歯周病でフラップオペを受けたが今後を考えると不安になる

相談者: しーさーさん (40歳:女性)
投稿日時:2009-03-02 14:26:22
参考:前回のご相談
歯周病の治療のために歯茎を切ると言われて不安になっております


先日、フラップ手術の治療を受けてまいりました。

不安ながらも先生方の回答をいただく前とは比ではない落ち着いた気持ちで、治療を受けることが出来ました。

外科的な治療については全く無知でしたので、治療前にこちらのサイトでいろいろな事を知る事が出来て本当に助かりました。
お忙しい中、質問に答えてくださる先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。


とはいえ、抜糸後の歯茎の状態を見た時にはやはり悲しいものがありました。

もちろんまだ抜糸直後で見慣れていないということもあると思いますが、これ以上歯茎が盛り上がって元のようになる事は無いとのことでした。

でも、歯茎が下がったようになるという事を先に知っているのと、知らなかったのとでは気持ちの上で大きな違いがあったと思います。

おおげさと笑われてしまうかもしれませんが、もし知らずに治療してもらっていたら、今頃はショックでパソコンにも向かえてなかったように思います。



ただ・・・
こんなに大きな隙間(のように思えます)が開いてしまって、これからが動くようになってしまったりはしないのだろうか?と思い質問したところ、

「歯は骨に埋まっているので、歯茎の間に隙間が出来た事によって歯が動くと言う事は無い」

ということでほっといたしましたが、今後また何らかの原因で同じ部分を再手術という事になったりしたらどうなるのだろうか?など、不安が尽きません。

もう一ヶ所、次回は反対側の手術を受けることになっているのですが、そことは別に・・・。


これからの経過の事は歯磨きをはじめ食生活など、自分次第で大きく変わってくると思うのですが、手術を受けた部分の歯というのは今後の手入れ次第ではずっともつものなのでしょうか?

しつこいようですが、また新しく手術が必要になる箇所が出来はしないかと不安でなりません。


甘いお菓子も食べるのが怖くなってしまい、かといって仕事上の付き合いなどでは断りきれない時も有り、そのような時はあまり歯に付かないように丸飲みのような感じでしのいだりしています。

神経質になりすぎているとも思いますが、先の事を思うとどうしても怖くなります。



とりとめのない文章になりましたが、2.3の質問をさせてください。

晩ご飯のあとにいつも柑橘系の果物・リンゴ・無糖ヨーグルトを食べておりますが、この習慣は続けても差し支えないでしょうか?
近頃「酸」という言葉が気になり、不安になってまいりました。


あと、人差し指の腹でこする歯茎のマッサージというのは歯周病の予防に少しでも効果がありますでしょうか?


もしお時間がございましたら回答をお願い致します。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-03-02 14:33:56
『晩ご飯のあとにいつも柑橘系の果物・リンゴ・無糖ヨーグルトを食べておりますが、この習慣は続けても差し支えないでしょうか?
近頃「酸」という言葉が気になり、不安になってまいりました。』

莫大な量を長時間、長期間摂取しなければ大丈夫です。

酸よりも、果糖の方が気になりますけどね。
そっちも食後に歯磨きしてもらえれば大丈夫です。



『あと、人差し指の腹でこする歯茎のマッサージというのは歯周病の予防に少しでも効果がありますでしょうか?』

明らかな効果があるとは思えませんが、歯磨きの後にして頂く分には問題はありませんよ。


お大事になさって下さいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しーさーさん
返信日時:2009-03-04 00:49:13
佐藤先生
回答をありがとうございました。


抜糸後、の露出部分が増えたので、この部分が虫歯になってしまったらどうしようととても不安になります。

ご飯粒が通り抜ける隙間が出来ているので、食事の度に食べ物がはさまり気になります。

寝る前には念入りな歯磨きを心がけているつもりですが、日中は歯磨きできないときもあり、そういう場合はうがいだけでも大丈夫なものでしょうか?


あと、隙間が開いた部分にどちら側の歯にもくっついていない歯肉の残りのような突起?があるのですが、この部分はこれからどうなってゆくのか気になります。

いつかどちらかの歯の歯茎としてくっついてゆくものなのでしょうか?
それともこのまま隙間にどちらにもくっつかず残るのでしょうか?

だとしたら妙な感じがします。
うまく言えませんが、歯と歯の間に出来た隙間に、小さな小さなのどちんこが上向き(治療していただいたのは下の歯です)に立っているというような感じに見えます。

まだ昨日の今日で歯茎の状態も落ち着いておりませんので、1週間は様子を見なければいけないとはわかっているのですが、気になってしまいまして。


しばらく間は空きますが、今回治療していただいた部分がどういう風になってゆくのか見届けられる前に、もう一ヶ所の手術があるのでとても不安です。

歯茎の見た目の回復はあきらめておりますが、次回の箇所にもっと大きな隙間が出来たら・・・と思うと次の手術が怖いです。


まとまりの無い投稿で申し訳ありません。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-03-04 01:42:59
まず基本的に歯周ポケットが4mm以上でなければ、外科的治療を選択するのは如何なものなのか、と感じます。


