インプラント・抜歯から挿入までの理想的期間や認定医と専門医の違い、他

相談者: chakohakoさん (44歳:女性)
投稿日時:2009-04-16 22:08:53
こんばんは

インプラントを考えているのでHPで歯科を探しています。
不思議に思うことがあり、ネットで調べてみたのですがわからなかったので質問させていただきます。

あまりにも素人的な質問で申し訳ないのですがよろしくお願いします。



1、先生方はストローマンITI)の評価が高いのになぜこちらでは2回法の成功率が高いとされているのですか?

2、各院長先生の紹介の欄に、日本口腔インプラント学会認定医又は専門医と書いていらっしゃいます。
技術的な違いはありますか?

3、日本口腔インプラント学会の認定医と都道府県から歯科医検索してHPを閲覧したところ、インプラントに関してほんのわずかしか触れていませんでした。
認定医でも得意でなかったりすることがあるのですか?

4、スクリューベントインプラント安全性と10年残存率等など教えていただけますか?

5、抜歯後すぐにインプラントをすることが出来ません。
スクリューベントインプラントと4大インプラントの抜歯から埋入までの理想的な期間を教えていただけますか?


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-04-17 13:55:39
>1、先生方はストローマンITI)の評価が高いのになぜこちらでは2回法の成功率が高いとされているのですか?

なぜこちらのこちらの意味がわかりません。
それからそのようなデーター(きちんとした論文的な)が有るとも思えません。


>2、各院長先生の紹介の欄に、日本口腔インプラント学会認定医又は専門医と書いていらっしゃいます。
技術的な違いはありますか?

運転免許証と同じと思ってください。
ペーパードライバーと言う言葉があります。
ちなみに私は日本口腔インプラント学会の発足当時からの会員ですが、認定医の資格は得ていません。


>3、日本口腔インプラント学会の認定医と都道府県から歯科医検索してHPを閲覧したところ、インプラントに関してほんのわずかしか触れていませんでした。
認定医でも得意でなかったりすることがあるのですか?

ペーパードライバーの話と同じだと思います。


>4、スクリューベントインプラント安全性と10年残存率等など教えていただけますか?

このようなある種のメーカーの生存率というデーターは現在はほとんど上がって来ません。
それほど完成に近いと言う事でしょう。


>5、抜歯後すぐにインプラントをすることが出来ません。
スクリューベントインプラントと4大インプラントの抜歯から埋入までの理想的な期間を教えていただけますか?

スクリューベントは有るメーカーの1形式です。
皆同じと思ってよいでしょう。
ただこの製品は、私は有る理由により使用は中止しました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chakohakoさん
返信日時:2009-04-17 14:58:03
松山先生

早速ご回答いただきありがとうございます。

1、1回法2回法についてですが、歯チャンネルの「インプラントの治療法」(1回法)(2回法)を拝見しました。


2、3、に関してはこだわる必要はないのですね。


4、5、のスクリューベントインプラントはマイナーな種類かもしれませんね。
種類によって期間が変わるわけではないのですね。


全く未知の世界のインプラントに関してこちらのサイトのお陰で少しずつ専門用語を勉強させていただけて感謝しています。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-04-17 16:34:34
ストローマンの評価が高いのは、我々が決めているわけではありません。

世界的に見て、ストローマン、ブローネマルク3iアンキロスノーベルバイオケア 

あたりが、世界の大手だからです。
つまり、世界の歯医者が”良い”と判断して使っているからです。


日本製のインプランともあるのですが、世界シェアでいうと10パーセント以下の話になります。

使っている人が少ないということは、臨床成績の報告なども少ない、また、 学会での症例発表においても、海外で発表する際には殆ど耳を傾けてもらうことすらできません。



トヨタの自動車もあれば ロシアやインドの自動車も存在しますが、あまり評価対象にならないですよね?
そういうことと一緒です。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-04-17 18:13:12
日本製品の名誉の為に、一投。


世界中でパーツ供給されるので、ストローマンブローネマルクなどの評価が高い、あるいは多いのです。

日本製と大きく違う内容であるというわけではありません。


純粋に性能の優劣ではなく、商品供給の問題なのです。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-04-17 18:22:49
おっと!

佐藤先生の仰るとおりです。

製品の性能ではありませんね。

たとえるなら。。。クルマではなく、ジェット旅客機かなぁ・・・


アメリカにはボーイングがあったり、 ヨーロッパにはエアバスがありますよね。

日本製の旅客機もあるのですが、市場規模の差でイマイチシェアの拡大ができなかったために負けてしまいました。

そういう感じですね。

でも、不思議なことに、エアバスに使うカーボンファイバーは東レ製ですし、ボーイングのエンジンはIHI ですし・・・ 


なんだか書くことが無茶苦茶になってしまってスイマセン・。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-04-17 19:04:54
>『学会認定医又は専門医と書いていらっしゃいます。
技術的な違いはありますか?』

