虫歯になっている親知らずの様子をみるということはありますか?

相談者: azaleaさん (33歳: )
投稿日時:2007-02-17 02:02:00
こんにちは。
歯科相談室、いつも興味深く拝見させていただいております。

本日、以前治療をした歯の検診で4ヶ月ぶりに歯科にかかったところ、右下8番(親知らず)の咬合面虫歯が見つかりました。口の中を撮影した写真を見せてもらいましたが、咬合面のくぼみが茶色くなっています。

親知らずの虫歯=抜く?と思い医師に訊きますと、

「この歯はすぐ近くに神経や血管が通っていて、抜くと麻痺やしびれが出る可能性もあるんで…。できれば抜きたくないですよね?とりあえず削って埋めて、ブラッシングをしっかりしてもらって…」

とのこと。

自分としても下の親知らずはちょっと怖いなぁと思っていた(上の親知らずは一本、何もない健康なうちにさっさと抜いてもらったことがあります)のでそれを了承して、今日はスケーリング歯茎の腫れを抑えるようにして、次回腫れが治まっていたらその親知らずと、他に歯と歯茎の境目にできている虫歯を削って詰めましょうという話になっていました。

ところが先ほど「虫歯になった親知らずは抜かなきゃダメ?」を拝見して、あれっ、これはやはり抜かないといけないのか?と。

この状態で抜かないという選択肢はありなんでしょうか?

なお、現在1歳児の育児中であまり頻繁・長期間に渡って歯科に通うことはできません。検診も本当は3ヶ月で来るように言われていたのですが子どもを預けられず1ヶ月も遅れてしまったくらいでして…。

また、4ヶ月で虫歯が新たに2箇所もできるというのは虫歯リスクが高いのでしょうか?

朝晩は10分以上かけて歯間ブラシ、極細毛・コンパクトヘッドの歯ブラシ・ワンタフトという細い歯ブラシを使い親知らずも丁寧にブラッシングしていたつもりだったのに少々ショックです。以前受けた歯磨き指導で歯科衛生士さんにもよく磨けていますとほめられていたのに…。

ただし、間食(甘い物)はよくします。やはりそれがすべての元凶でしょうか…。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-02-17 09:53:00
時期の問題はあると思いますよ。

azaleaさんが今は育児中であればとりあえず虫歯の治療だけして、3年後とか5年後とか、余裕が出来たときに抜けば良いのではないでしょうか?

一度虫歯になった親知らずの虫歯再発率は非常に高いですから最終的には抜歯することになるとは思いますが、削ってレジンを詰めるだけなら1回の治療で済みます。

ですから、azaleaさんの都合の良い時期を考えて「いずれは抜歯。でも、今は応急処置」と言う事でよろしいと思いますよ。

また、虫歯リスクと言う意味では間食は控えたほうが良いと思いますよ。しかも甘いものが多いとなると‥。

せめて果物とかにしませんか?
欲を言えばポスカムとかリカルデントのガムなんか。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-02-18 00:20:00
>間食(甘い物)はよくします。やはりそれがすべての元凶でしょうか…。

プラークコントロールがしっかりと出来ているのに虫歯になったとすれば、たぶんそうでしょうね・・・。

ただ、もともと8番(親知らず)というのはプラークコントロールがしにくいことが多いので、そのことも関係しているかもしれません。

現在お子さんが1歳ということで、育児など色々大変で甘いものを食べたくなるのは痛いほどよく分かります。僕も、甘いもの好きですから・・・。

そこで一工夫。

・食後、なるべく早くおやつを食べる。
・寝る30分前には飲食を控える。

これだけでもかなり変わってきますよ。

⇒参考:具体的な虫歯の予防法
⇒参考:親知らず(親不知・おやしらず)の抜歯

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-02-18 01:07:00
抜くタイミングについてはそうですね、タイヨウ先生と同じ意見です。

