人工関節置換術後、歯科治療での感染症のリスク

相談者: PEREさん (62歳:女性)
投稿日時:2008-11-14 22:58:04
7月にご相談した前歯ブリッジの件の、その後についてご報告と新たなご相談です。

参考:前回のご相談
抜歯してブリッジ治療するタイミング。即か先延ばしか?


実は根管治療の結果が良好で、ブリッジではなく差し歯の更新でよいことになりました。

それで抜歯は免れそうですが、歯茎を下げてからでないと差し歯の効果が十分でないということで、歯茎をめくる手術が必要なのだそうです。



実は私は1年ほど前に両股関節に人工股関節置換術を受けており、感染症にかかる危険性があるのでの治療には充分注意するようにと、整形外科から指示されていました。
抜歯などは抗生剤の点滴を行いながら実施するということです。


今回、歯茎をめくる手術にあたって掛かり付け医は、私が比較的元気だから、そこまでしなくても抗生剤の投与だけで十分ではないかと言われました。

手術した整形外科で聞くと、前もって抗生剤を飲んでおけばよいだろう、確率の問題ではあるけれど、とのことでした。

しかし同じ病院の口腔外科では抗生剤の点滴の方が望ましいとのことです。
それですと掛かり付け医では出来ないので病院で処置して頂いてから、掛かり付け医に引き継ぐということになります。


どちらがよいのか、取り越し苦労かと迷っております。

よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-11-14 23:19:40
pereさん、こんにちは。


人工関節置換術を受けられたと言うことで大変だと思います。

整形外科の先生から、なぜ感染症に注意しなければならないかと言うことの理由については聞いていると思います。
確かに私も感染症には万全の注意が必要だとは思います。


まず口の中と言う環境は細菌がたくさんいます。

そしてを抜いたり、歯肉をめくると言ったような口の中の手術をするということはそれらの細菌が少なからず、体の中の血液中に入ってしまいます。
(これを一過性の菌血症といいます。)

通常菌血症になっても、血液中の白血球や免疫担当細胞によって菌は減少し問題のないレベルになりますが、それを助けるのが抗生剤です。

そして、抗生剤を内服される場合と点滴で入れる場合ではまったく血液中の濃度が違ってきますし、点滴で入れるほうが確実です。
そのために、口腔外科の先生は点滴でとおっしゃっているのでしょう。


判断は整形外科の先生にお任せすればよいと思いますが、万全を期すならば点滴でしょうね。

参考にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: PEREさん
返信日時:2008-11-15 19:05:27
早速のご指導有り難うございました。


明日掛かり付け医に予約がありますので、もう一度よく伺って決めることにします。



タイトル 人工関節置換術後、歯科治療での感染症のリスク
質問者 PEREさん
地域 非公開
年齢 62歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 専門的な質問その他
その他(歯科治療関連)
その他(その他)
抗生剤(抗生物質)・化膿止め
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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