根管治療では歯性上顎洞炎による炎症は治まらないのでしょうか?
相談者:
子パンダさん (30歳:女性)
投稿日時:2009-04-19 22:20:47
先日、歯性上顎洞炎にかかり、かなりひどい炎症を起こしていると診断されました。
CTを取った結果、左上7番・6番が両方とも根本で炎症を起こしており、上顎洞炎を完治させるには2本とも抜歯しかないと言われました。
ちなみに上記2本は以前に抜髄済みです。
できることなら自分の歯は残したいと考えています。
?
歯性上顎洞炎の治療は抜歯しかないのでしょうか?
根管治療では上顎洞炎の再発の可能性はあるかもしれませんが、それほど効果はないのでしょうか?
根管治療では上顎洞炎による炎症は治まらないのでしょうか?
?
現在かかっている歯医者様に、自分の歯を残したいと相談したところ、1か月位様子を見て、再度CTをとって上顎洞炎による炎症の具合を比較した上で、抜歯か根管治療かを検討しようと言われましたが、あまり抜歯をする気になれないので、CTをとらずに根管治療の専門医へセカンドオピニオンした方がよいのでしょうか?
※根管治療の場合は専門医で受診することを勧められております。
?
根管治療について、インターネットで情報収集しているのですが、何を基準に良い歯医者様を見極めればよいのでしょうか?
たとえば、HPで詳細な治療方法を提示している所・・・や治療の料金を表示しているところ・・・など。
以前に一般歯科保険適用で治療した歯が原因で上顎洞炎にかかってしまったので、歯医者様を選ぶのにも慎重になってしまい、何をもとに良い歯医者様を選べばよいのか、悩んでいます。
?
保険適用の治療と保険適用外の治療の違いについて、保険適用の治療ではマイクロスコープやラバーダムは使用しないのではないかというくらいの推測はできるのですが、具体的に何がどのように違い、どの程度治療具合に差が出てくるのかがよくわかりません。
治療費も安くないので、できればきちんと違いを把握したうえでお医者様や治療方法を選択したいと思っています。
CTを取った結果、左上7番・6番が両方とも根本で炎症を起こしており、上顎洞炎を完治させるには2本とも抜歯しかないと言われました。
ちなみに上記2本は以前に抜髄済みです。
できることなら自分の歯は残したいと考えています。
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歯性上顎洞炎の治療は抜歯しかないのでしょうか?
根管治療では上顎洞炎の再発の可能性はあるかもしれませんが、それほど効果はないのでしょうか?
根管治療では上顎洞炎による炎症は治まらないのでしょうか?
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現在かかっている歯医者様に、自分の歯を残したいと相談したところ、1か月位様子を見て、再度CTをとって上顎洞炎による炎症の具合を比較した上で、抜歯か根管治療かを検討しようと言われましたが、あまり抜歯をする気になれないので、CTをとらずに根管治療の専門医へセカンドオピニオンした方がよいのでしょうか?
※根管治療の場合は専門医で受診することを勧められております。
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根管治療について、インターネットで情報収集しているのですが、何を基準に良い歯医者様を見極めればよいのでしょうか?
たとえば、HPで詳細な治療方法を提示している所・・・や治療の料金を表示しているところ・・・など。
以前に一般歯科保険適用で治療した歯が原因で上顎洞炎にかかってしまったので、歯医者様を選ぶのにも慎重になってしまい、何をもとに良い歯医者様を選べばよいのか、悩んでいます。
?
保険適用の治療と保険適用外の治療の違いについて、保険適用の治療ではマイクロスコープやラバーダムは使用しないのではないかというくらいの推測はできるのですが、具体的に何がどのように違い、どの程度治療具合に差が出てくるのかがよくわかりません。
治療費も安くないので、できればきちんと違いを把握したうえでお医者様や治療方法を選択したいと思っています。
回答1
回答日時:2009-04-19 23:11:13
こんにちは。
だいぶ大変そうですね。
結論としましては、根管治療の専門医、あるいは専門医並みに得意そうな先生にかかって、判断を仰がれた方が良いと思います。
トップレベルの先生が見つかれば、純粋な「歯性上顎洞炎」を抜歯する必要はほぼないだろうと考えます。
?については、上述の通りでいいですね。
?については、個人的にはCTのデータも根管治療のために欲しいです。
ちょうど今日名古屋で開催された顕微鏡学会(←マイクロスコープ好きの先生の集まる学会)で、小さい会場にここの回答者の先生方もズラリといたのですが・・そこでも、根管治療に応用するCTの話題は出ていましたよ。
保険の話は無視して、他の先生方に怒られるのも覚悟であくまで理想の話をしますと、まじめな根管治療には、
(※患者さんにも判断できる材料として)
ラバーダム → 常識
マイクロスコープ → 必要
CT(のデータとそれの読像力) → よほどの卓越した知識と技術がない限りは、物凄く有用
と言う位置づけだと思います。
ですので、出来れば先日のCT撮影のデータを頂いた上で専門医を受診すれば、邪魔にはならないと思いますよ。
参考→根管治療より噛み合せを優先?他院にCTのデータを持ち込みは可能ですか?
