1年前に根管治療し仮歯状態、最近痛み出したが原因は?(海外)

相談者: yochiさん (40歳:男性)
投稿日時:2008-07-11 14:59:44
はじめまして。
海外の発展途上国に駐在しております。


1年前に現地で、上顎右の7番の根管治療を行い、土台までは終了しましたが、違和感があったので、当相談室をはじめとするネット情報を拝見し、暫く様子を見た方が良いであろうと判断し、(セラミックを被せずに)仮歯を被せたままの状態で様子を見ていました。

その後、暫く違和感が続き、且つ現地の治療レベルが低いこともあり、現地での治療継続を断念し、日本に出張のタイミングで、良い歯科医に行こうと考えておりました。

その後、残念乍、日本出張の機会もなく、一方で違和感が小さくなっていたので、放置しておりましたが、2ヶ月程前に仮が外れ、更にその仮歯を再度自分ではめこんで(外れても、簡単にはめることができます)使用していたところ、最近、痛みが出てくるようになりました。


因みに、外れた仮歯は付け根の一部が黒く腐食したような感じになっております。
7番の虫歯が進んだのかもしれません。



<質問?>

痛みの原因は何が考えられますか?

もともと根管治療が上手くいっていなかったのでしょうか?
それとも7番の虫歯が進んだことによるものでしょうか?

然し乍、素人考えでは、根管治療をした時点で、虫歯が進んだとしても、痛みは感じないはずではないか、とも思ったりしております。

やはり、神経(第4根管)が残っているのでしょうか?
それとも唾液が土台および根管の中にまで入って、細菌による炎症を起こしているのでしょうか?



<質問?>

幸いなことに来週3日間、日本出張の機会に恵まれました。

マイクロスコープラバーダムを使用されている歯科医の先生を探して、相談、治療をお願いしようと思っておりますが、期間が短いこともあり、効率的に治療を進めたいと考えております。
(再度の根管治療が必要となれば、改めて日本に帰国し、長期の治療を覚悟せざるを得ませんが。)

まずは、レントゲンを撮って(デンタル撮影)、細菌感染根尖病変、神経(第4根管)を含めて異常が無いかどうかを確認して戴こうかと考えておりますが、他に先生にチェックをお願いするべきこと、又、留意すべき点があれば、アドバイスを戴きたく宜しくお願い致します。



<質問?>

もし、デンタル撮影の結果、根管の細菌感染根尖病変が無く、虫歯と神経(第4根管)が残っていることによる痛みである場合、わざわざ土台およびスクリューポスト(ネジ)を外すという困難なリスク・テイクをして、残っている神経(第4根管)に対する根管治療を行った方が良いのでしょうか?

それとも虫歯の治療だけして、一旦セラミックを被せて、様子を見た方が良いのでしょうか?


以上、3つもの質問をさせて頂きましたが、何卒ご回答、アドバイスの程宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-07-12 07:22:18
充実した医療を受けられない地域にお住まいということで、お困りのようですね。


ご質問の件ですが、まず痛みの原因が何かです。

神経のないのようですから、痛みを感じているのは歯そものではなく、根っこの先や、歯茎などの歯の周りの組織である可能性が高いです。


第4根管が原因ではないかと疑っておられるようですが、もし第4根管が原因だとしても、そこに神経が生きていて、其の神経自体が痛みを感じている可能性は低いでしょう。

仮に第4根管に原因があるとすれば、そこの神経が死んだ組織に感染を起こし、其の細菌が根の先に押し出されている可能性が高いでしょう。



デンタルだけで、すぐに死んだ診断できるかどうかわかりませんが、まずは診査を受けられて、何が原因かを知らなければ先のことはわかりません。

もし万が一、第4根管が原因だとすると、治療は長期にわたるでしょう。
また治療しても治らない可能性もあります。

短期間で第4根管を治療するなら、外科的な治療ということになると思いますが、上の7番で外科的な治療をできる先生はごく限られていますし、ご自身の条件もそろわないと行えません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yochiさん
返信日時:2008-07-12 13:01:06
小牧先生

お忙しいところ御回答戴き、誠に有難うございました。
発展途上国で、治療を行なう難しさを痛感しております。
もう少し、御教示下さい。


もし、上の7番の第4根管の神経が残っていて、細菌が根の先に押し出されているとしたら、治療は長期にわたり、治らない可能性もあるとのこと。

少しショックですが、治らない可能性というのは、結構高いレベル(例えば50%以上)なのでしょうか?



又、第4根管の外科的治療への言及がございましたが、1週間程度で終わり、且つ治る確率が高いのであれば、今回検討したいと思いますが、小牧先生は、治療失敗のリスク等も勘案した場合、外科的治療と通常の根管治療のどちらをお勧めになられますか?


外科的治療をしない場合、治療が長期に渡るでしょうから、今回の日本への短期間の一時帰国では、本格的な治療は無理なので、応急処置だけになるかと思います。

応急処置にあたって、留意するべき点、あるいは歯科医の先生にお願いするべきことはありますか?



あと1年程度で、発展途上国での赴任が終わり、日本に正式に帰国できる予定です。

その場合、今回日本で応急処置し、仮歯ではなく、きちんとメタルのを被せて戴いた上で、日本への正式帰国まで様子を見る(痛みがある場合は対処療法)という対応で問題は無いでしょうか?

