神経のない歯は神経のある歯よりも脆い?(4番インレー素材の悩み)
相談者:
robaさん (32歳:女性)
投稿日時:2008-02-02 20:51:05
こんにちは。
昨年10月より、子供の頃に神経を抜いてかぶせ物をしていた歯<左上4番>を再治療しております。
やっと根の治療が終わり、次回土台作りなのですが、どのインレーにするか迷っています。
先生はクラウンで、とおっしゃっていましたが、私が今の歯の周りを削りたくない、ということでインレーになりました。
ファイバーコア+ハイブリットセラミック にしようと思っていますが、今後全ての金属のかぶせ物を白く替えたいと考えると、今回の<左上4番>は保険のコンポジットレジンにして、他のよく見える歯をハイブリットセラミック にするほうが賢明かと。。。
そこで、コア+レジン は可能でしょうか?
<右上2番>ハイブリッドセラミッククラウン
<右上・左上5番>ハイブリットセラミックインレー
<右上・左上4番.5番+右下4番>保険のレジン
でいこうかと思いますがどうでしょう?
蛇足ですが、先日妹が私のように再治療に歯医者さんに行ったところ、金歯の中から金歯が出てきた と言っていますが、そんなことはあるものでしょうか?
ご相談にのっていただけると幸いです。
よろしく御願いいたします。
昨年10月より、子供の頃に神経を抜いてかぶせ物をしていた歯<左上4番>を再治療しております。
やっと根の治療が終わり、次回土台作りなのですが、どのインレーにするか迷っています。
先生はクラウンで、とおっしゃっていましたが、私が今の歯の周りを削りたくない、ということでインレーになりました。
ファイバーコア+ハイブリットセラミック にしようと思っていますが、今後全ての金属のかぶせ物を白く替えたいと考えると、今回の<左上4番>は保険のコンポジットレジンにして、他のよく見える歯をハイブリットセラミック にするほうが賢明かと。。。
そこで、コア+レジン は可能でしょうか?
<右上2番>ハイブリッドセラミッククラウン
<右上・左上5番>ハイブリットセラミックインレー
<右上・左上4番.5番+右下4番>保険のレジン
でいこうかと思いますがどうでしょう?
蛇足ですが、先日妹が私のように再治療に歯医者さんに行ったところ、金歯の中から金歯が出てきた と言っていますが、そんなことはあるものでしょうか?
ご相談にのっていただけると幸いです。
よろしく御願いいたします。
回答1
回答日時:2008-02-02 21:59:59
こんにちは。
インレーについては今散々過去の回答を検索したところなので、こちらを参考にされて下さい。
参考→お勧めの詰め物・インレー
結論は同じで、担当の先生のお勧めも尊重して下さいね。
robaさんの場合でちょっと意味がよく分からないのですが、
>かぶせ物をしていた歯<左上4番>を再治療しております。
>今の歯の周りを削りたくない、ということでインレーになりました。
>今回の<左上4番>は保険のコンポジットレジンにして、
???
元はクラウンだったのですよね?
それがインレーやレジン充填にかえられるんですか?
元々インレーの間違いですかね。
>コア+レジン は可能でしょうか?
レジン充填出来る様な歯に私はファイバーコアは使わないので、ちょっと分かりません。補強の意味でされる先生もおられるかも知れませんが・・
私の場合は、芯(コア)の部分から外側まで全てレジン充填します。
それでは強度に不安がある様な場合には、クラウンにしますね。
><右上2番>ハイブリッドセラミッククラウン
><右上・左上5番>ハイブリットセラミックインレー
><右上・左上4番.5番+右下4番>保険のレジン
>でいこうかと思いますがどうでしょう?
