両側の歯の神経を取ったら、インプラントは出来ないのですか?
相談者:
ゆぴさん ( : )
投稿日時:2007-09-09 12:17:00
前歯 上右1が差し歯になっていて、膿がたまったためインプラントとブリッジのどちらかを選んだ方がいいと、歯科医に勧められました。
歯科医よりブリッジの方が長く持つ・インプラントよりも技術面に安心できると言われ、ブリッジを選択しました。
それで、先月の中旬に抜歯しました。抜歯した日か近い日に、神経を抜くと言われて抜きました。
自分が予想していたよりも、かなり歯を削ることを知り、なるべく歯を削らないほう方でお願いしたのですが少し不安があり、セカンドオピニオンを別の歯科医にお願いしたところ、両側の神経がなかったそうで。
今回抜いたのか、以前だったのか聞かれたのですが分かりませんし、歯科医も判断つかないと言ってました。
そこでお聞きしたいのですが、右上1番の両側の歯が健康であったら、通常ブリッジは勧めないものでしょうか?
セカンドオピニオンは、「神経を抜いてしまっているので、今の状態で3週間ほど様子を見て、接着性ブリッジにしてもいいね。」と言っています。
「完全なブリッジは、接着性ブリッジによって、歯が変色してから考えてもいい」とのことです。
両側の神経を取ってしまったら、インプラントと言う選択はもうなくなってしまうのでしょうか?
歯科医よりブリッジの方が長く持つ・インプラントよりも技術面に安心できると言われ、ブリッジを選択しました。
それで、先月の中旬に抜歯しました。抜歯した日か近い日に、神経を抜くと言われて抜きました。
自分が予想していたよりも、かなり歯を削ることを知り、なるべく歯を削らないほう方でお願いしたのですが少し不安があり、セカンドオピニオンを別の歯科医にお願いしたところ、両側の神経がなかったそうで。
今回抜いたのか、以前だったのか聞かれたのですが分かりませんし、歯科医も判断つかないと言ってました。
そこでお聞きしたいのですが、右上1番の両側の歯が健康であったら、通常ブリッジは勧めないものでしょうか?
セカンドオピニオンは、「神経を抜いてしまっているので、今の状態で3週間ほど様子を見て、接着性ブリッジにしてもいいね。」と言っています。
「完全なブリッジは、接着性ブリッジによって、歯が変色してから考えてもいい」とのことです。
両側の神経を取ってしまったら、インプラントと言う選択はもうなくなってしまうのでしょうか?
回答1
回答日時:2007-09-09 12:46:00
こんにちは。
思ってもない方向に来てしまって、お困りの様子ですね。
文面からは色々ととにかく気になる点はあります。
ゆびさん自身が今までにされてきている治療について把握出来ていないのも非常に残念な点ですから、今後は出来るだけ予備知識をつけて治療を受けることと、説明をよくしてくれる歯医者さんを選ぶ様にして下さいね。
さて、まずはメインのご質問の
>両側の神経を取ってしまったら、インプラントと言う選択はもうなくなってしまうのでしょうか?
についてですが、これについては、そんなことはありません。
インプラントが出来るかどうかについては、残っている骨の厚みや深さに依存しますので、隣の歯の神経の有無とは無関係です。
インプラントが適しているかそうでもないか、の判断をする際には隣の歯の状態も考慮します。
神経のある歯やほとんど削ったことのない様な歯でしたら、それを守る意味でもなんとかインプラントが出来ないか、積極的に検討する場合はよくあります。
細かいニュアンスの違いですが、ご自身のことですから何とか理解されて下さいね。
それと接着ブリッジはお勧めしません。
あくまで一時しのぎとしての使用以外は考えるべきではないと私としては考えています。
過去の研究データからも、(最終処置としての)接着ブリッジが許容されるのは下顎の前歯1歯欠損のみとされています。
それ以外で使用すると、知らず知らずに脱離して、その隙間からひどい虫歯になることが非常に多いです。
それを知った上でよほどこまめにメインテナンスに通うという前提ならアリといえばアリかも知れませんが、削る時にはしっかりと削って、出来るだけ安全なもの(今回の場合は普通のブリッジ)にされた方が良いでしょうし、まして両隣の歯の神経はすでに抜かれているのでしたらなおさらだと思いますよ。
歯の神経については、出来るだけ抜かない様にするべきです。
神経を抜く処置を根管治療と言いますが、問題が再発することが非常に多く、例えば今回ブリッジにしても、それを支えるどちらかの歯に将来問題が起きる可能性も多々あります。
参考→無髄歯(神経を抜いた歯)の寿命について
今回は
>膿がたまったため・・
抜歯となったそうですが、状態によっては根管治療の専門医であれば十分残せたはずです。
過ぎたことは仕方ありませんが・・
一応今後の参考までに下の回答もご覧下さい。
参考→根管治療の専門医を探すには?
