歯科の麻酔後の血圧低下について
相談者:
HELPさん (30歳:女性)
投稿日時:2007-12-18 16:45:10
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2007-12-18 18:28:20
こんにちは。
一度こういった経験があるとどうしても恐ろしくなってしまいますね。
さてまず妹さんの、その当時何が起こったかなのですが、麻酔に限らず歯科の治療には恐怖心がつきまといます。
この極度の緊張状態で麻酔による痛みや歯をいじられる刺激が加えられるとまれに急激な血圧低下による脳貧血を引き起こします。
麻酔薬そのもの作用もありますが、歯科においては心因性ショックがそのほとんどを占めております。
通常であればそうなった時点でしばらくの間安静にしていただいて、血圧が戻って落ち着いてから再び治療を再開すればたいていの場合問題ありません。
それでも血圧が下がったままであったなら、せっかく怖い思いをして麻酔したのにと思うでしょうが、その日は治療を中止して別の日に治療をしていただいた方が安全でしょう。
そう考えると当時どういう状況でそのまま抜歯を続けたのかが不明なため、どこにどう責任がという判断は出来ませんが、その後の対応ではいささか高圧的であったようで、不信感は拭えませんでしょうね。
今現在HELPさんがかかっていらっしゃる先生にご相談されるのは良いと思います。
むしろ妹さんのためには、貧血で倒れた事も当然ですがその後の対応も悪く恐怖心と不信感が入り混じっている状況であることを、その先生に理解していただいた上で接していただくようお願いしたらいかがでしょうか。
麻酔時の偶発症はまた起こる可能性もあります。
しかしこの件のせいで、治さなくてはいけないのに歯科医院から足が遠のいてしまっては妹さんの今後のためにもマイナスばかりになってしまいます。
麻酔による偶発症は私も経験していますし、他の先生方におおいても然りであると思います。
となれば適切な処置と対応を心がける事で、無駄な恐怖心を持ってしまう方を増やす事はあまりないと思われるのですが、中には対応のよくない方もおられるようで、同じ歯科医師として心が痛みます。
一度こういった経験があるとどうしても恐ろしくなってしまいますね。
さてまず妹さんの、その当時何が起こったかなのですが、麻酔に限らず歯科の治療には恐怖心がつきまといます。
この極度の緊張状態で麻酔による痛みや歯をいじられる刺激が加えられるとまれに急激な血圧低下による脳貧血を引き起こします。
麻酔薬そのもの作用もありますが、歯科においては心因性ショックがそのほとんどを占めております。
通常であればそうなった時点でしばらくの間安静にしていただいて、血圧が戻って落ち着いてから再び治療を再開すればたいていの場合問題ありません。
それでも血圧が下がったままであったなら、せっかく怖い思いをして麻酔したのにと思うでしょうが、その日は治療を中止して別の日に治療をしていただいた方が安全でしょう。
そう考えると当時どういう状況でそのまま抜歯を続けたのかが不明なため、どこにどう責任がという判断は出来ませんが、その後の対応ではいささか高圧的であったようで、不信感は拭えませんでしょうね。
今現在HELPさんがかかっていらっしゃる先生にご相談されるのは良いと思います。
むしろ妹さんのためには、貧血で倒れた事も当然ですがその後の対応も悪く恐怖心と不信感が入り混じっている状況であることを、その先生に理解していただいた上で接していただくようお願いしたらいかがでしょうか。
麻酔時の偶発症はまた起こる可能性もあります。
しかしこの件のせいで、治さなくてはいけないのに歯科医院から足が遠のいてしまっては妹さんの今後のためにもマイナスばかりになってしまいます。
麻酔による偶発症は私も経験していますし、他の先生方におおいても然りであると思います。
となれば適切な処置と対応を心がける事で、無駄な恐怖心を持ってしまう方を増やす事はあまりないと思われるのですが、中には対応のよくない方もおられるようで、同じ歯科医師として心が痛みます。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-12-18 20:18:56
僕も同意見です。
実際、僕の患者さんでも麻酔後に気分が悪くなったりした方がいらっしゃいます。
その時はゆっくりしてもらい、スタッフ一人を付っきりにしてみていてもらいました。
