レントゲンを撮っても、膿(根の病気)を確認できないこともある?
相談者:
けんじさん ( : )
投稿日時:2007-08-19 19:06:00
はじめて質問させていただきます。
多くの歯が虫歯で抜かないとイケない歯が多く、インプラントをしようと思っています。
ただ中にはブリッジをする場所もあり、抜歯せずに神経を抜き、根の治療をしたところがあります。
治療が終わっても以前は痛みがありましたが、今では痛みもおさまりました。ただ押すと何か違和感があり、様子見をしていましたが、虫歯がかなり進行していたため根の方も茶色くなっていたため、先生と相談してブリッジにしても土台としていつまでもつか分からないとのことだったので、抜歯してインプラントに変更しました。
抜歯してみると膿んでいたことが分かり、それが押した時の違和感だったんだとわかったんですが、レントゲンなどで膿も確認できなく、問題ないと言われていました。
抜歯したことに関しては納得してインプラントに決めたのでいいんですが、抜歯する前に膿があるのかどうかがわからないものなんでしょうか?
もうひとつ治療中の歯があり、同じ症状で違和感がありますが、先生は全然問題ないといっています。
膿んでいるか確認する方法はないんでしょうか?
多くの歯が虫歯で抜かないとイケない歯が多く、インプラントをしようと思っています。
ただ中にはブリッジをする場所もあり、抜歯せずに神経を抜き、根の治療をしたところがあります。
治療が終わっても以前は痛みがありましたが、今では痛みもおさまりました。ただ押すと何か違和感があり、様子見をしていましたが、虫歯がかなり進行していたため根の方も茶色くなっていたため、先生と相談してブリッジにしても土台としていつまでもつか分からないとのことだったので、抜歯してインプラントに変更しました。
抜歯してみると膿んでいたことが分かり、それが押した時の違和感だったんだとわかったんですが、レントゲンなどで膿も確認できなく、問題ないと言われていました。
抜歯したことに関しては納得してインプラントに決めたのでいいんですが、抜歯する前に膿があるのかどうかがわからないものなんでしょうか?
もうひとつ治療中の歯があり、同じ症状で違和感がありますが、先生は全然問題ないといっています。
膿んでいるか確認する方法はないんでしょうか?
回答1
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2007-08-19 22:13:00
レントゲンの説明で「根の先に膿みがたまっていますね・・・」という説明は歯科医師としてよく行います。
この根拠は『レントゲン上で根の先端部分に影(周りより黒くなっている)があるから』というのがほとんどなのですが、この影は根の先に炎症が起きてその炎症が骨を溶かした事によるものなのです。
従って、膿みがあるけど骨はほとんど溶けていない場合には、レントゲンで診断が出来ない場合もあります。
また、レントゲンは1方向からみた状況を平面で診断しますので、歯の根っこにかくれる部分に膿みがたまっていたりするとわからない場合もあると思います。
実際に拝見したわけではありませんので詳細は不明ですが、現在治療中の歯についても同じ事が言えますので、「膿んでいるか確実に確認する」方法は実際に治療して状況の変化をみていかないと難しいかな、と考えます。
この根拠は『レントゲン上で根の先端部分に影(周りより黒くなっている)があるから』というのがほとんどなのですが、この影は根の先に炎症が起きてその炎症が骨を溶かした事によるものなのです。
従って、膿みがあるけど骨はほとんど溶けていない場合には、レントゲンで診断が出来ない場合もあります。
また、レントゲンは1方向からみた状況を平面で診断しますので、歯の根っこにかくれる部分に膿みがたまっていたりするとわからない場合もあると思います。
実際に拝見したわけではありませんので詳細は不明ですが、現在治療中の歯についても同じ事が言えますので、「膿んでいるか確実に確認する」方法は実際に治療して状況の変化をみていかないと難しいかな、と考えます。
相談者からの返信
相談者:
けんじさん
返信日時:2007-08-19 22:54:00
回答2
回答日時:2007-08-19 23:02:00
はじめまして。
荒木先生のおっしゃる通りで、レントゲンで膿(と推測できる影)が確認出来る様になるには、色々な条件があります。
レントゲンそのものの撮影法、撮影条件(放射線の照射時間など)、現像条件(フィルムの場合 現像温度管理など)、画像処理(デジタルの場合)などもそうですし、ある程度の大きさも必要です。
レントゲン写真で見られる骨の模様は、骨の中の方ではなくて外枠(皮質骨)の模様ですから、皮質骨にまで達していない様な小さい影は、確認できない確率が非常に高いですよ。
これが歯科用CTという機械を使って撮影すると、骨の内部の変化もはっきり見てとれるのですが、これをしてしまうと今までは「正常」と判断されていた様なものも「異常」と診断されかねません・・
現在は違和感が残っている訳ですから、問題ないとも言えない気もしますが、だからと言って問題があること(膿がたまっていること)を確認する方法も、決定的なものはありませんね。
根管治療は闇雲に繰り返す訳にも行きませんから、曖昧な症状ならしばらく仮歯で様子を見させて貰うとか、それぐらいしか方法はないかも知れません。
荒木先生のおっしゃる通りで、レントゲンで膿(と推測できる影)が確認出来る様になるには、色々な条件があります。
レントゲンそのものの撮影法、撮影条件(放射線の照射時間など)、現像条件(フィルムの場合 現像温度管理など)、画像処理(デジタルの場合)などもそうですし、ある程度の大きさも必要です。
レントゲン写真で見られる骨の模様は、骨の中の方ではなくて外枠(皮質骨)の模様ですから、皮質骨にまで達していない様な小さい影は、確認できない確率が非常に高いですよ。
これが歯科用CTという機械を使って撮影すると、骨の内部の変化もはっきり見てとれるのですが、これをしてしまうと今までは「正常」と判断されていた様なものも「異常」と診断されかねません・・
現在は違和感が残っている訳ですから、問題ないとも言えない気もしますが、だからと言って問題があること(膿がたまっていること)を確認する方法も、決定的なものはありませんね。
根管治療は闇雲に繰り返す訳にも行きませんから、曖昧な症状ならしばらく仮歯で様子を見させて貰うとか、それぐらいしか方法はないかも知れません。
タイトル | レントゲンを撮っても、膿(根の病気)を確認できないこともある? |
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質問者 | けんじさん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
根管治療その他 レントゲン写真 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。