左下5・6・7 右下6・7欠損 部分入歯の種類と上の歯の抜髄は必要?

相談者: りーふさん (45歳:女性)
投稿日時:2008-10-20 07:00:01
初めまして。
どうぞよろしくお願い致します。


左下5・6・7番、右下6・7番・右上7番を抜歯しております。


インプラントではなく部分入れ歯にしようと考えております。
なるべく目立たないものを探していたところ、こちらの掲示板にめぐりあい、色々勉強させいただきました。


部分入れ歯に関し

1.種類の選択
2.上の抜髄は必要?

についてご相談させて頂きたく、よろしくお願い致します。
 


(質問 その1)

スマイルデンチャー
こちらの掲示板を拝見しますと数年しかもたない様子ですが、数年ごとに作り変えてもこちらを選択する意味はあるでしょうか?

もし、金属クラスプよりも残存歯に負担がかからないのであれば、選択もアリかと思うのですが。


「MTコネクター」
こちらでもご相談されている方がいらっしゃいましたが、まだまだ一般的ではなさそうですね。

参考→MTコネクターという部分入れ歯について教えて下さい

ご存知の方がいらっしゃったら、耐久性等教えて頂きたいです。


「スイングロックデンチャー
桜田歯科の桜田先生が掲示板内の解答の際、提案の一つに上げてらっしゃいましたが、こちらもまだ一般的ではなさそうですが、いかがなものでしょうか?

個人的には、見た目もよくはずれにくそうですので、試してみたいのですが。
耐久性はどの位なのでしょうか?




(質問 その2)

左下と右下の6・7番は抜歯後20年も放置したので

かみ合わせにあたる箇所の上の歯を、神経を取って削らなければならない」

との事でした。
素人考えですが、おりてしまった高さ(低さ?)に合わせた入れ歯では駄目なのでしょうか。
(これ以上神経は抜きたくないので)


ご教示、宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-10-20 08:11:25
りーふ さまおはようございます。


部分床義歯補綴をお考えなのですね。

部分床義歯でよく噛める義歯を作るには、クラスプをつけずに噛んだ時義歯が転覆しないことが絶対必要です。

そのような義歯を作ることが出来れば、クラスプは粘着性のものを食べた時義歯が持ち上がらないようにするだけですから一般的なエーカス鉤で十分です。

もし噛んだ時に転覆する義歯であれば、それを止めるためにクラスプを増やす必要があります。

またそのような転覆する義歯は、鉤に過大な力がかかり鉤歯を傷めてしまいます。

また力いっぱい噛めない義歯になってしまいます。



>「スマイルデンチャー

作ったことがないので推測ですが、噛めば床が変形するので噛みにくいと思います。



>「MTコネクター」

申し訳ありませんが判りません。



>「スイングロックデンチャー

三十年ほど前に何症例か(多分数症例)作ったことがありますが長期予後はよくありませんでした。

咬合力に対抗するレストとしての機能に劣るため義歯が沈下して、歯牙が移動してしまいロックがかからなくなりました。

また歯周病の歯牙に対する保護効果もあるとは思えませんでした。

したがってそれ以来作ってはいません。


結局の所咬合力が義歯の安定力になるような咬合の与え方が出来るかどうかで決まってきます。

その他口腔周囲の軟組織の機能時に、義歯が干渉しない事が違和感のない義歯を作るポイントになります。

かなり専門的な話になりましたが参考になさってください。


不明な所があればまた質問してください。

要は患者さんにとって違和感なく何でもたべらられる義歯であればいいわけです、我々歯科医はそれを作ることが出来ればいいだけです。


義歯を作られた患者さんの声 
http://yamadashika.jp/denture.html#a01

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-10-20 16:36:00
こんにちは

スイングロックついてお答えします。

スイングロックは、昔の先生(現在では大学を退官されている先生のことです)の設計では、ヒンジとロックの内側にレストが存在し、きっちりとリジットな入歯になっていました。

ところが長期経過が思わしくなく、思ったほどもたないようでした。


私は、スイングロックは粘膜負担タイプの義歯だと思っています。

ヒンジとロックの内側にはレストをおきません。
ロックの内側は維持ではなく支持の役目しか負わせません。


咬合力に対抗するレストとしての機能に劣るため義歯が沈下して、歯牙が移動してしまいロックがかからなくなりました。

アルタリングをおこないましたか? 
また、リコールでの顎堤の状態を確認すれば避けられることです。


>また歯周病の歯牙に対する保護効果もあるとは思えませんでした。

私の設計(えらそうに言っていますが先輩から教わったものです)では、歯牙負担にならないため歯周病の固定にも有効です。
周科に保存は無理と言われた患者さんにセットしたスイングロックは、いまだに機能しています。


