ブリッジにする際に、説明も無く勝手に健康な歯を削られた!
相談者:
パンダの里さん ( : )
投稿日時:2007-10-27 01:28:00
歯根が化膿していた上右2番を抜歯しました。
その後、その場所をどのようにするか歯科医と相談し、ブリッジ技法にて修復することをお願いしました。
ブリッジをする際のデメリット(健康な隣の歯を削る)の説明はきちんとしてくれました。
私の場合、上右1番と3番を削り2番にブリッジをすると聞きました。
しかし、実際に治療を受けてみると、健康で関係ない上左1番の歯が削られ、??●?の3本削りのブリッジになっていたのです。
私は唖然としながらも歯科医に理由を尋ねました。
すると歯科医は、
「上右1番は義歯で神経治療している歯なのでブリッジの支台としては強度に問題があるので、強度を出すために左1番も支台にした。」
と説明をされました。
もし、健康な左上1番を削られるブリッジであったならば、私はその治療を望みませんでした。
変わりにインプラント技法を考えました。歯学上、治療法方が正しいとしても、患者に対するインフォームドコンセントが行われずに勝手に健康な歯、しかも審美性に関わる前歯を削る行為について許される問題ではないと思います。。
現在は、他の医院で削られた歯を修復し、2番にインプラントを施しました。
歯科医師はその後、
「私が行った歯科治療行為に間違いはなく、治療説明も怠った覚えはない。あなたは治療方針に同意したではないか。」
と逆切れをする始末。
しかも、途中で治療を打ち切られたので、あなたのために製作した義歯代を支払えと言ってくる始末。
この件について、歯科医師側から見てどう思われるでしょうか?
患者に責任があるのでしょうか?
それとも説明責任の範囲(暗黙の黙示)で歯科医の方が正当性があるのでしょうか?
率直なご意見を伺いたいです。
その後、その場所をどのようにするか歯科医と相談し、ブリッジ技法にて修復することをお願いしました。
ブリッジをする際のデメリット(健康な隣の歯を削る)の説明はきちんとしてくれました。
私の場合、上右1番と3番を削り2番にブリッジをすると聞きました。
しかし、実際に治療を受けてみると、健康で関係ない上左1番の歯が削られ、??●?の3本削りのブリッジになっていたのです。
私は唖然としながらも歯科医に理由を尋ねました。
すると歯科医は、
「上右1番は義歯で神経治療している歯なのでブリッジの支台としては強度に問題があるので、強度を出すために左1番も支台にした。」
と説明をされました。
もし、健康な左上1番を削られるブリッジであったならば、私はその治療を望みませんでした。
変わりにインプラント技法を考えました。歯学上、治療法方が正しいとしても、患者に対するインフォームドコンセントが行われずに勝手に健康な歯、しかも審美性に関わる前歯を削る行為について許される問題ではないと思います。。
現在は、他の医院で削られた歯を修復し、2番にインプラントを施しました。
歯科医師はその後、
「私が行った歯科治療行為に間違いはなく、治療説明も怠った覚えはない。あなたは治療方針に同意したではないか。」
と逆切れをする始末。
しかも、途中で治療を打ち切られたので、あなたのために製作した義歯代を支払えと言ってくる始末。
この件について、歯科医師側から見てどう思われるでしょうか?
患者に責任があるのでしょうか?
それとも説明責任の範囲(暗黙の黙示)で歯科医の方が正当性があるのでしょうか?
