再度の根管治療で痛みが消えず、今後の治療に迷っている [アメリカ]

相談者: Cherryさん (34歳:女性)
投稿日時:2008-07-07 14:44:37
はじめまして。

左下6番について相談させてください。
アメリカ在住ですが、治療は日本とアメリカ両方になります。

日本で根管治療を2度行い、2度目の治療の途中でアメリカに戻ることになり、アメリカで再度治療を行いました。
それでも痛みが消えません。


アメリカの専門医からは、これで痛みが治らなかったら、選択肢は歯茎を切開して根っこの治療をする(歯根端切除術のことでしょうか?)か、インプラントと言われました。

実は、この6番にはすでにかなりの時間とお金をかけていて・・正直インプラントは不安もありますし、切開して治るかどうかも謎なのでどうしていいのか、わかりません。

以下、長くなり申し訳ありませんが今までの経緯です。




4年前にアメリカにて左下6番と7番の虫歯治療を行い、メタルボンドクラウンをかぶせました。

そのとき、「思ったより虫歯が深かった」という医師のコメントがありましたが、根管治療は行われませんでした。


その後、主人の転勤により2年前に日本に戻り、6番の不快感(痛み--耐えられないものではない--、響き)が出てきました。

昨年11月に検診を受けた際に6番と7番のコンタクトが非常に悪い状態で、歯茎が炎症を起こしていると言われました。

6番の虫歯も中で進行しているようなので、クラウンをはずすことを告げられ、かなりショックでした。(院長先生の診断でした)

その段階では、院長先生の判断で神経はとらないままの治療で、クラウンは保険で銀にするか、自費で白いものにするかが決められずにいました。

いずれまたアメリカに戻ることになるので、白いクラウンを入れたかったのですが、またクラウンをはずすことになったら嫌だという気持ちがとても強かったからです。


次の治療では院長先生から担当が替わり、その先生と話をした結果、それなら神経を抜こうという話になりました。

神経を抜いてからも、何かまた起きたら嫌だという気持ちが消えず、銀のクラウンにすることになりました。(ラバーダムなしです)


クラウンをしてからも、不快感が消えず今年の1月に再度同じ医院に行きました。
再治療ということで、また院長先生が最初は診てくれました。


神経治療では見逃しがあるということで、それが多分原因だろうと治療が行われました。

このとき、こういう場合は麻酔をしない方がよいと麻酔無しで治療が行われ、あまりの痛さに本当に涙が出ました。

その後担当は別の先生になり、何度か薬を替えに行きましたがなかなか痛みが消えませんでした。


噛みあわせかも・・とその調整も行いました。

先生いわく、

3つの神経のうち、1つが途中で止まっている。
申し訳ないけど、神経の処置をしたのは私ではないので、これが最初から止まっていたのか、治療でとめてしまったのかわからない

ということでした。

可能性として、神経の先がモヤシの根のように細く分かれていてそこが炎症している人がたまにいるので、薬でそこを治療しているということでした。


それでもなかなか思うように痛みが消えず、そのうち渡米の時期が迫ってきてしまい、先生は

あと考えられるのは、根管の先の穴が太くなってしまっていて、そこと骨の間に炎症が起こっているのかもしれない、でもその治療をするには時間が足りないので、アメリカで専門医に診てもらうしかない 

ということになりました。
薬をいれてもらい、仮のクラウンをつけてもらいました。



6月にアメリカで一般歯科に行き、レントゲンで根に炎症が見られるので専門医への紹介状をもらいました。

専門医に上記の今までの流れを告げると、再治療をすでにしているのなら、またやっても治る可能性は低いと言われました。

とりあえず、痛みの原因を探ったところ、6番自体も痛みはありましたが、冷たいものがしみるのは7番ということがわかり、7番の根治が行われました。(ラバーダム、マイクロスコープ使用)

6番はもしかしたらFractureかもしれないといわれました。
根治にまたお金をかけて少しの可能性にかけるよりも、インプラントにしたほうが良いのかもしれないという先生の意見がありました。

