医療器具(リーマー、ファイル)が破損、混入しています

相談者: fellowさん ( : )
投稿日時:2007-07-20 16:07:00
初めてご相談させていただきます。
よろしくお願いいたします。

H14.1.9 N歯科で下7番の神経を取り除く作業の際に医療器具(ファイル?)が破損、混入いたしました。

その際には破損、混入の説明は一切ありませんでした。

H15.10下旬別の科で下6番の治療の際にレントゲン撮影をしたところ下7番に異物混入を確認しました。

多分医療器具だろうと説明され最初に治療された歯科での相談をすすめられました。

その日のうちに相談に行ったところ・・・

医療器具の破損、混入の事実を認めていただき、なぜその時に説明してくれなかったのですかと尋ねたところ・・・

精神的ショックをあたえると思い説明できなかったし破損、混入した医療器具が原因でトラブルが起きることは絶対に無いと断言。

当時の私の年齢は27歳で子供ではありません。

先生の保身ではないのですか?と聞くと・・・私はそんな男ではないと保身を強く否定。

今後、混入した医療器具が原因でトラブルが起きた場合の医療費の全額負担もしくは医療器具除去の全額負担をお願いしたところ・・・

弁護士でも連れてきてくれたら話し合いしますと事実上拒否されました。・・

N歯科の先生とはわずかながらプライベートのお付き合いがあり悪い人間ではないと・・・

何かあればどうにかしてくれるのではないかと・・・
自分自身的に考えていました・・・

当時、私は商売を始めたばかりで金銭的に余裕も時間もなく・・

N歯科の先生が言った医療器具が原因でトラブルが起きることは絶対に無いの言葉を信じなきねいりをするしかありませんでした・・・

それから4年が経ち私の後輩の奥さんが同じN歯科の治療が原因で危うく死亡しそうな重大な医療事故にあいました!

大学病院で長期入院、精密検査を繰り返し原因を調査。
後輩は弁護士をたててN歯科に損害賠償を請求。

初めはまったく当歯科には責任はないと否定・・・

後に大学病院の検査結果を受け後輩に対しての態度が一変、泣いて土下座をして示談を求めてきたそうです・・・

一旦はN歯科を信じようとした私ですが、後輩の話を聞きもう一度N歯科と話し合いをしようと考えています。

こちらからの希望は


1.
医療器具が原因でトラブルが起きた場合の医療費の全額負担もしくは医療器具除去の全額負担また交通費の負担

2.
治療中、入院中の収入の保証

3.
下7番の定期検査。その費用の負担


以上の内容での相談いたします。

法律的範囲の文章もありますが答えられる範囲でかまいませんので、どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-07-20 16:35:00
かなり大きな話になっておりますが、おそらく、そんなに大事にはならないと思いますよ。

リーマー破折と言う医療事故は(もちろんあってはならない事故ですが)、珍しい事故ではありません。

むしろ、生涯で1回も経験しないと言う歯科医師は珍しい部類に入るのではないでしょうか?

(恥ずかしながら僕も経験があります‥自分で取りましたが‥)

もし、リーマー破折で入院などと言う事態になってしまったら日本国民、全員、歯科による医療事故で入院を経験することになってしまいます。

先日もお一人の患者さんで3本のリーマー破折片が入っている方がいらっしゃいました。


実際には下7番のレントゲン根尖病巣はありましたか?>担当の先生に聞いてみてください

もし、病巣が無ければ全身症状を伴うようなトラブルにはならないと思います。
今まで通り、気にしないで生活しましょう。

病巣があるのであれば、根管治療の専門医に治療してもらう事でリーマー破折片は除去する事が可能です(専門医ではない僕でもマイクロスコープを使えば取れますから)。


根管治療専門医にかかった費用はN科に負担していただくと言う事で交渉されてはいかがでしょうか?

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-07-20 18:42:00
ん〜、難しい問題ですね、このファイル破折は珍しいことではありません。

私もHPにのせているように自費治療で時間をかけてチマチマとりますが非常に労力のいる作業です。

問題になっていない場合はあえて昔の先生の批判をするような話はしません。

むしろ起こってしまってもしかたがないのが日本の歯科保険の現状ではないでしょうか?

