歯の神経を抜く治療と、歯が再生するという薬について
相談者:
ゆめさん ( : )
投稿日時:2007-02-15 00:47:00
はじめまして、こんばんは。
数年前、歯医者に行くと、奥歯が大きな虫歯だといわれ、削ろうにも神経の傍だから削れないので、歯が再生するという薬(そう言われました)を塗り詰め物をする。
再生したら削るので、様子を見るから1年後に来て、と言われました。
1年していくと、前より悪くなってるけど、↑の治療を続ける、また1年後に来て、といわれました。(そのときは、冷たい物はしみ、詰め物をおすと少し痛かったです。)
先日、歯が痛くなったので(すぐおさまりました)、歯医者に行ったら、前と違う先生で、歯が痛いと話すと、じゃあ神経抜くね、とだけいわれ、麻酔を構えられました。
そんなに激しい痛みでなかったし、すぐ治まったというと、様子を見る、といい、帰されました。
そして、昨日虫歯の横の歯茎が腫れていることに気がつきました。
前回行ったときの先生が、2次症状は次は歯茎が腫れてくるといっていたので、それではないかと思うのですが、どうなのでしょうか。
そうならば、今すぐ歯医者に行くべきですか?
あと1週間で本命の受験なので、それまで行かなくて大丈夫でしょうか。
神経を抜かずに治療できないのか、また、特に説明せずに神経を抜こうとする歯医者で本当にいいのでしょうか。
このような治療の途中で変えるのはどうかと思いますが、不信感を抱いてしまい、怖くてしょうがないのです。
そして、神経を抜くなら費用はどれくらいかかるのか教えてください。
話が長くなり、質問も多いですが、わかるものだけでいいので、教えてください。
どうかお願いします。
数年前、歯医者に行くと、奥歯が大きな虫歯だといわれ、削ろうにも神経の傍だから削れないので、歯が再生するという薬(そう言われました)を塗り詰め物をする。
再生したら削るので、様子を見るから1年後に来て、と言われました。
1年していくと、前より悪くなってるけど、↑の治療を続ける、また1年後に来て、といわれました。(そのときは、冷たい物はしみ、詰め物をおすと少し痛かったです。)
先日、歯が痛くなったので(すぐおさまりました)、歯医者に行ったら、前と違う先生で、歯が痛いと話すと、じゃあ神経抜くね、とだけいわれ、麻酔を構えられました。
そんなに激しい痛みでなかったし、すぐ治まったというと、様子を見る、といい、帰されました。
そして、昨日虫歯の横の歯茎が腫れていることに気がつきました。
前回行ったときの先生が、2次症状は次は歯茎が腫れてくるといっていたので、それではないかと思うのですが、どうなのでしょうか。
そうならば、今すぐ歯医者に行くべきですか?
あと1週間で本命の受験なので、それまで行かなくて大丈夫でしょうか。
神経を抜かずに治療できないのか、また、特に説明せずに神経を抜こうとする歯医者で本当にいいのでしょうか。
このような治療の途中で変えるのはどうかと思いますが、不信感を抱いてしまい、怖くてしょうがないのです。
そして、神経を抜くなら費用はどれくらいかかるのか教えてください。
話が長くなり、質問も多いですが、わかるものだけでいいので、教えてください。
どうかお願いします。
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-02-15 02:32:00
ゆめさんが行なわれている「歯が再生するという薬」というのは、おそらく水酸化カルシウムという薬ではないかと思います。
普通に虫歯を削ると神経まで達してしまいそうな場合に、この薬を神経ギリギリの深い虫歯に詰めておくと、歯の神経の中にいる細胞が刺激されて、虫歯と神経の間に新しく歯を作ります。
それで、虫歯の部分と神経の距離がある程度離れたら、虫歯の部分を削り取ってハイ終了・・・というのがこの治療法の目的です。(ちなみに、IPC法という治療法です)
ただ、この治療法に限ったことではありませんが、歯科治療は100%成功するわけではありません。頑張って治療をしたけれども、残念ながら神経を取らなくてはいけないということもあります。
歯の神経を残せる可能性があるのであれば、限界まで歯の神経を残す方向で治療を考えられたほうが良いと思うのですが、もしかしたらもう歯の神経が死んでしまっているかもしれません・・・。
歯に電気を通して検査をしたり、レントゲンを撮ると神経の生死が大体分かると思いますので、その結果神経が死んでしまっているようであれば、神経を抜いてもらいましょう。
