矯正治療が原因の咬合性外傷と、治療法について
相談者:
EMさん (28歳:女性)
投稿日時:2008-01-19 17:44:56
はじめまして。どうぞよろしくお願いします。
出っ歯を直すために5年前から矯正治療を始め、
2ヶ月前からはリテーナーのみ使用しています。
2〜3年前から下の右4番が物を噛んだ時にずきっと痛く、
矯正歯科で相談したところ知覚過敏なのでリテーナーの調整で
様子を見ると言われ放置していました。
4ヶ月前に痛みが強いのでかかりつけの歯科で相談したところ、
矯正治療が原因の咬合性外傷の可能性が高いといわれました。
(ワイヤーブラケットをつけていた間のかみ合せが
右下4番が強く当たり左側は浮き気味だった事と、
2年前に突然その歯が3分の一ほど欠けた事を伝えました)
現在噛み合わせは少し後戻りしてバランスがよくなりましたが
右下4番のみ歯槽骨が減少して歯がぐらついており、
歯肉が後退していて神経が露出しているそうです。
歯周病はごく軽度にあるといわれました。
かかりつけの歯科では歯石を取り知覚過敏の薬を塗る治療を続けていて、
状態に変化はありません。
矯正歯科へは咬合性外傷の可能性を伝え
今後の治療方針についての回答を待っているところです。
進行すると抜歯しなければならない、といわれたのですが
こちらで咬合性外傷が原因の場合歯槽骨は再生するという回答を拝見しました。
自然治癒もしくは何か積極的な治療法で
歯槽骨と歯肉が回復する可能性はありますでしょうか。
また、歯肉は外科的に再生させる方法があるそうですが、
行ったほうが歯槽骨の再生によい結果が得られるのでしょうか。
出っ歯を直すために5年前から矯正治療を始め、
2ヶ月前からはリテーナーのみ使用しています。
2〜3年前から下の右4番が物を噛んだ時にずきっと痛く、
矯正歯科で相談したところ知覚過敏なのでリテーナーの調整で
様子を見ると言われ放置していました。
4ヶ月前に痛みが強いのでかかりつけの歯科で相談したところ、
矯正治療が原因の咬合性外傷の可能性が高いといわれました。
(ワイヤーブラケットをつけていた間のかみ合せが
右下4番が強く当たり左側は浮き気味だった事と、
2年前に突然その歯が3分の一ほど欠けた事を伝えました)
現在噛み合わせは少し後戻りしてバランスがよくなりましたが
右下4番のみ歯槽骨が減少して歯がぐらついており、
歯肉が後退していて神経が露出しているそうです。
歯周病はごく軽度にあるといわれました。
かかりつけの歯科では歯石を取り知覚過敏の薬を塗る治療を続けていて、
状態に変化はありません。
矯正歯科へは咬合性外傷の可能性を伝え
今後の治療方針についての回答を待っているところです。
進行すると抜歯しなければならない、といわれたのですが
こちらで咬合性外傷が原因の場合歯槽骨は再生するという回答を拝見しました。
自然治癒もしくは何か積極的な治療法で
歯槽骨と歯肉が回復する可能性はありますでしょうか。
また、歯肉は外科的に再生させる方法があるそうですが、
行ったほうが歯槽骨の再生によい結果が得られるのでしょうか。
回答1
回答日時:2008-01-19 21:08:17
はじめまして。
実際に拝見してみないと分からないのですが、個人的には咬合性外傷が原因という説にはやや疑問を感じます。
元に戻らなくなる様な病態にはそうそう発展しないと思うんですよね・・。
矯正治療が理由で咬合性外傷が起きることは十分に考えられるのすが、少なくとも歯がかけた時点で解消しているはずですよね?
強く当たるところがかけた訳ですから。
もしも歯がかけなかったとしても、咬み合わせが強くなった部分は普通すり減っていくことで、自然と調整されて行くはずです。
天然の歯なら結構短期間ですり減りますから、そこまで骨がなくなるというのは・・どうなんでしょうか。少し違和感を感じますね。
知覚がある様ですから、神経は抜いてないのですよね?
・・となると他の原因も思い浮かばないですが・・。
(もしも根管治療済みの歯でしたら、歯根破折やパーフォレーションなども候補になるところなのですが、今回は除外ですね)
あ、もしかすると、ですが、4番を抜歯していて、4番側の方の骨がなくなってはいませんか?
であれば4番抜歯時に5番の歯根を傷つけてしまったとか・・。
見てみないと分かりませんね。
(見ても分からないかも知れませんけど)
原因は何であれ今後の対処についてですが、基本的には現状維持に努める他ないと思います。
仮に咬合性外傷が原因だったとすると、咬み合わせが良くなっていればこれ以上進むことはありませんので、心配はありません。
抜歯時の損傷であっても歯間ブラシ等の適切な使用で今後の心配はないです。
もしも歯周病が原因なら歯周治療をしてメインテナンスをして進行を停止させることになり、こちらについてもあまり心配はいらないと思います。
食事に支障が出ていなければ、特に周囲の歯と連結固定する様な必要もありません。
歯肉の手術や骨の手術は、私はしない方がいいと思いますよ。
参考→歯周病で失った骨を、何とか再生する方法はありませんか?
参考→歯磨きで下がった歯肉を治すには、移植手術しかない?
