下7番遠心 歯肉縁下の虫歯治療

相談者: HAさん ( : )
投稿日時:2007-04-19 20:34:00
下7番遠心が親知らずのせいで虫歯になってしまいました。

親知らずを抜いたところ、歯茎のラインを中心に、上下1ミリくらい黒い虫歯が見えるようです。

(下はもう少し虫歯が進んでいるかもしれませんが、かさぶたのようなもので見えません。)

レントゲンでは神経まではとどいてなく、C2程度の虫歯で、神経はなんとか残せるだろうということ。

ただ、場所的に治療が困難だということでした。

わがままだとは思いますが、抜髄は避けたいですし、できれば、虫歯部分のみ削ってつめる治療が希望です。


1.7番遠心(歯肉縁下?)の虫歯部分のみ削ってつめることは可能ですか?難易度としてはかなり難しいのでしょうか?

2.それができない場合、どのような治療になるでしょうか?
 神経をとらずに治療することは可能ですか?

3.このような虫歯に有効な治療法などありますか?
 (よくわかりませんが、レーザーの方が虫歯にとどきやすいとか…)


実際に診察しないとなんともいえないところとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-04-19 23:42:00
1.難易度としてはかなり!!難しいです。

2.全体を削ってかぶせる可能性が非常に高いですね。

詰める治療は体に優しいのですが、反面技術的なエラーが生じやすいです。

それよりは全周を削ってかぶせるほうが比較的技術エラーがおきにくいですね。

ただ、歯茎の下まで虫歯なのでしたら歯茎を切開して内部の虫歯を露出してやる手術が必要になります

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-04-20 01:10:00
はじめまして。

タカタ先生に同感です。

加えて、7番の遠心と言えば今後も歯ブラシが届きにくいことも考慮しておいた方がいいと思います。

つまり、中途半端に難しい方法で失敗(接着の不良、段差、研磨の不足など)されるよりは、思い切ってかぶせにした方がいいかも知れません。

3.については、特に思い浮かびませんね。

歯ぐきが健康で引き締まっていて、口が大きい患者さんだとかなり助かりますが・・。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: HAさん
返信日時:2007-04-20 02:14:00
ご回答ありがとうございます。

いろいろな先生のご意見を聞くことができ、とても勉強になります。

かぶせた方がいいかもしれないのですね。

かぶせることによる利点も理解できたつもりなのですが、かみ合わせ面はレジン充填してあるものの、そんなに大きくつめられているわけでもなく、側面はぐるりと虫歯ではないので、かぶせるのは個人的な気持ちとしては抵抗があります。

そこでさらに質問なのですが、


4.かみ合わせ面は十字型につめられているので、
 その一本を長くのばした形のインレーではどうでしょうか?
 (遠心面の虫歯部分をかみ合わせ面から下まで削る感じで。)
 やはり段差や研磨の問題がでてきますか?

5.最初の質問1.の治療はかなり難しいとのことですが、
 普通の歯医者さんががんばればなんとかできる程度ですか?
 それともよほどの名医でないとできないくらい難しいのでしょうか?

6.かぶせにする場合、抜髄するのでしょうか?


素人的なおかしな質問でとても申し訳ないのですが、できるだけ健全な部分は残した治療を今回はしておいて、歯ブラシもがんばりながら、それでもダメだったときにかぶせという選択にできたらと思っています。

ちなみに、歯茎の状態は普通で口は小さくはないとは思います。

長くなってしまいすみません。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-04-20 03:13:00
こんばんは。

いろいろと考えて治療を受けられているようですね。
少しでも納得のいく治療が受けられるようなお手伝いが出来れば幸いです。


4.について

インレーは基本的にお勧めではないんですよね・・・。保険の場合は特に。
レジンが無理なら、クラウンにした方が良いと思います。

理由はこちらをご覧下さい。

⇒参考:保険のインレーの作り直し(ベストな詰め物とは?)


5.について

名医というよりは、レジン治療に力を入れている先生と言ったほうが正しいと思います。

そのような先生であればレジンで治療することも可能だとは思いますが、レジン治療の上手い・下手を客観的に見分ける方法がありませんからね・・・。

少なくとも、飛び込みで行ってそのような先生当たる確率は、相当低いと思います。


6.について

虫歯が神経までいっていないのであれば、基本的に神経は抜きません。

ただ、虫歯を削っていったときに想像以上に虫歯が大きかった場合などでは、神経を抜くことが必要になる場合もあります。


僕も基本的には、レジンやインレーよりも、被せ物にしたほうが良いと思いますよ。

レジンやインレーは確かに歯を削る量は少ないのですが、特に今回のような場所の場合、その後の持ちに大きな不安があります。

だったら、今回多少多めに歯を削ったとしても、クラウン(被せ物)にしておいたほうが、トータルで考えると歯の寿命が長くなる可能性が高いのではないかと思います。

HAさんがどうしてもレジンやインレーで治療して欲しい!というのであればそれで治療してもらうことも可能だと思いますが、それぞれの治療法の利点・欠点、その後の持ちなど、十分に検討して治療法を選択されて下さいね。




タイトル 下7番遠心 歯肉縁下の虫歯治療
質問者 HAさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 虫歯治療
親知らずの隣の歯(7番)への影響
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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