「気分が良くなった」と言う確認をしてから帰宅してもらい、夕方、電話をして大丈夫だった事を確認しました。
麻酔の偶発症として血圧低下などは起こり得る話ですから、ある程度は仕方の無いことなのですが、起きてしまった状況に対しては歯科医師として適切な対応をすべきだと思います。
ちょっと残念な話だとは思いますが、妹さんの事を考えれば、HELPさんのかかりつけの先生に事情を説明すれば、しっかり診てもらえると思います。
実際、僕の患者さんでも麻酔後に気分が悪くなったりした方がいらっしゃいます。
その時はゆっくりしてもらい、スタッフ一人を付っきりにしてみていてもらいました。
「気分が良くなった」と言う確認をしてから帰宅してもらい、夕方、電話をして大丈夫だった事を確認しました。
麻酔の偶発症として血圧低下などは起こり得る話ですから、ある程度は仕方の無いことなのですが、起きてしまった状況に対しては歯科医師として適切な対応をすべきだと思います。
ちょっと残念な話だとは思いますが、妹さんの事を考えれば、HELPさんのかかりつけの先生に事情を説明すれば、しっかり診てもらえると思います。
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2007-12-19 00:45:27
血圧の低下は麻酔の直後、抜歯の最中、抜歯終了後の待合室で待機中に起こる可能性があることは当然想定していると思いますが、そこまで大丈夫で帰宅途中に起こることは、ほとんどの歯科医師が想定していないと思います。
帰宅途中のケースは、私も一度も経験がありません。一度耳にしたことがあるだけです。頻度はかなり少ないのではないでしょうか。
これを防ぐとなると、少なくとも麻酔がきれるまでは待合室で待機してもらうことになるかと思います。
また、それでも十分とは言い切れませんので、麻酔を含む歯科治療を受ける際には一人では来院せずに、必ず治療を受けない付き添いの方と来てもらう必要があるかと思います。
医科の手術では当たり前かもしれませんが、歯科でこれを実践しているところはかなり少ないのではないでしょうか。
ですので、HELPさんのケースで、言葉での謝罪はあるべきだったとは思いますが、担当の歯科医師が責任(説明義務違反でしょうか?)を認めるのは、難しいかと思います。
もちろん、次回は、大丈夫な可能性のほうが高いかとは思いますが、同じような状況が生じたときに、適切な対応ができる歯科医師はそれほど多くはいないと思います。
ですので、今後の治療に関しましては、個人的には、一般の開業医を受診されるのはお勧めしません。
まずは、入院できるような施設で治療を受けられたほうがよろしいのではないでしょうか。
帰宅途中のケースは、私も一度も経験がありません。一度耳にしたことがあるだけです。頻度はかなり少ないのではないでしょうか。
これを防ぐとなると、少なくとも麻酔がきれるまでは待合室で待機してもらうことになるかと思います。
また、それでも十分とは言い切れませんので、麻酔を含む歯科治療を受ける際には一人では来院せずに、必ず治療を受けない付き添いの方と来てもらう必要があるかと思います。
医科の手術では当たり前かもしれませんが、歯科でこれを実践しているところはかなり少ないのではないでしょうか。
ですので、HELPさんのケースで、言葉での謝罪はあるべきだったとは思いますが、担当の歯科医師が責任(説明義務違反でしょうか?)を認めるのは、難しいかと思います。
もちろん、次回は、大丈夫な可能性のほうが高いかとは思いますが、同じような状況が生じたときに、適切な対応ができる歯科医師はそれほど多くはいないと思います。
ですので、今後の治療に関しましては、個人的には、一般の開業医を受診されるのはお勧めしません。
まずは、入院できるような施設で治療を受けられたほうがよろしいのではないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
HELPさん
返信日時:2007-12-19 16:27:08
タイトル | 歯科の麻酔後の血圧低下について |
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質問者 | HELPさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
麻酔によるアレルギー、ショック 貧血 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。