ビスフォスフォネート剤は短期服用でも、抜歯で顎骨壊死の危険性はある?
相談者:
ぷりもシウォンさん (46歳:女性)
投稿日時:2008-04-29 03:44:48
回答1
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2008-04-29 10:02:27
ビスホスホネート剤服用時の口腔内外科処置についてはまだまだ解らない事が多いのが現状です。
服用の期間や顎骨の吸収がおこった場合の対処法も確立されてはいません。
一応、ガイドラインのような物もありますが
(確か過去のスレッドでもあったと思います)
それに従ったから大丈夫という物でもないようには思います。
個人病院では対処が難しいのではないかと思います。
可能であれば大学病院などの大きい病院でご相談されるのがよいのではないでしょうか。
服用の期間や顎骨の吸収がおこった場合の対処法も確立されてはいません。
一応、ガイドラインのような物もありますが
(確か過去のスレッドでもあったと思います)
それに従ったから大丈夫という物でもないようには思います。
個人病院では対処が難しいのではないかと思います。
可能であれば大学病院などの大きい病院でご相談されるのがよいのではないでしょうか。
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2008-04-29 18:03:12
BP製剤については荒木先生が言われるようにほとんどわかっていません。
注射薬より内服のほうがリスクは少ないといわれています。
また服薬期間が3年未満ならもっとリスクは少ないということです。
起こる確率は非常に少ないのですが、義歯を造る治療で壊死が起こったという報告も1例あるようで、何で起こるかわかりません。
もし歯のことで将来問題をおこしそうだったり、抜歯や外科的な処置が近い将来必要になりそうなら、内科の先生とよく相談して、服薬を変更・中止したほうがいいかもしれません。
私のところでも、すでに10名ほどの患者さんに、内科にお手紙を持って行っていただいて、他の薬剤に変更したり、中止していただきました。
歯が割れて、大学病院に抜歯を依頼した患者さんも1名みえますが、大学病院の先生もやや逃げ腰のように思えて、抜歯を避けられました。
インプラントは、私だったらしません。
(たぶん多くの先生が逃げるでしょう)
BP製剤を飲んでいなくても、骨粗鬆症自体がインプラント治療に対するリスクですので、避けたほうがいいでしょう。
歯科的な問題があるなら、まずはかかりつけの歯科医から、内科の先生に、手紙を書いてもらい、薬を変更するか、中止してもらい、
3−6ヶ月してから、危なそうな歯はすべて抜いておいたほうがいいでしょう。
それまでの間は、定期的に口腔ケアを受けるとともに、危険性の少ない治療を進めておかれたらいいと思います。
注射薬より内服のほうがリスクは少ないといわれています。
また服薬期間が3年未満ならもっとリスクは少ないということです。
起こる確率は非常に少ないのですが、義歯を造る治療で壊死が起こったという報告も1例あるようで、何で起こるかわかりません。
もし歯のことで将来問題をおこしそうだったり、抜歯や外科的な処置が近い将来必要になりそうなら、内科の先生とよく相談して、服薬を変更・中止したほうがいいかもしれません。
私のところでも、すでに10名ほどの患者さんに、内科にお手紙を持って行っていただいて、他の薬剤に変更したり、中止していただきました。
歯が割れて、大学病院に抜歯を依頼した患者さんも1名みえますが、大学病院の先生もやや逃げ腰のように思えて、抜歯を避けられました。
インプラントは、私だったらしません。
(たぶん多くの先生が逃げるでしょう)
BP製剤を飲んでいなくても、骨粗鬆症自体がインプラント治療に対するリスクですので、避けたほうがいいでしょう。
歯科的な問題があるなら、まずはかかりつけの歯科医から、内科の先生に、手紙を書いてもらい、薬を変更するか、中止してもらい、
3−6ヶ月してから、危なそうな歯はすべて抜いておいたほうがいいでしょう。
それまでの間は、定期的に口腔ケアを受けるとともに、危険性の少ない治療を進めておかれたらいいと思います。
相談者からの返信
相談者:
ぷりもシウォンさん
返信日時:2008-05-01 00:00:23
荒木先生 小牧先生 ありがとうございます
かかりつけの歯医者さんがないので こちらで歯科医の先生のご意見が伺えてよかったです。
実際に先生方がどのように対処されているのかがわかりましたので参考にさせていただき しっかりと相談できる歯医者さんを探したいと思います
一日も早くこの薬の副作用への対処法が見つかると良いのですが...
【関連性の高い相談】
・骨素鬆症とインプラント
・ビスホスホネート系の薬剤(骨粗鬆症予防薬:フォサマック)による顎骨壊死
・ビスホスホネート製剤による治療中の根管治療実施の有無について
かかりつけの歯医者さんがないので こちらで歯科医の先生のご意見が伺えてよかったです。
実際に先生方がどのように対処されているのかがわかりましたので参考にさせていただき しっかりと相談できる歯医者さんを探したいと思います
一日も早くこの薬の副作用への対処法が見つかると良いのですが...
【関連性の高い相談】
・骨素鬆症とインプラント
・ビスホスホネート系の薬剤(骨粗鬆症予防薬:フォサマック)による顎骨壊死
・ビスホスホネート製剤による治療中の根管治療実施の有無について
タイトル | ビスフォスフォネート剤は短期服用でも、抜歯で顎骨壊死の危険性はある? |
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質問者 | ぷりもシウォンさん |
地域 | 静岡 |
年齢 | 46歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦 |
カテゴリ |
虫歯治療 インプラントその他 専門的な質問その他 薬剤その他 骨粗鬆症 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。