これは担当の先生に聞いてみて下さい・・^^;
因みに私見ですが、ハイブリッドセラミックインレーについては、
【接着修復のレジン充填のメリット】と、
【型をとって口の外で理想的な形を作るメタルインレーのメリット】
を足して割った様な存在ではあるのですが、接着操作が難しいために、よほど慣れてる先生でないと少し不安です。
注;ハイブリッドセラミック→モノとしてはレジンと同じ
注;メタルインレーは接着ではなく"合着"なのが欠点かも??
※↑私見ですよ。
どの方法でも一長一短、帯に短し襷に長しですので、担当の先生の得意な方法がやや有利かと思いますよ。
インレーについては今散々過去の回答を検索したところなので、こちらを参考にされて下さい。
参考→お勧めの詰め物・インレー
結論は同じで、担当の先生のお勧めも尊重して下さいね。
robaさんの場合でちょっと意味がよく分からないのですが、
>かぶせ物をしていた歯<左上4番>を再治療しております。
>今の歯の周りを削りたくない、ということでインレーになりました。
>今回の<左上4番>は保険のコンポジットレジンにして、
???
元はクラウンだったのですよね?
それがインレーやレジン充填にかえられるんですか?
元々インレーの間違いですかね。
>コア+レジン は可能でしょうか?
レジン充填出来る様な歯に私はファイバーコアは使わないので、ちょっと分かりません。補強の意味でされる先生もおられるかも知れませんが・・
私の場合は、芯(コア)の部分から外側まで全てレジン充填します。
それでは強度に不安がある様な場合には、クラウンにしますね。
><右上2番>ハイブリッドセラミッククラウン
><右上・左上5番>ハイブリットセラミックインレー
><右上・左上4番.5番+右下4番>保険のレジン
>でいこうかと思いますがどうでしょう?
これは担当の先生に聞いてみて下さい・・^^;
因みに私見ですが、ハイブリッドセラミックインレーについては、
【接着修復のレジン充填のメリット】と、
【型をとって口の外で理想的な形を作るメタルインレーのメリット】
を足して割った様な存在ではあるのですが、接着操作が難しいために、よほど慣れてる先生でないと少し不安です。
注;ハイブリッドセラミック→モノとしてはレジンと同じ
注;メタルインレーは接着ではなく"合着"なのが欠点かも??
※↑私見ですよ。
どの方法でも一長一短、帯に短し襷に長しですので、担当の先生の得意な方法がやや有利かと思いますよ。
助言1
助言者:
さとさん
助言日時:2008-02-02 22:11:31
回答2
回答日時:2008-02-02 22:44:17
さとさん>専門知識を持って書き込まれてますか?
その考え方については基礎研究で数字が出てます。
象牙質そのものの強度の変化については数%程度で、「ほとんど変わりなし」と言う解釈でおそらく良いかと思いますよ。
他にも考慮しなくてはいけないことが色々あるので、単純な話ではないですが。
参考→無髄歯(神経を抜いた歯)の寿命について
その考え方については基礎研究で数字が出てます。
象牙質そのものの強度の変化については数%程度で、「ほとんど変わりなし」と言う解釈でおそらく良いかと思いますよ。
他にも考慮しなくてはいけないことが色々あるので、単純な話ではないですが。
参考→無髄歯(神経を抜いた歯)の寿命について
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2008-02-02 23:18:59
はじめまして井野と言います。
>コア+レジン は可能でしょうか?
保険治療の話ですよね!?
これが出来ないのですよ。
またコアが何を示されているかにもよります。
銀合金のメタルコアですか!?
であればレジンとの相性が悪くなるのでますますなしです。
保険でレジンコアを入れた場合、
被せ物にしないと保険請求が出来ない為に制度上
コア+レジン は不可能になります。
自費の話ですが、私は健康な部分の多い歯でよくやりますよ。
ファイバーコア+レジン修復(インレー)
もし将来的にレジンが欠けたり、歯がかけたりした際にそのまま1週削ってクラウンにします。
>金歯の中から金歯が出てきた
金脈でもあるのではないでしょうか!?