大学時代からの自分の症例は35、先輩からの引継ぎが15ぐらい、その内で現在までリコールで確認しているのがそれぞれ半数程度です。

古い設計のスイングロック以外で使えなくなったものは一つもありません。
EXT増歯が2症例、人工歯の交換が2症例、リライニング数は不明です。


症例にもよりますが、特に遊離端義歯にはこれ以上のものはないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りーふさん
返信日時:2008-10-20 18:00:23
山田先生

お忙しいなか、早速のご丁寧なご回答をありがとうございました。
難しいお話しでしたが、何度も読んでよくわかりました。

<要は患者さんにとって違和感なく何でもたべらられる義歯であればいいわけです、我々歯科医はそれを作ることが出来ればいいだけです。

私も何でも食べられるようになりたいです!
サイトも拝見しました。
合う入れ歯を作っていただけた患者の皆さん、本当に幸せそうですね。



桜田先生

スイングロックについて、くわしいご回答をありがとうございました。

先生のところでのスイングロック経過観察中の皆さんは現在も使用可能どころか、良好な状態なのですね。

スマイルデンチャーですと、数年毎に取替えの様なのでその点からも魅力的です。
MTコネクターはまだ一般的でないようですし。

ご説明の中での質問なのですが・・・


<古い設計のスイングロック以外で使えなくなったものは一つもありません。
<EXT増が2症例、人工歯の交換が2症例、リライニング数は不明です。

「EXT増歯」とは
抜歯箇所が増えて「スイングロック上の義歯数を増やした」ということでしょうか?

とすると、「人口歯の交換」とあわせて考えると一度作製いただいたら、その後、調整しながら長期間使用していけるということでしょうか?


↓こちらの質問についてはいかがでしょうか?↓
(別にスレッドをたてた方がよろしいですか?)


(質問 その2)
左下&右下6・7番は抜歯後20年以上放置してしまったので

かみ合わせにあたる箇所の上の歯の神経を取り、削らなければならない」

との事でした。
素人考えですが、下りてしまった高さ(低さ?)に合わせた入れ歯では駄目なのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-10-20 22:17:55
一気に書いてしまいました。
わかりにくくてすいません。


スマイルデンチャーですと、数年毎に取替えの様なのでその点からも魅力的です。

スイングロックは機能的には大変優れていますが、見た目にはグロテスクです。
実際のお口の中では意外と目立たないのですが・・・。

見た目に優れているのは明らかにスマイルデンチャーです。


抜歯箇所が増えて「スイングロック上の義歯数を増やした」ということでしょうか?
>とすると、「人口の交換」とあわせて考えると一度作製いただいたら、その後、調整しながら長期間使用していけるということでしょうか?

そのとおりです。
但し、あらかじめ設計のときに考慮しておかねばならないです。
もともと金属とレジンがくっつかないために、くっつけるための加工をしておく必要があります。



>(質問 その2)
>左下&右下6・7番は抜歯後20年以上放置してしまったので

>「かみ合わせにあたる箇所の上の歯の神経を取り、削らなければならない」

>との事でした。
>素人考えですが、下りてしまった高さ(低さ?)に合わせた入れ歯では駄目なのでしょうか?

拝見していませんので実際の高さがわかりません。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-10-21 00:20:47
横から失礼します。
入れ歯は苦手な渡辺です。

りーふさんは色々な種類を勉強されているご様子ですが、例えばここで「スイングロックがいい!」と決めたところで、果たしてそれが役に立つかどうか・・

例えばスイングロックなど見たことも触ったこともない私のところにきて、「是非スイングロックを!」と頼まれても・・ね^^;

桜田先生のところに行かれるならOKですが。



入れ歯の装置にはご存知の物以外にもそれはもう色々な種類があります。

裏を返せばどの装置にも一長一短、それぞれの”コツ”があるわけで、術者の熟練度と言うのも非常に重要な要素です。

山田先生の様に特別な装置は使わなくても、素晴らしくよく咬める入れ歯というのもあります。


出来れば実際に施術される先生(あるいは候補の先生)に、どんな方法が得意で、どんな利点欠点があるのか、直接お尋ねになって比較される方が良い気がしますよ。

ナントカカントカと共通の名前が付いている様な入れ歯でも、誰が作っても同じな訳はなく、全てオーダーメイド、作者次第です。

同じ生地なら誰に頼んでも同じシャツが出来る・・という訳はないですよね?


