明らかに初診の段階から存在していた虫歯を見逃された!
相談者:
Yさん ( : )
投稿日時:2007-01-01 01:09:34
相談させてください。
今年はじめの方からある歯医者に通ってましてしばらく治療していたのですが、しばらく通ったのち「今のところは治療が終わりました」といわれ、歯石取りに移りました。
とはいえ素人の自分から見ても「これは虫歯じゃないだろうか…?」と思う歯も残っていたので改めて聞いてみたんですが、先生からは「今のところは小さいのでまだ治療しなくていい」と言われ、それからもう行かなかったのですが本日別の歯医者に行ったら計7本虫歯を治さないといけないと言われ、その内1本は銀歯になる可能性もあると言われてしまいました。
またその銀歯の場所は外からも見えてしまうような場所なので最悪銀歯になってしまうようならば白い被せものにしたいのですが、その場合、件の放置された歯医者に責任や慰謝料は問えないのでしょうか?
明らかに初診の段階から存在していた虫歯のはずなのでもっと早くに治療出来ていれば被せもの等しなくてよいはずなので、自分としましてはどうしても納得がいきません。
司法にゆだねる事も考えたいのですがまずご意見お聞かせ頂けると有り難いです。
宜しくお願い致します。
今年はじめの方からある歯医者に通ってましてしばらく治療していたのですが、しばらく通ったのち「今のところは治療が終わりました」といわれ、歯石取りに移りました。
とはいえ素人の自分から見ても「これは虫歯じゃないだろうか…?」と思う歯も残っていたので改めて聞いてみたんですが、先生からは「今のところは小さいのでまだ治療しなくていい」と言われ、それからもう行かなかったのですが本日別の歯医者に行ったら計7本虫歯を治さないといけないと言われ、その内1本は銀歯になる可能性もあると言われてしまいました。
またその銀歯の場所は外からも見えてしまうような場所なので最悪銀歯になってしまうようならば白い被せものにしたいのですが、その場合、件の放置された歯医者に責任や慰謝料は問えないのでしょうか?
明らかに初診の段階から存在していた虫歯のはずなのでもっと早くに治療出来ていれば被せもの等しなくてよいはずなので、自分としましてはどうしても納得がいきません。
司法にゆだねる事も考えたいのですがまずご意見お聞かせ頂けると有り難いです。
宜しくお願い致します。
回答1
回答日時:2007-01-01 01:09:34
私個人の考えを述べさせて頂きたいと思います。
1件目の歯科医院の先生に「今のところは小さいのでまだ治療しなくていい」と言われたということは、察するに、診断の難しい段階の虫歯だったのだと思われます。(7本全部ではないかも知れませんが)
ほんの数十年前までは歯科でも、「早期発見早期処置」を最良と考えていたので、その場合の診断はまだ容易だったのだろうと思われます。「怪しきはすべて」削ればいいのですから。
ところがその後、虫歯に関与するリスクについての知識が増え、ある場合やあるところまでなら、案外進行が遅いことや、治療の予後(何年ぐらいでどういうトラブルが起きるなどのデータ)がわかってきました。
削った部分を補う材料の進歩も著しく、予防方法なども確立してきたため、虫歯治療に対する考え方は全く様変わりしてきています。
(実際に専門書の虫歯の診断基準も変わっています)
ですから、神経を抜かなくていい様な段階の虫歯の診断や治療法が、歯医者さんによって違ってくるのは実は”当然”とも言えます。
ということで、診断に納得できないのなら、治療に入る前にもう1件か2件、別の歯科医院でも意見を求めてみてはどうでしょうか。
(参考→セカンドオピニオンを求める)
研究では、「経験の長い歯科医師よりも短い歯科医師、男性医師よりも女性医師、虫歯学専門家より一般臨床医の方が、多く虫歯という診断を下す傾向があった」などの報告もありますが、治療の不要な歯を削られても、治療が必要な歯を見逃されても、どっちも困る訳ですから、どっちがいい歯医者、という参考にはならないかも知れません。
診断のためには、ある程度定期的にX線写真などの記録をとって、「虫歯の進行速度」を把握することも重要です。進行の速さによっては治療法も変わりますので。
ですから、信頼出来る歯医者さんを見つけて、出来ればかかりつけにして下さいね。
1件目の歯科医院の先生に「今のところは小さいのでまだ治療しなくていい」と言われたということは、察するに、診断の難しい段階の虫歯だったのだと思われます。(7本全部ではないかも知れませんが)
ほんの数十年前までは歯科でも、「早期発見早期処置」を最良と考えていたので、その場合の診断はまだ容易だったのだろうと思われます。「怪しきはすべて」削ればいいのですから。
