[写真あり] 歯列矯正。上顎洞部分の歯は動かせないのですか?
相談者:
あきさん (41歳:男性)
投稿日時:2008-11-30 19:26:50
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2008-11-30 20:53:19
あきさまこんばんわ。
私は経験ありませんが成人症例?ではそのようなことがあるでしょう、一般的には骨が無い所は歯は動かないと言われています。
したがって上顎洞が大きい症例ではそのような対応をするでしょう、また上顎の7番を遠心に動かすのはほぼ不可能と考えてください。
私の症例で仕方なく無理やり動かした症例がありますが、遠心に傾斜しただけです。
この症例は変則的な抜歯を行った、上顎前突と下顎の狭窄歯列及びシザズバイトの複合した症例です。
抜歯部位は、右上が56番二本、左上が4番8番下顎が左右5番です。
レントゲン画像を貼り付けておきます。
画像1 7番の遠心移動を始めた時
画像2 8ヵ月後 インプランとが反作用で近心に傾斜しているのが判ります
大臼歯の遠心移動はこれほど難しいものです
画像1 画像2
私は経験ありませんが成人症例?ではそのようなことがあるでしょう、一般的には骨が無い所は歯は動かないと言われています。
したがって上顎洞が大きい症例ではそのような対応をするでしょう、また上顎の7番を遠心に動かすのはほぼ不可能と考えてください。
私の症例で仕方なく無理やり動かした症例がありますが、遠心に傾斜しただけです。
この症例は変則的な抜歯を行った、上顎前突と下顎の狭窄歯列及びシザズバイトの複合した症例です。
抜歯部位は、右上が56番二本、左上が4番8番下顎が左右5番です。
レントゲン画像を貼り付けておきます。
画像1 7番の遠心移動を始めた時
画像2 8ヵ月後 インプランとが反作用で近心に傾斜しているのが判ります
大臼歯の遠心移動はこれほど難しいものです
画像1 画像2
相談者からの返信
相談者:
あきさん
返信日時:2008-11-30 21:16:10
山田先生様
早速の御回答有難うございます。
再度,質問させて頂いて良いでしょうか?
「私は経験ありませんが成人症例?ではそのようなことがあるでしょう、一般的には骨が無い所は歯は動かないと言われています。したがって上顎洞が大きい症例ではそのような対応をするでしょう」
はい,年齢は24歳の方です。
ではサイナスリフトをして上顎洞に骨を作った場合は,どうなるのでしょうか?それでも動かないのでしょうか?
「また上顎の7番を遠心に動かすのはほぼ不可能と考えてください。」
他の知り合いが,全体を奥に押し広げ,それから整列させたと言う2段階に分けて矯正したと聞いた物で可能かと考えました。
宜しくお願い致します。
早速の御回答有難うございます。
再度,質問させて頂いて良いでしょうか?
「私は経験ありませんが成人症例?ではそのようなことがあるでしょう、一般的には骨が無い所は歯は動かないと言われています。したがって上顎洞が大きい症例ではそのような対応をするでしょう」
はい,年齢は24歳の方です。
ではサイナスリフトをして上顎洞に骨を作った場合は,どうなるのでしょうか?それでも動かないのでしょうか?
「また上顎の7番を遠心に動かすのはほぼ不可能と考えてください。」
他の知り合いが,全体を奥に押し広げ,それから整列させたと言う2段階に分けて矯正したと聞いた物で可能かと考えました。
宜しくお願い致します。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2008-11-30 21:27:14
>はい,年齢は24歳の方です。
>ではサイナスリフトをして上顎洞に骨を作った場合は,どうなるのでしょうか?それでも動かないのでしょうか?
インプラントの埋入ならいざ知らず、矯正家は絶対にしないと思いますし、そのような症例報告を目にしたことはありません。
私の症例のようにそれ以外方法がないときは傾斜移動させても動かしますが、他に方法があるならあえて遠心移動はしません。
>ではサイナスリフトをして上顎洞に骨を作った場合は,どうなるのでしょうか?それでも動かないのでしょうか?
インプラントの埋入ならいざ知らず、矯正家は絶対にしないと思いますし、そのような症例報告を目にしたことはありません。
私の症例のようにそれ以外方法がないときは傾斜移動させても動かしますが、他に方法があるならあえて遠心移動はしません。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2008-12-01 09:23:03
>上顎洞の部分の歯は,なかなか動かせないので
全く根拠がありません。
いつぞや year book of orthodontics と言う雑誌で、上顎洞に接する6番の移動を示すレントゲン写真が載ったことがあります。
これは、矯正分野に広く知らせるための、(動かしがたいと信じる向きに)一石を投じるためのものでした。
私自身経験がありますが、上顎洞粘膜とこれに接する骨は、リモデリング性性が高くむしろ骨が充分あるところより、動きやすいものです。
だからインプラント時、ソケットリフトで、すぐに骨も出来てくるのです。
遠心移動は簡単です。
全く根拠がありません。
いつぞや year book of orthodontics と言う雑誌で、上顎洞に接する6番の移動を示すレントゲン写真が載ったことがあります。
これは、矯正分野に広く知らせるための、(動かしがたいと信じる向きに)一石を投じるためのものでした。
私自身経験がありますが、上顎洞粘膜とこれに接する骨は、リモデリング性性が高くむしろ骨が充分あるところより、動きやすいものです。
だからインプラント時、ソケットリフトで、すぐに骨も出来てくるのです。
遠心移動は簡単です。
タイトル | [写真あり] 歯列矯正。上顎洞部分の歯は動かせないのですか? |
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質問者 | あきさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 歯列矯正(矯正歯科)その他 その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。