右上7番の歯根嚢胞で手術を勧められていますが、授乳中です
相談者:
まなぴぃさん (30歳:女性)
投稿日時:2008-10-07 00:08:13
右上7番の歯茎が1年位前から、腫れたり落ち着いたりを繰り返していました。
親知らずも生えているため、その歯が原因だろうと思い放置していました。
しかし今年7月末どうしようもない歯茎の痛みが出て受診した結果、右上7番の歯根嚢胞〔CT上かなり大きな膿の袋で上額洞まで達しているといわれました〕だと判り、大きい病院を紹介されました。
その時は膿を出す処置をして、痛みも歯茎の腫れもだいぶよくなりました。
紹介された病院では、膿の袋が大きいこともあり歯茎と頬の境を切っての手術と、場合によっては抜歯と言われました。
ただ若いので出来る限り歯は残したいけど、ここまで大きいと残すことは難しいかもといわれています。
歯を支えている骨も膿で解けてしまっているそうです。
1週間以上たつと歯の根元に膿がたまった様な違和感と痛みが出てくるため、今、週1で根を洗浄し膿を出す処置をしています。
授乳中ということもあり、断乳してから〔来年の5月くらい〕手術の予定です。
先生には歯を残すことを考えたら手術は早いほうがいいと言われましたが、手術をのばすことで他にどんな症状が出てくる可能性がありますか?
他の周りの歯にも影響がでてきますか?
膿がたまると頬が腫れたり、鼻から膿が出たり熱がでたりすると言われましたが、膿を出す処置をしていれば大丈夫でしょうか?
手術までの洗浄は最初に受診した開業医にかかっていて、先週金曜日に行ってきましたが、処置をしている最中に鼻のほうに水がシューっとくる感じがあって、そのうちに鼻から洗浄水と膿が出てきました。
それまでは処置中に鼻から出ることもなかったし、鼻から膿が出ることもなかったけれど、家に帰ってきてからも下を向いたり横になったりするとたまに、鼻から鼻水のような膿のようなものがでてきます。
嚢胞がわれてしまったのでしょうか?
嚢胞は骨のようなもので覆われていると聞いたような気がするのですが・・・
上顎洞と鼻がつながっているのはわかりますが、歯の根元の膿の袋を洗ってるのになぜ鼻にきてしまうのかがわかりません。
もし割れてしまってたとしたらこの先どうなってしまうのでしょうか?
不安です・・・
ご回答宜しくお願いします。
親知らずも生えているため、その歯が原因だろうと思い放置していました。
しかし今年7月末どうしようもない歯茎の痛みが出て受診した結果、右上7番の歯根嚢胞〔CT上かなり大きな膿の袋で上額洞まで達しているといわれました〕だと判り、大きい病院を紹介されました。
その時は膿を出す処置をして、痛みも歯茎の腫れもだいぶよくなりました。
紹介された病院では、膿の袋が大きいこともあり歯茎と頬の境を切っての手術と、場合によっては抜歯と言われました。
ただ若いので出来る限り歯は残したいけど、ここまで大きいと残すことは難しいかもといわれています。
歯を支えている骨も膿で解けてしまっているそうです。
1週間以上たつと歯の根元に膿がたまった様な違和感と痛みが出てくるため、今、週1で根を洗浄し膿を出す処置をしています。
授乳中ということもあり、断乳してから〔来年の5月くらい〕手術の予定です。
先生には歯を残すことを考えたら手術は早いほうがいいと言われましたが、手術をのばすことで他にどんな症状が出てくる可能性がありますか?
他の周りの歯にも影響がでてきますか?
膿がたまると頬が腫れたり、鼻から膿が出たり熱がでたりすると言われましたが、膿を出す処置をしていれば大丈夫でしょうか?
手術までの洗浄は最初に受診した開業医にかかっていて、先週金曜日に行ってきましたが、処置をしている最中に鼻のほうに水がシューっとくる感じがあって、そのうちに鼻から洗浄水と膿が出てきました。
それまでは処置中に鼻から出ることもなかったし、鼻から膿が出ることもなかったけれど、家に帰ってきてからも下を向いたり横になったりするとたまに、鼻から鼻水のような膿のようなものがでてきます。
嚢胞がわれてしまったのでしょうか?
嚢胞は骨のようなもので覆われていると聞いたような気がするのですが・・・
上顎洞と鼻がつながっているのはわかりますが、歯の根元の膿の袋を洗ってるのになぜ鼻にきてしまうのかがわかりません。
もし割れてしまってたとしたらこの先どうなってしまうのでしょうか?
不安です・・・
ご回答宜しくお願いします。
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2008-10-07 01:52:57
お困りのようですね。
>先生には歯を残すことを考えたら手術は早いほうがいいと言われましたが、手術をのばすことで他にどんな症状が出てくる可能性がありますか?
