海外と日本のどちらでインプラント治療を行うか迷っています(カナダ)

相談者: SJさん (43歳:女性)
投稿日時:2009-03-31 16:40:41
現在カナダに居住しています。

昨年末頃に、左下顎の外側の歯茎に腫れ物ができました(今から思うにフィステル膿瘍だったのかもしれません)。

ブラッシングを念入りにしていたのですが、歯茎の炎症が収まらず、左下6番のが浮いた感じがするようになったため、歯科医師の診察を受けました。

レントゲン撮影を行い、ポケットの深さがが8mmに達している箇所があったことなどから、歯根破折による細菌感染を起こしているとの説明を受け、抜歯インプラントを勧められました。

インプラント治療自体に異存はないのですが、カナダで信頼できる腕前の歯科医師を見つけられる自信がないこと。

また長期的なメンテナンスなどを考えた場合(ゆくゆくは日本に帰国する可能性が高いです)、日本で長年お世話になっている歯医者さんに治療してもらった方がよいのか迷っています。

こちらの掲示板で、歯根が破折して細菌感染を起こしているのであれば、歯槽骨の吸収を避けるために抜歯だけは早くした方がいいという情報などがありました。

カナダで抜歯だけ行い、数カ月後に日本に帰国する際にインプラントを埋め込み、それから数カ月後に再度帰国して治療の仕上げをしてもらうことを検討中です。



お尋ねしたいのは以下の3点です。


1)抜歯後、インプラントの埋め込みまでに間が開くと、歯が動いてしまうなどのトラブルがあるのか(帰国は仕事の都合上、5〜7月のいつ頃になるか不明です)。
合計2回の帰国で治療を完了できるか。


2)カナダで抜歯とインプラントの埋め込みまでを行い、歯冠装着のみを日本で行うことは可能か?

インプラント治療を2人の歯科医師に分担してもらうのは、避けた方がいいのか。

またインプラントの埋め込みと、アバットメント(および歯冠)装着は、どちらの方が高度な技術を要するのか。


3)長期的なメンテなどを考えた場合、海外でインプラント治療を行うことに関するデメリットはあるのか。

また海外でインプラント治療を依頼する歯科医師を選ぶ際に、確認/注意すべき点は何か。


以上です。お忙しいところ恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-03-31 16:51:41
基本は、ご自身のメインに生活される場所の歯科医師に、総合的にに判断してもらうことです。

特にインプラントのような、外科を含む大きな処置は、日本で最終的に暮らすのであれば、日本ですることをお勧めします。


質問1)への解答

2回の帰国の期間も不明なので回答不可能です。

抜歯されるのであれば、その場所に部分入れ歯を入れて下さい。


質問2)への解答
    
不可能ではないが、通常行いません。
   
『親子丼を食べるのに、ご飯と卵と鶏肉を別々のコックさんたちに作ってもらう様な事です。』不可能ではないけど、しないでしょ?

どうしてもそうなるのであれば、カナダでもポピュラーで、日本でもポピュラーなインプラントのメーカーにして下さい。

ただし、その場合、もしも駄目になったときに責任の所在はまず不明になることをお知り置き下さい。


質問3)への解答

デメリットは、万が一問題発生時には、主治医の見てもらえないことです。

また、高額な治療の場合、保証の話になってもまず、諦めることになると思われます。
 
それを踏まえた上で治療を受けられるのであれば、インプラントの症例数の多い、認定医にしてもらう方がベターでしょう。

回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-03-31 18:10:44
簡単に

まだ43才ですから、まだ終生を考える必要はないですが、出来たら少なくとも10年はフオローしてもらえるところが良いですよ。

それからインプラントの上部(アバットメント)をとり着ける器具は、インプラントメーカーにより異なりますので、たとえメーカーがわかっても、別な歯科医にしてもらう(上部構造制作)と言うのは対応できない事が多いので避けた方が良いです。

結論は、首尾一貫して10〜15年くらい診てもらえるところが良いです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-03-31 19:22:41
あくまで仮定の話ですが、今、40代ですから平均寿命から考えるとあと40年あります。

現在の35歳の先生であれば、40年後は75歳、引退しているかも知れませんが、現役でされている先生もおられますので、個人的なお薦めは、そういった年代の先生であれば、終生のケアを受けることが可能かも知れません。
(取らぬ狸の皮算用になることもありますが)

