[写真あり] インレーの下の虫歯治療と、直接・間接覆髄法について

相談者: そらさんぽさん (33歳:女性)
投稿日時:2007-12-14 17:04:19
こんにちは。

現在不妊治療中で、2ヶ月後に体外受精の予定です。
その前にメンテナンスをと思い歯医者さんに通いはじめました。
現在とくに痛むはありません。

レントゲンを撮ると、インレーの下が虫歯になっている歯があり、
しかもかなり神経に近いとのこと。神経を抜く可能性もあるという
ことでした。

2ヶ月あれば治療は終わるだろうと思っていたのですが、
インレーをはずしてみて神経を抜く必要がある場合には
どれだけの期間がかかるかわからないと言われました。

根管治療が必要かどうかは、インレーをはずして、
さらに虫歯部分を削ってみてからでないとわからないのでしょうか。

根管治療が必要となったら否が応でもそのタイミングから
根管治療に突入せざるを得なくなると考えたほうがいいのでしょうか。

もしそうであれば、インレーをはずしてみるタイミング自体
どのタイミングが適切なのか、悩んでしまいます。

治療をせずそのままにして体外受精で妊娠した場合、
妊娠中に虫歯が神経に達してしまったりしたらどうなるのか
心配です。

根管治療の期間が2ヶ月以内で終われば問題は無いのですが、
やってみないとわからないのですよね。

根管治療のページも拝見したところ、
歯根の形が非常に複雑だったりすると治療期間が長くなる
というようなことが書いてあったのですが、
これは個人差ではなく、それぞれの歯によって異なるのですか?

以前にも何度か根管治療は受けたことがありますが、いずれも
数回(2〜3回)の治療で終わったような覚えがあるので、
今回もその程度で終われば、治療期間の問題もクリアできるのですが・・。

このような状況で、今インレーをはずして治療を開始するのが
適切と思われますか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-12-14 19:54:37
はじめまして井野と言います。

>どれだけの期間がかかるかわからないと言われました。

複雑な神経の形では非常に時間がかかりますね。


>これは個人差ではなく、それぞれのによって異なるのですか?
個人差はあります。

例えば、下の6番であれば少ない人は神経管が2本、多い人は神経管が5本あります。

また歯の種類にもより異なります。
前歯では神経管が1〜2本、奥歯では多い人で5本の神経管を持ちます。
 

インレーをはずしてみるタイミング自体どのタイミングが適切なのか、悩んでしまいます。

もしレントゲン所見に虫歯が見られれば早いほうがいいでしょうね。

もし神経の近くで半年ぐらい放置すると、神経を取る可能性がおおきくなってしまいます。

ただしレントゲンは影絵ですし、3次元の物を2次元に転写していますので参考程度で、いざ実際削り始めると大きなことも多々あります。


根管治療が必要となったら否が応でもそのタイミングから根管治療に突入せざるを得なくなると考えたほうがいいのでしょうか。

そうです、神経を触る処置を行えば、ある程度の期間の通院は覚悟してください。


>現在とくに痛む歯はありません
>しかもかなり神経に近いとのこと。

であれば、直接覆髄or間接覆髄で対処するのも1つの方法なのですね。

しかし、この治療は保険の治療費が不当(!?)に安く、しばりも多いので日常行われていません。

私のHPですが
直接覆髄法とはこのような方法です。

http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/usa_case1.html

本当はこのような歯を保存する処置にこそ高い点数を付けてもらいたいのですが、20〜30年前の治療費と同じ値段で行わなければならないので、理想ばかり言ってられません・・・


もし、もしですよ、

そらさんぽさんが神経の価値が分かっておりどうしても残したいとのことであれば先生に自費治療になってもいいから直接・間接覆髄法を行ってみてくれないか!?