治療費が安い為、器具の使いまわしは当然です。
折れたり、器具が伸びるまでは使い続けます。

(私は自費歯内療法をする際は、6〜7回使ったら廃棄処分します、伸びたら1回でも処分しますが、それでも年に1〜2本は折ることがあります。自分で破折してしまった後は時間をかけて取りますが・・・)

タイヨウ先生が言われるように折れていても根に病気(膿の袋)が出来ていない限り問題にはなりません。

昔はシルバーポイントと言う銀をわざわざの中にいれていたぐらいです。

今回の件は先生が折った際に一言説明があっても良かったとは思いますが、ファイルの破折は起こってしまうものだと思ってください。

また、fellowさんのように、このような訴訟が起こりまくると保険治療で根の治療をする先生はいなくなってしまいます。

根の治療をきっちり行なおうとすると赤字を越えてボランティアの状態です。

先生の弁護をする訳ではありませんが、折りたくて折っている訳ではありません、fellow さんの歯を治そうとして起こってしまったことなのであまり大事にはして頂きたくないです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-07-20 22:00:00
リーマーの破折はよくあることですので、保険でも取り決めがあります。

破折を確認した後、同一の歯科医院でリーマーの除去を行っている場合は、普通の根の治療と同じ費用になります。

後で述べる、除去の費用は算定されません。
リーマーが取り除ければ、またそれ以降の治療に戻ります。

取り除けない場合は、リーマーを含めたの根の先を取り除くかあるいは、歯を抜く処置を行います。

これも普通に保険での対応となります。


他の医院に転院した場合は、新たに初診料等の費用がかかり、通常の根の治療のほかに

 根管内異物除去1,400円

の費用が別に、かかります。


言い換えるとリーマーの破折はこの程度の費用であると国は判断しているかと思います。

これ以降は最初の医院と同じです。


他の歯科医院にて治療を開始した場合は、その歯を残せない原因が、以前の歯科医院にあるのか、後の歯科医院にあるのかわからなくなってしまいますので、以前の歯科医院に対して賠償請求できる可能性はほぼ0%になってしまうと思います。

(後の歯科医院に対して請求できる可能性は新たに発生すると思います。)


また、根の治療は通常の治療でも、うまくいく確率が50〜80%くらいですので、たとえリーマーが破折したとしても数年間もったのであれば、通常の治療の成績となんら変わりがないことになりますので、賠償請求は不可能ではないかと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-07-20 22:14:00
別の言い方をしますと、リーマーの破折というのは、いろいろな器具の破折、体内残存の中でも、きわめて危険が少なく、患者さんにとって不利益の少ないものかと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-07-21 01:03:00
リーマーの破折はあってはいけない事故の一つです。
問題が無い安全な器具だとしてもです。

fellowさんは

いい!と思いますか?
イヤ!と思いますか?

もし、患者さんがイヤ!と感じるのであればそれは除去するべきです。

多くの場合折れたりしても問題にはならないのですが、医療倫理的な観点で言うと、”その位置でリーマー折ることが治療の目的”で無いのであればそれは故意であれ故意で無いにせよあってはいけないことであるのは事実です。

実際、僕のの治療でリーマーを折られたら腹立ちますもん!
自分がされて嫌なことは患者さんにしないのが鉄則です。

ただ、リーマーが折れる事故が多いのはどうも本当らしいです。

僕も大学卒業してから2回折りました。
その二回とも残念ながら除去できないものでした。

ただ、幸いなことに、折れるケースの場合で根の先端に根尖病変が出来る割合が低いため、その2ケースとも今のところ問題が出ずに検診で観察中です。




タイトル 医療器具(リーマー、ファイル)が破損、混入しています
質問者 fellowさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 根管治療に関するトラブル
歯科/医療ミス
医療ミス、不信感その他
リーマー・ファイルが折れた
根の病気・異常その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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