もちろん、その後のケアが別の人間ではできないということではありません。

たくさんの人の手によるものよりも少ない人の関わりの方が、ヤヤコシクないので、どちらがいいかと聞かれたら、少ない数の先生に見て頂ける方が、ベターです。


出来れば、ですが、

?同じ先生に植立と上部構造を治療してもらう。

?人生の後半に住んでいるであろうエリアの先生を選び。

?抜歯は早めに、噛み合せの保全の為には部分入れ歯を入れて下さい。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-03-31 22:31:34
SJさん、こんにちは。

概ねお二人の先生と同じ意見です。

インプラント治療と言うのは、その場限りの治療ではありません。

治療が終了しても、経過観察は半永久的に行っていかなければなりません。

そのためには常に通える歯科医院で治療を受けることをおすすめします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: SJさん
返信日時:2009-04-01 15:45:08
佐藤先生、松山先生、畑田先生

平日、診療でお忙しい中、早速のご返信をありがとうございます。
このような形でセカンドオピニオンを頂戴でき、随分と不安が軽減されました。

「10〜15年スパンで考えて歯科医師を選ぶ」という、先生方のご意見はとても参考になりました。

インプラントを入れた直後の方がトラブルが起こりやすいのではと考え、カナダでの治療に気持ちが傾いていました。

10〜15年後となると、どこに落ち着いているか不明なため、長年治療していただいている日本の先生にお願いしようかと、また気持ちが揺れています。


佐藤先生

>質問1)への解答
>2回の帰国の期間も不明なので回答不可能です。
>抜歯されるのであれば、その場所に部分入れ歯を入れて下さい。

説明不足で申し訳ありません。

5〜7月の間に一度日本に帰国する予定なので(こちらで抜歯だけすませ)、日本でインプラントの埋め込みを行い、その後、骨との結合が終わった4〜6カ月後に再度帰国して、アバットメント人工歯冠を装着できればと思っていました。


>現在の35歳の先生であれば、40年後は75歳、引退しているかも知れませんが、現役でされている先生もおられますので、個人的なお薦めは、そういった年代の先生であれば、終生のケアを受けることが可能かも知れません。

なるほどですね…。
日本でお願いしている歯医者さんは50代前半の方ですので、10〜15年後となると微妙なラインになりますね。


松山先生

>それからインプラントの上部(アバットメント)をとり着ける器具は、インプラントメーカーにより異なりますので、たとえメーカーがわかっても、別な歯科医にしてもらう(上部構造制作)と言うのは対応できない事が多いので避けた方が良いです。

上記の点、留意いたします。ご指摘ありがとうございます。


畑田先生

>そのためには常に通える歯科医院で治療を受けることをおすすめします

今から2〜3年間はカナダですが、その後の落ち着き先が不明なため、判断に悩みます。

日本でインプラント治療をしたとしても、年に1〜2回インプラント周辺部のチェックぐらいなら、こちらでお願いできるといいのですが…。


改めてお尋ねしたいことがあります。

日本でお世話になっていた歯医者さんにレントゲン画像を送信してみていただいたところ、

「解像度が低いので断定はできないが、メタルコアの周囲に虫歯らしい所見との根の周りを取り巻く歯周靱帯に、炎症像の所見は認められますが、明らかな破折線はないようす」

と言われ、抜歯の前にメタルコアを除去して、肉眼で破折を確認してもらうことを勧められました。

「もし割れていなければ、虫歯になった歯根歯茎の上まで引き出す処置(エクストルージョン)を行い、再び自分の歯の根を使うことが可能」

と言われたのですが、歯根を歯茎の上まで引き出すという説明がピンときません。

歯根に詰め物をし、新たなメタルコアを挿入して冠をかぶせるということなのでしょうか?

