼歯には不向きな素材なのでしょうか?

様々な歯科医院のHPを拝見しますと強度不足と書かれている医院もありますし、強度的に奥歯でも十分耐えられると記載されている医院も
あり、どちらの記載を信用して良いか分かりません。

私自身、就寝時はマウスガードを装着しておりますので就寝中の歯ぎしりは回避出来るといった状況です。


2つめの質問なのですが、ハイブリッドインレーハイブリッドクラウンとでは強度的にどちらが勝ると思われますか?


ご意見頂けますと幸いです。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-01 16:42:02
こんにちは。

ハイブリッドセラミッククラウンはやはり強度的に第一大臼歯には
不向きな素材なのでしょうか?

ハイブリッドセラミックは樹脂ベースのセラミック配合材料ですから強度もそうですが着色や素材の安定性、磨耗性について長期不安がある素材ということになりますが、加工や調整がしやすいので安価でしょうから使用される場合があると思います。

強度の弱い素材を用いる場合はある一定の厚みで強度を保証してあげなければいけないでしょうから、歯を小さな心棒状に削ることになるかもしれません。


6番に使用できないか?といえば使用できないわけではないが、歯科医自身の歯に好んで入れたいとは思わないという素材だと思います。



ハイブリッドインレーハイブリッドクラウンとでは強度的にどちらが勝ると思われますか?


インレーのほうがクラウンよりも適合よく作ることは困難ですし、必要な厚みを十分補償することが困難になります。
ですから難しくインレーを作ることを考えるよりもクラウンを薦められる傾向にあると思います。

どちらも素材的な強度が十分でなければ厚みで補償することになるでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ニック・ジャガーさん
返信日時:2017-09-01 16:55:14
船橋先生
御回答頂き有難うございます。


厚みで強度を補うという解説、解り易く納得いきました。
有難うございました。m(_ _)m



タイトル 奥歯のクラウンにハイブリッドセラミックは強度不足か?
質問者 ニック・ジャガーさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ハイブリッドセラミッククラウン
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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