歯科恐怖症で虫歯治療を静脈内沈静法で受けたいが、耐性も心配

相談者: ロマーニさん (34歳:男性)
投稿日時:2009-04-25 22:42:45
極度の歯科恐怖症で、毎回静脈内沈静法で治療を受けようと思っています。

ただ、個人差はあるのでしょうが、毎回静脈内沈静法をしていると麻酔に対する耐性のようなものが出来てしまい、だんだん効かなくなってしまうとネット上に書いてありました。

もちろん、他種の麻酔も徐々に耐性ができてしまうのかもですが。

虫歯が結構ひどく、この先週1回のペースで半年くらいかかると言われていて、先々効かなくなっていくのかなと少し不安になっています。


思いっきり麻酔科の話だと思うのですが、敢えて質問させてください。

よろしくおねがいします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-04-26 00:32:02
麻酔での治療は、全身麻酔局所麻酔がありますよね。
その中の全身麻酔に静脈内鎮静法笑気吸入鎮静法があります。

静脈内となるとルートを取り管理下の元時間がかかりますが、笑気であれば吸入後窒素濃度をあげる事で麻酔時の深度は割りと深く切れは早いですが・・・それではダメなのでしょうか?
 

また治療期間を短縮するなら、病院にて全身麻酔下で数本を一気に治療するという方法もとれます。
 

麻酔に対しての耐性はある程度おきてくると思いますが、静脈内鎮静の場合深度調整が可能ですので、効かなくなることはないのではないでしょうか、

しかしルートを確保して麻酔をかけるとなると、必ず術者と麻酔認定医のDrが必要と思われます。
病院なら問題ないでしょうが。

点滴などとは訳が違いますので、気をつけて下さい。
 

回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-04-26 01:30:51
ロマーニさん、こんにちは。

歯科治療に臨まれるということで、確かに事前に不安なことは知っておきたいですよね。

本相談室でも、同様のご質問がよせられるのですが、「鎮静法」と「麻酔(鎮痛法)」は、基本的に別物です。

「鎮静法」はリラックス効果を求めるもので、これだけでは痛みを抑える(鎮痛作用)ことは不十分です。

そこで、「鎮静」を行った上で、「麻酔(鎮痛)」も行います。

この「麻酔(鎮痛)」は、「鎮静」のお薬と一緒に点滴で流すこともあれば、歯茎に注射することもあります(痛みはほとんどないです)。


また、静脈内鎮静・通常の麻酔に限らず、耐性ができ徐々に効かなくなるということは通常ありません。
所詮、使用量が限られるからです。

耐性ができてしまうほどの麻酔薬・鎮静薬を使用することはないです。


いずれにしても、インターネットで調べることには限界があります。
情報によっては、一層不安になるばかりです。

いきなり処置をすることはありませんので、受診可能な歯科医院あるいは医療機関を見つけられて、まずは実際に受診の上、直接歯科医師とご相談されてください。


治療が順調に進むことを願っています。
お大事になされてくださいね。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-04-26 09:15:05
静脈内鎮静法を大学で行った患者に対する、術後のアンケート調査の結果を論文形式で発表されたものが、つい最近有りました。

予想されることなのですが、必ずしも全員が快適であっと言うことではないということです。
簡単ですが。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-04-26 11:50:18
はじめまして。


極度の歯科恐怖症とは、パニック障害や広場恐怖症などを併発なされているのでしょうか?

私の経験からは、メジャー・トランキライザーを長期に服用なされておられます方には、静脈内鎮静法が無効なことが多いと感じております。


コントロール不良なパニック障害の方の場合は、はっきり言いまして、気道の確保と肺炎予防のために全身麻酔の選択を第一に考えるべきと思います。

それが一番安全です。



静脈麻酔剤の耐性の件ですが、寡聞にしてそのような文献を読んだことはありません。

ただ、少しずつ効きにくくなるような実感は、たしかにございます。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-04-26 16:55:17
ロマーニさんが「真性の歯科恐怖症」であれば聞き流してくださいね。


僕、学生の頃、麻酔科の病院実習の時以外で「真性の歯科恐怖症の患者さん」って言うのを見たことが無いんですよ。

歯科医10年以上やっていて。
たまたまなのかも知れません。


ウチにも「自称歯科恐怖症」の方がたくさんいらっしゃいます。

パニック障害で当院まで来られなかった方もいらっしゃいますし、安定剤を飲んでから来院されたなんて言う方もいらっしゃいます。

でもね。
今、その方々は普通に治療されていますし、インプラントのオペを受けられた方もいらっしゃいます。

治療途中で寝ちゃうなんて事も多々あります(笑)。

(多くの自称歯科恐怖症の方は)治療が全て終わり「メインテナンスに来るのが待ち遠しい」なんておっしゃっていただけるようにもなります。



本当に歯科恐怖症の方であれば静脈内鎮静は有効ですし、久保先生も書かれているようにコントロール不良なパニック障害の方の場合は、全身麻酔が必要な場合もあります。

専門家の診断でロマーニさんがそうなら、麻酔科医の管理下で静脈内鎮静を行う事は良いと思います。



でも、そうでないとしたら‥。

「単に歯医者が怖い」

と言うだけだったら‥。


今後、一生、麻酔科医のお世話になるのでしょうか?
小さな虫歯の治療でも?
歯石を取るだけでも?
僕はそっちの方が心配です。

まずは信頼できる歯科医を探すことの方が重要ではないでしょうか?

笑気ではダメなのでしょうか?


専門家にロマーニさんが「歯科恐怖症」と診断されているのであれば、僕の書き込みは失礼な発言だと思います。

聞き流してください。



タイムリーに

歯科恐怖症。全身麻酔で半埋伏智歯抜歯予定だが既に怖くて落込んでいる

と言う相談がありましたが、この方は専門家に「歯科恐怖症」と診断されているわけです。
その場合には

「ご安心ください、全身麻酔で行えば大丈夫ですよ。
肩の力を抜いて頑張ってください!」

と言えるのですが‥。




タイトル 歯科恐怖症で虫歯治療を静脈内沈静法で受けたいが、耐性も心配
質問者 ロマーニさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
麻酔その他
歯科恐怖症
全身麻酔
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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