症状がまた出てくる可能性があり、抜歯のリスクも上がります。
他の歯への影響も十分考えられます。
1〜2週間ではそれほど考えなくてもいいことですが、半年となるとやはり条件は変わってきてしまいます。
>鼻から鼻水のような膿のようなものがでてきます。
>嚢胞がわれてしまったのでしょうか?
たぶん上顎洞に水が貯まっていただけですよ。
波乗り後にも同じ症状が出ます。
海水が鼻腔などをつたわって下りてきます。
ふと下を向いたとき、ベッドで横になった時に前触れなしにいきなり鼻から海水が出てきます。
たった状態でおへそを見るように腰を折り頭を下げ、片方の鼻の穴を塞ぎ、『フン』と鼻をかむように力を入れるとボタボタ出てきます。
(あまり強く力むと上顎洞に穴があるので軽くでいいですよ)
*海水浴時にも使える豆知識でした。
と言ってももう時間があいているので、多分出ないとは思いますが^^;
>もし割れてしまってたとしたらこの先どうなってしまうのでしょうか?
>不安です・・・
特に不安にならなくてもいいですよ^^
先生の指示に従い治療を続けられてください。
>先生には歯を残すことを考えたら手術は早いほうがいいと言われましたが、手術をのばすことで他にどんな症状が出てくる可能性がありますか?
症状がまた出てくる可能性があり、抜歯のリスクも上がります。
他の歯への影響も十分考えられます。
1〜2週間ではそれほど考えなくてもいいことですが、半年となるとやはり条件は変わってきてしまいます。
>鼻から鼻水のような膿のようなものがでてきます。
>嚢胞がわれてしまったのでしょうか?
たぶん上顎洞に水が貯まっていただけですよ。
波乗り後にも同じ症状が出ます。
海水が鼻腔などをつたわって下りてきます。
ふと下を向いたとき、ベッドで横になった時に前触れなしにいきなり鼻から海水が出てきます。
たった状態でおへそを見るように腰を折り頭を下げ、片方の鼻の穴を塞ぎ、『フン』と鼻をかむように力を入れるとボタボタ出てきます。
(あまり強く力むと上顎洞に穴があるので軽くでいいですよ)
*海水浴時にも使える豆知識でした。
と言ってももう時間があいているので、多分出ないとは思いますが^^;
>もし割れてしまってたとしたらこの先どうなってしまうのでしょうか?
>不安です・・・
特に不安にならなくてもいいですよ^^
先生の指示に従い治療を続けられてください。
回答2
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2008-10-07 01:53:15
まなぴぃさん、こんにちは。
嚢胞の診断を受けたとのこと、色々とご心配なことと思います。
【1】
既にご自身で色々とお調べになっておられることと思いますが、確かに嚢胞(歯根嚢胞)自体は嚢の壁で覆われた病変です。
しかし、上顎の骨と上顎洞までの距離は短く、また嚢胞の増大に伴い骨は薄くなっていくため、嚢胞が上顎洞方向へ大きく進展した際には、両者が貫通することが考えられます。
また、嚢胞は時として感染・炎症を伴います。
歯根嚢胞自体、その前段階として歯の根の慢性炎症(まなぴぃさんのケースですと、左上7番の歯の根)をきたしていることがほとんどです。
そして、これら炎症は比較的容易に上顎洞へと波及してしまいます。
その結果、上顎洞方向へ進展した嚢胞では、上顎洞炎を併発することがあります。
なお、上顎洞炎に関しては、過去ログをご覧になってください。
参考:歯科相談室<上顎洞炎(蓄膿症)
【2】
まなぴぃさんのお書きになられている、
>鼻から洗浄水と膿が出てきました。
>家に帰ってきてからも下を向いたり横になったりするとたまに
鼻から鼻水のような膿のようなものがでてきます。
という症状から考える限り、上顎洞と歯(嚢胞)とが貫通していることが可能性の一つとして考えられます。
その場合、高い確率で上顎洞炎を併発するものと思われます
(膿が出ていることから、場合によっては現在軽度の炎症を起こしているかもしれません)。
もし、このように上顎洞炎を起こしているのであれば、まずは抗生剤の服用によって、炎症の原因となっている細菌を死滅させる必要があると思います。
【3】
ただし、以上のコメントは、まなぴぃさんのご質問をうかがうかぎりで考えられるものです。
正確なところは直接診察しなければ分かりません。
詳しい内容は、担当の先生に直接お尋ねになってください。
また、来年5月まで手術を見送ることで考えられること等は、実際に診断していない以上、正確な状況も手術の内容も分からないためお答えできません。ご了承ください。
繰り返しとなりますが、今回まなぴぃさんがお寄せいただいたご質問は、担当の先生に直接確認する必要性が極めて高い内容であると思います。
鼻の症状(特に「膿」が出てくること)については、既に担当の先生にお伝えになられているでしょうか?