個人的には、明らかに6mm以上のポケットがなければ、私自身は歯周外科再生治療を選択は出来ません。

現在の歯周治療は器具とか手技、理論構築もほぼ出尽くしており、今後画期的なものが出てくるのを今は待ちの状態である、と思います。

なので、今現時点では確定的に再生療法が必要である、予後が見通せる歯周外科でなければしないでメインテナンス、局所麻酔下での徹底した根面研磨をして凌ぐ方が良いのではと思います。

その方が、ご希望に沿うのではないでしょうか。


今の精密な器具はかなり根面を綺麗に出来ますし、どうしてもポケットが改善せずに6mm以上残る所以外は、メンテナンスで次代に繋いだ方が良いのでは、と考えますが・・・



確かに、境界上の5mm前後の時には非常に悩みます。

そのの動揺度、排膿や出血の程度、頼れるDR自身の手指の感覚でここには確定的歯周外科をした方が良いと判断された時のみ、外科処置をするようにして置いた方が、気持ちは納得されるのではないでしょうか。


現在の歯周外科は、局所的に残ってしまった深いポケットを狙って如何に行うかが、非常に大きな課題となっています。
その点で、失礼ですが担当の先生には、私は少々疑問を感じてしまいます。

勿論、実際に拝見していませんので、その先生が正しいのだろうと思いますが、患者さんが受ける印象を示唆していない点では反省すべきでしょうから、その事を患者さん側から要望しても良いのではないでしょうか?


正直に、今回の手術で歯肉がかなり変わって驚かれた事、今後の変化の予想を教えて欲しい事、全体的な歯周病治療の見通し、等々ここで聞かれる事も良いですが、実際の担当の先生に率直尋ねられては如何でしょうか?


歯肉がそのままと言われたとの事ですが、歯周病が治り、メンテナンスが維持される事でクリーピングする事は良くあります。
特に歯間乳頭部は歯肉が厚みがあり、少しですが盛り上がる可能性が高い筈です。

メンテナンスで、根面が綺麗に維持されていて、滑面であれば可能性は更に高くなります。

この場合、注意点は一生懸命に成りすぎて歯間ブラシする事が逆効果になり歯肉の盛り上がるのを邪魔します。
この事に注意されて下さい。

磨かないといけないのに歯間ブラシが出来ない、ジレンマですが、今は1本磨きの歯ブラシで歯間部も清掃出来るものがあります。
それをお勧めします。


歯肉の欲しい所を磨いた後ですが、丁寧に根から歯冠方向へローリングするブラシの使い方をお勧めします。
クリーピングが少しでも誘導されるように、頑張って下さい。


術後の歯肉が凸凹して不安でしょうが、必ずなだらかに成ります。
歯肉は急激なカーブは出来ないので、最終的には必ずなだらかに成るのです。
それを利用してクリーピングも起きる可能性が高いです。


結構難しいですが(根面綺麗に保つ事、滑面にして置く事)頑張って下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しーさーさん
返信日時:2009-03-05 22:31:21
松元先生
回答をありがとうございました。

まだ抜糸後数日しか経ちませんので、もう少し様子を見てから今後受ける治療の事を考えた方がいいと思いつつ、やはり毎度の食事時に噛む物が次々と歯茎の隙間に入っていく感触が気持ち悪く、つい歯茎の事ばかり考えてしまいます。


何度も申し訳ありませんが、もう一度返信させていただきます。
長い文章ですみません。


>まず基本的に歯周ポケットが4mm以上でなければ、

今回治療を受けた部分は5mmか6mmあったのだと思います。

よくわかりませんが、レントゲン写真をみせていただいた時はその部分が黒かったです。
骨が溶けているからだとのことです。

ポケットを測る針?のようなものが入るとチクッとした痛みがある場合は、その部分は炎症が起きているということなのでしょうか?

何箇所かそういう部分があったので、麻酔をして測ったら本当はもっと深く入るかもしれないと言っておられましたが。


>予後が見通せる歯周外科でなければしないでメインテナンス、局所麻酔下での徹底した根面研磨をして凌ぐ方が

今の正直な気持ちではその治療方法を望みます。
ですが反面、後々やっぱりあの時手術を受けていればよかったと思うような事になったりしたら・・・という不安があるのも正直な気持ちです。

ようするに考えがまとまっていません。


>正直に、今回の手術で歯肉がかなり変わって驚かれた事、

はい、自分としてはとても驚いております。

元々、歯間ブラシは使用しておりましたが、今は前以上に大きな隙間で、舌側は以前より歯茎がぐっと下がってえぐれているように見えます。
しかし、この状態が正常なのだと言われると受け入れるしかありませんが。



>歯肉がそのままと言われたとの事ですが、

歯茎を切ると言われてすごく不安になり、術前にこちらに相談させていただいたのですが、フラップ手術は一般的な治療方法だとわかりましたし、術前の説明では歯茎は元通りに戻り、ポケットもなくなるとの事でしたので、

