下顎に嚢胞。開窓術か摘出手術かで迷っている

相談者: batakoさん (39歳:女性)
投稿日時:2009-03-24 01:06:20
はじめまして。

歯科医院で撮ったレントゲンに、右下7番の歯根から下顎にかけて影が写り、何かがあることを指摘され、口腔外科のある総合病院を紹介されました。

CT検査をし、右下7番の歯根から下顎にかけて、1.5センチ位の、のう胞のようなものがあると言われました。

右下7番のは何のトラブルもなく、神経も生きています。

今まで、特に症状も出ておりません。


3ヶ月経過して再度、レントゲンを撮りましたが、のう胞の大きさに特に変化はみられませんでした。

形などから、のう胞の可能性が高いと言われました。

のう胞の位置が下顎の奥深い所にあり、下顎の神経が通っているところなので、右下7番の歯を抜歯して、局部麻酔で、開窓術をし、のう胞の縮小、消失を期待するのがベターだと担当医の先生に言われました。


他の病院でも診てもらうため、大学病院へ行き、検査をしました。

のう胞かどうかは組織をとって調べないと確定はできないが、おそらく、のう胞でしょう、と言われました。

大学病院の先生は、のう胞が下顎の奥深い所にあり、神経を傷つける可能性を低くするために、右下7番を抜歯し、上から穴を開け、摘出手術をするように薦められました。


開窓術を受けるか、摘出手術を受けるか、迷っております。


開窓術では、のう胞をすべて摘出することは出来ませんが、それで済むのでしょうか?

開窓術、摘出手術のメリット、デメリットはどのような点がありますでしょうか?


諸先生方、ご回答をよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-03-24 09:25:58
batakoさん、こんにちは。

治療内容について色々とお考えのことと思います。
聞きなれない病名と治療法を目の当たりにされると、不安になりますよね。

ご質問にある歯根嚢胞の治療に関するトピックは、本相談室でも比較的多く寄せられます。

ただし、個別具体的な治療法の選択に関するコメントは、文面のみによるインターネット医療相談では不可能です。

症状に応じて取るべき治療法は変わるからです。


したがって、

>開窓術を受けるか、摘出手術を受けるか、迷っております。

>開窓術、摘出手術のメリット、デメリットはどのような点がありますでしょうか?

とのご質問に関して、この場で医療専門的なコメントをしてしまうと、それが影響して、batakoさんの現実の診療に影響を及ぼすことになりかねません。

上記のご質問に関しては、診察を受けられた担当の先生に直接お伺いになられてください。


なお、ご質問をうかがう限り、抜歯を前提とした治療法が立案されているようですが、右下7番の抜歯は避けられない状態にあるのでしょうか?

根管治療歯根端切除術などの治療は、既に適応とはならない状態なのでしょうか?


これはあくまで私の個人的意見ですが、もしbatakoさんが受診された病院が共に口腔外科であったのであれば、一度、根管治療を専門とする歯科医院の受診も検討されてみては、と思います。

仮に、を保存して根管治療からアプローチするという選択肢が考えられるのであれば、また別の展開も考えられるように思います。


一方で、既に「抜歯は避けられない」との見解が複数の歯科医師から出ているのであれば、上記私のコメントは完全に無効です。実際に診察をされた先生のご意見を最優先なされてください。


以上、ご参考になれば幸いです。
お大事になされてくださいね。

回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-03-24 10:26:41
根管治療歯根端切除術などの治療は、既に適応とはならない状態なのでしょうか?

の返答が寄せられていますが、神経が生きていると言うことですから歯根嚢胞では有りませんし、根管治療、根切などの適応にはなりません。


顎骨嚢胞(様)は種々あり、長年無症状で拡大もしなければ変化もしないものも有りますので、推測病名(診断)で長期間レントゲン撮影などだけで様子を見ると言う方法も有ります。

下顎7番の直下で有ればアプローチ方としては、7番の抜歯もやむを得ないと思います。


摘出術は手術的侵襲が大きいのが欠点ですが、短期間で治療を終えます。

開窓術は侵襲が少なくてすみますが、開窓部の閉鎖を防ぐための
ドレーンの挿入、取り変えが大変となります。

開窓術後嚢胞の縮小をまってから摘出術を行う併用法も有ります。

この件に関しましては、当サイトで清水先生が寄稿されていますので、参考にしてください。

回答 回答3
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-03-24 10:31:37
>右下7番のは何のトラブルもなく、神経も生きています。

この一文、私が見たときは「右上7番」と書かれていたように思いますが、私の見間違いでしょうか?

あえて「右上7番」と書かれていると思い、右下7番は失活歯(神経が死んだ歯)で、嚢胞歯根嚢胞であると思い込んでコメントしてしまいました。


松山先生がご回答されておられる通り、右下7番は生活歯(神経が生きている歯)であれば、歯根嚢胞ではなく、それ以外の嚢胞の可能性が高いということになります。

そうすると、確かに根管治療等は対象外ですね。ごめんなさい。



>当サイトで清水先生が寄稿されていますので、参考にしてください。

湯浅先生ですね。

回答者専用のコメントであり、一般の方は見れなかったように思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-03-24 21:28:14
batakoさん、こんにちは。

ここで非常に重要なポイントがあります。

お二人の先生もコメントされていますが、右下7番の神経が生きているかどうかによって、診断はまったく変わってきます。

もし、神経が死んでしまっているのであれば、歯根のう胞が強く疑われるでしょうが、生きているのであればまったく別のものの可能性が高くなります。

診断が違ってくると言うことは当然のことながら治療方針も変わってきますので、このあたりを担当の先生に確認されたほうが良いのでは、と思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: batakoさん
返信日時:2009-03-24 21:52:20
中本先生、松山先生、早速ご返答をいただき、ありがとうございます。

松山先生も、「右下7番の抜歯はやむを得ない」、とおっしゃられているように、のう胞が右下7番の直下にあり、のう胞へアプローチするとなると、抜歯して上からアプローチするのが最も安全で、下顎の神経を傷つける可能性が少ないとのことで、抜歯は避けられないようです。

右下7番のは生きていて、その歯が原因で出来たのう胞ではないため、中本先生が初めにご提案された、「歯を保存して根管治療からアプローチする」、という選択肢も対象外となり、残念に思います。


しかし、歯を保存することを考えて下さり、とても親身にご回答いただき、嬉しく思います。

松山先生には、顎骨嚢胞(様)のことや、摘出術と開窓術のメリット、デメリットを的確にご回答いただき、とても参考になりました。



ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: batakoさん
返信日時:2009-03-24 22:09:24
畑田先生へ

こんばんは。
今、回答を読ませていただきました。

右下7番の神経は何度も検査をし、確かに生きていることが確認されています。


担当の先生にも、

「健康な抜歯するのはしのびないですが、のう胞にアプローチするには仕方ない」

と言われました。

右下8番の親知らずは初めからないのですが、CT画像で、親知らずの出来損ないのようなものが少し写しだされており、それが悪さをして、のう胞ができたのかも、と担当の先生に言われました。



タイトル 下顎に嚢胞。開窓術か摘出手術かで迷っている
質問者 batakoさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 口腔外科関連
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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