ブリッジの支えにするからという理由だけで神経を抜かれる先生は実際多いのですが、抜かずにブリッジにすることもほとんどの場合は可能です。
参考→ブリッジの際、歯の神経を抜く必要はあるのですか?
>歯科医よりブリッジの方が長く持つ・インプラントよりも技術面に安心できる・・
とのことですが、ここら辺の判断には骨の状態、歯科医の技術による差が非常に出てきます。
骨の状態を精査するにはCT撮影という方法もありますし、インプラントを得意と謳う歯科医は、ネットで検索すると今はたくさん見つけることが出来ます。
実際に拝見している訳ではありませんから確定的な話は出来ませんが、文面からの感想としては
・接着ブリッジは避けた方が・・
・インプラントにも興味があるのでしたら、インプラントの得意な先生にも意見を聞いてみてはどうか?
と感じますよ。
いきなり難しい話になってしまいましたが、分かりにくい点や更なる疑問についてはまた書き込んで下さいね。
思ってもない方向に来てしまって、お困りの様子ですね。
文面からは色々ととにかく気になる点はあります。
ゆびさん自身が今までにされてきている治療について把握出来ていないのも非常に残念な点ですから、今後は出来るだけ予備知識をつけて治療を受けることと、説明をよくしてくれる歯医者さんを選ぶ様にして下さいね。
さて、まずはメインのご質問の
>両側の神経を取ってしまったら、インプラントと言う選択はもうなくなってしまうのでしょうか?
についてですが、これについては、そんなことはありません。
インプラントが出来るかどうかについては、残っている骨の厚みや深さに依存しますので、隣の歯の神経の有無とは無関係です。
インプラントが適しているかそうでもないか、の判断をする際には隣の歯の状態も考慮します。
神経のある歯やほとんど削ったことのない様な歯でしたら、それを守る意味でもなんとかインプラントが出来ないか、積極的に検討する場合はよくあります。
細かいニュアンスの違いですが、ご自身のことですから何とか理解されて下さいね。
それと接着ブリッジはお勧めしません。
あくまで一時しのぎとしての使用以外は考えるべきではないと私としては考えています。
過去の研究データからも、(最終処置としての)接着ブリッジが許容されるのは下顎の前歯1歯欠損のみとされています。
それ以外で使用すると、知らず知らずに脱離して、その隙間からひどい虫歯になることが非常に多いです。
それを知った上でよほどこまめにメインテナンスに通うという前提ならアリといえばアリかも知れませんが、削る時にはしっかりと削って、出来るだけ安全なもの(今回の場合は普通のブリッジ)にされた方が良いでしょうし、まして両隣の歯の神経はすでに抜かれているのでしたらなおさらだと思いますよ。
歯の神経については、出来るだけ抜かない様にするべきです。
神経を抜く処置を根管治療と言いますが、問題が再発することが非常に多く、例えば今回ブリッジにしても、それを支えるどちらかの歯に将来問題が起きる可能性も多々あります。
参考→無髄歯(神経を抜いた歯)の寿命について
今回は
>膿がたまったため・・
抜歯となったそうですが、状態によっては根管治療の専門医であれば十分残せたはずです。
過ぎたことは仕方ありませんが・・
一応今後の参考までに下の回答もご覧下さい。
参考→根管治療の専門医を探すには?
ブリッジの支えにするからという理由だけで神経を抜かれる先生は実際多いのですが、抜かずにブリッジにすることもほとんどの場合は可能です。
参考→ブリッジの際、歯の神経を抜く必要はあるのですか?
>歯科医よりブリッジの方が長く持つ・インプラントよりも技術面に安心できる・・
とのことですが、ここら辺の判断には骨の状態、歯科医の技術による差が非常に出てきます。
骨の状態を精査するにはCT撮影という方法もありますし、インプラントを得意と謳う歯科医は、ネットで検索すると今はたくさん見つけることが出来ます。
実際に拝見している訳ではありませんから確定的な話は出来ませんが、文面からの感想としては
・接着ブリッジは避けた方が・・
・インプラントにも興味があるのでしたら、インプラントの得意な先生にも意見を聞いてみてはどうか?