そして、このサイトにたどりつき(Googleです)、再治療の可能性が低いのはわかりましたが、日本での根治の限界と、専門医でやってもらったら治った場合の例を読み、インプラントという決断もまたできなかったため、根治をお願いすることにしました。


結果、何箇所かがブロックされていて痛みの原因はそれだろうという判断でした。

処置にはかなり時間がかかりました。治療後のレントゲンを見ると、4箇所に薬が入った形になりました。
今回は抗生物質の処方もありました。

先生は、これで治ると良いのだけど、治らなかったら選択肢は歯茎を切ってそこから治療かインプラントと言われました。

再治療なので、クラウンを入れる前に様子を見ようと、仮の詰め物をしてから、日本でつけてもらった仮のクラウンをかぶせてくれました。
クラウンは1ヵ月半後に作る予定です。


本当に長くなりましたが・・それから1ヶ月が経ちます。

物は噛めますが、フロスをすると痛いです。

特に、日本にいたときから痛い、5番との境の方が痛いです。
5番のに異常はどうやらないようです。

歯茎自体の腫れや痛みもありません。

歯を指で少し押してみると、上から押すより、横外側から押すのが一番痛みを感じます。

内側からはほとんど感じません。
痛みは我慢できない痛みではないです。
この歯の初めからの痛みと同じような感じです。


治療のし過ぎで痛いのか、ヒビが入っているのか、、、、原因というのは根治専門医であれば、レントゲン・マイクロスコープでわかるものなのでしょうか。

クラウンは根治専門医では行われず、一般歯科医に戻って行われます。
根治治療医のもとに戻って再度相談した方が良いでしょうか。


あまりにもお金をかけていますし、実は2度の根治でこちらの保険の年の保障額を使い果たしてしまい、これからの治療はすべて自費になります。


いっそのこと抜歯をしてもらってしまおうかと思っていますが、、、それは無謀でしょうか。

歯が動く可能性もあるかと思いますが、正直もうこれ以上この歯に賭けでお金をかけたくありません。

かといって、インプラントにする勇気も色々な話を読んだり聞いたりするとやりたくないというのが正直な気持ちです。

本当にどうしたらよいかわかりません・・。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-07-07 16:03:31
海外でお困りのようなのですが、文章を読む限り難しい状態ですね・・・


>治療のし過ぎで痛いのか、ヒビが入っているのか、、、、原因というのは根治専門医であれば、レントゲンマイクロスコープでわかるものなのでしょうか。

いえ、多分分からないと思いますよ。
咬めるようになったのなら改善傾向っぽいのですが、5番とのすき間にフロスを入れると痛むというのがちょっと何が原因になっているか・・・、

あまり聞いたことのない痛みの種類ですね。


>正直もうこれ以上このに賭けでお金をかけたくありません。
かといって、インプラントにする勇気も色々な話を読んだり聞いたりするとやりたくないというのが正直な気持ちです。

であれば一般歯科の先生に仮歯で様子を見る期間をもう少し取られたらどうでしょう!?
たぶんそちらの国なら難色を示されるかもしれませんが、本歯に比べれば安くつくと思います。

で3〜6ヶ月様子をみて判断してみてはどうでしょう!?

それで症状が落ち着かなければ切開をして治療を行うか、抜歯を選ばれてみては!?



痛みと治療費のダブルパンチで辛いと思いますが頑張ってください。
何とか痛みが落ち着くといいですね^^
   

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-07-08 01:09:52
こんにちは。

引っ越しも重なり、辛い状況ですね。


私も文面を読んだ限りでは、手は尽くされた感がありますし、あまりこれと言ったアトバイスが思い浮かびません。

何か強いて予想するなら、仮歯の適合が悪いか何かで歯ぐき炎症が実はあるとか、あとはやはり歯根のFractureでしょうか?

根管治療の失敗の可能性も捨て切れはしませんが・・。



保険の件もありますから、仮歯を作り直して貰って、それでしばらく様子が見れそうなら、その方が良いのでは??