と提案するのも1つの手でしょう。

高いレベルで神経を取る治療を行いセラミックなどを入れると20万近くの費用が必要になります。

また、この金額をかけても、必ず再製のサイクルはやってきます。

ですから、私は費用対効果を考えて将来のことを考えた選択肢をもたれた方がいいと思います。

ただし、直接・間接覆髄法を行っても上手く行かず抜髄になることはありますのでその点は理解して治療にあたられてください。

私の場合で言えば、症状がない歯であれば、かなりの確立で神経を保存することができています。

(2〜4週間は不快症状が出ますが、3ヶ月もすれば治療したことを忘れるぐらいです)

またこの方法はきっちりとしたステップを踏めばそれほど腕に差は出てこないと私は思います。

ですから、そらさんぽさんの担当医の先生に丁寧に治療してもらえば高い確率で神経を保存することは可能だと思いますよ。

出来るだけ早目の治療をお勧めします。  

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: そらさんぽさん
返信日時:2007-12-14 23:09:32
井野先生

とてもわかりやすい説明をありがとうございます!

やはりこの状況だと早い段階での治療が望ましいのですね。
直接覆髄法、大変興味をもちました。

実際歯医者さん自費での費用をうかがい、
捻出可能な額であればぜひ試してみたいと思います。

そこで直接覆髄法について質問させてください。


1)
MTAを用いた直接覆髄法」を拝見したところ、
かぶせるor詰めるものはセラミックハイブリッド、ゴールド
の選択肢が示されていますが、自費で直接覆髄法をお願いした場合
かぶせるor詰めるものも自費になると考えたほうがいいのでしょうか?
(そうなると合計の費用がさらにかさむので、さらなる覚悟がいります)


2)
直接覆髄法を行った場合、その後同じ場所が虫歯になるなり易さは、
どのようなかんじになるのでしょう?

つまり、今回は神経を残せたけれど、
また何年か後には抜髄のリスクが高いのでしょうか?

普通に神経の近くまで削ったと同じように、
次回の治療時は抜髄の可能性大、というかんじですか?


3)
この直接覆髄法とは、経済的な理由により日常的には
行われていないということですが、「自費でもいいので」とお願いすれば
とくに問題なくどこの歯医者さんでもやっていただけそうな治療ですか?

「MTAを用いた直接覆髄法」を拝見すると、顕微鏡、染め出し液、エキスカなど
これまでの治療では使われたことのないようなものがたくさん登場したので・・

4)
MTAを使ってやっていただける歯医者さんはあまり多くないのでしょうか?

「MTAを用いた直接覆髄法」を拝見したら、MTAを使ってやっていただきたくなりました。


5)
ちなみに、間接覆髄法とはどのような方法ですか?


6)
今、ご相談させていただいている歯以外にも、
インレーを交換するためにはずしてみたところ、
神経には達していないけれどギリギリで、
次回の交換のときには神経とらないといけないだろう、
と言われた歯があります。

この歯は、この間型をとり、来週保険のインレーを入れます。

この歯は神経はぎりぎり出ていませんが、インレーを詰める前に
覆髄法のように、あらかじめ将来の抜髄のリスクを低くするために施せる処置はないでしょうか?


ものすごい質問の数になってしまいました・・・すみません!

直接覆髄法は初耳で、今の私にとってかなり期待の星となっています。

両親ゆずりで歯が異常に弱く、このままだと神経の残る歯は何本になるんだろう・・というかんじなので(笑)。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-12-15 01:07:14
えぇ〜、何か火を点けちゃったみたいですね(笑)

では1つづつ見て行きましょう。

自費直接覆髄法をお願いした場合かぶせるor詰めるものも自費になると考えたほうがいいのでしょうか

です。ですから総額で聞いたほうがいいですよ。

たしか、タイヨウ先生の所などは自費インレーの値段内に覆髄法処置費用も入っていましたよね!?

など様々なので総額でいくらになるか聞いたほうがいいですね。


>直接覆髄法を行った場合、その後同じ場所が虫歯になるなり易さは、どのようなかんじになるのでしょう?

変わりません、治療の精度、管理の仕方次第です。

いくらお金をかけ治療したところで、を磨いたり定期的にクリーニングしないと・・・


>次回の治療時は抜髄の可能性大、というかんじですか?

第2・第3象牙質と言ってうまく覆髄できれば神経を守る保護層が出来てきます。
(健康な歯が作られると思ってください)


>、「自費でもいいので」とお願いすればとくに問題なくどこの歯医者さんでもやっていただけそうな治療ですか?