ところがその後、虫歯に関与するリスクについての知識が増え、ある場合やあるところまでなら、案外進行が遅いことや、治療の予後(何年ぐらいでどういうトラブルが起きるなどのデータ)がわかってきました。
削った部分を補う材料の進歩も著しく、予防方法なども確立してきたため、虫歯治療に対する考え方は全く様変わりしてきています。
(実際に専門書の虫歯の診断基準も変わっています)
ですから、神経を抜かなくていい様な段階の虫歯の診断や治療法が、歯医者さんによって違ってくるのは実は”当然”とも言えます。
ということで、診断に納得できないのなら、治療に入る前にもう1件か2件、別の歯科医院でも意見を求めてみてはどうでしょうか。
(参考→セカンドオピニオンを求める)
研究では、「経験の長い歯科医師よりも短い歯科医師、男性医師よりも女性医師、虫歯学専門家より一般臨床医の方が、多く虫歯という診断を下す傾向があった」などの報告もありますが、治療の不要な歯を削られても、治療が必要な歯を見逃されても、どっちも困る訳ですから、どっちがいい歯医者、という参考にはならないかも知れません。
診断のためには、ある程度定期的にX線写真などの記録をとって、「虫歯の進行速度」を把握することも重要です。進行の速さによっては治療法も変わりますので。
ですから、信頼出来る歯医者さんを見つけて、出来ればかかりつけにして下さいね。
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-01-01 01:09:34
虫歯の診断に関しては、歯医者さんによって違いがあります。
特に比較的初期の虫歯の場合には、削って治療をする歯医者さんと、削らずに予防を強化して経過観察を行なう歯医者さんとに分かれます。
おそらく、前の歯医者さんは前者で、次に行った歯医者さんは後者だったのではないかと思います。
私の虫歯治療に対する基本的な考えとしては、「虫歯が象牙質に達しておらず(C1)、メンテナンスもできるようであれば削らずに予防を強化」、「虫歯が象牙質まで達していたら(C2以上)、積極的に治療」です。(当サイトでも、一応そのような考え方に基づいて説明をしています)
⇒参考:虫歯の治療費
⇒参考:小さな虫歯は治療しないこともある?
ただ、虫歯の進行度の診断は難しい場合もあるので、歯医者さんによって診断が変わってくるのは、ある意味当然と言えます。
最近では、出来るだけ客観的に虫歯の進行度を診断するために「ダイアグノデント」という虫歯の進行度を判定する機械を使っている歯科医院もあります。
とにかく1つ言えることは、削って治療を行ったとしても、削らずに予防を強化したとしても、治療後の定期検診は重要だということです。
また、今回の件を司法に委ねたとしても、おそらくYさんにとってメリットはないと思いますので、少し納得がいかない部分も当然おありとは思いますが、予防に力を入れている歯科医院を見つけることに時間をさいたほうが有意義ではないかと思います。
特に比較的初期の虫歯の場合には、削って治療をする歯医者さんと、削らずに予防を強化して経過観察を行なう歯医者さんとに分かれます。
おそらく、前の歯医者さんは前者で、次に行った歯医者さんは後者だったのではないかと思います。
私の虫歯治療に対する基本的な考えとしては、「虫歯が象牙質に達しておらず(C1)、メンテナンスもできるようであれば削らずに予防を強化」、「虫歯が象牙質まで達していたら(C2以上)、積極的に治療」です。(当サイトでも、一応そのような考え方に基づいて説明をしています)
⇒参考:虫歯の治療費
⇒参考:小さな虫歯は治療しないこともある?
ただ、虫歯の進行度の診断は難しい場合もあるので、歯医者さんによって診断が変わってくるのは、ある意味当然と言えます。
最近では、出来るだけ客観的に虫歯の進行度を診断するために「ダイアグノデント」という虫歯の進行度を判定する機械を使っている歯科医院もあります。
とにかく1つ言えることは、削って治療を行ったとしても、削らずに予防を強化したとしても、治療後の定期検診は重要だということです。
また、今回の件を司法に委ねたとしても、おそらくYさんにとってメリットはないと思いますので、少し納得がいかない部分も当然おありとは思いますが、予防に力を入れている歯科医院を見つけることに時間をさいたほうが有意義ではないかと思います。
タイトル | 明らかに初診の段階から存在していた虫歯を見逃された! |
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質問者 | Yさん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
虫歯治療 虫歯に関するトラブル 虫歯その他 その他(診断) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。