入れ歯というのは非常に職人的で、腕を上げるのはとても難しいジャンルだと思います。


私なんて早くも諦めてますから・・

世の中にはなんとウン千万円もする入れ歯もあるそうで^^;

種類よりも先生選びを慎重になさった方が良いと思いますよ。




それと気になったのですが、

>左下と右下の6・7番は抜歯後20年も放置したので
>「かみ合わせにあたる箇所の上のを、神経を取って削らなければならない」
>との事でした。

それで今は何か問題があるのでしょうか?



>私も何でも食べられるようになりたいです!

・・とのことですから、食事制限が何かあるのでしょうか。



これは日本の歯科医師としてはあくまで少数派の意見ですが、「短縮歯列」と言う考え方もあります。

参考⇒インプラント VS ブリッジ VS 短縮歯列咬合(SDA)



対合歯の神経を抜く必要があるかは桜田先生のご回答の通りで、拝見せずに判断は不可能です。

・・が、もしも20年も無事に過ごせたかみ合わせなら、それを否定する必要もないかなと、ちょっと気になりましたので。

短縮歯列でもしも安定しているのなら、入れ歯の種類はもちろん、神経を抜く話にさえもなりませんからね。

ご参考までに。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-10-21 08:42:02
久しぶりにスイングロックの名前が出たので、はりきりすぎてしまいました。

入れ歯の装置にはご存知の物以外にもそれはもう色々な種類があります。
>裏を返せばどの装置にも一長一短、それぞれの”コツ”があるわけで、術者の熟練度と言うのも非常に重要な要素です。
>出来れば実際に施術される先生(あるいは候補の先生)に、どんな方法が得意で、どんな利点欠点があるのか、直接お尋ねになって比較される方が良い気がしますよ。


渡辺先生のおっしゃるとおりです。
選択肢はたくさんあり、先生によって違いがあります。

私の考えを押し付けるつもりはないので良くお考えください。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-10-21 08:54:22
あ、話の腰を折ってしまってすみませんm(_ _)m

とても勉強になってます。
さすが・・!

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りーふさん
返信日時:2008-10-22 15:38:28
桜田先生


スイングロックデンチャーのご説明、よくわかりました。
ご専門の先生にお話しを伺えて、光栄です。
お忙しい中、ありがとうございました。



渡辺先生


>・・が、もしも20年も無事に過ごせたかみ合わせなら、それを否定する必要もないかなと、ちょっと気になりましたので。

実は、ごく最近まで不自由をあまり感じず食事をしておりました。

二週間前に左下4番を抜歯し左下3番を治療したところ、それまで痛みのなかった左下3番が猛烈に痛み出し、その後、痛みは左上から右上下にまで広がり肩から頭から、全身不調で食事はプリン状のものばかり。

「もうこれは、早急に部分入れ歯をいれなければ!」

と思い、こちらで部分入れ歯の種類等についてご相談させていただきました。


短縮歯列咬合
左右両6・7番を抜歯当時は、何の知識も無く入れ歯がただ嫌なだけでそのままにしておりました。

その後に信頼できる先生に出会った時(今は廃業されましたが)

「左右ともに同じ数が欠損しているので、それなりにバランスが
取れているので、入れ歯をいれないのも選択の一つ」

とおっしゃっていた事を思い出しました。



>ナントカカントカと共通の名前が付いている様な入れ歯でも、誰が作っても同じな訳はなく、全てオーダーメイド、作者次第です。
>同じ生地なら誰に頼んでも同じシャツが出来る・・という訳はないですよね?


>出来れば実際に施術される先生(あるいは候補の先生)に、どんな方法が得意で、どんな利点欠点があるのか、直接お尋ねになって比較される方が良い気がしますよ。


なるほど・・・
先生方のお言葉をよく噛み締め^^>ながら
今の歯医者さんにご相談してみようと思います。


ほんとうにありがとうございました。



タイトル 左下5・6・7 右下6・7欠損 部分入歯の種類と上の歯の抜髄は必要?
質問者 りーふさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:5番(第二小臼歯)
抜歯:6番(第一大臼歯)
抜歯:7番(第二大臼歯)
抜歯:複数の歯(臼歯部)
部分入れ歯 その他
義歯・入れ歯関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

Total total
今日 今日
昨日 昨日