?について
判断基準については、このサイトでは語りつくされてる感もあるかと思います。
参考→歯科相談室 根管治療の専門医
これでは物足りないのだと思いますが、実際限界だと思いますね。
私たち歯科医でも、面識のない先生の技術力については、正確に知る方法がほとんどありませんので・・。 難しいところです。
>たとえば、HPで詳細な治療方法を提示している所・・・や治療の料金を表示しているところ・・・など。
↑は、安心材料にはなるかと思いますが、技術力とはほぼ無関係と思いますよ。
そこを重視されるぐらいなら、まだマイクロスコープやCTの方が良い基準になると思います。
?について
これは、これ以上をひとことで表現するのは難しいのですが・・
ある程度知識のある歯科医から考えると、もう全然違います。
でもそれが何から来る違いかと言うと、知識だったり、技術だったり、ちょっとした道具の使い方だったり、小さなことをコツコツコツコツ積み重ねた結果なので・・
一言で片付けてしまうと、保険医でも専門医でも、することはただの「消毒」なので同じと言えば同じなのですが、こうした方が「ちょっとだけいいかも知れない」(例;ラバーダムやマイクロスコープでさえも)を、いくつもいくつも可能な限り積み重ねるのが専門医の仕事だと思います。
結果、個人的には保険の報酬(4000円ぐらい)では、到底実現出来る様な仕事ではないと感じます。
なんだかいい表現が出てきませんが・・この件については他の先生のご回答に期待して下さい^^;
とにかく、経済的に可能なら、抜かずに専門医にかかられた方がいいと思いますよ。
お大事にされて下さい。
だいぶ大変そうですね。
結論としましては、根管治療の専門医、あるいは専門医並みに得意そうな先生にかかって、判断を仰がれた方が良いと思います。
トップレベルの先生が見つかれば、純粋な「歯性上顎洞炎」を抜歯する必要はほぼないだろうと考えます。
?については、上述の通りでいいですね。
?については、個人的にはCTのデータも根管治療のために欲しいです。
ちょうど今日名古屋で開催された顕微鏡学会(←マイクロスコープ好きの先生の集まる学会)で、小さい会場にここの回答者の先生方もズラリといたのですが・・そこでも、根管治療に応用するCTの話題は出ていましたよ。
保険の話は無視して、他の先生方に怒られるのも覚悟であくまで理想の話をしますと、まじめな根管治療には、
(※患者さんにも判断できる材料として)
ラバーダム → 常識
マイクロスコープ → 必要
CT(のデータとそれの読像力) → よほどの卓越した知識と技術がない限りは、物凄く有用
と言う位置づけだと思います。
ですので、出来れば先日のCT撮影のデータを頂いた上で専門医を受診すれば、邪魔にはならないと思いますよ。
参考→根管治療より噛み合せを優先?他院にCTのデータを持ち込みは可能ですか?
?について
判断基準については、このサイトでは語りつくされてる感もあるかと思います。
参考→歯科相談室 根管治療の専門医
これでは物足りないのだと思いますが、実際限界だと思いますね。
私たち歯科医でも、面識のない先生の技術力については、正確に知る方法がほとんどありませんので・・。 難しいところです。
>たとえば、HPで詳細な治療方法を提示している所・・・や治療の料金を表示しているところ・・・など。
↑は、安心材料にはなるかと思いますが、技術力とはほぼ無関係と思いますよ。
そこを重視されるぐらいなら、まだマイクロスコープやCTの方が良い基準になると思います。
?について
これは、これ以上をひとことで表現するのは難しいのですが・・
ある程度知識のある歯科医から考えると、もう全然違います。
でもそれが何から来る違いかと言うと、知識だったり、技術だったり、ちょっとした道具の使い方だったり、小さなことをコツコツコツコツ積み重ねた結果なので・・
一言で片付けてしまうと、保険医でも専門医でも、することはただの「消毒」なので同じと言えば同じなのですが、こうした方が「ちょっとだけいいかも知れない」(例;ラバーダムやマイクロスコープでさえも)を、いくつもいくつも可能な限り積み重ねるのが専門医の仕事だと思います。
結果、個人的には保険の報酬(4000円ぐらい)では、到底実現出来る様な仕事ではないと感じます。
なんだかいい表現が出てきませんが・・この件については他の先生のご回答に期待して下さい^^;
とにかく、経済的に可能なら、抜かずに専門医にかかられた方がいいと思いますよ。
お大事にされて下さい。
回答2
回答日時:2009-04-19 23:12:00
子パンダさん、こんばんわ。
大臼歯を2本一気に失うのは、後の補綴を考えても避けたいところですよね?