以上、宜しくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-07-13 00:03:57
はじめまして。

他の方の参考までに、どちらの国でしょうか?
お仕事なども大変そうなのに、のことまで悩まれて大変ですね・・。

色々とお調べになった様で、悩みの大きさがよく伝わってきます。
ですがさすがにこれは専門領域の問題ですから、yochiさんのつけられた知識が中途半端(すみません・・)で心配です。

と言いますのも、ネットで半端な知識+思いこみを持たれて来院される方というのは、現場ではかなり疎まれてしまうのが実情です。

こちらの相談室ではもちろん構いませんが、実際に日本の先生に問い合わせる際などは、ご注意下さい^^

特に「診断」はプロにお任せして、問い合わせをされる際にはyochiさんの感じている自覚症状やその時系列、日程等の事情、治療方針の大まかなご希望(費用について、出来れば抜きたくない等)を中心にお伝えする様にされて下さい。



ところで意中の歯科医院はもうお決まりなのでしょうか?

>来週3日間、日本出張の機会に恵まれました。
マイクロスコープラバーダムを使用されている歯科医の先生を探して、相談、治療をお願いしようと思っておりますが、期間が短いこともあり、効率的に治療を進めたいと考えております。

今の時期から上記の条件で診療してもらえる医院が見つかる確率は・・正直かなり厳しいと思います。

こちらで相談している時間も惜しんで、早いところメールなり国際電話で急いで問い合わせをされた方が良いと思いますよ。
とは言え週末ですが・・。




で、小牧先生のおっしゃる様に、実際に診察してみるまで現在のお痛みの原因が分からないので、それが今一番の問題です。
ただ・・

・痛みがある
・3日間しかない(実質1回の受診?=一発勝負?)
・上顎の7番

と言う条件でなら、普通第一選択は「抜歯」だと思いますよ。
冷たい様ですが・・。


それ以外にも色々なケースを想定すれば色々な可能性は考えられますし、勿論抜歯を回避できる可能性もあるとは思います。

ですがひと目も拝見しておらず、1枚のレントゲン写真もない状態ではいかんとも・・。



一応専門家としての今できる唯一の助言は、

「至急コンタクトを取る!」

ではないでしょうか。


幸運を祈ります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yochiさん
返信日時:2008-07-13 04:19:59
渡辺先生

はじめまして。御忠告有難うございます。
歯科医の先生との診療予約は既にとってあります。

日本のように恵まれた環境ではない発展途上国で生活していると簡単に歯科医の先生に相談、治療をお願いすることもできず、ネットで必死に情報を得ることしかできません。


当方も約20年社会経験を積み、分別もありますので、実際に診察して下さるプロの歯科医の先生の前で中途半端な知識をひけらかす程、不見識ではありません。

自分自身の頭の中で、色んな可能性を整理し、また限られた時間で「最良の治療」を受けるために、事前に十分準備して臨みたい、ということだけです。
後になって「あの時こういう検査、治療があることを知っていたら。。。」と後悔したくありませんので。


その意味もあり、3日間のチャンスの中で、デンタル撮影、応急処置に加えて、どういったことを歯科医の先生に検査して戴いたり、診察して戴いた方が良いのか、事前にアドバイスを戴きたいと考えておりました。



抜歯」であればさすがに当方の居住国でも可能なので、他の治療を試みず、一時帰国の3日間に「抜」しようとは考えておりません。

普通の人は、そんなに簡単に「抜歯」する気にはなれないと思います。

「抜歯」と言われた場合、一時帰国期間をある程度延長してでも(あるいは次回の帰国のタイミングで)、小牧先生のおっしゃる「外科的治療」の可能性も模索したいと考え、「外科的治療」がどれくらいの期間がかかり、通常の「再根管治療」に比べて(リスクも勘案の上で)お勧めなのか否かを知りたいと考えた次第です。

又、(痛みをそれまで我慢できれば)1年後に本格的に日本に帰任した際に「再根管治療」する可能性も捨ててはおりません。


もし、アドバイス戴けるのであれば、宜しくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-07-13 08:12:53
あらためましてこんにちは。

それは大変失礼しました。
そうかも・・と思いながらも文面から判断出来なかったので^^;

ちょっっと今から外出しないといけませんので簡潔に書きますが、もう一度、

・痛みがある
・3日間しかない(実質1回の受診?=一発勝負?)
・上顎の7番

更に

・原因が感染根管(第四根管の場合も含む)

と言う条件でもしかしてもしかすると可能性があるかも・・

自分なら選択するかも・・

と思うのは、

意図的再植術

です。



メリット・デメリットそれぞれありますから、正解とは限りませんが、「意図的再植術」でも検索してみて下さい。



では取り急ぎ…。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yochiさん
返信日時:2008-07-14 18:48:13
渡辺先生

ご連絡遅れましたが、アドバイス有難うございました。

戴いたアドバイスも参考にさせて戴き、今週日本で治療を受けます。

取り急ぎ御礼まで。



タイトル 1年前に根管治療し仮歯状態、最近痛み出したが原因は?(海外)
質問者 yochiさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯科治療後の歯の痛み
原因不明の歯の痛み
根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
根管治療後の痛み
根管治療その他
海外その他
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中