6番の根管治療の再治療(2回目)は、自費でするべき?保険でするべき?

相談者: 中森さん (36歳:女性)
投稿日時:2008-01-27 09:58:29
以前、母の歯についてご質問させていただいたことがあります。

【前回のご相談】
インプラントができるまで、抜歯部位に仮歯は入れて頂けるのでしょうか?


最近歯医者に行き、レントゲンを撮っていただきました。
左上4番・5番・6番の歯の根幹治療(再治療)です。

専門の病院(院長が専門)ですが、担当の先生は専門の先生ではないらしいです。しかし、保険でもラバー使用とのこと。

で、4・5・6番はレントゲンに黒い影がありましたが、
先生がおっしゃるには、それほど難治性ではないとのことで
保険でもいいですよとおっしゃってくださいました。

金銭的なことを考えて今は保険で治して、金銭的なことが解決次第
順番に自費で再治療してもかまわないと言われました。

しかし、4・5番に関しては審美的なことが気になりますので
自費と考えておりますが、

悩んでいますのは、ここのサイトを拝見しましたら
6番は最も重要な歯だと記載されていました。
そして、何度も再治療はできないこと。
回を重ねる度に成功率が低いこと。

自費でのラバー使用とマイクロでの治療。
保険でのラバー使用のみ。


先生のおっしゃるように今回は6番だけを保険で治療して、
金銭的に余裕ができた時に自費で再治療(3回目)をしていただくか、

今回無理してでも6番も自費治療(再治療2回目)をするか悩んでおります。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-01-27 14:56:40
良い歯科医院を見つけたみたいですね^^


自費でのラバー使用とマイクロでの治療。
保険でのラバー使用のみ。

金銭的に可能なら今回自費で治療してもらった方がいいとおもいますよ。
根の治療には次はないと考えた方がいいと思います。

次の再治療の際には被せ物の除去、土台の除去にまたリスクがかかりますから外している最中に抜歯ですね・・・、もありえます

3回目の再治療は殆ど健康な部分の歯が無くなってしまうので、根の病気が治っても歯根破折のリスクが上がってきますよ。

今、歯根破折は根の治療中の力・応力が微細なクラックを作り出し、その顕微鏡で見ないと分からない微細な破折線が成長して目で見える破折線になり、そこから割れてしまうという考え方もあります。

人の手がはいればそれだけ歯の寿命は短くなります。

私は自分の歯で一生咬みたいと言う患者さんには、歯を残したかったら、毎回ベターな処置で治療を受けないと長くは持ちませんよといいます。

ただし、自費で歯内療法をしても治る確率は100%になりません。

根の治療は不確定な要素が多いのでやはり経験ある専門の先生に診ていただく方がベターな選択だと思います。



>先生がおっしゃるには、それほど難治性ではないとのことで保険でもいいですよとおっしゃってくださいました。

流石にここの発言はちょっと「!?」
レントゲンで簡単or難しいは判断出来ませんよ。

歯内療法の重鎮の名言に

「簡単な歯内療法はない!!」

と言われてますが、
私はホントこの言葉は的をついた名言だと思います。


治療してみないと分からないのですから、やはり確立が高い方法を選択された方がいいと思うのですが、金銭的なこともありますしねぇ・・・

よく考えて治療に望まれてください^^

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 中森さん
返信日時:2008-01-27 15:52:19
井野先生、ありがとうございます。

担当してくださる先生が拍子抜けするぐらいあっさりした口調でしたので逆に不安でした。

井野先生の言葉で少し前向きに考えてみようと思ってます。
6番は自費でしようかと。

ただし、4・5番はメタルボンドにしようと思ってましたので、
6番を自費でするとかなりの金額になります。

6番はゴールドでお願いするつもりですが、4・5番は
メタルボンドかハイブリッドセラミッククラウンレジン樹脂7万)か
どちらかで迷っております。

もし根管治療が失敗してしまったらクラウンの保証はないですし。。

それならハイブリッドでもいいのかなぁ〜と。
変色するらしいですが、元々の色が黄ばんでますので、
それ程気にならないと思ってます。

気になるとしたら持ちです。

何年もってくれるか分からない歯ですが、上の冠が違えば
歯の状態は変わってくるのでしょうか?

なんどもすみません。。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-01-27 16:09:53
>何年もってくれるか分からない歯ですが、上の冠が違えば
>歯の状態は変わってくるのでしょうか?

