必要がないのに象牙質を削られ、歯の神経を取られたのでは?

相談者: まがもさん (40歳:男性)
投稿日時:2008-04-07 17:52:12
はじめまして、よろしくお願いします。
処置ミスと思える医者の処置について伺います。

はじめは院長に処理してもらっていたのですが
途中で一度、その医院に新しく入った若い先生に処置されました。

症状は歯頸部に発生したくさび状欠損です。
以前から水が滲みていました。

今回、新しい歯科医院に行きました。
くさび状欠損は何箇所もありました。

2回目までレジン充填してもらい、
3回目は衛生士さんに口内の掃除をしてもらいました。

そのとき、
前につめたところが1ミリほど隙間があり水が滲みることがわかり、
次回処置することになりました。

次の時、新しく入った若い先生が担当になりました。

院長や前回の助手は別の患者についていたので、
「以前詰めたところが1ミリほど隙間があるので詰めてください」
と一応言いました。

医者は口内をみて、埋める前に、
詰めている所を削らなければいけないと言って、
院長に削っても良いかと確認した。

そして、ドリルで削り始めました。

私が痛がるので「麻酔をしますか」と聞いてきました。
私はできるだけ麻酔をせずに済ませるほうがよかったので、

「このままでいいです」

と言いました。
しかし、まだ痛むので、

「このままでよいか麻酔をするかどっちにします」

と、再度聞いてきました。
それでしかたなく、

「麻酔をしてください」

と言いました。

医者は麻酔をして削りましたが、それでも痛むのでまた麻酔をし、
というのが7回くらい続いたと思います。

それでも最後まで痛みが消える事がなく削られました。
長い時間削られました。

後でみるとセメントがくさび状欠損に塗ってありました。
チューブからとってこてで塗っていました。

そして処置後、

「これで様子を見ましょう。これで駄目なら神経を抜きましょう」

と言った。
神経を抜くなどこの医院に来てはじめて言われた。

受付では、「これで治療は終了です。」と言われた。

後で、水を飲んだり、空気を吸ったりすると滲みて激痛が走りました。
そして、一晩中激痛が走り一睡もできませんでした。

処置されたセメントは数時間後にはがれてきていて、
歯茎のまわりにすこし残っていた。

境目の歯茎は以前はピッタリとについていたのですが、
少しめくれるようになった。
ドリルがあたったのだと思います。

先生は動作がぎこちなく、ミスが多く、不安に感じました。

痛みが激しいのでまた医者に行くことにしました。

別の医者に行く事を考えましたが、
急に予約を受け付けてくれるか分からないし手間がかかる。
院長は処置がうまいので、
院長を指定して同じ歯科医院に行く事にしました。

そして、
受付に、新人の先生に当たり処理がまずかった事を言いました。

麻酔を7回ほど受けた事、
激痛が走り眠れなかった事、
処置をする前より遥かに遥かに悪くなり痛みが増した事、
鏡をみるとセメントが塗られていて、
今までの処置の仕方と異なっていた事を言って、
院長を指定して予約しました。

院長は口内を見たとき、
「うわー」とか「あちゃー」とか小言で言っていたので
ひどかったのだと思います。

また、処理する前に「お湯が滲みますか」と聞かれたのですが、
お湯も滲みるようになっていました。以前は滲みませんでした。

院長には削ることなくレジン充填してもらい、
水がしみなくなりました。

院長には「何かあったらまた来てください」といわれました。
診察料は払う必要はありませんでした。

とにかく至急の痛みを取り除く事ばかり考えていたので、
若い医者の処置について聞いていませんでした。
先生もとくに説明をしませんでした。

このような処置はどう思われるでしょうか。
若い医者がやったように再度削る必要があったのでしょうか。
そのままレジンで埋めたらよかったのではないでしょうか。

お湯が滲みるようになると神経に至り、
神経の末期症状と書かれていて大変心配です。

処置ミスで、問題のない象牙質を削られて
歯髄にまで達したのではないでしょうか。

院長はレジンで埋めたのだから、
滲みるなら神経を抜くというのはとんでもない考えだと思います。

普段から軽く痛みがありますし、触るとよく響きます。
とくにあごを触るとよく響く。

また、空気を吸うと滲みてきます。激しくはないですが。

歯とレンジに隙間が開けばまた激痛が走るし、
本当に神経を抜かなければならなくなるかもしれないと心配です。

こういう場合どうしたらよいでしょうか。
また慰謝料を払ってもらえるものでしょうか。
どうも納得がいきません。

また、くさび状欠損にセメントを塗るというのはどうでしょう。

長々と書いてしまいましが、よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-04-08 14:40:44
まがもさん、こんにちは。