いいえ半分駄目元です。
保険の制度上直接覆髄を保険材料を用いて行えば「黒」です。

ですから先ほど書いたように自費インレーの中に組み込んでセットにすれば「白」になります。

自費治療とは保険外材料が治療の中で1つでも出てこないと自費で治療費を請求してはいけない決まりになっています。

私の場合は保険外材料のMTAを使用しているので直接覆髄法だけを自費で行っても「白」なのです。


>「MTAを用いた直接覆髄法」を拝見すると、顕微鏡、染め出し液、エキスカなど、これまでの治療では使われたことのないようなものがたくさん登場したので・・

すみません、私の歯科医院かなり特殊な歯科医院なので、あまり参考にしないでください。

顕微鏡はなくても覆髄はできます。
染め出し液は殆どの歯科医院にあるはずです。
(使用すると手間がかかるので引き出しに眠っている場合が多いです)
エキスカ、これも殆どの歯科医院にあるはずです。

しかし、これを使用するとこれまた手間がかかるので機械で削ることが一般的です。
(私も神経から離れた感染歯質はコントラ(モーター)で削ってしまいます)


>MTAを使ってやっていただける歯医者さんはあまり多くないのでしょうか

はい。

残念ながらMTAは非常に高価な薬で採算が合わないので殆どの歯科医院にはありません。

根の治療に力を入れている歯科医院にはある確立が高いです。

ただMTAが無くてもきっちり行えば水酸化カルシュウムでもレジンでもいけると思います。

90%の成功率を93%にすると言ったところでしょうか!?

ただし、歯科治療においてやり直しは効かない事が多々あり、私は数パーセントでも確立が高い処置をしてでも神経を守りたいと思っているので使用しているだけです。

たかが3%ですが、この3%の失敗の中にもし自分の歯があったとしたら・・・、後悔は何の役にも立ちませんから。

ですから、3%程度に拘るか程度だと思ってください。

注)、この3%は話を分かりやすくする為で正確な統計ではありません。


>5)ちなみに、間接覆髄法とはどのような方法ですか?

こちらを参考に
神経を取らないためには?(3Mix-MP法 or 直接覆髄 or 間接覆髄)


>あらかじめ将来の抜髄のリスクを低くするために施せる処置はないでしょうか?

できればレジンコーティングなどしてもらった方がいいのですが、保険治療ではこの材料代も算定できないのでまずしてくれないと思います。

じゅあ、新たに材料代だけ自己負担すればいいのでは!?
と言う疑問も沸くでしょうが、これは差額徴収と言って保険治療では禁止されています。

ですから、方法はないです、としか言いようがありません。

私は自費インレー、クラウンなどには必ず削った面の象牙質(細管)を保護したいので削った面をコーティングしていますが、これを初めて術後しみるなどのトラブルが劇的に減っています。

(象牙質はしみるなどの感覚を感じます)

これまた、かなり小さな配慮であり、大きく予後に影響が出るとは考えていませんが、自費治療では私が思う良い事は全て行います。


こんな所で、よろしかったでしょうか!?

では寝ます ZZZzzzz...... 

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-12-15 11:03:32
はい。
井野先生に振られたのでお答えいたします。

>たしか、タイヨウ先生の所などは自費インレーの値段内に覆髄法処置費用も入っていましたよね!?

です。
虫歯の深さにもよりますが、セメントだけでカバーできるのであれば保険

 麻酔+単治+間接覆罩

を算定します。

レジンベースは自費のインレーに含みます。
MTAまで使わざるを得ないケースでは自費で別途MTA代は請求させていただきます。

僕もインレーを除去して歯髄が露出してしまった場合、可能な限り直接覆罩を行います。

ここ1年では20勝5敗くらいの確率でしょうか?
(現在、経過観察中のが成功していればもう少し勝率は上がりますね)