知識のほとんど無い私としては切開しないと見えない部分の汚れを取って元通りに縫い合わせたら自然にまたきっとと歯茎がくっついて元の健康な状態に戻ってゆくのだと単純に考えておりました。

というかそう信じたかったのです。
先生方の回答に「歯茎が下がったようになる」とありましたので、ある程度隙間が大きくなるだろうとは覚悟はしていたつもりですが。

そして術後は歯茎は戻らない(締まってきたら今よりも隙間が大きくなるだろうとの事でした)との事で落ち込んでおりますが、今はとにかく松元先生のおっしゃるクリーピングという現象が少しでも起きてくれることを願います。



>ジレンマですが今は1本磨きの歯ブラシで歯間部も清掃出来るものがあります。

それはどのような歯ブラシなのですか?
医院ではこれからは歯間ブラシでの清掃が必須になると言われましたので、他にもいいものがあれば試してみたいと思います。

実のところ、今は今後の治療について気持ちがマイナス方向に傾きつつあるので余計気になるのかもしれませんが、先生方がフラップ手術を行われる際は、先生自ら患者さんに説明されるのでしょうか?

今回の治療についてほとんどの説明(術前と術後)を衛生士さんからしか受けていないのですが、これは普通の流れと考えてよろしいのでしょうか?


あと、切開と縫合は先生でその間の歯石取りは衛生士さんがしてくださり、抜糸は先生と衛生士さんが共同でされているような感じでした。

その後、術後の歯茎の状態を手鏡で見せてもらったり、先生からの説明もとくに無く、次の手術日の予約をして帰りました。

正直、先生からもう少しなんらかの説明があるものだと思っておりました。

長年お世話になってきただけに、このような不信感を抱いているようなことを書いて罪悪感も覚えますが、どうもすっきりせず、他の先生方はどうなのだろうかと思い、お尋ねしました。


今は先生に直に自分の気持ちを伝えるより(先生はこの治療が望ましいとお考えですし)、一度、別の医院でも診てもらいたいという風にも考えておりますが、こういう考えは良くないのでしょうか?


どうかご意見をお聞かせください。
よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-03-06 10:15:56
治療の具体的方法とかに関しては、そう言う方もいるでしょうし、その先生によっては全て先生がしないと気が済まないと言う方もいらっしゃるでしょう。
因みに、私はこの先生に近いです。

説明に関しては、私自身も出来るだけするようにしておりますが、何しろ忙しいので、不足しているのはスタッフにお願いしています。


私はかなり歯間ブラシの使用に関しては消極的です。

理由は深いポケットのマネジメントできないし、粘膜を角化させるだけで表面だけきれいにして中が綺麗に出来る訳ではないし、何より隙間が生じる可能性が高いからです。

それように1本磨きの歯ブラシが、今は歯科医院で販売していると思います。
歯間ブラシよりも余程プラーク除去が出来ます。

かつて故片山先生は、絵筆の腰の強いのを使ってポケット清掃指導していました。
それで、殆どの歯周病と手術なしで治していたと伝説の方です。

この原理に基づいて、そう言う1本ブラシが開発されているのです。

私が好きなのは、ワンタフトシステマと言うものですが、もっと良い物をご存知の先生がいらっしゃいましたら、教えて下さい。

歯間ブラシは一番磨きたいポケットの深い所に先が届かなくて磨けない。
それが嫌いな理由です。


先生には、言葉を選んで、率直に今の気持ちをお伝え下さい。
その方がお互いの為でしょう。

それで通じない場合、他を当たる事をお勧めします。


一度は任せて見ようと思って治療受けているのですから、その直感を信じましょう。



お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しーさーさん
返信日時:2009-03-08 00:58:23
松元先生
再度の回答をありがとうございました。


先生から直にいろいろ説明をしていただける場合とそうでない場合があるのだとわかり、納得いたしました。

きっと先生は1人でお忙しいので、説明を衛生士さんにまかされたのだと思います。
不安からだんだん疑心暗鬼になりつつありましたが、どんなに嘆いても元の状態に戻る事は出来ませんし、気持ちを切り替えるようにします。


歯茎は減りましたが、幸いは抜く事も無く今まで通り何でも噛めていますので、この「噛める」という事に感謝し、これからもこの状態がずっと続く事を願って今まで以上に歯と歯茎を大切にしていきたいと思います。

これからの治療がどうなって行くのかはまだわかりませんが、とにかく良い方向に進むよう願います。


この度はほとんど愚痴のような投稿にもかかわらずお返事くださったことに大変感謝しております。
本当にありがとうございました。

またお世話になる事があるかと思いますが、どうかその時にもよろしくお願い致します。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-03-08 01:46:48
お役に立てて光栄です。

回復される事を心から祈ってます。

では失礼します。




タイトル 歯周病でフラップオペを受けたが今後を考えると不安になる
質問者 しーさーさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯医者への不満・グチ
歯周外科治療(フラップ手術)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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