パラジウム合金による金属アレルギーの発症率は?

相談者: ともやんさん (50歳:男性)
投稿日時:2008-12-14 22:35:56
初めて質問させていただきます。

先日来、の治療に通っておりまして、パラジウム合金のクラウンを入れていただきました。

今後も治療が続きますので、詰め物に関して教えていただけないでしょうか。

以下、箇条書きにさせていただきます。


1、パラジウム合金を使って、クラウン治療を受けた場合の欠点の一つが、金属アレルギーが金などに比べて起こりやすいことだと伺うのですが、具体的な金属アレルギーの発生率はどのぐらいなのでしょうか。

2、また、本数が多くなったり、金のクラウンを入れた歯と混在している場合などに確率が上がるようですが、どの程度上がるものでしょうか。

3、金歯でも、合金でしたら、金属アレルギーの発生率は、あまり変わらないということはないのでしょうか。

4、金属アレルギーが起きた時、レジンセラミックスに入れ替えて対処した場合、いったん起こった金属アレルギーは治る(医療材料などとして、体のほかの部分に同じ金属が入った時など、アレルギーを起こさなくなる)ものでしょうか。

5、また発がん性など、パラジウム合金のほかの副作用が起きるという報告はないのでしょうか。
発がん性に関しては、レジンはどうなのでしょう。




よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 01:03:18
金属アレルギーに関するご質問ですね。


1.わかっていません

2.確立が上がるという証明はありません。

3.現在の歯科用金属はすべて合金なので、どんな金属が使用されているかによって、発生頻度は変わってくると思います。

一般的にパッチテストによる反応では、単一の金属で判定しますので、合金での反応についてはわかりません。

またメーカーによっても、使われている金属に差がありますので、一概には言えません。

4.入れ替えても3・4割は治らないか、より悪くなるという報告もあります。

いったん治っても、アレルギーの原因となっている金属を再び使用すれば、再発する可能性は高いと思いますが、必ず再発するとは限りません。

5.現在の段階では、発がん性はありません。


金属アレルギーの発生は非常に少ないので、さほど心配されることはないと思います。

もし以上があれば、必要な検査を受けてください。


お大事にしてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 13:24:51
そうですね。
基本的には小牧先生の書かれたように、全ての質問事項において「確証のある報告」と言うものはありません。

しかし、感覚的に(と言うか経験的に)パラジウムによるアレルギーはあると思います。

僕は数年前に皮膚科の先生から、

歯科用金属による金属アレルギーのため、すべての歯科用金属を外す治療をしてください」

と言う依頼を受けました。

ほとんど全てのが金属で修復されており、レントゲンで見ても根端に病変が認められた歯も数本あって、約半年ほど治療にかかりましたが、治療終了時点でアレルギー症状が劇的に減ったという状態にまでなりました(残念ながらゼロにはなりませんでしたが‥)。

また、若い女性の方で「銀歯を白くしたい」と言う審美目的で金属除去を始めた患者さんで、半分くらいの除去が終わった頃、

「以前は夕方までピアスを付けていられなかったが、今は問題無く付けていられるようになった」

と言われた方もいらっしゃいます。


いずれも経験的なものであり、学術的に金属アレルギーの原因が歯科用金属(パラジウム)であったとは断定できません。

しかし、このような事例から、僕が「メタルフリー」の治療を目指すようになったのは事実です(笑)。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 13:43:02
ともやんさん、こんにちは。

金銀パラジウム合金には、金、銀、パラジウム、銅以外に、わずかに他の金属が使われています。

それが影響するかどうかはわかりませんが、アレルギーの原因にはなりえるでしょうね。

参考⇒銀歯(金銀パラジウム合金)の危険性について


回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 16:56:42
このサイト

金属アレルギー
ガルバニー電流

など良く出てきますが、そこまで神経質になる必要はないと思いますよ。

国民の殆どの口の中には、銀歯が入っています。
でも取り上げられるほど問題は起きていません。

ただどちらかと言うと、金属アレルギーは一度発症すると長い間悩まされますので、何か他のアレルギー(食べ物、アトピーなど)などがあり、できるだけリスク回避をしたいということであれば、金属修復は止めておかれた方がいいと思います。

ただレジンにもアレルギーを示す方は極稀におられるので、出来れば虫歯にならないように、日頃からきっちりメンテナンスなどは行っておいた方がいいと思いますよ^^

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-12-15 17:23:03
僕も井野先生に同意セカンドします。

もしも、心配するほど多い確率ならば、
きちっとしたデータが出ているはずですが、
これだけ勉強熱心なドクターの集まるサイト内でも
正しい発症の確率が出ないほど、実はあまり無いのです。

乗った飛行機が墜落する確率とどっちが高いのか??
解りませんが、数多くの補綴を患者さんにしてますが、
未だにそういった経験が無い所をみると、
非常に薄い確率だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ともやんさん
返信日時:2008-12-15 20:54:27
ご返事が遅くなって申し訳ありません。
多くのの先生方にご回答いただき誠にありがとうございます。

以下、ご回答から私が理解したことを、箇条書きにさせていただきます。


1、パラジウム合金によるアレルギー発生はあるが、頻度はまれである。
具体的な数字は報告がない。

2、従って、本数による発生頻度の変化も分からない。
(ほかの質問へのご回答によりますと、隣り合わせに違う金属の義歯がある場合、アレルギーが起こりやすくなるということはあるようですが、これも理論的に推測されていても、発生率の変化として数字が出ているのではないと理解してよろしいでしょうか?)