またこのような処置を行った場合の予後については、いかがお考えでしょうか。

たびたびお手数をおかけしますが、ご意見を伺えますと助かります。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-04-01 17:28:16
的確な先生だと思います。

もし、破折が根にまで及んでいないのであれば、抜歯は考えずにエクストルージョンされる事をお勧めします。
(左下の6番ですよね)

問題とされる部分(虫歯なり破折なり)が歯肉の下の方で見えないところにあるのか、歯肉より上で見えるところにあるのかの違いで、そのが使えるか使えないかを判断しているのです(厳密に言うと歯槽骨を基準にしますが)。

つまり、問題となっている所を矯正的に歯肉の上に引っ張り出し、悪い所は削って、新たにコアを作成、クラウンを被せると言う方法です。

比較的、高度な処置になりますので、出来る先生とできない先生がいらっしゃいます。

予後については引っ張りだす量にも寄ります。

2〜3mmであれば、ほとんど問題にはなりませんが、5mm引っ張り上げるとなると、今度はクラウンが「頭でっかち」になりますので、あまり良い状態とは言えなくなってしまします(歯根歯冠比が悪いと言います)。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: SJさん
返信日時:2009-04-03 06:54:50
タイヨウ先生

お忙しい中、分かりやすくご説明いただきありがとうございます。

今日改めて歯周治療の専門医の診察を受け、破折が根まで及んでいるかについて、重点的に尋ねてみました(最初に診察を受けた歯科医院ではインプラント上部のみを取り付け、抜歯とインプラントの埋め込みは、この専門医がするという分業体制でした)。

問題のは左下6番ですが、先生の説明によると、

レントゲンにクラック自体は写っていないものの、7番に近い内側のポケットが10ミリを超えている(プロービングの際に軽い痛みを感じました)。

また、レントゲンをみると歯周靱帯周辺に液(>正しい名称がわかりません)が漏れているような陰が写っていることから、奥の根にクラックが縦に走っていると考えて間違いないだろう」

そして、

「このような歯の場合、エクストルージョンはできない」

と言われました。

少々しつこいと思ったのですが、

メタルコアを除去して、肉眼で破折を確認する必要はないか?」

と尋ねると、

「クラックが入っている可能性は9割を超えている。
メタルコアを除去するために400〜500ドルを費やすぐらいなら、その分インプラント治療に回した方がよくないか?」

と逆に諭されました。

1本の根っこにしかヒビが入っていないのなら、他の根を残すことができないかと思ったのですが、こちらのサイトでヘミセクションについて調べてみると、その後トラブルが起こる可能性もあり、延命措置的な印象を受けたため、抜歯→インプラントをする決心がつきました。


日本に帰国してインプラント治療するかについては未定ですが、これ以上感が広がらないように、抜歯だけは近日中にカナダですませます。

先生方、いろいろとアドバイスをありがとうございました。

以上、取り急ぎ、ご報告させていただきます。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-04-03 07:23:56
歯科用CTでの診断治療計画がとても有効である、と考えます。

理由は、抜歯インプラント植立(仮歯装着)まで1回の手術で出来る可能性が高い事、日本は他の国よりも科用CTが急激に普及していて今全国で1000台以上が稼動している事、日本の先生の方が専門医レベルで色んな分野の治療をこなされる方がいる事、等です。

海外は専門が別れていて、案外不自由です。

世界的に広がっているノーベルとかストローマンとかのメーカーを使用しての治療でしたら、何処の国でもまず専門家がいる筈ですから、探す事が可能だと思うからです。

なので、私のお勧めは、言葉の意思疎通がし易い母国であり、しかも歯科用CTが世界1普及していて、手先が器用で仕事が丁寧であり、複数の分野で通じていて治療してくれる、色んな利点で母国での治療をお勧めします。

抜歯されると、骨が痩せて治療がレベルが高くなる事も考えられますので、現状以上悪くならないように維持されて、帰国に合わせて治療を任せる先生を探して、メールとかで連絡を取ってアポイントをして、綿密に治療計画を予め立てて行動される事をお勧めします。

なので、考え直してはと思います。

世界的に流通しているインプラントメーカーであれば、そんなに問題が生じるとは思えません。

個人的経験上も、海外からの帰国患者さんも結構拝見しておりますが、どこのインプラントか分からない時が一番困ります。

ノーベルかストローマンなら何も不自由を感じませんでした。

以上参考にされて下さい。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: SJさん
返信日時:2009-04-09 02:24:03
松元先生

お忙しい中、貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。また返信が遅くなってしまい大変申し訳ありません。