と感じますよ。
いきなり難しい話になってしまいましたが、分かりにくい点や更なる疑問についてはまた書き込んで下さいね。
相談者からの返信
相談者:
ゆぴさん
返信日時:2007-09-11 22:45:00
渡辺先生、回答ありがとうございます。
セカンドオピニオンの歯医者さんは「接着性ブリッジのデメリットは、使っているうちに変色してくること」と言ってました。その他のデメリットは、言っていません。
抜歯の前に説明は充分に受けたつもりでしたが、渡辺先生の説明ほど、治療の詳細までは聞いていなかったのが残念です。
根幹治療については、抜歯前にしていただきました。
(添付してくださったURLの画像にある、器具も見せていただいていました)
使っていた差し歯が使えるのかどうか判断する為に、1か月ほど期間をかけて根の治療をしていました。
痛みもなく、膿も出てこなくなったものの、先生よりインプラントとブリッジを薦められた経緯があります。
抜歯したあと、キレイに抜けた状態の歯を見せてもらったんですが、歯根が縦に1センチ弱割れていました。
なので、抜歯は避けられなかったのかな、と思ったのですが。
あと一つ、お聞きしたいことがあります。
膿が出てしまったので、歯茎が変色しています。
根の治療をしてから、幅が広がったようにもみえます。
大笑いしなければ、人に見られることはないのですが、やはり、あまり見ていていいものではないです。
ブリッジもしくは、インプラントにした場合、この歯茎には、変化はおきないのでしょうか?
少しでも色が薄くなればと思っているのですが。
また、下の歯茎も薄いですが変色しているような。
歯茎の変色を抑えるようなモノ、自分でもできることがありましたら、教えてください。
前歯はインプラントを避けたほうがいいという説明を、そのまま鵜呑みにしてしまったのですが、他の歯科医に見ていただくことも含めて、考えてみようと思います。
丁寧な回答、ありがとうございました。
セカンドオピニオンの歯医者さんは「接着性ブリッジのデメリットは、使っているうちに変色してくること」と言ってました。その他のデメリットは、言っていません。
抜歯の前に説明は充分に受けたつもりでしたが、渡辺先生の説明ほど、治療の詳細までは聞いていなかったのが残念です。
根幹治療については、抜歯前にしていただきました。
(添付してくださったURLの画像にある、器具も見せていただいていました)
使っていた差し歯が使えるのかどうか判断する為に、1か月ほど期間をかけて根の治療をしていました。
痛みもなく、膿も出てこなくなったものの、先生よりインプラントとブリッジを薦められた経緯があります。
抜歯したあと、キレイに抜けた状態の歯を見せてもらったんですが、歯根が縦に1センチ弱割れていました。
なので、抜歯は避けられなかったのかな、と思ったのですが。
あと一つ、お聞きしたいことがあります。
膿が出てしまったので、歯茎が変色しています。
根の治療をしてから、幅が広がったようにもみえます。
大笑いしなければ、人に見られることはないのですが、やはり、あまり見ていていいものではないです。
ブリッジもしくは、インプラントにした場合、この歯茎には、変化はおきないのでしょうか?
少しでも色が薄くなればと思っているのですが。
また、下の歯茎も薄いですが変色しているような。
歯茎の変色を抑えるようなモノ、自分でもできることがありましたら、教えてください。
前歯はインプラントを避けたほうがいいという説明を、そのまま鵜呑みにしてしまったのですが、他の歯科医に見ていただくことも含めて、考えてみようと思います。
丁寧な回答、ありがとうございました。
回答2
回答日時:2007-09-11 23:54:00
こんにちは。
ということは、前歯は膿がたまったのが原因で抜かれたのではなくて、歯根破折ですね。
であればどんな専門医でも抜歯です。
しかもインプラントをするには条件が悪くなります。
>前歯はインプラントを避けたほうがいいという説明
についても一理ありますので、一度インプラントにも興味がある様でしたらセカンドオピニオンも求められて下さい。
診断や治療計画というのは担当する先生によって随分変わりますので、納得行くまで意見を聞いてみて下さいね。
それと歯ぐきの変色についてですが、ちょっと状況がよく分かりませんが、おそらく原因歯を抜いているのですから、時間とともに退色していくと思いますよ。
ということは、前歯は膿がたまったのが原因で抜かれたのではなくて、歯根破折ですね。
であればどんな専門医でも抜歯です。
しかもインプラントをするには条件が悪くなります。
>前歯はインプラントを避けたほうがいいという説明
についても一理ありますので、一度インプラントにも興味がある様でしたらセカンドオピニオンも求められて下さい。
診断や治療計画というのは担当する先生によって随分変わりますので、納得行くまで意見を聞いてみて下さいね。
それと歯ぐきの変色についてですが、ちょっと状況がよく分かりませんが、おそらく原因歯を抜いているのですから、時間とともに退色していくと思いますよ。
タイトル | 両側の歯の神経を取ったら、インプラントは出来ないのですか? |
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質問者 | ゆぴさん |
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職業 | |
カテゴリ |
インプラント治療法 インプラントその他 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。