で途中、例えば2ヶ月おきとかでレントゲン写真撮影や、歯周ポケットの検査で経過を観察していって貰えると理想的だと思います。



仮に、ですが、抜歯してしまうとなると、6番を失いますから、想像よりも咬み辛くなる可能性がありますよ。

それと既に痛みの歴史が長いですから、最悪の場合にはを抜いても痛みだけが残ると言うケースも、考えられなくはないです。

現在せっかく物は噛めて、我慢出来ない様な痛みではないということですから、抜くのはまだもったいない気がしますよ。



まだ諦めず、頑張って下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Cherryさん
返信日時:2008-07-08 21:05:25
井野先生、渡辺先生、
お忙しい中、コメントどうもありがとうございました。


<井野先生>

そうですか、レントゲンマイクロスコープでも原因はわからないかもしれないのですね。

フロスをすると痛いというのは、フロスが隣のとくっついているところ(歯の一番上というのでしょうか)を通るときに痛みがあります。
不思議な痛みなのでしょうかね(笑)

本当に何が原因なのか、自分でも興味があるのではっきりさせたいのですが難しいようですね。

日本の先生からも、原因がわかったら是非連絡を下さいと言われていたのですが・・。

もう少し様子を見れるように、一般の先生に相談してみますね。その間に良い方向に向かうと良いのですが。

本当にありがとうございました!!!



<渡辺先生>

根治2週間後に見てもらったときは、レントゲンでも良い状態だったようですし、あとは歯茎といわれたので希望を持っていたのですが・・

このまま治らないとなると、やっぱりFractureなのでしょうかね。


仮歯を作りなおしてもらって、しばらく様子をみれるか相談してみようと思います。
その間もレントゲンなどで観察して欲しいといえば、難色は示さないかと思います。


>最悪の場合には歯を抜いても痛みだけが残ると言うケースも、考えられなくはないです。

というコメントは衝撃的でした・・・。
そういうこともあるんですね。

実は主人が同じ6番を10年ほど前に抜歯していて、今もめずらしく歯のずれもほとんどないという状態で、慣れるまで時間はかかるけど抜いてしまえ!!と横から言ってきているので、抜歯を考えていたのですが、抜いても痛みが残るということがあるなら考えてしまいます。

もし、そういう最悪の状態の場合は、インプラントをしても痛みが残る可能性もあるということにもつながるのでしょうか?

もし、まだお読みでしたらご意見いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-07-08 21:51:50
>もし、まだお読みでしたらご意見いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

そりゃもう、一日中読んでますので・・(苦笑)



>実は主人が同じ6番を10年ほど前に抜歯していて、今もめずらしくのずれもほとんどないという状態で、慣れるまで時間はかかるけど抜いてしまえ!!と横から言ってきているので、抜歯を考えていたのですが、抜いても痛みが残るということがあるなら考えてしまいます。

↑これはですね、個人的には結構肯定的で、少々動いたって構わないぐらいにも思っているのですが、一言で言えば「確率の問題」です。

それとケースバイケースですね。

参考→インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合SDA
http://www2.ha-channel-88.com/soudann/migisita.html


参考→延長ブリッジのダミーについて
http://www2.ha-channel-88.com/soudann/enntyou.html



抜いても痛みが残ると言うケースも極めて稀ですが、SDAにしても痛みに関しても、「試しに一回抜いてみる」訳には行きませんからね。。。

原因がわかって抜くならまだしも、わからずに抜くというのは慎重になさった方が良いかと思いますよ。



それと根治2週間後で根治の成否の結論は出せません。

直接見てないので分かりませんが、今の仮歯がきちんと合ってない可能性もなくはないと思いますよ。

諦めるのはまだ早い様な・・・気がします。なんとなく。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Cherryさん
返信日時:2008-07-08 22:46:28
渡辺先生、再度ありがとうございます。

こうやって毎回、参考になる質問をリンクしてくださるの、本当にありがたいです。
色々検索して自分に似た状況を探してはいるもののの、膨大な数で・・。

SDAについて、読んでみました。
実は主人のについても、そのままで良いという医師もいれば、インプラントをしようという医師もいます。
(転勤族なので、色々な医師にかかっています)