>海外は専門が別れていて、案外不自由です。

当初は、専門性が高い医師に治療してもらえるメリットばかりに目がいっていましたが、今回の一件でその“不自由”な面を痛感しました。

先生のアドバイスをもとに、この数日間、歯科用CTを備えた歯科医院を探したのですが、こちらではまだ一般的ではないらしく、見つけることができませんでした。

結局、クラックが入っている可能性が極めて高いとのセカンド(およびサード)オピニオンを得たことをもとに抜歯を決め、

(1)使用する部材がノーベルバイオケアであること
(2)日本よりも海外での滞在が長くなりそうなこと

などを考え合わせ、こちらでインプラントを行う方向で考えています。

こちらの掲示板で、松元先生をはじめ複数の先生からアドバイスを頂戴したことで、多角的な視点に基づいた意思決定を行うことができました。

ご多用中、お時間を割いていただき、本当にありがとうございました。
回答 回答7
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-04-09 08:57:28
>7番に近い内側のポケットが10ミリを超えていること

相当骨吸収が進んでいると思われます。

これ以上の骨の吸収を抑えるために、抜歯時に抜歯窩保護(SOCKET PRESERVATION)をしてもらうようにしてください。

破折が確実ならば骨の吸収は早いですから、抜は早めが良いです。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-04-09 20:07:04
日本国内では、現在1000台以上が稼動しています。
海外は今や逆に不便なんです。

但し、持っててもね、と言う事が事実として持ち上がって来ているので、海外でと言う事でしたら松山先生が書かれているようにソケットプリザベーションされる事をお勧めします。

但し、やはり案外海外のDRは否定的な方が多くて、しない方も多いので、その点では注意が必要です。
ソケットプリザベーションしない場合、治療内容がより難しくなる可能性が非常に高いのですが、彼らの中には理解しない方が結構います。

ご存知と思いますが、彼らは結構信念が強くて、話し合いしても、受け入れないで分かれる事を厭いませんので。

スッキリとはしていますが、では違う方法のDRをと成ると困る面もありますよね。


私自身は言葉の問題とか慣習の違いとかで、納得できる国で治療を受ける事をお勧めします。
それは母国でも海外でもどちらでもです。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: SJさん
返信日時:2009-04-10 07:42:20
松山先生、松元先生

これまでの投稿に目を通してくださった上で、抜歯時の留意点をアドバイスしていただき、ありがとうございます。お忙しい中、いろいろとフォローしてくださり本当に感謝しています。


>相当骨吸収が進んでいると思われます。
>これ以上の骨の吸収を抑えるために、抜時に抜歯窩保護(SOCKET PRESERVATION)をしてもらうようにしてください。
>破折が確実ならば骨の吸収は早いですから、抜歯は早めが良いです。

上記を読んだ時点で、骨吸収が進んでいるのであれば、当然、抜歯窩保護をしてくれるのでは?と疑問に思ったのですが、

>但し、やはり案外海外のDRは否定的な方が多くて、しない方も多いので、その点では注意が必要です。

とのコメントや、下記スレッドなどを読み、先生によって治療方針が異なることが分かりました。
6,7番抜歯後インプラント予定、顎の骨の処置方法が歯科医によって違う


治療方針に納得したうえで担当医を選ぶことの重要性は理解しているのですが、聞きかじりの(生半可な?)知識をもとに、あれこれ五月雨式に質問するのは気がひけていたので、こちらの掲示板で複数の先生のご意見を伺えるのはありがたいです。

また「抜歯窩保護」をもとに過去記事を検索したほか、ネットで「socket preservation」「bone regeneration」「bone resorption」等をキーワードに情報収集を行い、抜歯窩保護の詳しい内容と、その必要性について理解することができました。


幸い言葉には不自由しないので、抜歯前に担当医の抜歯窩保護に対する考えを確認するつもりです。

最後に1つだけ質問があります。

骨吸収のレベルは、レントゲンで事前にどの程度まで読影できるものでしょうか?
実際に抜歯してみないと全く想像がつかないものですか?