やはり抜くならあまり遅くなると7番の奥に深い歯周ポケットが残る率が段々と上がる様ですので、時間が取れる様になり次第・・といったところじゃないでしょうか。

あと虫歯リスクですね。

おっしゃる通りで、今の年齢で本当に虫歯が出来たのだとすれば、ちょっと注意が必要ですよ。

なんと!歯磨きで虫歯が防げるという証拠はありません。
たぶんですが。私は聞いたことがないですね。

状況証拠から言えば、磨かないよりは磨いた方がいいのは当然なのですが、案外歯磨きだけで虫歯というのはどうにかなるものでもなさそうです。


一方で、Azaleaさんの大好きな間食と虫歯の関係はなんと!半世紀以上も前に「人体実験」によって証明されていました。

これは倫理とかがまだない様な時代(?)に、400人以上の精神病(統合失調症)の患者さんたちを使って行われました。虫歯と糖質の関連を初めて証明したといわれる超有名な研究です。(スウェーデンのVipeholm studyと呼ばれています)

研究は、436名もの精神病患者さんたちをいくつかのグループに分け、5年間に渡って行われました。あるグループは普通の食事、あるグループは何年間か毎日同じ間食を取らせる。でその間食で食べるものの種類をグループごとに色々(砂糖水、甘いパン、キャラメル、チョコレート、トフィー)分けて、中には2年間も毎日トフィー(あまーいネチョっとしたお菓子)24個も食べさせられ続けた患者さんたちもいました。想像するとひどい実験です・・・。

そういった大勢の犠牲のもと、私たち人類が知ったことは

・ 糖質の取り方によって、虫歯が増える
・ 糖質は、「量」よりも、「回数」や「性状」の方が、より影響する

ということが分かりました。
Azaleaさんも今知ってしまいましたね(笑)

ですから、安易に「虫歯になっちゃうかなー」なんてわかりつつ間食を取るのはやめましょう。

間食もどうしてもとるなら、工夫が必要ですよ。

砂糖(=ショ糖、スクロース)が虫歯のもとになるのは先人達のおかげ様でというか、今や誰でも知ってる常識なのですが、ブドウ糖、果糖、乳糖、でんぷんなんかも実は虫歯菌のエネルギーになることがあります。ですから甘いばかりとも限らないんですね。(有名なキシリトールを始めとしたいわゆる“代用糖”というのは、“砂糖みたいに甘いんだけど虫歯菌のエネルギーにはならない”というものです。)

量の問題ではないのですから、コーヒーや紅茶に砂糖を入れて、少しでも口にすると、「1間食」にカウントです。そして角砂糖を3個から1個に減らしたとしても、残念ながら虫歯予防にはなりえません。

Azaleaさんの様に、虫歯リスクが高い・虫歯を作りやすい方は、糖質の“量”よりも“回数”や“性状”に注意しなくてはいけないことが分かったわけですから、(やめるのが早いんですけどね・・)

・“回数”としては食事のときにまとめて食べてしまうとか
・ “性状”というのは歯に残るやつ、クッキー、クラッカー、ポテトチップスなど・・をできるだけ避けるとか

出来ませんか?

それも出来ないなら、裏技・あわせ技として、“取り方を工夫する”という作戦もあります。

大好きな甘いものを食べたあとに、“性状”を変えてしまう・・つまりトイレと一緒で、「水で流してしまう」んですね。水とかお茶とかで。(保険の金属や多くのレジンはこれを阻害してしまいます)

もっといいのはタイヨウ先生が言われたみたいな“代用糖”を使ったガムなんかを、大体20分以上とかかみ続けると、唾液がピューピュー出てきてくれるおかげで間食はなかったことに・・まではさすがにいかないですが、歯磨きの次ぐらいにいい作戦だと思います。(今首都圏だと日本初、代用糖+フッ素入りのガムも手に入るかも知れないですよ!)

逆に一番悪いのは水(唾液)が少ないときの糖質ですよね。

寝る直前の間食(寝酒とか!)。あとスポーツ中のスポーツドリンク。こういうのが最悪の組み合わせだということが理解して頂けるんじゃないでしょうか。

食べるなー!とは言いませんが、せめて工夫をして下さいね。
(書いてる間に田尾先生が簡潔にまとめてくれてました)




タイトル 虫歯になっている親知らずの様子をみるということはありますか?
質問者 azaleaさん
地域  
年齢 33歳
性別  
職業  
カテゴリ 虫歯予防
虫歯その他
予防関連
親知らずの虫歯
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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