歯の神経を抜く治療や治療費については、こちらで詳しく解説していますので、こちらをご覧下さい。
⇒参考:根管治療
あと1週間で本命の受験ということですが、今まで何年間も大丈夫だったわけですから、あと1週間くらいはまぁ大丈夫じゃないかなぁ・・・とは思います。試験頑張ってくださいね。
・・・が、歯医者さんにはなるべく早く行って、とりあえずは歯の神経の生死を確かめることは必要ですよ。
普通に虫歯を削ると神経まで達してしまいそうな場合に、この薬を神経ギリギリの深い虫歯に詰めておくと、歯の神経の中にいる細胞が刺激されて、虫歯と神経の間に新しく歯を作ります。
それで、虫歯の部分と神経の距離がある程度離れたら、虫歯の部分を削り取ってハイ終了・・・というのがこの治療法の目的です。(ちなみに、IPC法という治療法です)
ただ、この治療法に限ったことではありませんが、歯科治療は100%成功するわけではありません。頑張って治療をしたけれども、残念ながら神経を取らなくてはいけないということもあります。
歯の神経を残せる可能性があるのであれば、限界まで歯の神経を残す方向で治療を考えられたほうが良いと思うのですが、もしかしたらもう歯の神経が死んでしまっているかもしれません・・・。
歯に電気を通して検査をしたり、レントゲンを撮ると神経の生死が大体分かると思いますので、その結果神経が死んでしまっているようであれば、神経を抜いてもらいましょう。
歯の神経を抜く治療や治療費については、こちらで詳しく解説していますので、こちらをご覧下さい。
⇒参考:根管治療
あと1週間で本命の受験ということですが、今まで何年間も大丈夫だったわけですから、あと1週間くらいはまぁ大丈夫じゃないかなぁ・・・とは思います。試験頑張ってくださいね。
・・・が、歯医者さんにはなるべく早く行って、とりあえずは歯の神経の生死を確かめることは必要ですよ。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2007-02-15 10:27:00
今重要なことは、1週間後の本命の受験を無事に乗り切ることです。
それには、痛くならないような応急処置を受けた方が良さそうです。
お話しから想像すると、むし歯菌が神経の奥深くまで侵入してしまい、さらに根の先からむし歯菌が出て、横の歯茎にまで広がっていると思われます。
こういう場合は、体調の変化により急激に腫れたり痛くなったりご飯を強く食べられなくなったり熱が出たりすることもでてきます。
受験を控えていると、寝不足や不規則な習慣やストレスで、体調を崩しやすくなります。
応急処置としては、受験を控えている特殊な事情ので本格的な神経の治療は今は避けておいて、むし歯をある程度削り取り(ここは痛くないようにできます)、神経の上の部分の死んでしまっている部分だけをそっときれいにして、それからきちんと消毒します。
次に、表面に3ミックスの粉をぱらぱらと播いてそーと乗せ、そのうえに3ミックスの粉を混ぜた柔らかめに調整したユージノールセメントで一層そーっと蓋をして、最後に一番上には強いカッパーシールセメントをやや厚めにそーっと乗せて固めて保護します。
かみ合わせてみて、どんなかみ方をしてもカッパーシールセメントに反対側の歯が絶対に当たらないようにチェックします。
それに加えて、もしアレルギーがなければ抗生物質を2・3日分をだしていただき内服しておきます。念のために痛み止めも適量頂いておくと良いでしょう。
そこでは噛まないこと、今日は睡眠を良く取るようにしてください。
これで殆どの場合はうまくいきますが、症状が引いたとしても受験が終わった後は、必ずすぐに正しい治療だけを選んで続けましょう。そうすればその歯を長く使うことができます。
それから、ゆめさんのお口の中には、その歯以外にも他にたくさんの歯がありますから、今回のことを教訓にして、一生歯を守る方法を説明しましょう。
ここからは暇があったら読んでください。
たった二つの原則をいつも、どんなばあいでも、できるだけ守れば大丈夫です。
1.削らない
2.神経を抜かない
たとえば、今の歯について言えば、初めの段階で3ミックスを利用した治療方法を行えば、神経は守られ、しかも歯が再生して、単に詰め物をするだけで終わった可能性は大きいと思われます。
一般的に、もし20才位までの年齢であり、そして普通に健康であれば、神経の傍迄むし歯が来たくらいでは全然大丈夫です。仮に、神経がすっかり見えてしまうくらいに大きなダメージが発見されたとしても、強い感染や炎症が見られなければ、歯は再生します。