>残念ながらMTAは非常に高価な薬で採算が合わないので殆どの歯科医院にはありません。

確かに高いですよね。


>すみません、私の歯科医院かなり特殊な歯科医院なので、あまり参考にしないでください。

僕も同じです。

時々、知り合いの歯科医から「お前、インターネットで余計な事言うなよ!ウチにはマイクロなんて無いんだから!!」と文句を言われます。

マイクロスコープの普及率は全国でも100軒に1軒と言われていますから、もし、そらさんぽさんが

直接覆罩+マイクロスコープ+MTA」

を期待されるのであれば相当な覚悟で探す必要があるかと思います。

しかし覆罩法は「チャレンジする価値のある良い治療法」だと僕は思いますので、頑張って探されてはいかがでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: そらさんぽさん
返信日時:2007-12-15 17:44:07
井野先生、タイヨウ先生、詳しい説明ありがとうございます!

井野先生、貴重な睡眠時間を奪ってしまってすみません・・;;
・・・といいつつ更なる質問へと移るのですが・・(笑)、

覆髄法は是非試してみたいと思いますが、
今後具体的にはどのように進めたらいいでしょうか??

(1)
現在の担当医の先生に
自費になってもかまわないので、抜髄の前に覆髄法を試してもらえませんか?」
とお願いする。

(2)
普段からこのような症例には自費での覆髄法を行っている歯科医を探す。

のどちらかになると思うのですが、
(1)の場合、仮に引き受けていただいたとして、
「覆髄法」とお願いすればあとは私がごちゃごちゃとお願いしなくても、
一定の手順を含めた方法をイメージしていただけるものですか?

それとも先生によって非常に手順や治療の範囲などまちまちなものですか?

たとえば、井野先生のやっていらっしゃるような、いわゆる
ショベルカーではなくハケで丁寧に虫歯の部分を取り除くという
作業を含めて「覆髄法」と一般的には受け止められるものですか。

それとも文字通りとりあえず露出した部分を覆うことのみを
指すのでしょうか。

・・・とここまで書いて自分で気付いてしまったのですが、どちらにせよ、
覆髄法の目的が「神経を残す治療」であるという共通認識さえあれば、
あとは先生にお任せするしかないということですよね(笑)。

私が今通っている歯医者さんは、根管治療に定評があり、
「丁寧に時間をかけて行うため待ち時間が長くなることがある」
「治療期間中は通常より痛むことがある」と張り紙もしてあったりするので、
私としては信頼して通っています。

(神経を残すための治療に関してはとくに謳っていませんが、神経を抜きたくて抜く歯医者さんは1人もいないとこちらのサイトで勉強させていただきました・・笑)

結果的に抜髄をお願いすることになった時にも、信頼できると思っているので、できればこちらで「覆髄法」をお願いできればなぁとは思っているのですが・・・


タイヨウ先生、

>「直接覆罩マイクロスコープMTA
>を期待されるのであれば相当な覚悟で探す必要があるかと思います。

ということは、単に「直接覆罩」ということであれば、今通っているところでも有効な治療が可能ということでしょうか?

マイクロスコープ、MTA等なくても「チャレンジする価値のある良い治療法」であることには変わりないと考えていいでしょうか?

もしそうであれば、とりあえず、インレーはずす前に担当の先生になんとかして神経を残したいのだと相談してみようと思います・・

(直接覆罩←直接覆髄法と同意でいいすか?)
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-12-16 09:30:05
>「自費になってもかまわないので、抜髄の前に覆髄法を試してもらえませんか?」

駄目元で言ってみてください。

「今症状がないので何とか神経を残したいと思っています、もし虫歯が大きかったら「自費になってもかまわないので、抜髄の前に覆髄法を試してもらえませんか?」

でどうでしょう!?