嘘です!!^^;
これは分かりませんね、初めて聞きました。
さとさん>
渡辺先生のおっしゃる通りです。
歯根破折は神経を取った歯に多いことは言えますが、
必ずしも象牙質の強度が低下するからではありません。
人為的なケースで何か問題が起こることが多いです。
例えば、
設計の悪い土台
歯内療法の際、根管内への過度な力
健康な歯質を削り過ぎた為
などなど
と言ってもこんな知識がある先生は少ないです。
最近分かってきたことなのでしょうがないかもしれませんが、ある程度専門的な知識がなく書くことは他の相談者さんへ間違った知識を与えかねません。
最近相談件数も多く過去とカブッている相談も多いので親切に回答してもらえるのはありがたいですが、できればこれからは過去のリンクを1つ、2つ張る程度にしてもらえませんか!?
私たちでも過去間違えたものは頻繁に修正をしています。
ですから表面的な知識で書き込みをしてもらうのは避けてください。
『ヒール役』担当!?
井野でした・・・
今日でヒール役卒業します^^;
>コア+レジン は可能でしょうか?
保険治療の話ですよね!?
これが出来ないのですよ。
またコアが何を示されているかにもよります。
銀合金のメタルコアですか!?
であればレジンとの相性が悪くなるのでますますなしです。
保険でレジンコアを入れた場合、
被せ物にしないと保険請求が出来ない為に制度上
コア+レジン は不可能になります。
自費の話ですが、私は健康な部分の多い歯でよくやりますよ。
ファイバーコア+レジン修復(インレー)
もし将来的にレジンが欠けたり、歯がかけたりした際にそのまま1週削ってクラウンにします。
>金歯の中から金歯が出てきた
金脈でもあるのではないでしょうか!?
嘘です!!^^;
これは分かりませんね、初めて聞きました。
さとさん>
渡辺先生のおっしゃる通りです。
歯根破折は神経を取った歯に多いことは言えますが、
必ずしも象牙質の強度が低下するからではありません。
人為的なケースで何か問題が起こることが多いです。
例えば、
設計の悪い土台
歯内療法の際、根管内への過度な力
健康な歯質を削り過ぎた為
などなど
と言ってもこんな知識がある先生は少ないです。
最近分かってきたことなのでしょうがないかもしれませんが、ある程度専門的な知識がなく書くことは他の相談者さんへ間違った知識を与えかねません。
最近相談件数も多く過去とカブッている相談も多いので親切に回答してもらえるのはありがたいですが、できればこれからは過去のリンクを1つ、2つ張る程度にしてもらえませんか!?
私たちでも過去間違えたものは頻繁に修正をしています。
ですから表面的な知識で書き込みをしてもらうのは避けてください。
『ヒール役』担当!?
井野でした・・・
今日でヒール役卒業します^^;
助言2
助言者:
さとさん
助言日時:2008-02-02 23:41:08
確かに、先生方のおっしゃるとおりですね。
>健康な歯質を削り過ぎた為
という井野先生のご意見は納得です。
ようは歯根破折までさせないような歯医者さんの腕次第ということですよね。
http://okwave.jp/qa3421755.html
などにも同じようなことが書かれていますね。
ただ、歯医者さんのブログでも、
「歯の根が割れる原因として『神経がない』ことがあげられます。
神経のない歯は脆く、通常の噛む力でも割れる可能性があります。」
と書かれています。
あと、読売新聞の記事でも、
「神経取れば“枯れ木”同然」
というのがのっています。
>健康な歯質を削り過ぎた為
という井野先生のご意見は納得です。
ようは歯根破折までさせないような歯医者さんの腕次第ということですよね。
http://okwave.jp/qa3421755.html
などにも同じようなことが書かれていますね。
ただ、歯医者さんのブログでも、
「歯の根が割れる原因として『神経がない』ことがあげられます。
神経のない歯は脆く、通常の噛む力でも割れる可能性があります。」
と書かれています。
あと、読売新聞の記事でも、
「神経取れば“枯れ木”同然」
というのがのっています。
相談者からの返信
相談者:
robaさん
返信日時:2008-02-02 23:44:14
皆様 貴重なご意見ありがとうございます。
今日はじめてこのサイトに来て色々読ませていただきましたが、
専門用語が理解できず、意味不明な言葉を使ってスミマセン。
これから勉強していこうと思います。
渡辺先生→もともとは 保険の銀色インレーでした。
今私の口の中に子供の頃に大量に作られたこれらのものがあるので、
この際全て白くしようと思っているのです。
先生に得意な方法を聞いてみます。
井野先生の自費のファイバーコア+レジン修復にしたいのですが、
5万円くらいでできますかね?
