[写真あり] 抜歯して根を切り、抜歯した歯をもどす治療(再植)に対する不安
相談者:
シンジさん (30歳:男性)
投稿日時:2008-04-20 23:00:47
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2008-04-21 09:57:00
これはレントゲンを見ないと何とも言えませんね。
外科的な歯内療法を行うか、一般的な根管治療を行うかはその歯の状態や術者の技量などを総合的に考える必要があります。
僕は「可能な限り根管治療を優先」して考え、何か不都合があれば外科的なアプローチを考えるようにしています。
レントゲンなりCTなりの画像が無いと判断できませんよ。
担当の先生としっかり相談される事をお奨めします。
外科的な歯内療法を行うか、一般的な根管治療を行うかはその歯の状態や術者の技量などを総合的に考える必要があります。
僕は「可能な限り根管治療を優先」して考え、何か不都合があれば外科的なアプローチを考えるようにしています。
レントゲンなりCTなりの画像が無いと判断できませんよ。
担当の先生としっかり相談される事をお奨めします。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2008-04-21 12:25:04
再植術はタイヨウ先生と同じく、最後の手段でしょう。
(外傷性脱臼の歯は再植したことはありますが、根管治療が成功しないケースではありません)
まず根管治療をする、はかばかしくなくて歯根嚢胞があれば摘出術と根管充填を同時にする。
再植術は考えません、以前根管治療で治らなかった症例を抜歯したところ、肉眼的に歯根膜の様子がよくなかったので、治らなかったのを納得しました。
(病理検査にはうっかりして出しませんでしたので、あくまでも肉眼的にですが・・・)
基本的には排膿が止まらなければイリゲーションすれば止まります、それでも止まらなければ穿孔しているか、他に何か治らない原因がどこかにあると考えるべきでしょう。
その原因を抜歯して取り除けるなら、抜歯、再植のリスクと秤にかけて、メリットが多ければ再植もありでしょう。
歯根端切除
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=89
2007.10.11 Thursdayの記事です
画像は昨年12月中頃左下の3・4番の痛みが取れないとのことで転医されてきた患者さんのケースです。
両歯とも急性炎症があり排膿していたため、イリゲーションを始めました、もちろん開放です。
初めのうちはほぼ毎日、排膿が少なくなってきてからは週2・3回、2月の中頃まで続けたところ、4番は排膿が止まり根管充填することができました。
3番については3月の初め排膿が止まったので根管充填をしました、ところが根管充填の翌々日から自発痛と腫脹が出てきて切開しました。
抗生剤を処方したところ腫脹は治まって来たので、5番の根管治療に取り掛かろうとレントゲンを撮った所、偶然3番を偏心投影で撮影することになって、穿孔が見つかりました。
3番は本来の根管の入り口が見つからなかったため結局抜歯しました。
私の経験では、このようなケースは根管治療が一見成功しないがその原因は根管治療の方法・手技ではなくてもっと根本的な問題がありそうに思っています。
根管形成が根尖までできた症例ほとんど根管治療は成功しています。
このケースでは今考えると再植ということも考えてもよかったのではないかと思いますが、抜歯のときに歯槽骨や歯根膜を損傷することを考えれば難しいのではないかと思います、だめもとでやってもいいかもわかりませんが・・・。
この次このようなケースに遭遇したら再植も考えて見ます。
画像1 根充後の確認レントゲン、一見うまく行っている
画像2 偏心投影では穿孔しているのがわかる
両方とも汚いレントゲンですみません。
画像1 画像2
(外傷性脱臼の歯は再植したことはありますが、根管治療が成功しないケースではありません)
まず根管治療をする、はかばかしくなくて歯根嚢胞があれば摘出術と根管充填を同時にする。
再植術は考えません、以前根管治療で治らなかった症例を抜歯したところ、肉眼的に歯根膜の様子がよくなかったので、治らなかったのを納得しました。
(病理検査にはうっかりして出しませんでしたので、あくまでも肉眼的にですが・・・)
基本的には排膿が止まらなければイリゲーションすれば止まります、それでも止まらなければ穿孔しているか、他に何か治らない原因がどこかにあると考えるべきでしょう。
その原因を抜歯して取り除けるなら、抜歯、再植のリスクと秤にかけて、メリットが多ければ再植もありでしょう。
歯根端切除
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=89
2007.10.11 Thursdayの記事です
画像は昨年12月中頃左下の3・4番の痛みが取れないとのことで転医されてきた患者さんのケースです。
両歯とも急性炎症があり排膿していたため、イリゲーションを始めました、もちろん開放です。
初めのうちはほぼ毎日、排膿が少なくなってきてからは週2・3回、2月の中頃まで続けたところ、4番は排膿が止まり根管充填することができました。
3番については3月の初め排膿が止まったので根管充填をしました、ところが根管充填の翌々日から自発痛と腫脹が出てきて切開しました。
抗生剤を処方したところ腫脹は治まって来たので、5番の根管治療に取り掛かろうとレントゲンを撮った所、偶然3番を偏心投影で撮影することになって、穿孔が見つかりました。
3番は本来の根管の入り口が見つからなかったため結局抜歯しました。
私の経験では、このようなケースは根管治療が一見成功しないがその原因は根管治療の方法・手技ではなくてもっと根本的な問題がありそうに思っています。
根管形成が根尖までできた症例ほとんど根管治療は成功しています。
このケースでは今考えると再植ということも考えてもよかったのではないかと思いますが、抜歯のときに歯槽骨や歯根膜を損傷することを考えれば難しいのではないかと思います、だめもとでやってもいいかもわかりませんが・・・。
この次このようなケースに遭遇したら再植も考えて見ます。
画像1 根充後の確認レントゲン、一見うまく行っている
画像2 偏心投影では穿孔しているのがわかる
両方とも汚いレントゲンですみません。
画像1 画像2
相談者からの返信
相談者:
シンジさん
返信日時:2008-04-23 20:44:21
タイトル | [写真あり] 抜歯して根を切り、抜歯した歯をもどす治療(再植)に対する不安 |
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質問者 | シンジさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療の失敗・再治療 その他(写真あり) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 意図的再植 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。