二次う蝕になってしまう原因と兆候を調べる方法

相談者: soさん (65歳:男性)
投稿日時:2009-03-12 19:34:48
1.定期健診を受けていても、2次的う蝕が生じ、虫歯ゆえ神経近くまで削り、差し歯と聞いてたが、次回にオンレー治療に変わった。

その理由を尋ねた処、痛みなどの結果・様子を見てたとの事。

どの時点で一般に治療方針が決まるのでしょうか。


2.加齢・経年劣化により、土台がいたんで来れば、インレー等キャップも外れやすくなる様ですが(容易に外れて欲しくないが)、原因はブラキサーやセメント接着力の溶解弱化はどうでしょう。

3.20年前の抜髄後の差し歯はクラウンに隠れ、の状況がX線でも見れません。
(無痛の)虫歯の可能性もあり、その兆候を調べる方法はありますか。


以上宜しくご回示お願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-03-12 20:17:02
こんばんは

定期健診を受けていても、2次的う蝕が生じ、虫歯ゆえ神経近くまで削り、差し歯と聞いてたが、次回にオンレー治療に変わった。
>その理由を尋ねた処、痛みなどの結果・様子を見てたとの事。>どの時点で一般に治療方針が決まるのでしょうか。

このような神経が関係してくるケースは、なかなか決まらないことがあります。

昔は、神経を取ってしまうことが多かったと思います。
現在は、できるだけ神経を保存することが、第一選択になると思います。

虫歯の大きさにもよりますが、経過観察が必要な場合は、変更の可能性があります。
soさんの場合は、結果的に良かったのでは?



>加齢・経年劣化により、土台がいたんで来れば、インレー等キャップも外れやすくなる様ですが(容易に外れて欲しくないが)、原因はブラキサーやセメント接着力の溶解弱化はどうでしょう。

そう思います。
口の中は、皆さんが考えているより劣悪な環境です。
年々、優れたセメントや材料が開発されていますが、避けられない事実だと思います。



>20年前の抜髄後の差し歯はクラウンに隠れ、の状況がX線でも見れません。
>(無痛の)虫歯の可能性もあり、その兆候を調べる方法はありますか。

実際に虫歯になる部分は、クラウンの場合マージン部がほとんどです。
レントゲンや目視、口の中での精査でほとんどは発見できます。


参考になりますか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: soさん
返信日時:2009-03-13 18:18:24
桜田先生の客観的、説得力あるコメント戴き、とても参考になりました。
有難うございます。


1.定期健診を含め、歯牙疾病治療の苦痛を少しでも和らげる為の努力をしてますが、報われない現実に失望しております。

口中バクテリアと人間の戦いは永遠であり、昨夜(3/12)11:30、フジテレビN.japanのなかで、”虫歯治療の知られざる現実”の放映があり、被害にあった方の銀キャップを外すと、容易に壊れるの映像を見て、愕然としました。

今日でも、銀を薦めるDr.もおり、光凝固等によるレジンが主流なら、奥歯でも、又親和性あるアパタイトセラミックをどんどん採用して欲しいものです。

変化する生体に固体金属はそもそも馴染まないと思います。



2.さりながら、2次う蝕原因は金属と歯とにミクロ段差・隙間があり、そこに歯垢が溜まり、虫歯となると理解しており、絶対に金属面と歯の面が磨いた様に平滑化出来ない、経年結果、段差を削り、セメントで覆い、キャップを被せの侵襲の繰り返しを余儀なくされ、この悪循環を断ち切る術が無いものか、苦慮してる現状です。

何か対策・ヒントがあるのではないか、教えて戴きたく、宜しくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-03-13 18:49:48
残念ながらフジテレビのニュースは、真実の歪曲と誇大妄想のランデブーであり、真実からは銀河の彼方の距離にあります。

銀色の金属製の被せ物の内方で虫歯が侵攻するのは、接着剤の崩壊と元来の不適合。
かみしめ癖やブラキシズムという悪習癖。
口腔内清掃の不徹底などの複合した状況の結果であり、これがレジンだから心配ないとか、親和性?アパタイトセラミクスだから大丈夫という問題ではありません。


変化する肉体に馴染む馴染まないの議論なら、セラミクスは応力に変位しませんから、
高カラット金合金よりも馴染みません。
むしろ、古来より使用される金の方が馴染みます。


『あるある大辞典』のときも、『サンゴの落書き』も同じようなことだと思います。

どの業界も玉石混交だとは思いますが、あの報道の偏向ぶりは別格かしれません。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-03-13 20:46:30
報道を鵜呑みにしないでください。


>今日でも、銀を薦めるDr.もおり、光凝固等によるレジンが主流なら、奥歯でも、又親和性あるアパタイトセラミックをどんどん採用して欲しいものです。
>変化する生体に固体金属はそもそも馴染まないと思います。

私も保険の場合、基本的には銀?(パラジュウム合金)を使います。
レジンなどは随分と進歩しましたが、臨床の場では限界があります。

材料の強度や安全性、歯質との接着。
これを考えた時に、高カラット金合金に勝る物は、いまだに存在しません。

レジンなどは金属に比べ接着力は勝りますが、強度や耐久性におとります。



>変化する肉体に馴染む馴染まないの議論なら、セラミクスは応力に変位しませんから、高カラット金合金よりも馴染みません。
>むしろ、古来より使用される金の方が馴染みます。

佐藤先生の書かれているこの文章に集約されます。


マスコミ報道がすべて正しいかどうかお考えください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: soさん
返信日時:2009-03-18 18:57:40
3/12,23時半フジテレビ番組は、東京医科歯科大学田上教授、ノーベル化学賞受賞下村さん卒長崎大学の久保先生のお話は、患者目線での貴重な内容と視聴・理解しました。

大事なことは、苦痛・負担を軽減・排除願う期待に応えて頂けるかであり、諸外国との情報交流を通して、コンセンサスが確立されてくるでしょうし、選択肢が増えることは歓迎すべきであり、金属・レジン・その他何が正しい選択であったかは、数年後の証明・結果で明らかとなります。

申し上げますまでも無く予防歯科が大切でありますが、進行する2次う蝕への具体的対策はどうすればよいか、お教え願えれば幸甚であります。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-03-18 19:03:30
本質は、諸先生の貴重なお話の言葉じりを抜き出して、知識のない人へのミスリーディングさせるヤリクチのことを問題にしております。


二次う食に関しては下記のサイトで

参考:二次カリエス

参考:相談室<二次カリエス(2次的な虫歯)



進行した二次う食にかんしては、除去あるのみです。




タイトル 二次う蝕になってしまう原因と兆候を調べる方法
質問者 soさん
地域 非公開
年齢 65歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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