根幹治療中だが痛みが続く、今後の治療の進め方は?

相談者: ピンクの豚さん (41歳:女性)
投稿日時:2008-06-05 00:20:56
先日も別件で相談させていただいた者です。
今回は再根幹治療について疑問点がでてきましたので、よろしく
お願い致します。

現在左下6番の再根幹治療中です。
保険での治療ですが、丁寧に進めていただいておりました。

経緯は下記の通りです・・

1、リーマによる根幹内のお掃除も終わり、ビタペックスを入れていただき、かなり厚めのストッピングをしていただきました。
(ストッピングの使用は好ましくないことは知っていましたが、保険扱いだし、致し方ないと思って先生に言い出せずにいました。)


2、2週間経過した頃、先生より「これは一ヶ月ほどは様子をみないといけませんから・・・」と言われました。


3、2ヶ月が経過した頃、痛みもだんだん無くなり、症状は好転しているかと思われました。
(ただ、蓋がストッピングなので、私自身は不安になってきてはいました。)


4、まだ押さえると多少痛みがありましたので、もう少し様子を見ましょうと言われ、3ヶ月半が経過しました。
ストッピングはの奥に少しずつ沈んできていました。
その頃より微妙な痺れるような感覚が戻ってきていましたが、

「ピンクの豚さんの体調が悪いからですよ・・」と言われ(私的には特に体調は普通でした)、「この押さえ方をしても響かない(痛まない)ということは、根幹内に細菌があるのではなく、元々の根幹外の炎症です」と、更に様子を見ましょうと。


5、4ヶ月が経過。明らかな痛みがでてきたので、蓋を開けて
(ストッピングでしたがかなり厚みがあり、ドリルを使い、除去するのに数分かかりました)
いただき、抗生物質?での消毒をしていただきましたが、今の所、痛みは改善していません。

今回は自分からお願いしてセメント系の蓋に変えていただきました。


ここで質問です。

前のどなたかの質問の回答で

「ストッピングは2週間もたてば、根幹治療ははじめに戻ってしまう」

というような文章があったように思うのですが、私の場合やはり”ふりだし”に戻ってしまったということなのでしょうか?

先生方でしたら、今後、どのような治療を試みられますか?
もう一度ビタペックスを入れていただき、今度はセメントで蓋をしていただくべきでしょうか?。


現在の先生は、神経を殺す薬を10日以上入れておかれたり
(痛みがでてきたので私からお願いして除去していただきました)、
後々で歯チャンネルで確認したら?と思うようなことがたまにありました。

ストッピング除去した時も、何か透明な薬を根幹内に入れて「泡もぜんぜんでてこないし、細菌が混入して炎症が起きたとは考えにくい」と言われました。

又、根幹内はビタペックスで蓋がされているから、ストッピングの隙間から例え漏れて細菌が入ったとしても、下へは行かないとも言われました。


長い文章で申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。 


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-06-05 01:19:58
こんにちは。
あ、まだ続いてたんですね。
苦労されてるご様子で。。

【前回のご相談】
根管治療が途中だが、転院するべきか判断に迷います
http://www2.ha-channel-88.com/soudann/soudann-00021956.html


根管治療時は、適切な治療内容であっても、術中、術後とも痛みが出ることは少なくありません。
6割ぐらいの患者さんでは起きると言う話もあります。


実際に拝見している訳でもないですし、コメントも難しいのですが、治療内容にどうしても不安を感じる様でしたら、使用する材料を指定するよりは、先生を変えた方が良いと思いますよ。

ただ、今よりも良い先生が見つかる保証はないですし、前回の回答とも矛盾してしまいますけど…。


それぞれの先生が、知っている範囲、出来る範囲で良いと思われる方法を取られている訳です。


今回の件については、文面だけでは原因も分かりませんし、一般論としてですが、出来ないことを頼む(例えばコストの問題)のはもちろんですが、知らないことや普段されないことをお願いしてもあまり意味はないと思いますよ?