率直なご意見を伺いたいです。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-10-27 11:46:00
難しいお話なので、個人的な意見を書きますね。
法的な問題などに関しては中本先生の出番だと思いますので‥。
お話を聞く限り、パンダの里さんの方が正しいと思いますよ。
少なくとも左上1番は健全歯だったわけですよね。
その歯を削る事に対してパンダの里さんは同意はしていない訳ですからね。
「上右1番は義歯で神経治療している歯なのでブリッジの支台としては強度に問題があるので、強度を出すために左1番も支台にした。」と説明をされました。
「私が行った歯科治療行為に間違いはなく、治療説明も怠った覚えはない。あなたは治療方針に同意したではないか。」
と言う言い分を通すのであれば、治療計画を変更した時点(強度不足であると判断した時点)で再度、インフォームドコンセントを得るべきですね。
>途中で治療を打ち切られたので、あなたのために製作した義歯代を支払え
これに関しては保険で行われた治療なのか、自費で行われた治療なのかによっても多少、解釈は変わります。
>歯学上、治療法方が正しいとしても、患者に対するインフォームドコンセントが行われずに勝手に健康な歯、しかも審美性に関わる前歯を削る行為について許される問題ではないと思います。。
正しいと思います。
場合によっては第三者に入ってもらう必要もあるかもしれませんね。
法的な問題などに関しては中本先生の出番だと思いますので‥。
お話を聞く限り、パンダの里さんの方が正しいと思いますよ。
少なくとも左上1番は健全歯だったわけですよね。
その歯を削る事に対してパンダの里さんは同意はしていない訳ですからね。
「上右1番は義歯で神経治療している歯なのでブリッジの支台としては強度に問題があるので、強度を出すために左1番も支台にした。」と説明をされました。
「私が行った歯科治療行為に間違いはなく、治療説明も怠った覚えはない。あなたは治療方針に同意したではないか。」
と言う言い分を通すのであれば、治療計画を変更した時点(強度不足であると判断した時点)で再度、インフォームドコンセントを得るべきですね。
>途中で治療を打ち切られたので、あなたのために製作した義歯代を支払え
これに関しては保険で行われた治療なのか、自費で行われた治療なのかによっても多少、解釈は変わります。
>歯学上、治療法方が正しいとしても、患者に対するインフォームドコンセントが行われずに勝手に健康な歯、しかも審美性に関わる前歯を削る行為について許される問題ではないと思います。。
正しいと思います。
場合によっては第三者に入ってもらう必要もあるかもしれませんね。
回答2
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-10-27 14:33:00
パンダの里さん、こんにちは。
この度の件、ご心中お察しします。
私もタイヨウ先生と同意見です。
左上1番を、パンダの里さんが言われるとおり、もし本当にインフォームドコンセントなくして削られたのであれば、完全な説明義務違反にあたると思われます。また、歯は一度削った部分は決して元には戻らないため、その責任は重いと考えます。
過去に私が回答した類似のご質問です。参考にされてください。
⇒ブリッジの仮歯費用を、説明も無く、後付で請求された!
さて問題は、
>歯科医師はその後、「私が行った歯科治療行為に間違いはなく、治療説明も怠った覚えはない。あなたは治療方針に同意したではないか。」と逆切れをする始末。
ということでしょう。
結局のところ、当該歯科医師が「治療説明を怠った覚えはない」と言っている以上、このままでは「言った」「いや言ってない」の水掛論となってしまい、この件を根本的に解決しようとするならば、パンダの里さんと当該歯科医師の言い分のどちらが正しいのかは、司法の判断に委ねるということになります。
(もちろん、その仮定で和解あるいはADRなども考えられますが)
ご質問の内容をうかがう限り、パンダの里さんと当該歯科医師との間で、建設的な話し合いはどうも望める状態にありませんので、この場合は弁護士に相談されることが適切かと思います。
パンダの里さんが、今回の件を最善の形で解決されることを願っています。
この度の件、ご心中お察しします。
私もタイヨウ先生と同意見です。
左上1番を、パンダの里さんが言われるとおり、もし本当にインフォームドコンセントなくして削られたのであれば、完全な説明義務違反にあたると思われます。また、歯は一度削った部分は決して元には戻らないため、その責任は重いと考えます。
過去に私が回答した類似のご質問です。参考にされてください。
⇒ブリッジの仮歯費用を、説明も無く、後付で請求された!
さて問題は、
>歯科医師はその後、「私が行った歯科治療行為に間違いはなく、治療説明も怠った覚えはない。あなたは治療方針に同意したではないか。」と逆切れをする始末。
ということでしょう。
結局のところ、当該歯科医師が「治療説明を怠った覚えはない」と言っている以上、このままでは「言った」「いや言ってない」の水掛論となってしまい、この件を根本的に解決しようとするならば、パンダの里さんと当該歯科医師の言い分のどちらが正しいのかは、司法の判断に委ねるということになります。
(もちろん、その仮定で和解あるいはADRなども考えられますが)
ご質問の内容をうかがう限り、パンダの里さんと当該歯科医師との間で、建設的な話し合いはどうも望める状態にありませんので、この場合は弁護士に相談されることが適切かと思います。
パンダの里さんが、今回の件を最善の形で解決されることを願っています。
相談者からの返信
相談者:
パンダの里さん
返信日時:2007-10-27 17:09:00
タイヨウ先生、中本先生。
早速のご回答ありがとうございました。
先生側からの率直な意見が聞けて大変参考になりました。
また、類似の例も大変興味深く、参考になりました。
重ねて御礼申し上げます。
弁護士に相談をするか迷っていましたが決心し、先ほど法律事務所に相談の予約電話をしました。
生きていくために必要な歯。 虫歯やトラブルが起きたときに助けてくれる歯医者さんは救世主のような尊敬できる存在だと今でも信じています。
きっと、タイヨウ先生や中本先生はそんな頼りになる素晴らしい先生だと想像がつきます。
これから、第三者を介して当該歯科医師との話し合いをしていくつもりですが、司法の手を借りることにならないで解決できるのが一番の望みです。
実際に削られた歯はもう戻ってきません。
同じ事を繰り返してほしくないだけです。
>途中で治療を打ち切られたので、あなたのために製作した義歯代を支払え
ちなみにこれに関しては”保険適用”の義歯でお願いしていました。
支払い義務は生じるのでしょうかね?