試しに一度抜いてみる!というのが出来たら良いですね。。


ちなみに、私は噛みあわせが悪いようで、下の前歯で上の前歯の裏を削っている状態というのをかなり前に言われました。

年をとって、奥歯が磨り減ってきたらもっと削っていくようになり、色々問題が出てくるとそのときに言われました。


噛みあわせについて、こちらのサイトで色々読ませてもらいましたが、この問題もあるので6番の抜歯についてはもっと慎重に考えたほうが良いですかね。

原因がわかっていないのに抜くのは慎重にしたほうが良いというご意見、ごもっともです。


ちょっと個人的なことになりますが、実は2人目の妊娠を希望していまして・・
この歯の治療のために延ばし延ばしになってきていて、早くこの歯の問題を片付けたいという気持ちがあります。

主人は軍人でして、1年半後には戦地に行く予定があるので、それまでになんとか2人目を・・と思っているのですが。
(一人目は主人が戦地にいる間に主人不在でアメリカで産んだので、今回は主人がいるときに産みたいと思っています。)

なんだか話がそれてしまってスミマセン・・(汗)


抜歯・インプラントなどはやっぱり妊娠中は避けたほうが良いでしょうか?

妊娠中でも歯科治療は出来ると思いますが、インプラントなどとなると、麻酔や投薬も必要になりますし。
妊娠中でも大丈夫な麻酔や投薬で抜歯やインプラントも可能でしょうか?


友人は妊娠後期に根治をしていました。
麻酔の種類も産科医に確認した上で行っていましたので、そういう形で妊娠中もこの歯の治療を続けていけるなら、焦る気持ちがなくなるかなと思っています。

大統領選でイラク戦争がどうにかなればよいのですが・・・
その可能性もほとんどなくなってきたので、余計に焦ってしまっていますが(苦笑)

またまた質問になって申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-07-09 00:41:15
>主人は軍人でして、1年半後には戦地に行く予定があるので、それまでになんとか2人目を・・と思っているのですが。

えっ?そんな事情があったのですか。
私が口を挟む様な話しでもないですが、大至急で2人目を頑張られた方が良いのでは・・。

担当の先生にも確認されればなお良いと思いますが、別に現在も急性の強い痛みがある訳でもないですし、のことなんか結論を急ぐ必要はないかと思いますけど。

お子さんやご主人のことの方が遙かに重要だと思います。


妊娠中にわざわざ抜歯や、ましてインプラントなどやる必要はないかと思いますが、どうしてもの時にはまぁなんとかなりますよ。

とりあえず、歯のこととその他のことは切り離して考えられれば良いですよ。

参考→歯科相談室「妊娠中の歯科治療-全質問



ただ戦争は今すぐなくなってほしいですね。
悲しいです。。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Cherryさん
返信日時:2008-07-09 09:08:55
渡辺先生、
またまたどうもありがとうございました。

すごくすっきりした気分です。

もう少し様子を見てみて、これ以上良い方向に向かわないようだったら、クラウンの延期と新しい仮歯のお願いの話をするついでに、妊娠希望のことを伝えてみようと思います。


>どうしてもの時にはまぁなんとかなりますよ。

という一言で、ホッとしました。

6番ののことは諦めずに、良い方向に向くように願ってもう少し検討してみますね。


そうですね、戦争はすぐになくなって欲しいですね。
かといって、イラクの場合は今の状態から「はい、撤退!」とすぐには出来ないのが痛いところです。


こちらで相談できて、色々アドバイスをいただけて本当に良かったです。

どうもありがとうございました。



タイトル 再度の根管治療で痛みが消えず、今後の治療に迷っている [アメリカ]
質問者 Cherryさん
地域 海外
年齢 34歳
性別 女性
職業 主婦
カテゴリ 原因不明の歯の痛み
根管治療の治療法
根管治療後の痛み
根管治療に関するトラブル
根管治療その他
アメリカ(米国)
回答者




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