道具や材料を何使われてるかを見て、その先生の知識度や技術をある程度予測することは出来るかも知れませんが、患者さんが道具や材料、方法を指定しても、治療の成否には影響しない気がしますよ。



と言うのを踏まえて頂いて、

>先生方でしたら、今後、どのような治療を試みられますか?。

普通に丁寧に再度根管治療をするだけです。
それと、経過が思わしくないですから、診断の間違いや、見逃し根管がないかなどは重点的にチェックすると思いますね。

道具的には、私だったらラバーダムマイクロスコープは必須ですが・・。


因みに、「何か透明な薬」はたぶん次亜塩素酸(NaOCl)のことですね。

参考→NaOClによる根管の化学的洗浄、作用時間と濃度について
http://www2.ha-channel-88.com/soudann/soudann-00021638.html

↑マニアックすぎるので全部読む必要はありませんが、つまり大変信頼できる消毒液ということです。



>根幹内はビタペックスで蓋がされているから、ストッピングの隙間から例え漏れて細菌が入ったとしても、下へは行かないとも言われました。

んー、自分ならやらないですが、おっしゃる通りかも知れません。

因みに一応、ビタぺックスの薬理作用は1週間程度ですから、その後は根管充填剤ガッタパーチャ)と同じで、「隙間を塞いでるだけ」の状態ではあります。
この状態を「振り出し」と言えるかどうかは先生の考え方次第でしょう。

どこまで求めるかにもよりますからね、一概に良いとか悪いとかという線引きは出来ないですよね。

まずは症状がなくなってくれると良いですが…。
あまり参考にならず、すみません。

お大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ピンクの豚さん
返信日時:2008-06-09 22:36:32
お返事が遅くなり申し訳ありません。

渡辺先生、お忙しい中、ご回答ありがとうございます。

なかなか症状が好転しないので、どうしてもオタクのように色々考えてしまい、最近ノイローゼぎみでした。

歯で人生まで嫌になってしまう程悩む自分も嫌ですし、色々調べて考え込んでしまう性格も嫌になってしまいます。



そもそも神経をとることになった原因の歯は、小学校時代に学校の歯科検診で鏡で着色も確認できない真っ白な歯を「C2」と診断され、その歯科検診の結果を持って歯科にいくようにと教師に指導され、歯科にいったら歯科医の方に「こんな健康な歯がC2なんてひどいね!」と言われながら、でも治療しないと学校に”治療済み”として提出できないということで削ってインレーになった歯です。

学校時代の歯科検診以外でインレーになった治療歯は、今のところ卒業以来ありません。

それ以来、歯科には「この歯はまだいいですか?」と質問しつづけ、「まだ何もしなくていいですよ」と歯科医の方に言われつづけ、少し自覚症状がでてきた時にいきなり「手遅れ」という言い方をされたので神経をとることになりました。

患者力があったらその時に簡単に神経をとらずに済んだ事をその時の症状から、後程知りました。


抜髄した歯は1年以内に痛みがでて、他の歯科医院で見ていただいたら根幹内は空洞状態でした。
その歯科でも質問もせずに先生に任せっきりで治療していただきましたが、先生が私の症状が好転しないことに対して不思議そうになさったので転院しました。

自分の歯の治療を今まで人任せにしていたためにこういう結果になってしまったのでは?と反省し、今後はそういうことがないようにと思いなおしましたが、知りすぎるのもあまり良いことではないのかもしれませんね・・・。

こんな患者の為に本当に丁寧に回答いただいて大変感謝しております。

患者力をつけることが本当に自分にとって良い事なのか分からなくなってきました。

いろいろありがとうございました。



タイトル 根幹治療中だが痛みが続く、今後の治療の進め方は?
質問者 ピンクの豚さん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
根管治療に関するトラブル
根管治療その他
根管貼薬
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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