ゆめさんが、どうなれば嬉しいのか・楽しいのかという基準によって、治療をご自分で選択することがとても重要です。
目的をはっきりとさせ、はっきりと希望をお話しして、治療方法や実績やこれからのご自分の見通しを説明してもらい、ご自分の気持ちに合う選択だけをしましょう。
そうすれば、一生きれいな歯を、全部残すことができます。
(丸の内健口センター)
それには、痛くならないような応急処置を受けた方が良さそうです。
お話しから想像すると、むし歯菌が神経の奥深くまで侵入してしまい、さらに根の先からむし歯菌が出て、横の歯茎にまで広がっていると思われます。
こういう場合は、体調の変化により急激に腫れたり痛くなったりご飯を強く食べられなくなったり熱が出たりすることもでてきます。
受験を控えていると、寝不足や不規則な習慣やストレスで、体調を崩しやすくなります。
応急処置としては、受験を控えている特殊な事情ので本格的な神経の治療は今は避けておいて、むし歯をある程度削り取り(ここは痛くないようにできます)、神経の上の部分の死んでしまっている部分だけをそっときれいにして、それからきちんと消毒します。
次に、表面に3ミックスの粉をぱらぱらと播いてそーと乗せ、そのうえに3ミックスの粉を混ぜた柔らかめに調整したユージノールセメントで一層そーっと蓋をして、最後に一番上には強いカッパーシールセメントをやや厚めにそーっと乗せて固めて保護します。
かみ合わせてみて、どんなかみ方をしてもカッパーシールセメントに反対側の歯が絶対に当たらないようにチェックします。
それに加えて、もしアレルギーがなければ抗生物質を2・3日分をだしていただき内服しておきます。念のために痛み止めも適量頂いておくと良いでしょう。
そこでは噛まないこと、今日は睡眠を良く取るようにしてください。
これで殆どの場合はうまくいきますが、症状が引いたとしても受験が終わった後は、必ずすぐに正しい治療だけを選んで続けましょう。そうすればその歯を長く使うことができます。
それから、ゆめさんのお口の中には、その歯以外にも他にたくさんの歯がありますから、今回のことを教訓にして、一生歯を守る方法を説明しましょう。
ここからは暇があったら読んでください。
たった二つの原則をいつも、どんなばあいでも、できるだけ守れば大丈夫です。
1.削らない
2.神経を抜かない
たとえば、今の歯について言えば、初めの段階で3ミックスを利用した治療方法を行えば、神経は守られ、しかも歯が再生して、単に詰め物をするだけで終わった可能性は大きいと思われます。
一般的に、もし20才位までの年齢であり、そして普通に健康であれば、神経の傍迄むし歯が来たくらいでは全然大丈夫です。仮に、神経がすっかり見えてしまうくらいに大きなダメージが発見されたとしても、強い感染や炎症が見られなければ、歯は再生します。
ゆめさんが、どうなれば嬉しいのか・楽しいのかという基準によって、治療をご自分で選択することがとても重要です。
目的をはっきりとさせ、はっきりと希望をお話しして、治療方法や実績やこれからのご自分の見通しを説明してもらい、ご自分の気持ちに合う選択だけをしましょう。
そうすれば、一生きれいな歯を、全部残すことができます。
(丸の内健口センター)
相談者からの返信
相談者:
ゆめさん
返信日時:2007-02-21 23:58:00
こんばんは。遅くなってしまいましたが、
回答ありがとうございました。
昨日、何とか無事、試験を乗り越せました。
今言っている歯医者はやめて、マイクロスコープ?が置いてあるという歯医者が見つかったので、少し遠いですが、週末にでも行くつもりです。
しかし、その、腫れている所?が破れてしまった様で、少しですが血が出てきました。
来月の半ばにも大事なテストがあるのですが、
?それまでは本格的な神経の治療をしない方がいいのでしょうか。
?血が出てきたりして重症?なので、神経を抜くだけでは済まないでしょうか。死んでいたら抜くしかないですか?出来る限りは残したいのですが。
?ラバーダム?をするのとしないのでは費用はどれくらい変わりますか。
?さがら先生の回答に『、もし20才位までの年齢であり、そして普通に健康であれば、神経の傍迄むし歯が来たくらいでは全然大丈夫です。仮に、神経がすっかり見えてしまうくらいに大きなダメージが発見されたとしても、強い感染や炎症が見られなければ、歯は再生します。』とありますが、もう無理でしょうか。
?歯医者を途中で変えたので、適切な治療が無理だった・・・ということは起こったりしますか?
?この後の治療はどうするのが一番適切だと思われますか?