もしまだ伝えられていないのであれば、明日以降早い段階でお伝えになってください。
無用の心配を重ねて心身双方にストレスを重ねないためにも、必ずや疑問点は担当医にお尋ねくださいね。
お大事にどうぞ。
※追伸
井野先生と絶妙なタイミングでかぶりました。
井野先生は上顎洞に水がたまっているだけと書かれていますが、私は「膿が出ている」というまなぴぃさんの書き込みから、少々悪い方向に考えています。
もっとも、数日で上記症状がなくなれば急ぎの問題ではないと思いますが、今後も鼻の症状が続くようであれば、早い段階で担当の先生にご相談されてください。
嚢胞の診断を受けたとのこと、色々とご心配なことと思います。
【1】
既にご自身で色々とお調べになっておられることと思いますが、確かに嚢胞(歯根嚢胞)自体は嚢の壁で覆われた病変です。
しかし、上顎の骨と上顎洞までの距離は短く、また嚢胞の増大に伴い骨は薄くなっていくため、嚢胞が上顎洞方向へ大きく進展した際には、両者が貫通することが考えられます。
また、嚢胞は時として感染・炎症を伴います。
歯根嚢胞自体、その前段階として歯の根の慢性炎症(まなぴぃさんのケースですと、左上7番の歯の根)をきたしていることがほとんどです。
そして、これら炎症は比較的容易に上顎洞へと波及してしまいます。
その結果、上顎洞方向へ進展した嚢胞では、上顎洞炎を併発することがあります。
なお、上顎洞炎に関しては、過去ログをご覧になってください。
参考:歯科相談室<上顎洞炎(蓄膿症)
【2】
まなぴぃさんのお書きになられている、
>鼻から洗浄水と膿が出てきました。
>家に帰ってきてからも下を向いたり横になったりするとたまに
鼻から鼻水のような膿のようなものがでてきます。
という症状から考える限り、上顎洞と歯(嚢胞)とが貫通していることが可能性の一つとして考えられます。
その場合、高い確率で上顎洞炎を併発するものと思われます
(膿が出ていることから、場合によっては現在軽度の炎症を起こしているかもしれません)。
もし、このように上顎洞炎を起こしているのであれば、まずは抗生剤の服用によって、炎症の原因となっている細菌を死滅させる必要があると思います。
【3】
ただし、以上のコメントは、まなぴぃさんのご質問をうかがうかぎりで考えられるものです。
正確なところは直接診察しなければ分かりません。
詳しい内容は、担当の先生に直接お尋ねになってください。
また、来年5月まで手術を見送ることで考えられること等は、実際に診断していない以上、正確な状況も手術の内容も分からないためお答えできません。ご了承ください。
繰り返しとなりますが、今回まなぴぃさんがお寄せいただいたご質問は、担当の先生に直接確認する必要性が極めて高い内容であると思います。
鼻の症状(特に「膿」が出てくること)については、既に担当の先生にお伝えになられているでしょうか?
もしまだ伝えられていないのであれば、明日以降早い段階でお伝えになってください。
無用の心配を重ねて心身双方にストレスを重ねないためにも、必ずや疑問点は担当医にお尋ねくださいね。
お大事にどうぞ。
※追伸
井野先生と絶妙なタイミングでかぶりました。
井野先生は上顎洞に水がたまっているだけと書かれていますが、私は「膿が出ている」というまなぴぃさんの書き込みから、少々悪い方向に考えています。
もっとも、数日で上記症状がなくなれば急ぎの問題ではないと思いますが、今後も鼻の症状が続くようであれば、早い段階で担当の先生にご相談されてください。
回答3
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2008-10-07 12:34:20
タイトルの件ですが、
今のうちに、搾乳して、
ミルクを冷凍保存しておいて下さい。
手術後は複数の薬剤を飲まないといけません。
それで授乳しても、私は問題ないと考えますが、
気になるようでしたら、
搾乳して冷凍保存しておいた
ミルクを遣うオプションも
出来ますので、
準備だけはしておいた方がいいかも知れません。
今のうちに、搾乳して、
ミルクを冷凍保存しておいて下さい。
手術後は複数の薬剤を飲まないといけません。
それで授乳しても、私は問題ないと考えますが、
気になるようでしたら、
搾乳して冷凍保存しておいた
ミルクを遣うオプションも
出来ますので、
準備だけはしておいた方がいいかも知れません。
相談者からの返信
相談者:
まなぴぃさん
返信日時:2008-10-07 23:20:13
先生方、お忙しいところ返信ありがとうございました。
先生方のお話も参考にしながら、次回受診時担当医に詳しく聞いてこようと思います。
本当にありがとうございました。
先生方のお話も参考にしながら、次回受診時担当医に詳しく聞いてこようと思います。
本当にありがとうございました。
タイトル | 右上7番の歯根嚢胞で手術を勧められていますが、授乳中です |
---|---|
質問者 | まなぴぃさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
上顎洞炎(蓄膿症) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 授乳中の歯科治療 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。