確かに被せ物根の病気の発生率が異なってきますが、材質でそこまで大きな差は出ないと思います。

唾液は液体ですので少しでもすき間があると、歯の中唾液が侵入してきます。
唾液が入るということは細菌も一緒に中に入ってきます。

ここでよく根の治療中は唾液が入らないようにラバーダムを張って治療を行う必要があるとくどいぐらい書いていますが、根の治療後も同じです。

神経を触った歯は言わば、『ずぅ〜と』歯の中に細菌が入らないようにする配慮が必要なのです。

歯科医師は目でもマイクロでも見えない細菌を相手にしてますから。

ですから、精度の良い土台を入れて1つ目の防御壁を作り
精度の良い被せ物で2つ目の被せ物を作る。

と言うものが理想です。

ただし理想に近い治療となるとそれなりに治療費はかかりますよ^^
それだけの手間がかかる訳ですから。

悪くなった歯はその都度良い治療をしてメンテナンスしていかないと・・・
どこまで許容してもらえるかですね。

根の病気に関しては、
被せ物の材料の違いより治療精密度の違いで異なってきます。



>それならハイブリッドでもいいのかなぁ〜と。

いいのではないですかね、自費歯内療法をしてハイブリットの白い歯を入れる。
めちゃくちゃ高い審美性を要求しなければ、ありだと思いますよ^^



根の病気には被せ物の精度も大切です。

私のHPの真ん中辺りに家の図で例えています
http://www.eedental.jp/contents/about_eed/tooth.html

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-01-27 16:38:58
こんにちは。

根管治療クラウンもそうですが、高いお金を払っても、うまくいく確率がどれだけか上がるだけの話です。

私たち術者にとっては、多くの人に行う以上成功率や平均的な耐用年数と言うのは非常に大切な話なのですが、患者さんにとってはどのみち「上手く行くか行かないか」「長持ちするかしないか」だけの話だと思いますよ。

つまり、そういうことに費用だけの価値を感じるかどうかで、答えは人ぞれぞれだと思います。

歯よりも大切なことだってたくさんありますからね。

当然最もベターな方法を毎度選択するのが理想的ですが、歯科治療費の場合は天井知らずに費用は上がってしまいます。

術者の先生を信頼されていて、その先生が経験上、「どちらでも大差ないんじゃないか」「金額ほどの価値が今回の場合ないんじゃないか」とアドバイスされているのなら、よく耳を傾けた方がいいと思いますよ。

お金を貰っても大して効果的なことが出来ない(と考えている)場合もあれば、お金を貰わなくても十分なことが出来る(と考えている)場合も両方あると思います。

メリット・デメリットをよく聞いたり調べたりして、後は個人の価値観で判断されて下さいね。



とか言いながら・・

>それならハイブリッドでもいいのかなぁ〜と。
>変色するらしいですが、元々の色が黄ばんでますので、
>それ程気にならないと思ってます。
>気になるとしたら持ちです。

持ちについてはあまり期待出来ないと思いますよ。
本当に色が気にならないならゴールドの方が安全です。

白い方が良ければメタルボンドの方がいいのではないかなー、と最近は思いますね。

どうもハイブリッドは、着色、すり減り、精度の悪さ、接着の難しさ、プラークの溜まりやすさなどが個人的には気になってきています。

「高級仮歯

的な・・。

扱いによほど慣れてる先生で、中期的に交換も視野に入れられ、コストパフォーマンス重視ならアリだと思います。



>何年もってくれるか分からない歯ですが、上の冠が違えば
>歯の状態は変わってくるのでしょうか?

自費根管治療のことも含めて、例えば何年持つか分からない命なら、

A)精一杯長生き出来る様にお金を惜しまない
B)延命にお金をかけず、他の好きなことを存分に楽しむ

どちらも正解だと思いますよ。


私もすごく良さそうな先生だと思いますし、迷っている点や疑問点も含めて、直接もっとよく相談されてはどうでしょうか?


あ、なんか冷たい感じの回答になってしまいましたが・・・^^;
すみません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 中森さん
返信日時:2008-01-27 18:07:06
井野先生、渡辺先生、回答ありがとうございました。

今はクレッジットもあるし、毎月支払う金額も考えて
できるだけ延命させたいと思ってます。

担当の先生にいろいろと疑問を持ち掛けたいですが、
なぜかこのサイトの先生を信じてしまってます。。
たぶん口で言われても母は忘れてしまうからですかね(苦笑)

よく検討してみたいと思います。



タイトル 6番の根管治療の再治療(2回目)は、自費でするべき?保険でするべき?
質問者 中森さん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
根管治療の治療費・費用
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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