インプラント予定。サイナスインパクションと骨移植について

相談者: ぞんさん (52歳:男性)
投稿日時:2008-11-27 22:27:50
以前にもお世話になった者です。

参考:前回のご相談
AQBなら骨移植不要と言われたがブローネマルクインプラントと迷います


インプラントについての事なのですが、今回、私は上顎洞までの骨の高さが8ミリしか無い事が解り、それを補うためにサイナスインパクションと言う技法を使えば骨移植をしなくても、インプラントは可能と言われました。


サイナスインパクションについて私も多少調べましたが、骨移植に比べて患者に対しての負担は少ない様です。

諸先生方でサイナスインパクションと骨移植と比べた場合、その優位性や危険性について何かご存じの事が有りましたら、お教え願いたいのですが、お願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-11-27 22:57:20
ぞんさん、こんにちは。


上顎の場合、上顎洞までの距離が問題となりますね。

サイナスインパクションという言い方よりも、ソケットリフトという言い方のほうが一般的かもしれません。

上顎洞までの距離が少ない場合、ソケットリフト(サイナスインパクション)かサイナスリフトという方法によって上顎洞の洞底部を挙上する方法を行うことで距離をかせぎます。

(ぞんさんが骨移植とおっしゃっているのはサイナスリフトのことを指していると思います。)



ソケットリフトは上顎洞粘膜のことを考えると、挙上できる距離はせいぜい2、3mmといったところでしょう。

それに対してサイナスリフトは移植する骨の量によっていくらでも挙上することが可能です。(もちろん限界はありますが)


ソケットリフトで可能ならサイナスリフトは行う必要はありません。



参考にしてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-11-28 07:01:38
ぞんさまおはようございます。


私の使っているストローマンインプラントについては、上顎洞まで5mmあればソケットリフトの適応症となります。

安全量をとる必要はあるかと思いますが、3mmのソケットリフトが出来るといわれております。


したがって骨幅さえあれば8mmの厚さがあるとのことなので、ソケットリフトを少し行えば8mmの長さのインプラントを使うことが出来ます。



他のメーカーについては判りかねますが参考になさってください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-11-28 09:17:16
入れるインプラントの長さによりますが、おそらく10ミリ前後のインプラントを入れる計画だと思います。

わたしもこのような場合にはソケットリフトを行いますが、ソケットリフトのほうが簡単で安全で お気軽・・・ともいえません。


サイナスリフトにせよ、ソケットリフトにせよ、上額洞底粘膜を破るリスクは存在しますし、一時的に上顎洞炎になることもあるし、手術をする以上は何らかのデメリットがあります。

しかし、デメリット以上に 大きなメリットがあるからこそ手術をする意味はあります。


今回の手術のメリットやデメリットに関しては担当医とよく相談して、術前に疑問は解決しておくべきです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぞんさん
返信日時:2008-11-28 21:21:14
畑田先生、山田先生、高田先生、いつもご助言を有難う御座います。
先生方からのお話はとても参考になりました。


ここを利用されている皆さんと同じ様に、私も担当医以外の先生方からのご意見をお聞きしたくて、こちらを利用させて頂いているのですが、、
お忙しい中、いつもいつも真摯な気持ちで誠実に対応して下さる先生方に感謝しております。


私はこのサイトを偶然に発見し、身近でなお且つ大切なや歯の治療に対して私は今まで何と無知で有ったのか、本当に愕然としました。

それからは毎日毎日こちらのサイトで勉強をさせて頂いたのですが、どれもが興味深く、驚きの連続で、まさに毎日が目から鱗状態でした。

私がもっと若い時にこんなサイトが有ったらなあ・・と強く思っています。



お忙しい中、諸先生方も大変だとは思いますが、このサイトが何時までも何時までも存続する事を願っております。


またお世話になると思いますので、その時には又宜しくお願い致します。



タイトル インプラント予定。サイナスインパクションと骨移植について
質問者 ぞんさん
地域 非公開
年齢 52歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
インプラントその他
インプラント関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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