歯科治療中、痛い時と痛くない時の違いとは?

相談者: てりあさん (36歳:男性)
投稿日時:2008-12-04 07:56:08
先生方、こんにちは。

今年のはじめに根管治療を受けるときに相談させていただいた、テリアです。
あの時は懇切丁寧なお言葉をいただき感謝しております。

【前回の相談】
歯の神経を殺す薬を充填中ですが、10日ほど通院しなくても大丈夫?

田尾先生をはじめ諸先生方の熱心さに敬服いたします。
そんな私もそこそこですが、学オタクになってしまいました。
もっとも歯学って難しい学問でしょうから、素人の私は浅いですが、興味をかなり惹かれる分野になってしまいました。


今回の質問、疑問はそのものズバリ疼痛です。

私は歯科治療歴が長かったので色々な体験はしたのですが、前回の根管治療の時は、失活抜髄で、まったく無痛でした。

違和感はありましたが、慣れて消えました。

現在は無事に根管治療もすみました。

昔、左下6番の激痛を感じたことがありましたが、鏡でその歯を見ても、外見上は以上はないのです。

でも痛い以上、歯科医院に行かなくてはならない。

その時の痛みは、心臓の鼓動に合わせるようなズキンズキンとした痛みでした。

でも間欠的で痛かったり、急に痛くなかったり。

C1ぽい感じですが、痛いのでもっと進行していたかもしれません。

歯科医院に訪れたとき、先生に

「今も痛いですか?」

と尋ねられたので、

「今は痛くないです」

と言いました。

それで診察を開始して、記憶は曖昧ですが無麻酔で削られました。
でも治療中は痛くありませんでした。

歯髄炎になったりすると、神経が高ぶる閾値が上昇して、かなり痛くなるものですよね。

こんな時、キシロカイン注射されても痛いときがあって、主治医には、

「痛いのは分かるけれど、少し我慢して下さいね」

と言われたときの恐怖心と辛さは堪えました。

疼痛はケースバイケースなのでしょうか?

もう一点は、左下に水平埋没親不知があるのですが、定期検診で通っている歯科医院の先生はしばらく様子を見ましょうと仰っており、もし、水平埋没を抜歯する場合はかなり痛いのでしょうか?

・・・歯チャンネルの先生方のお陰様で、現在、定期検診ではC0が1つ、経過観察だけの感じです。

先生方、宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-12-04 08:23:52
てりあさまおはようございます。

知識はあっても荷物にはならないので大いに勉強してください、後はそれを生かす知恵が大切です。

痛みについての質問ですね、私の臨床実感としては一般的にはほとんど同じですが、たまに浸潤麻酔の効きにくい方があります。

その方の体調なのか、私の手技に誤りがあったのかわからないこともあります。

手技に誤りがあれば大体わかりますので、もう一度麻酔をやり直しますが・・・・。


表面麻酔を2分間くらい塗布してから、細い注射針で刺入すればほぼ痛みはないはずですが、痛いといわれることもあります。

その後は麻酔が効いてくるので、効いている範囲に刺入する限り痛みはありません。

しかし効いているかどうかは刺入しないとわかりません。


埋伏歯抜歯については、麻酔が効いていれば全く痛みはありません。

術後の痛みについては、抜歯の侵襲の程度やそれぞれの人の痛みに対する感受性によると思います。

しかし通常は鎮痛剤でしのげる範囲だと思います。

参考になさってください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-12-04 09:51:42
てりあさんこんにちは。

痛みのご質問ですね。

>疼痛はケースバイケースなのでしょうか?

そうですね。

私が歯科医師として治療してきて麻酔が効きにくいのは、急性期の歯髄炎ですね。

あとは膿瘍など炎症を起こしているときには、麻酔は効かないです。

>もし、水平埋没を抜歯する場合はかなり痛いのでしょうか?

神経との距離にもよりますが、山田先生の言われるように麻酔が効けば痛みはないと思います。

私は水平埋伏歯の場合は、伝達麻酔(神経の元に麻酔をする)を行います。

唇や舌まで麻酔が効きますが、痛みは少ないと思います。

参考にしてください

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: てりあさん
返信日時:2008-12-04 21:42:14
こんばんは。
てりあです。

>山田先生

丁寧なご返事、ありがとうございます。
とても参考になりました。

麻酔注射自体で痛い思いをしたことはないです。

子どもの頃、もう25年くらい前は痛かったような記憶がありますが、最近の麻酔注射で痛みを感じたことは、なかったように記憶です。

実際は、治療を受けているときに緊張しすぎでオーバーに感じているだけで、案外、タービンでもレーザーでも痛い思いは確かに少なかったような感じでした。

う〜ん、歯科医院の雰囲気は検診の時でも緊張しますね。
明るい綺麗な病院に通っているのですが(苦笑

ただ歯髄炎の時は、痛かったです。

麻酔、何本か打たれました。その時、主治医の先生が閾値のことを教えて下さりました。

根管治療でも痛かったことは少なかったです。

幼少期の痛かった思い出が強すぎるのかもしれませんね。
感受性のお話し、とても参考になりました。

水平埋没のお話しもとても参考になりました。
ありがとうございました。

>畑田先生

親身なご返事、ありがとうございます。
勉強になります。

確かに痛かったときは、主治医の先生に

炎症だと麻酔が効きにくい場合があります。追加で麻酔を
しますね」

と仰って下さったことを思い出しました。

「ちょっと辛いけど我慢して下さい、お気持ちは分かります」

と丁寧に説明してくれました。

山田先生が仰るように、感受性の問題もあったのかもしれません。

なんとなく体調自体がすぐれない時期だったようにも、今、思います。

水平埋没は凄く心配していたのですが、思っているほどではないみたいですね。
ありがとうございました。



山田先生、畑田先生、お忙しい中、返信を下さいましてありがとうございました。

とても参考、勉強になりました。



タイトル 歯科治療中、痛い時と痛くない時の違いとは?
質問者 てりあさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ むし歯 治療中の痛み
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
歯が抜けた・抜く予定 その他
親知らずの抜歯
麻酔その他
麻酔が効かない・効きにくい
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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