質問がたくさんありますが、出来る限り教えてください。
お願いします
回答ありがとうございました。
昨日、何とか無事、試験を乗り越せました。
今言っている歯医者はやめて、マイクロスコープ?が置いてあるという歯医者が見つかったので、少し遠いですが、週末にでも行くつもりです。
しかし、その、腫れている所?が破れてしまった様で、少しですが血が出てきました。
来月の半ばにも大事なテストがあるのですが、
?それまでは本格的な神経の治療をしない方がいいのでしょうか。
?血が出てきたりして重症?なので、神経を抜くだけでは済まないでしょうか。死んでいたら抜くしかないですか?出来る限りは残したいのですが。
?ラバーダム?をするのとしないのでは費用はどれくらい変わりますか。
?さがら先生の回答に『、もし20才位までの年齢であり、そして普通に健康であれば、神経の傍迄むし歯が来たくらいでは全然大丈夫です。仮に、神経がすっかり見えてしまうくらいに大きなダメージが発見されたとしても、強い感染や炎症が見られなければ、歯は再生します。』とありますが、もう無理でしょうか。
?歯医者を途中で変えたので、適切な治療が無理だった・・・ということは起こったりしますか?
?この後の治療はどうするのが一番適切だと思われますか?
質問がたくさんありますが、出来る限り教えてください。
お願いします
回答3
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2007-02-22 02:16:00
とりあえず無事試験を乗り越えられたということで、一安心です。
では、質問にお答えしていきますね。
1.
これは状況によります。すでに痛みが出ていて、時々我慢できないくらいの痛みを感じるようなことがあるのであれば神経を取ってしまうこともありますし、特にそこまでの痛みがないのであれば急に痛みが出る可能性もそれほど高くはないと思われるので、様子を見ることもあります。
2.
神経が死んでいたら、神経を抜くしかありません。
3.
ラバーダムは一応保険で行なうことも可能なのですが、保険で行なっているところはあまりありません。その理由や費用については、テスト勉強にちょっと飽きた時にでもこちらを読んでみてください。
⇒参考:根管治療中、ラバーダムを行っていなかったのですが・・・
4.
これは、さすがに実際に見てみないと何とも言えません・・・。
5.
まずそれはないですよ。
ただ、根っこの治療中に、中に薬を入れている状態で長期間放置してしまうと、治療の成功率に影響が出ることもありますので、それだけ注意が必要です。
⇒参考:根管治療の途中からラバーダムをするのでは遅いですか?
6.
これも、さすがに実際に見てみないと何とも言えません・・・。
マイクロスコープまで使っている歯医者さんというのは、基本的には治療のレベルは「高いことが多い」ですから、後は分かりやすく説明をしてくれるかどうか?信用できそうか?などをゆめさん自身が判断して、信用できそうであればかかりつけにすることをおすすめします。
良い歯医者さんを見つけるということは、本当にもの凄く大切ですよ。
また来月にも試験があるということなので、まずは試験勉強を頑張って、余裕があれば歯医者さんにも行ってみてくださいね。
では、質問にお答えしていきますね。
1.
これは状況によります。すでに痛みが出ていて、時々我慢できないくらいの痛みを感じるようなことがあるのであれば神経を取ってしまうこともありますし、特にそこまでの痛みがないのであれば急に痛みが出る可能性もそれほど高くはないと思われるので、様子を見ることもあります。
2.
神経が死んでいたら、神経を抜くしかありません。
3.
ラバーダムは一応保険で行なうことも可能なのですが、保険で行なっているところはあまりありません。その理由や費用については、テスト勉強にちょっと飽きた時にでもこちらを読んでみてください。
⇒参考:根管治療中、ラバーダムを行っていなかったのですが・・・
4.
これは、さすがに実際に見てみないと何とも言えません・・・。
5.
まずそれはないですよ。
ただ、根っこの治療中に、中に薬を入れている状態で長期間放置してしまうと、治療の成功率に影響が出ることもありますので、それだけ注意が必要です。
⇒参考:根管治療の途中からラバーダムをするのでは遅いですか?
6.
これも、さすがに実際に見てみないと何とも言えません・・・。
マイクロスコープまで使っている歯医者さんというのは、基本的には治療のレベルは「高いことが多い」ですから、後は分かりやすく説明をしてくれるかどうか?信用できそうか?などをゆめさん自身が判断して、信用できそうであればかかりつけにすることをおすすめします。
良い歯医者さんを見つけるということは、本当にもの凄く大切ですよ。
また来月にも試験があるということなので、まずは試験勉強を頑張って、余裕があれば歯医者さんにも行ってみてくださいね。
タイトル | 歯の神経を抜く治療と、歯が再生するという薬について |
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質問者 | ゆめさん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
虫歯治療 根管治療の治療法 根管治療その他 歯科治療用の薬 薬剤その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。