抜歯をしてくださるのは歯周治療の専門医で、年間のインプラント植立本数がかなりの数にのぼることは確認済みです。

仮に担当医が「抜歯窩保護は不要」と回答した場合、何を根拠にそのような判断をするのだろうと疑問に思った次第です。

お手間をかけて恐縮ですが、上記の点についてお返事いただけましたら助かります。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-04-10 11:23:21
マズイですね。
かなりの高率で、一番治療費が掛かる道を行かれそうです。

彼らはやはり商業としての面でも考えていますので、効率で考えて彼らの方がベストとする方法で治そうとするでしょう。
その場合、完璧な理論武装をしてくるので、まず素人さんでは太刀打ち出来ません。

はっきり認識いただいて欲しいのですが、ソケットプリザベーションに関しては彼ら、特に歯周病専門医ほど否定的見解です。
意見が分かれれば治療を受ける事も、出来なくなるでしょう。

抜歯窩保護不要と言われた場合(かなり高い可能性でそう言われると思いますが)、その後審美的に治す事を目的として骨の移植とか骨造成処置とかの話が出るのかどうか、いずれにしても歯科用CTでの精密な現状把握でないでしょうから、手術時に開けてその上での説明、治療方針の決定と成るでしょう。

手術が始まってしまった後で、他に転院とかの道はほぼ閉ざされます。

そう言う点も含めて、どうなるのか確認の上で治療を始めるのが良いのではないでしょうか?

正直申し上げて、感じとして今やアメリカ、カナダが世界のレベルの中でもやや遅れ始めているのかもしれないな、と感じます。

彼らは先進国のプライドを持っている筈ですから、もっと厳密に現状把握する事、その上での治療計画の提示、をしっかりと求めても良いのではないでしょうか?

補綴被せ物も絡んでくる話に成る筈です。

最終的な責任とかの所在、どう言う補綴になって仕上がるのか、周病専門医は本来最終的な補綴を担当するDRの指示で手術を行う筈です。

インプラント植立だけで処置は終了しませんし、その後のメインテナンスはその歯周病専門医のDHになるでしょうから、そこまで話を聞いて下さい。

今世界的にインプラント治療はトラブルが多発しています。

私は絶対に馴染めないのですが、彼らは学会内(AOとか)でフェイラーフェスティバルと言う表現をしていたりして、しかもその内容は決して録画しません。

不安を煽るようで申し訳ないのですが、そう言う現実もある事を事実として知ってて下さい。

但し、専門医までの連中は倫理観がかなり高いので、患者さんと真摯に向き合う事では尊敬に値出来ます。

なので、率直に色々と尋ねて、最終的なグランドデザインを納得の上で治療をお受け下さい。
この内容には、勿論トラブルが万が一起きた場合の対応も含まれます。

通常のレントゲンでは、骨がどの程度残るのかは予測は出来ないでしょう。
手術後に説明になると思います。

くどいようですが、私は歯科用CTでの診断、治療計画で行う事がベストとアドバイス致します。
抜歯同時にインプラント出来るのがベストなのかも知れないのに、その示唆がない事には違和感を覚えます。

ケースバイケースである事を百歩引いても,ベストの可能性のある道を探さない事は残念であると思われます。

但し、私自身がかなり特殊である事も割り引いて、私のアドバイスは受け取って下さい。

お大事に。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2009-04-10 11:23:49
>骨吸収のレベルは、レントゲンで事前にどの程度まで読影できるものでしょうか?
>実際に抜歯してみないと全く想像がつかないものですか?

歯科用CTであればある程度は予測できると思います。

しかし、正確に判断するためには埋入直前に撮り直したりする必要はあるでしょうね‥。
(僕の経験不足なのかもしれませんが‥)


ただ、もともとの状態が「ギリギリ」でないかぎり大丈夫だと思いますよ。

仮に10mmの長さのインプラントを入れたいとします。

もともとの骨が11mmしかなく、1mm吸収しちゃうと厳しいかなぁ‥と言う状況と、もともとの骨が15mmあって、1mm吸収したくらいでは「ノープロブレム!」と言う状況では違ってきますからね。


担当の先生の「抜歯窩保護は不要」と言う判断はそのあたりなのではないでしょうか。

担当の先生に聞いてみて下さい。




タイトル 海外と日本のどちらでインプラント治療を行うか迷っています(カナダ)
質問者 SJさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯のひび割れ、破折で抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
インプラント治療法
インプラントその他
カナダ
エクストルージョン(歯根廷出)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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