本気で請求されたら、前出の件で訴訟を起こす気持ちになってしまいそうです。
早速のご回答ありがとうございました。
先生側からの率直な意見が聞けて大変参考になりました。
また、類似の例も大変興味深く、参考になりました。
重ねて御礼申し上げます。
弁護士に相談をするか迷っていましたが決心し、先ほど法律事務所に相談の予約電話をしました。
生きていくために必要な歯。 虫歯やトラブルが起きたときに助けてくれる歯医者さんは救世主のような尊敬できる存在だと今でも信じています。
きっと、タイヨウ先生や中本先生はそんな頼りになる素晴らしい先生だと想像がつきます。
これから、第三者を介して当該歯科医師との話し合いをしていくつもりですが、司法の手を借りることにならないで解決できるのが一番の望みです。
実際に削られた歯はもう戻ってきません。
同じ事を繰り返してほしくないだけです。
>途中で治療を打ち切られたので、あなたのために製作した義歯代を支払え
ちなみにこれに関しては”保険適用”の義歯でお願いしていました。
支払い義務は生じるのでしょうかね?
本気で請求されたら、前出の件で訴訟を起こす気持ちになってしまいそうです。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-10-27 17:44:00
>>途中で治療を打ち切られたので、あなたのために製作した義歯代を支払え
>ちなみにこれに関しては”保険適用”の義歯でお願いしていました。
>支払い義務は生じるのでしょうかね?
う〜ん。
厳密に言えば、ブリッジの削り代、型取り代に支払いの義務は生じますね。
ただ、ブリッジそのものはパンダの里さんのお口の中には入っていないんですよね?
だとすれば、未装着なわけですから、歯科医院側も「未来院請求」をすればいいだけの話ですから、ブリッジ代は請求されないと思いますよ。
と、言う解釈で良かったでしたっけ?>中本先生
>ちなみにこれに関しては”保険適用”の義歯でお願いしていました。
>支払い義務は生じるのでしょうかね?
う〜ん。
厳密に言えば、ブリッジの削り代、型取り代に支払いの義務は生じますね。
ただ、ブリッジそのものはパンダの里さんのお口の中には入っていないんですよね?
だとすれば、未装着なわけですから、歯科医院側も「未来院請求」をすればいいだけの話ですから、ブリッジ代は請求されないと思いますよ。
と、言う解釈で良かったでしたっけ?>中本先生
相談者からの返信
相談者:
パンダの里さん
返信日時:2007-10-27 18:12:00
回答4
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-10-27 23:40:00
私は保険請求に関してはよく分からないのですが…
支払に関しては、タイヨウ先生の言われる通りだと思います。
損害賠償請求をした場合は、勝訴となると訴訟費用は相手持ちとなることが一般的です。細部は、弁護士の先生とよく協議の上で確認されてください。
また何かありましたら、お気軽にお話くださいね。
支払に関しては、タイヨウ先生の言われる通りだと思います。
損害賠償請求をした場合は、勝訴となると訴訟費用は相手持ちとなることが一般的です。細部は、弁護士の先生とよく協議の上で確認されてください。
また何かありましたら、お気軽にお話くださいね。
相談者からの返信
タイトル | ブリッジにする際に、説明も無く勝手に健康な歯を削られた! |
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質問者 | パンダの里さん |
地域 | |
年齢 | |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
ブリッジ治療法 ブリッジに関するトラブル ブリッジその他 歯科/医療ミス 医療ミス、不信感その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。