今までは、根の治療ばかりで全ての歯のことをトータルで
考えていなかったので、先生に相談しながら予算も含めて
考えていきたいと思います。
ありがとうございます!
今日はじめてこのサイトに来て色々読ませていただきましたが、
専門用語が理解できず、意味不明な言葉を使ってスミマセン。
これから勉強していこうと思います。
渡辺先生→もともとは 保険の銀色インレーでした。
今私の口の中に子供の頃に大量に作られたこれらのものがあるので、
この際全て白くしようと思っているのです。
先生に得意な方法を聞いてみます。
井野先生の自費のファイバーコア+レジン修復にしたいのですが、
5万円くらいでできますかね?
今までは、根の治療ばかりで全ての歯のことをトータルで
考えていなかったので、先生に相談しながら予算も含めて
考えていきたいと思います。
ありがとうございます!
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2008-02-03 00:28:24
>井野先生の自費のファイバーコア+レジン修復にしたいのですが、5万円くらいでできますかね?
どうでしょうかね!?
私の歯科医院ではもう若干上ですが。
これも考え方です、もしハイブリットにしても10万近い金額&何より歯を大きく削る必要がありますから、なるべく削りたくない人にはありの治療だと思っています。
ウチの歯科医院で抜髄した人の殆どはこの方法でビルドアップしています。
(ただ、ハイブリットクラウンより技術と1回の治療時間は必要になります)
私はなるべく削らない低侵襲(体につける傷が少ないこと)の治療コンセプトですから。
と言っても、歯内療法とレジンしか出来ませんけど・・・
>先生に相談しながら予算も含めて考えていきたいと思います。
であれば一度先生に治療したい場所を話して見積もりを出してもらった方がいいですよ。
もう1つの方法は先生に自分の予算を初めに言って、そこから治療した方が良い部位から優先的に治療してもらうのも1つの手ではありますよ。
さとさん>
あのぉ〜、
一般の方へ様に分かりやすく書くとああ言った感じになると思います。
私たちの言っていることは最近言われ始めて、データーで数値として表されています。
ではでは、私の推測の推測も
歯は元々神経(水分)を取り囲むように健康な歯があります。
ですから健康な歯の部分を線で書くと『O』の字になります。
*Oの中に神経があると思ってください
しかし、虫歯が出来ると上の一部を削り穴を開けて神経をとらないといけません。そうすると水はこぼれて空になります。
歯の上が削られている為に、『O』 ⇒『C』の字に変わります。
上から同じ力をかけるとどうなるでしょう!?
『C』の字は先に潰れませんか!?
何となくなるほどと思われてもここには数値で表していないので、神経を取ると歯が弱くなる!?と言うものと同じようなものです。
科学とは数値で表していかないといけません。
歯科医療も科学の裏づけがないといけません。
これが『エビデンス』です。
いままでは、権威(凄い先生)や個人の経験によるものが大きく幅を利かせていました。
しかし、これではA先生とB先生にC先生で大きな差が出ます。
しかし、客観的な裏づけ(エビデンス)があると、
A先生、B先生、C先生の差が少なくなります。
今、さとさんが言われていることは
今までの歯科医師の固定概念です。思い込みは非常に怖いです。
癌にはこの『みかん』を食べると良い!!