多少の手間をかけても残す方向で検討したいということであれば、根管治療を専門的にされている医院に、セカンドオピニオンを求めてはいかがでしょうか?
保険と保険外の違いは、機材や薬剤の違いもありますが、重要なのはどれだけ時間を割いて、カウンセリングしてくれるか、丁寧に治療してくれるか、という点だと思います。
保険外であれば、丁寧に治療することを前提に、治療時間も取ってくれるでしょうし、病状に合わせた薬剤も用意してくれるでしょう。
保険外の治療を受けたからといって、保存が約束されるわけではありませんから、専門医で治療してダメだったら「仕方なかったんだ」と割り切れる気持ちの準備も必要だと思います。
大臼歯を2本一気に失うのは、後の補綴を考えても避けたいところですよね?
多少の手間をかけても残す方向で検討したいということであれば、根管治療を専門的にされている医院に、セカンドオピニオンを求めてはいかがでしょうか?
保険と保険外の違いは、機材や薬剤の違いもありますが、重要なのはどれだけ時間を割いて、カウンセリングしてくれるか、丁寧に治療してくれるか、という点だと思います。
保険外であれば、丁寧に治療することを前提に、治療時間も取ってくれるでしょうし、病状に合わせた薬剤も用意してくれるでしょう。
保険外の治療を受けたからといって、保存が約束されるわけではありませんから、専門医で治療してダメだったら「仕方なかったんだ」と割り切れる気持ちの準備も必要だと思います。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-04-20 11:45:35
名古屋に行っていたタイヨウでございます。
お二人の先生に同意です。
根管治療専門医の先生に診てもらいましょう。
「※根管治療の場合は専門医で受診することを勧められております」との事ですから、必ず、担当の先生に紹介状を書いてもらってくださいね。
早い方がいいですよ。
僕の知っている専門医の先生は今「2か月待ち」だそうですから。
お二人の先生に同意です。
根管治療専門医の先生に診てもらいましょう。
「※根管治療の場合は専門医で受診することを勧められております」との事ですから、必ず、担当の先生に紹介状を書いてもらってくださいね。
早い方がいいですよ。
僕の知っている専門医の先生は今「2か月待ち」だそうですから。
相談者からの返信
相談者:
子パンダさん
返信日時:2009-04-20 22:06:50
回答4
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2009-04-20 22:13:30
あの・・・出来れば、耳鼻科との連携が望ましいですよ。
上顎洞の自然孔が開いているかどうかは見ておきましょうね
上顎洞の自然孔が開いているかどうかは見ておきましょうね
回答5
マツモト歯科医院(大田区・千鳥)の松本です。
回答日時:2009-04-20 22:35:45
子パンダさん こんばんは
>?歯性上顎洞炎の治療は抜歯しかないのでしょうか?
一般的に治るかどうかは別にして、とても大切な歯なので、治る可能性が少しでもあるなら抜歯する前に治療を試してみてはいかがですか?
私は、一般的に抜歯しかないといわれるような歯を、何とか少しでも長く使えないないかと治療にチャレンジしてきましたが、チャレンジしてみると「へーこんなのも治るんだ」というような例も出てきます。
結果はケースバイケースですけど、そのほうが後からの後悔は少ないんじゃないでしょうか。
>?歯性上顎洞炎の治療は抜歯しかないのでしょうか?
一般的に治るかどうかは別にして、とても大切な歯なので、治る可能性が少しでもあるなら抜歯する前に治療を試してみてはいかがですか?
私は、一般的に抜歯しかないといわれるような歯を、何とか少しでも長く使えないないかと治療にチャレンジしてきましたが、チャレンジしてみると「へーこんなのも治るんだ」というような例も出てきます。
結果はケースバイケースですけど、そのほうが後からの後悔は少ないんじゃないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
子パンダさん
返信日時:2009-04-22 21:58:05
タイトル | 根管治療では歯性上顎洞炎による炎症は治まらないのでしょうか? |
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質問者 | 子パンダさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の専門医 根管治療その他 上顎洞炎(蓄膿症) 根の病気・異常その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。