子供の永久歯が生えるためのスペースが不足している場合の矯正について

相談者: ikumiさん (41歳:女性)
投稿日時:2008-03-28 00:03:40
11才の子供の矯正について相談させて下さい。

現在のですが、左右両方の奥歯上下のみ乳歯を残しており、後は全て永久歯に生えかわった状態です。

今の時点では前から見た歯は比較的奇麗に並んでいますが、あごが小さく、加えて一本ずつの歯が大きく、今の段階で奥歯数本のあたりが完全に歯一本分生えるスペースが足らない状態だそうです。

実際に今生えている歯もすき間はなくぴっちり並んでいる状態です。
犬歯がわずかに上気味な気がしますが)

そこで矯正の先生にみていただいた所、乳歯がもう奥歯しかなく、あまり動くことは期待できないものの、可能性を考えてスペースを作る矯正を行うか、永久歯に生えかわるのを待って、上下左右各1本ずつ抜歯して、矯正するかという説明を受けました。

大して動く可能性がないのであれば、矯正器具を長期間つけさせるよりは、永久歯が生えてきた段階で抜歯する方が良いのかもしれませんが、健康な歯を4本も抜かなくてはいけないかと思うと迷いがあります。

スペースがかなり厳しい場合でも、治療によって歯のスペースを確保することは可能なのでしょうか。

もしスペースを広げる処置を行った結果、充分に歯の生える位置が確保出来なかったとしても、やらないよりは試みてみた方が良いでしょうか。

又、基本的に子供のように完全にスペース不足な場合は、抜歯という選択も一般的なのでしょうか。

どうかアドバイスお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-03-28 03:48:23
はじめまして。

>スペースがかなり厳しい場合でも、治療によってのスペースを確保することは可能なのでしょうか。

ある程度は可能ですが、これは実際に精密検査をして適用すべきかどうかを検討しなければなりませんので、ikumiさんのお子さんがこの方法に向いているのかどうかは分かりません。

また、歯科医師によっても判断は変わりますので、できれば何人かの先生の意見を聞いて、一番納得のできる先生に矯正をお願いしたほうが良いと思います。

矯正でのトラブルはかなりやっかいですので、歯科医院選びはぜひ慎重に行ってください。


ちなみに僕の個人的な意見としては、上下の骨の極端なアンバランスがない限りは、基本的には成人してからの矯正をお勧めすることが多いです。

小児期の矯正には虫歯歯根吸収のリスク、患者協力度の問題などがありますし、結局成人してから矯正が必要になるケースも実はかなり多く、その場合虫歯のリスクが非常に高くなってしまうためです。


ただ何度も書きますが、個人個人によって適切な矯正法というものは変わってきますし、担当の矯正医の考え方にも大きく左右されますので、やはり現実的には数人の先生に意見を伺うのが良いのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ikumiさん
返信日時:2008-03-28 22:40:32
田尾先生


ご回答ありがとうございました。

最終的に抜歯をするしかないのであれば、早い時期から矯正器具をつけて子供に負担をかけるのもどうかと思い、それならば大人になってからでもいいのではないかと私自身も思っているところがあります。

仮に、顎が広がることでスペースが確保でき、抜歯しないですむというのなら早期に矯正を始める意味もあるような気がして迷いがありました。

ただ、矯正の先生は、スペースが出来て抜歯しなくてすむようになる確率は低いとはおっしゃっていました。

(4本までは抜かずにすんだとかそういうことはあっても、全て抜かなくてすむという可能性は少ないそうです)

やはり精密検査してみないことにはわからないですね。

あと何点か質問があるのですが、前歯がスペース不足だと八重になったり、歯同士が重なり合ったりするのをよく見ますが、奥歯の場合はどう生えてくるのでしょうか。

生えることが出来ずにそのまま・・ということもあるのでしょうか。

仮にスペース不足で普通の位置には生えることが出来ないと言うことは、歯が、左右ずれたり、変な位置に生えてきたりということだとして、もし大人になって矯正する場合は、この段階ではそのままにして、大人になってからその時の状態によって、矯正するという感じでしょうか。

それとも、歯が変な位置に生えてきた段階で一端、抜歯するなりした後、矯正するようになるのでしょうか。

現在の先生のお考えでは、すぐに矯正を始めてスペースの確保に期待するか、永久歯が生えてきた段階で、各上下左右を一本ずつ抜くという2点です。

いずれにしても、早くてすぐに、遅くて乳歯が抜け、永久歯が出てきた時点ということなので、この一年ぐらいの間には矯正を始めるということになります。

大人になってから矯正をしたいという相談をこちらからしても良いものでしょうか。


現在の歯科医院は子供が数年通っていて慣れているという点と、定期的な歯の検診もしてくれているため、矯正をするのならここにしたいと子供は言います。

実際の歯も診ていないのに、お答えにくい質問ばかりで大変申し訳ないのですが、よろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-04-01 03:46:58
前歯がスペース不足だと八重になったり、歯同士が重なり合ったりするのをよく見ますが、奥歯の場合はどう生えてくるのでしょうか。生えることが出来ずにそのまま・・ということもあるのでしょうか。

奥歯の生えるスペースが足りない場合には、そのスペースを補うために前歯がガタガタになることが多いです。

ただ、通常乳歯永久歯よりも大きいため、乳歯が抜けた時点で、歯の生え変わりに必要なある程度のスペースができるようになっています。

ですので、早期に乳歯が抜けて放置しているとかでなければ、特殊なケースを除いて、特に心配はないと思いますよ。



>大人になってから矯正をしたいという相談をこちらからしても良いものでしょうか。

歯医者さんの考え方は人それぞれですし、患者さんの状態にもよります。

僕は小児期の矯正治療には基本的に否定的ですが、ケースによってはお勧めする場合もありますので、ikumiさんのお子さんが実際にどうされるのが良いのかについては何とも言えません。

ただ、矯正にはメリットだけではなくデメリットもありますので、できれば数人の矯正医に見てもらうなどして、矯正を始めてしまってから後悔することのないように、慎重に決められたほうが良いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ikumiさん
返信日時:2008-04-01 22:53:34
田尾先生

お忙しい中、ご意見を聞かせていただき、ありがとうございました。
やはり、一度他の先生にも診てもらうようにしたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル 子供の永久歯が生えるためのスペースが不足している場合の矯正について
質問者 ikumiさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
子供の歯並び
子供の歯列矯正
回答者




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