医者全てが思い込みで『みかん』だ!!
というのはどうですか!?
(*みかんがパソコンの前に置いてあったもので^^;)
私は危険であると思います。
医者であれば、客観的に物事を考えなくなくてはいけないと私個人は思います。
この客観的な数値で表されたデーターのことを渡辺先生がおっしゃっているのです。
この神経を取ったら必ずクラウン(被せ物)も
10年も経てばまた話は変わってくると思います。
>「歯の根が割れる原因として『神経がない』ことがあげられます
神経を取る過程において使う道具によってマイクロ(ナノ!?)クラック(電子顕微鏡で確認できる破折線)が入ります。
*将来的にこの微細なマイクロクラックが成長して破折まで進行することも考えられますし、
最近は不適切な設計のメタルコアの応力によって、破折のスタートが根の中央部から起こっているものもあると言われ始めています。
歯内療法において、特に強引な側方加圧(最終的なお薬の詰め方)、垂直的な圧接(加圧操作)などで起こるようなことが実験で分かってきています。
また、神経を取るニッケルチタンファイル(機械操作でするもの)を1本使うと特に曲がった歯(根)には応力がかかり、その応力に対して歯が元に戻るために10分以上かかるということも言われています。
東京医科歯科大のK先生がその辺りの実験をしているそうです。
ブログ程度の事柄はあまり鵜呑みにしない方がいいですよ。
(私のブログ含め)
ただ、念を押すように言うと
神経を取った歯の破折は神経を取っていない歯にくらべ多いです。
これだけは言えます。
ですから、歯を長持ちさせたい方は神経を守っていきましょう!!^^
どうでしょうかね!?
私の歯科医院ではもう若干上ですが。
これも考え方です、もしハイブリットにしても10万近い金額&何より歯を大きく削る必要がありますから、なるべく削りたくない人にはありの治療だと思っています。
ウチの歯科医院で抜髄した人の殆どはこの方法でビルドアップしています。
(ただ、ハイブリットクラウンより技術と1回の治療時間は必要になります)
私はなるべく削らない低侵襲(体につける傷が少ないこと)の治療コンセプトですから。
と言っても、歯内療法とレジンしか出来ませんけど・・・
>先生に相談しながら予算も含めて考えていきたいと思います。
であれば一度先生に治療したい場所を話して見積もりを出してもらった方がいいですよ。
もう1つの方法は先生に自分の予算を初めに言って、そこから治療した方が良い部位から優先的に治療してもらうのも1つの手ではありますよ。
さとさん>
あのぉ〜、
一般の方へ様に分かりやすく書くとああ言った感じになると思います。
私たちの言っていることは最近言われ始めて、データーで数値として表されています。
ではでは、私の推測の推測も
歯は元々神経(水分)を取り囲むように健康な歯があります。
ですから健康な歯の部分を線で書くと『O』の字になります。
*Oの中に神経があると思ってください
しかし、虫歯が出来ると上の一部を削り穴を開けて神経をとらないといけません。そうすると水はこぼれて空になります。
歯の上が削られている為に、『O』 ⇒『C』の字に変わります。
上から同じ力をかけるとどうなるでしょう!?
『C』の字は先に潰れませんか!?
何となくなるほどと思われてもここには数値で表していないので、神経を取ると歯が弱くなる!?と言うものと同じようなものです。
科学とは数値で表していかないといけません。
歯科医療も科学の裏づけがないといけません。
これが『エビデンス』です。
いままでは、権威(凄い先生)や個人の経験によるものが大きく幅を利かせていました。
しかし、これではA先生とB先生にC先生で大きな差が出ます。
しかし、客観的な裏づけ(エビデンス)があると、
A先生、B先生、C先生の差が少なくなります。
今、さとさんが言われていることは
今までの歯科医師の固定概念です。思い込みは非常に怖いです。
癌にはこの『みかん』を食べると良い!!