文面の情報だけでいい加減な推測を書きましたが、これは参考までとして、かかりつけの先生とよく相談しながら今後の対処法については決めていって下さいね。
それではお大事にどうぞ。
実際に拝見してみないと分からないのですが、個人的には咬合性外傷が原因という説にはやや疑問を感じます。
元に戻らなくなる様な病態にはそうそう発展しないと思うんですよね・・。
矯正治療が理由で咬合性外傷が起きることは十分に考えられるのすが、少なくとも歯がかけた時点で解消しているはずですよね?
強く当たるところがかけた訳ですから。
もしも歯がかけなかったとしても、咬み合わせが強くなった部分は普通すり減っていくことで、自然と調整されて行くはずです。
天然の歯なら結構短期間ですり減りますから、そこまで骨がなくなるというのは・・どうなんでしょうか。少し違和感を感じますね。
知覚がある様ですから、神経は抜いてないのですよね?
・・となると他の原因も思い浮かばないですが・・。
(もしも根管治療済みの歯でしたら、歯根破折やパーフォレーションなども候補になるところなのですが、今回は除外ですね)
あ、もしかすると、ですが、4番を抜歯していて、4番側の方の骨がなくなってはいませんか?
であれば4番抜歯時に5番の歯根を傷つけてしまったとか・・。
見てみないと分かりませんね。
(見ても分からないかも知れませんけど)
原因は何であれ今後の対処についてですが、基本的には現状維持に努める他ないと思います。
仮に咬合性外傷が原因だったとすると、咬み合わせが良くなっていればこれ以上進むことはありませんので、心配はありません。
抜歯時の損傷であっても歯間ブラシ等の適切な使用で今後の心配はないです。
もしも歯周病が原因なら歯周治療をしてメインテナンスをして進行を停止させることになり、こちらについてもあまり心配はいらないと思います。
食事に支障が出ていなければ、特に周囲の歯と連結固定する様な必要もありません。
歯肉の手術や骨の手術は、私はしない方がいいと思いますよ。
参考→歯周病で失った骨を、何とか再生する方法はありませんか?
参考→歯磨きで下がった歯肉を治すには、移植手術しかない?
文面の情報だけでいい加減な推測を書きましたが、これは参考までとして、かかりつけの先生とよく相談しながら今後の対処法については決めていって下さいね。
それではお大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
EMさん
返信日時:2008-01-19 22:57:14
ご回答ありがとうございます。
いろいろ説明不足があって申し訳ありません。
歯が割れた部分とかみ合っている点が違っていたようで
歯が欠けた部分を治療した後も強く当たっていました。
今でもリテーナーを毎日装着していると強くあたってきます。
今後削るかどうかは矯正歯科と相談中です。
神経は抜いておりません。
自分で歯のぐらつきが気になった事は今までありませんが、
食事の時はかむ度に歯の付け根が強く痛むので左側だけでかんでいます。
>あ、もしかすると、ですが、4番を抜歯していて、4番側の方の
>骨がなくなってはいませんか?
>であれば4番抜歯時に5番の歯根を傷つけてしまったとか・・。
抜歯は5番でした。
よく分からないのですがレントゲンでは4番と前後の歯そのものに
異常はないと言われました。
矯正の為に歯を一本失う事になるのかと落ち込んでいたのですが、
先生のご回答で安心致しました。
今後ですが、痛みが続く場合は一般的に神経を抜く治療になるのでしょうか。
度々申し訳ありません。
いろいろ説明不足があって申し訳ありません。
歯が割れた部分とかみ合っている点が違っていたようで
歯が欠けた部分を治療した後も強く当たっていました。
今でもリテーナーを毎日装着していると強くあたってきます。
今後削るかどうかは矯正歯科と相談中です。
神経は抜いておりません。
自分で歯のぐらつきが気になった事は今までありませんが、
食事の時はかむ度に歯の付け根が強く痛むので左側だけでかんでいます。
>あ、もしかすると、ですが、4番を抜歯していて、4番側の方の
>骨がなくなってはいませんか?
>であれば4番抜歯時に5番の歯根を傷つけてしまったとか・・。
抜歯は5番でした。
よく分からないのですがレントゲンでは4番と前後の歯そのものに
異常はないと言われました。
矯正の為に歯を一本失う事になるのかと落ち込んでいたのですが、
先生のご回答で安心致しました。
今後ですが、痛みが続く場合は一般的に神経を抜く治療になるのでしょうか。
度々申し訳ありません。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2008-01-20 00:50:16
>痛みが続く場合は一般的に神経を抜く治療になるのでしょうか。
患者さんの日常生活に支障をきたす場合には抜髄をお勧めします。
神経を取る事自体は行ことだとは思いませんが、日常生活に支障をきたしてしまうよな場合には神経が回復する確率が低く、患者さん本人の苦痛と抜髄のデメリットのバランスを考えると残念ながら抜髄したほうのメリットが大きいと考えます。
担当の先生と良く相談しながら「抜髄の可能性」に関して治療をすすめられることを推奨します。
患者さんの日常生活に支障をきたす場合には抜髄をお勧めします。
神経を取る事自体は行ことだとは思いませんが、日常生活に支障をきたしてしまうよな場合には神経が回復する確率が低く、患者さん本人の苦痛と抜髄のデメリットのバランスを考えると残念ながら抜髄したほうのメリットが大きいと考えます。
担当の先生と良く相談しながら「抜髄の可能性」に関して治療をすすめられることを推奨します。
相談者からの返信
タイトル | 矯正治療が原因の咬合性外傷と、治療法について |
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質問者 | EMさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正のトラブル 歯列矯正(矯正歯科)その他 噛み合わせ(咬合)治療 噛み合わせに関するトラブル 噛み合わせ(咬合)その他 上顎前突(出っ歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。