この度の件、色々と大変であったと思います。
ご心中お察しします。

ただ、ご質問の内容のみで、治療内容の是非について具体的なコメントをすることは、匿名のご相談である本歯科相談室の性質上難しいです。ご了承ください。

また、慰謝料などの責任追及の可否は、法律相談の範疇に入ると思います。

したがって、私からは、

>くさび状欠損セメントを塗るというのはどうでしょう。

というご質問に関して回答いたします。

くさび状欠損部に詰め物をするかどうかは、歯科医師によっても見解がわかれるところです。

私自身は、「積極的に詰めることはしない派」ですが、詰める先生も多くおられますし、どちらが良い悪いではなく、詰める必要性がある・なしで対応は変わってきます。

特に、同部位が知覚過敏等の症状が激しい場合、まずは知覚過敏を抑える薬を塗布して、それでも効果がない場合は、詰め物をして、カバー的な役割を果たすこともあります。

以前回答したもので、類似のご質問がありましたので、参考にされてください。

歯磨きによる歯の咬耗について

それでは、まがもさんが今回の件を最善の形で解決されることを願っています。

お大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まがもさん
返信日時:2008-04-09 12:49:29
中本先生ありがとうございます。

歯科医師によっても、
くさび状欠損部に詰め物をするかどうかは、
見解が分かれるんですね。

私の場合はかなり水が滲みます。詰めないと困りました。

前回行っていた歯科医院は詰めない派で、
薬を塗布していました。

また、一時、セメントを塗っていましたが
すぐ剥がれるからというので塗ることも無くなりました。

その前の歯科医院は詰めてくれていたので
(亡くなったので変えたのですが)、
なぜ詰めてくれないのか疑問に思っていました。
それで今回変えました。

以前から歯科医院では、
の磨きすぎ、力の入れすぎ、歯磨き粉のつけすぎと言われ、
磨き方を指導されていました。

それでも、直らないので最新の電動歯ブラシを購入してました。

今回行った歯科医院では噛みあわせから歯ぎしがあり、
それが最近では原因といわれているというので、
マウスピースを作成しました。

ところで、レジンを詰めるならわかるのですが、
2,3時間ですぐはがれるようなセメントを詰めるのは
どうなのだろうと思ったしだいです。

多分、詰まりやすいようにするため、
ドリルで深く削ったのではないかと思うので。

私の場合は全然しみを防いでなかったし、
かつすぐに剥がれたのですが。
レジンを詰めめくれればよかったのに。

調べてみると、

歯科用セメントには様々な種類があり
 補綴物の装着以外にも知覚過敏の際に保護材として使用される」

と書いてありました。
くさび状欠損部にも使うことがあるのですね。

また、レジン充填を調べますと技術的に高度と書いてありました。
歯科医師によって得意不得意、技術の差があるのですね。
レジンを詰めるのが苦手だったのかもしれない。
また、くさび状欠損部ではよりやりにくいのでしょうか。

大学や実習ではどのようの教えるのだろう、
特殊なところなので何も教えないのでしょうか。
と疑問に思いました。

だらだらと書きました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-04-18 02:53:30
う・・・コメントしづらいですが・・・

僕もまだ新米歯科医なのですが、新人の歯医者はまだ経験も浅いので、今回のようにちょっとベストとは思いにくい処置を行ってしまうことはあると思います。

正直僕も、いろいろやってしまったことがありますし、今でも全ての処置を完璧にこなせるかどうかと言われれば、そんなことは全然できません。

まがもさんがおっしゃられているように、歯科医師によって得意不得意、技術の差は非常に大きなものがあると思います。

しかし、日本では技術的に未熟だからといって免許を取り上げられるわけでもありませんし、保険制度に沿った治療さえしていればそれで結果が思わしくなかったとしても、歯科医師が罰せられることはまずありません。

だからこそこのようなサイトで患者さんには知識を身に付けて頂き、良さそうな歯科医師を見抜く目を養ってもらいたいと思っています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まがもさん
返信日時:2008-04-18 15:25:37
田尾先生ありがとうございます。

田尾先生はこのサイトを運営されているのでコメントしますが、
とても質の良いサイトだと思います。

こういうサイトを作っていただいているのを感謝します。
ならびに今後も勉強させてもらいます。



タイトル 必要がないのに象牙質を削られ、歯の神経を取られたのでは?
質問者 まがもさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯科/医療ミス
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
医療ミス、不信感その他
歯科/裁判・訴訟・示談・慰謝料
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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