ただ先生によっても結構基準が異なりますから残してくれるとは捕らえない方がいいでしょうね。


私も昨日MTA直接覆髄法を行いましたが、かなり大きく露髄(神経が出てくる)しましたが出血をコントロール出来たので直接覆髄を行いました。

ただし、確実に神経が残る見込みはありません、ここから症状が出るか!?
神経が死んでしまわないか経過を見ていかねばなりません。

ハードディスクプレーヤーの中に画像がありますので編集できたらここに貼っておきます。

たぶん他の先生が見たら

「えっ、これやったの!? 本来抜髄だろぉ〜!?」

と思われるケースかもしれませんが、私の考えはやってみて駄目なら抜髄すればいい。後でも抜髄は出来ると言うスタンスです。

うまくいく時はいくので、あまり昔の教科書的な基準は気にしていません。

私が患者でも

「一応やってみて、駄目なら抜髄は覚悟しますから」

と言うと思います。


(2)普段からこのような症例には自費での覆髄法を行っている歯科医を探す。

ないでしょうね・・・

現状歯科の直接覆髄が行われている割合は0・5%程度です。
(過去歯チャンに神経を触る処置割合を書いたのですが探しきれなかったです・・・)

その代わり感染根管処置は52%日常行われています。
100倍近く差があります。

多分推測で言うとこの0.5%も小児歯科で子供の神経を守る為に行われた処置であり、大人のにはしていないと思います。


>覆髄法の目的が「神経を残す治療」であるという共通認識さえあれば、あとは先生にお任せするしかないということですよね

そういうことです。

私のHPは私の仕方で書いていますので、この方法でなければいけないということではないです。


>「丁寧に時間をかけて行うため待ち時間が長くなることがある」「治療期間中は通常より痛むことがある」と張り紙もしてあったりするので、私としては信頼して通っています。

であれば覆髄してくれると思いますよ。


>今通っているところでも有効な治療が可能ということでしょうか?

どこの歯科医院でも覆髄法はできます。
マイクロもMTAも成功率を若干上げる程度だと思ってください。
なしでも十分行えます。

材料・機材を考える前にまずは覆髄してくれる先生を見つけるべきです。


すみません、私のHPホントマニアックなこと書きすぎているのであまり道具まで参考にしないでください。

若干の成功率のアップの為にこのような方法を採っている程度で見てください・・・


>直接覆罩←直接覆髄法と同意でいいすか

OK!!

勇気がいると思いますが、頑張ってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: そらさんぽさん
返信日時:2007-12-17 11:41:47
とっても丁寧に相談にのっていただいてどうもありがとうございました!
すごく勉強になりました。

だーいぶ勇気がわきましたので、今かかっている先生に、
ダメもとで相談してみます。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-12-21 02:02:42
このような大きな虫歯を治療しました。

直接覆髄法

左側の写真がインレー銀歯)を外した所です。
上に大きな虫があります。

丁寧に慎重に虫歯だけ削っていきます。
見えればマイクロなしでも十分です。

右側側の写真
赤く(紫色)見える所が神経が露出した場所です。

ここをMTAでシールして、レジン(プラスチック)を上に盛ります。

術後しばらくは不快症状が出ることが多いです。


このような方法で神経を保存できることがあります。
たしか昔読んだ本に成功率も載っていたのでまた付け足しますね^^;


神経が残ればこれほど費用対効果が高い治療はないと思いますよ。

神経が残れば、感染根管で悩まされる必要もない
神経が残れば、将来抜歯になるリスクを少なくすることができる
神経が残れば、健康な部分を大きく削る必要はない
神経が残れば、歯根破折のリスクを少なくすることができる
その他、色々

画像1画像1 画像2画像2

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2007-12-21 02:08:59
>(過去歯チャンに神経を触る処置割合を書いたのですが探しきれなかったです・・・)

発掘しました^^

⇒参考:マイクロスコープでの歯科治療は、こんなに高いのですか!?

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2007-12-22 22:35:50
Horstedらの研究より
直接覆髄法の5年生存率(5年間で問題の起こらなかったもの)
10〜30歳   92%
30〜50歳   85%
50〜80歳   70%

どうですか!?
結構成功率は高くないですか!?

根の治療の成功率に比べると断然いいと思いますよ。




タイトル [写真あり] インレーの下の虫歯治療と、直接・間接覆髄法について
質問者 そらさんぽさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
根管治療の治療法
詰め物、インレーのトラブル
根管治療関連
その他(写真あり)
詰め物の下の虫歯(二次カリエス)
二次カリエス(2次的な虫歯)
MTA
覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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