学会のレベルにもよります。
厳格なところから、そうでないところまで、古いところから、最近のまで大きなところから、小さなところまで。


これは素人さんに本当に分かりにくいので、誰かがキチンと管理して欲しいのですが、キチンと一定の基準で評価をする機関がないので、なんとも言えません。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-04-17 19:28:52
つい最近の出来事ですが、国際インプラント学会の認定医を取得するために日本の歯科医師が他人の症例写真を使って問題になったことがあります。

つまり、替え玉受験です。

残念ながら、この業界、本人の症例かどうかを見極めることなく認定医の審査を行っているためにこういう不正が行えてしまいます。

ですので、認定医とか専門医だから大丈夫! とは考えないことです。

ただ、 認定医や専門医! となっている人は、その分野に対して一生懸命でしょうし、、他のDr.よりも経験が多い可能性はあります。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-04-18 00:50:28
スクリューベントインプラントは、海外、特にアメリカ発であり、ジンマーと言う会社のインプラントで、向こうでは知られているインプラントです。

私は使った事がなく、接続部分の破折によるトラブルのリカバリーだけ経験させていただいています。


好んで用いている先生は良いインプラントと信じて、又使い勝手が良い、と話されます。

決して、そう悪いインプラントではないようです。



インプラントに関しては、先生の腕次第であり、何処のメーカーとかの違いは比較的に小さいと思います。
チャンと勉強していて、生物学的ルールを分かって実践出来る先生でしたら、治せると思われます。

申し訳ないのですが、直接何人かの先生とお話をされて、その上でお決めに成る事をお勧めします。

始めが肝心ですから、安心できるまでは踏み出されないで下さい。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chakohakoさん
返信日時:2009-04-18 14:50:01
高田先生、佐藤先生、松元先生ありがとうございます。

メジャーなものは、性能ではなく商品供給において安心なんですね。
車や飛行機のたとえで良くわかりました。



認定医。。。
学会の世界でも替え玉受験があるなんて残念です。
大切なのは先生の人間性と実績ということ。
どんなに高名な先生でも相性が悪ければ不安は解消されません。いつも先生方がおっしゃるのはこのことですね。



スクリューベントインプラントはジンマー社のもので、アメリカで幅広く使用されているのですね。
破折なんてことがあるなんて。。。

ネットで検索したところ表面にMP−1処理されていて括弧して(HAコート)とも書いてありました。
HAコートは賛否両論です。



質問です。

1、MP−1はHAコートが進化して今までの不安がなくなった物で、HAコートとは全く別なものと考えてよいのでしょうか?

2、松山先生、読み返すうちに気になってきたのですが、よろしければある理由を教えていただけますか?

お忙しいと思いますがよろしくお願いします。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-04-20 09:49:10
個人的にはHAコートの問題点は2点あると思っています。

 ?HAとチタンの結合(剥離の問題)
 ?表面性状の粗さ(感染の問題)

です。

?に関してはかなり改善されてきているようです。
しかし、?に関しては改善が難しいと思っています。

なぜなら

 HAは骨を誘導しやすい = 骨に非常に良く付く

のですが、同時に

 細菌も誘導しやすい = インプラント周囲炎になりやすい

と考えるからです。


骨の誘導は初期固定に非常に有利です。

つまり、短期間(術後数年)であれば、圧倒的にHAはチタン単体に比べて圧倒的に有利だと思います。
しかし、これはある程度術者の技術によってカバーする事は可能です。

しかし、長期間で考えると、どうしても術者の責任より患者の責任(メインテナンス状態)に影響される事が多くなります。
感染に関してはHAは不利で、統計的にHAの方が感染のリスクが高い(シビアな感染である)事が報告されています。


ですから、もともと上顎洞周囲などで骨の条件が不利な場合にHAを利用する事はアリだと思いますが、比較的条件が良い場合にあえてHAを使うと言う事は感染のリスクを上げるだけで、必要は無いと考えます。


以上、あくまでも「私見」です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chakohakoさん
返信日時:2009-04-20 21:15:21
タイヨウ先生ありがとうございます。

メリット、デメリットがよくわかりました。
実践、勉強をされている先生じゃないとわからないようなアドバイスをいただけて感謝の気持ちで一杯です。

以前こちらの相談室で転居予定があり、上4,5番のインプラントを埋入するに当たって相談させていただいたchakochakoです。

アドバイスを元に、転居先に捜し求めていた設備や治療方法、人間的に尊敬できる歯科医の先生と出会えました。

ITIブローネマルクも扱っていますがスクリューベントをおすすめされました。
上4,5番だからかもしれませんね。
ただ聞いたことがなかったのでこちらでご相談させていただきました。

今回いただけたアドバイスを元に転居後お会いして先生と相談しながら決めたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル インプラント・抜歯から挿入までの理想的期間や認定医と専門医の違い、他
質問者 chakohakoさん
地域 山口
年齢 44歳
性別 女性
職業 パート・アルバイト
カテゴリ インプラント治療法
インプラントその他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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