綿を詰めるだけの根管治療(J-OPEN)について

相談者: にこたんさん ( : )
投稿日時:2007-04-04 23:26:00
はじめて相談させていただきます。

左上4番が虫歯がひどく神経を抜く治療を行いました。

薬を詰めて仮の蓋をしてもらったのですが、その日の夜からズキズキと痛み、もらっていた鎮痛剤もほとんど効き目がない状態で頬まで腫れてきました。

あわてて翌日再度診察を受けたのですが「歯の内部が膿んでいて薬を詰めたが殺菌しきれず、蓋をしたために菌の逃げ場がなくなって頬が腫れた」とのこと。

再度歯の内部を消毒して薬を詰め直してくれました。

ただ「蓋をするとまた腫れるおそれがあるので綿をつめるだけにする」との説明。

実際蓋をハズしてもらうと2〜3時間で痛みは治まったのですが、根管治療のはずなのに歯は蓋をハズしたままの状態です。

唾液や食べかすもどうしても入ってしまうと思うのですが、このような治療は適切なのでしょうか。少し心配になったのでご相談させていただきます。

お忙しい中と思いますが、教えていただければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-04-05 00:56:00
はじめまして。
非常にするどいご指摘だと思います。

その処置はJ-openと言います。

いつもは文章をオブラートに包むのが私の信条なのですが・・
「日本から追い出したい処置方法ワースト1」がそれです。

参考⇒保険外(自費)の根管治療について

上の回答でも書きましたが、担当の先生に悪気は全くないと思います。

ですがこれから消毒をするのにわざわざ汚してるのと同じですから、にこたんさんがおっしゃる通り、普通に考えておかしいですよね?

日本では慣習的に行われているために、歯医者自身はおかしいと感じないのがむしろ普通なぐらいなのですが・・やっぱりおかしいですよ。

「これからしっかり消毒するんだからいいでしょ?」と思われる先生がいらっしゃるかも知れません。

ですが根っこの中は普通細かく枝分かれしていて、器具は完全には届くはずがありませんし、消毒で使う薬剤にはそれぞれ消毒出来る菌の種類が決まっていますから、わざわざ何百種類もの訳のわからない菌を中に入れるのは非常に危険です。

「蓋をするとまた腫れるおそれがある」と言うのもその通りなのですが、根管治療の、特に再治療の成功率の低さについて、正しく知識を持った患者さんなら、

「今は腫れがたぶんひくけど、再発を続けてそのうち抜歯に至る確率大」の方法と

「今は腫れがひかないかもしれないけど再発の確率の低くなる方法」のどちらを選ばれるでしょうか。

確かに、治療後に痛みが出ると「あそこの歯医者はヤブだ」とかよく言われますからね。辛いところではありますけど・・・。

歯を生涯残したければ、痛くても、泣きたくても、次から蓋だけはしてもらって下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-04-05 13:22:00
蓋をしないのは駄目ですね。よほど勉強していないDr.なのでしょう。
まったく持ってナンセンスです。

特に、蓋が開いている間にそのなかにウイルスなどが混入したら、おそらくその歯の根管治療は不可能になります。

私はどんなに痛みがあっても殺菌効果のある薬を入れて蓋をします。
その上で抗生剤を飲んでいただきます。

当然ものすごく腫れます。
先月のある患者さんは翌日に点滴を打つほどに腫れあがりました。

でも、そうしておけば2〜3日すると スゥっと腫れが引き、痛みも引いていき、一気に回復方向に向かいます。

ただ、治療後に腫れあがると評判を落としかねないので、よほど理解力のある患者さんの場合にしかこの方法はとれないですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にこたんさん
返信日時:2007-04-07 02:25:00
渡辺先生・タカタ先生>

お返事いただきありがとうございます。

今日診療の日だったのですが、例によって歯の中を歯の中を消毒して貰い、今度は蓋をしてもらいました。

ラバーダムは使っていないのですが、綿やプラスチックの板のようなもので歯を囲って治療を行っており、唾液の混入にはかなり気を使ってくれる先生なのですが・・・やっぱり開けっ放しは良くないんですね。

そんな腫れる状態まで放っておいた自分が一番悪いとは思うんだけど、やっぱり腫れて痛いのは辛いし。でも治療も成功して欲しいし。

痛み覚悟っていうのもけっこう勇気がいります。
抗生物質+鎮痛剤で乗り切るしかないのかな。ガンバリマス!



タイトル 綿を詰めるだけの根管治療(J-OPEN)について
質問者 にこたんさん
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カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療関連
根管貼薬
根管開放(J-OPEN)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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