医者全てが思い込みで『みかん』だ!!
というのはどうですか!?
(*みかんがパソコンの前に置いてあったもので^^;)
私は危険であると思います。
医者であれば、客観的に物事を考えなくなくてはいけないと私個人は思います。
この客観的な数値で表されたデーターのことを渡辺先生がおっしゃっているのです。
この神経を取ったら必ずクラウン(被せ物)も
10年も経てばまた話は変わってくると思います。
>「歯の根が割れる原因として『神経がない』ことがあげられます
神経を取る過程において使う道具によってマイクロ(ナノ!?)クラック(電子顕微鏡で確認できる破折線)が入ります。
*将来的にこの微細なマイクロクラックが成長して破折まで進行することも考えられますし、
最近は不適切な設計のメタルコアの応力によって、破折のスタートが根の中央部から起こっているものもあると言われ始めています。
歯内療法において、特に強引な側方加圧(最終的なお薬の詰め方)、垂直的な圧接(加圧操作)などで起こるようなことが実験で分かってきています。
また、神経を取るニッケルチタンファイル(機械操作でするもの)を1本使うと特に曲がった歯(根)には応力がかかり、その応力に対して歯が元に戻るために10分以上かかるということも言われています。
東京医科歯科大のK先生がその辺りの実験をしているそうです。
ブログ程度の事柄はあまり鵜呑みにしない方がいいですよ。
(私のブログ含め)
ただ、念を押すように言うと
神経を取った歯の破折は神経を取っていない歯にくらべ多いです。
これだけは言えます。
ですから、歯を長持ちさせたい方は神経を守っていきましょう!!^^
回答5
回答日時:2008-02-03 01:04:54
>これから勉強していこうと思います。
はい。患者力つけてみて下さいね^^
>先生に得意な方法を聞いてみます。
「何が得意ですか?」だと気に障るかも知れませんよ。
「先生の歯だったらどうされますか?」
「どうするのがお勧めですか?」
などが良い尋ね方です。
>井野先生の自費のファイバーコア+レジン修復にしたいのですが、5万円くらいでできますかね?
あまり一般的ではないかも・・
理論的には全然OKだと思います。
さとさん>
今回だけですよ^^;
次回から別スレッドでお願いします。
従来は確かに神経のない歯は神経のある歯よりも脆いと信じられていました。
Determination of the moisture content of vital and pulpless teeth.
Helfer AR, Melnick S, Schilder H.
Oral Surg Oral Med Oral Pathol. 1972 Oct;34(4):661-70.
⇒論文はこちら
でも近年の基礎研究で、象牙質そのものの機械的性質は大きく変わらず、質的に脆いということはないと言う事が分かっています。
Effects of moisture content and endodontic treatment on some mechanical properties of human dentin.
Huang TJ, Schilder H, Nathanson D.
J Endod. 1992 May;18(5):209-15.
⇒論文はこちら
Are endodontically treated teeth more brittle?
Sedgley CM, Messer HH.
J Endod. 1992 Jul;18(7):332-5.
⇒論文はこちら
更に言うと、補強になると盲目的に信じられていたポスト部分(※土台の、歯根の中に突っ込んでいる釘状の棒の部分のこと)は、歯根破折の原因になると言われています・・
Resistance to fracture of restored endodontically treated teeth.
Trope M, Maltz DO, Tronstad L.
Endod Dent Traumatol. 1985 Jun;1(3):108-11.
ので、十分な歯質がある場合には、1-2mm以上のフェルールを確保した上で、ビルドアップコア(※レジンやアマルガムなどで埋めるだけの方法)で十分、かつベストと言われています。
Posts and cores: state of the art.
Christensen GJ.