3、この点も、1の発生率が不明だからわからない。

4、金属を取り除けば(義から来たものであれば)、大きく改善し、再び同種の金属に触れた場合でも再発しないことも多い。

5、(ほかの質問へのご回答を拝見しますと、発がん性があるような印象を持っておられる先生もいらっしゃるようですが)発がん性に関する報告はない。

もし、理解が不十分な点がありましたら、ご指摘いただければ幸いです。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-12-16 00:00:40
1,2,3,5はそのとおりだと思いますが、
4の記載が良く理解できません。

にかぶせた金属を除去すれば、それが本質的に
アレルギーの原因であれば解決するかも知れません。

一度、アレルギーになれば再び同じ金属が体内に入れば、
再発しないのではなくて、ひどい症状を起こすことがあります。

再発しないとはどこに記載があったのでしょうか??

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ともやんさん
返信日時:2008-12-17 01:14:39
佐藤先生、コメントをいただきありがとうございます。

4に関しては、小坂先生の「必ず再発するとは限りません」というご回答や、こちらの掲示板をいろいろ拝見した印象などで、そんなふうに思ってしまいました。

小坂先生も「必ず再発するとは限らない」という書き方をされてましたし、私の理解の至らない点があり恐縮です。

いったん起きるようになれば、同じ金属に対するアレルギーは、一生治らない(また同じものに触れれば必ず再発する)のでしょうか。

内臓や血管・骨の手術などでも、金属製のものを体内に入れることがあるようですから、もし義歯に使われている金属がそういったものにも使われていることがありますと、将来問題が起きることもあるかもしれませんね。

やはり、金属を使って治療するのはなるべく避けるべきなのでしょうか。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-12-17 01:43:37
>4に関しては、小坂先生の「必ず再発するとは限りません」というご回答や、こちらの掲示板をいろいろ拝見した印象などで、そんなふうに思ってしまいました。
>小坂先生も「必ず再発するとは限らない」という書き方をされてましたし、私の理解の至らない点があり恐縮です。

”小牧”です。
ややこしい表現をして申し訳ありません。
再発の可能性はありますが、再発しないこともあります。

一般のアレルギーと同じです。

私の場合を例にとれば、子供のころ卵を食べてアレルギー反応を起こしましたが、しばらく食べないでいてから、また食べても大丈夫でした。

しかし、大人になったから一度だけ卵を食べてアレルギー反応が出たことがありましたが、その後は起こっておりません。

現在は別の理由で一切卵を食べないので、わかりません。

このように、アレルギー反応は変化していきます。

金属であったも食品であっても同じことです。

また、血液検査で陽性と出ても、実際のアレルギー症状を起こさない方も見えます。


>内臓や血管・骨の手術などでも、金属製のものを体内に入れることがあるようですから、もし義歯に使われている金属がそういったものにも使われていることがありますと、将来問題が起きることもあるかもしれませんね。


むしろその逆かもしれませんね。

科学的な根拠に乏しい私の想像ですが。
一般的に、最初に腸から吸収された物質に対しては、免疫寛容といって、その物質にはアレルギー反応を起こさないようになっています。

そのシステムから考えれば、の治療で金属を使って、腸から金属イオンを吸収しておけば、内臓の手術で金属を使ってもアレルギーは起こさない?


>やはり、金属を使って治療するのはなるべく避けるべきなのでしょうか。


金属アレルギーはまれな疾患ですので、それほど気にされる必要は無いと思います。

すでに金属アレルギーの症状があったり、強いアレルギー体質でない限り、金属を使って治療することで得られる利益と、かかる確率の非常に低い金属アレルギーによるリスクのどちらが大きいかで決められればいいと思います。

必要も無いのに、金属を使った治療をすることはありませんので、それに変わる治療をすれば、それなりのリスクを負うことになるという覚悟は必要です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ともやんさん
返信日時:2008-12-18 01:35:24
小坂先生、コメントをありがとうございます。

なるほど、食物アレルギーなどで、以前アレルギーがあった食物が、その後食べられるようになったという話は時々聞きますね。

その時点での体調など、いろいろな要素がアレルギーに加わるからなのでしょうか。

手術で体に埋め込む金属は、アレルギーが起こると非常に問題ですので、対策は考えられているでしょうし、神経質に心配しすぎることはないのかも知れません。

あまりアレルギーの事は気にしないようにして、主治医の先生と相談しながら進めていこうと思います。

ありがとうございました。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2008-12-18 01:43:21
一応・・

誤)小坂(こさか)先生
正)小牧(こまき)先生

ですよ〜^^;

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ともやんさん
返信日時:2008-12-19 10:56:40
渡辺先生、ご指摘恐縮です^^;。

小牧先生、失礼いたしました。



タイトル パラジウム合金による金属アレルギーの発症率は?
質問者 ともやんさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 保険のクラウン(奥歯:銀歯)
アレルギーその他
歯科金属アレルギー
歯科用材料によるアレルギー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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