J Am Dent Assoc. 1998 Jan;129(1):96-7.
⇒論文はこちら
(全文pdf.file)
http://jada.ada.org/cgi/reprint/129/1/96
という事でコアがビルドアップで済むなら、そのまま上までレジン充填でも妥当。という事になります。
(※以下の回答の内容とも併せて考えないといけませんが)
参考⇒前歯が1/3欠けた場合、クラウンにする必要性は?(レジンでは無理?)
と調べている間に井野先生に先越されちゃいました・・(笑)
さとさんの引用されたQ&Aサイトでの引用先も当サイトですし、ブログを書かれてるのは一時期回答者に登録されてた先生ですね^^;
縁深い当サイトの誇る根管治療専門医・井野先生の回答と、私の回答で「ファイナルアンサー」と言うことで、よろしくお願いします。
はい。患者力つけてみて下さいね^^
>先生に得意な方法を聞いてみます。
「何が得意ですか?」だと気に障るかも知れませんよ。
「先生の歯だったらどうされますか?」
「どうするのがお勧めですか?」
などが良い尋ね方です。
>井野先生の自費のファイバーコア+レジン修復にしたいのですが、5万円くらいでできますかね?
あまり一般的ではないかも・・
理論的には全然OKだと思います。
さとさん>
今回だけですよ^^;
次回から別スレッドでお願いします。
従来は確かに神経のない歯は神経のある歯よりも脆いと信じられていました。
Determination of the moisture content of vital and pulpless teeth.
Helfer AR, Melnick S, Schilder H.
Oral Surg Oral Med Oral Pathol. 1972 Oct;34(4):661-70.
⇒論文はこちら
でも近年の基礎研究で、象牙質そのものの機械的性質は大きく変わらず、質的に脆いということはないと言う事が分かっています。
Effects of moisture content and endodontic treatment on some mechanical properties of human dentin.
Huang TJ, Schilder H, Nathanson D.
J Endod. 1992 May;18(5):209-15.
⇒論文はこちら
Are endodontically treated teeth more brittle?
Sedgley CM, Messer HH.
J Endod. 1992 Jul;18(7):332-5.
⇒論文はこちら
更に言うと、補強になると盲目的に信じられていたポスト部分(※土台の、歯根の中に突っ込んでいる釘状の棒の部分のこと)は、歯根破折の原因になると言われています・・
Resistance to fracture of restored endodontically treated teeth.
Trope M, Maltz DO, Tronstad L.
Endod Dent Traumatol. 1985 Jun;1(3):108-11.
ので、十分な歯質がある場合には、1-2mm以上のフェルールを確保した上で、ビルドアップコア(※レジンやアマルガムなどで埋めるだけの方法)で十分、かつベストと言われています。
Posts and cores: state of the art.
Christensen GJ.
J Am Dent Assoc. 1998 Jan;129(1):96-7.
⇒論文はこちら
(全文pdf.file)
http://jada.ada.org/cgi/reprint/129/1/96
という事でコアがビルドアップで済むなら、そのまま上までレジン充填でも妥当。という事になります。
(※以下の回答の内容とも併せて考えないといけませんが)
参考⇒前歯が1/3欠けた場合、クラウンにする必要性は?(レジンでは無理?)
と調べている間に井野先生に先越されちゃいました・・(笑)
さとさんの引用されたQ&Aサイトでの引用先も当サイトですし、ブログを書かれてるのは一時期回答者に登録されてた先生ですね^^;
縁深い当サイトの誇る根管治療専門医・井野先生の回答と、私の回答で「ファイナルアンサー」と言うことで、よろしくお願いします。
タイトル | 神経のない歯は神経のある歯よりも脆い?(4番インレー素材の悩み) |
---|---|
質問者 | robaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ハイブリッドセラミックインレー 根管治療関連 補綴関連 専門的な質問その他 その他(その他) お勧めの詰め物・インレー |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。