根管治療後のクラウン・詰め物(土台)にゴールドとアマルガムを薦められた

相談者: 子パンダさん (30歳:女性)
投稿日時:2009-05-04 00:40:31
現在、根管治療をしております。

※左上6番は既にクラウン・7番はインレー

お医者様からは、上の奥歯なので、ゴールドのクラウンとインレーを勧められています。

また、詰め物にはアマルガムを勧められています。

が、クラウンやその詰め物について何が良いのかよくわかっていません。


?左上6番・7番という場所。
すでに一度は治療済み(抜髄済み)であることなどを考えると、やはりハイブリットレジンなどよりもゴールドクラウンやインレーの方が良いのでしょうか?


?通常、ゴールドのクラウンをする場合、詰め物には何を使用するのでしょうか?
このサイトではレジン系の記載が多く、アマルガムはあまり記載がないため、ちょっと不安です。


ちなみに、アマルガムは水銀の含有があるため、不安もあったので、アマルガムを勧めて頂く理由を聞くと、概ね以下の通りであったと記憶しています。


歯科用のアマルガムは安全性は高い

・レジン系は固まる際に収縮して(よくよく見ると)隙間ができるが、アマルガムは若干膨張するので、レジン系より隙間ができにくい。

・長くもつ(年数は聞き忘れましたが)


どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-05-04 03:02:45
こんばんは。

まずアマルガムを勧められているという詰め物とは、クラウンの中のコア(土台)の事でしょうか?

いずれにせよ歯科用のアマルガム、特に最近の製品は混ぜる量が一つ一つ決まっており、きちんと混合されれば比較的安定した合金となりますので、全く心配はないとは申し上げるわけにはいきませんが、概ねこのために害を及ぼす事は非常に稀な事であると思います。

しかし昨今はそういった問題にも警鐘を鳴らす方もおります。
これが間違いであるということにはなりませんので、ご心配を今後ずっと抱えるくらいであればレジン等のその他の素材を検討してもよいと思います。


レジンは硬化収縮しアマルガムは硬化膨張する。
これは確かにその通りですが、それらの特性を知っており、尚且つそれに見合った方法や材料を使用することで問題は極端に減ります。

要はその先生毎に得意な方法があるでしょうから、かかる医院によってその考え方もまちまちであると思われます。

詰め物やクラウンその物の素材については、ゴールドが優れているというのも本当です。
奥歯であり、この位置なら金属でもOKかなと思われるのであれば問題はないと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-05-05 12:56:23
こんにちは。

田中先生のコメントの通りだと思います。

どの方法にも一長一短がありますので、逆にどれが正解!と言うのも難しいのですが、少なくとも悪いということは全然ないと思いますよ。


「担当の先生のお勧め」と言うのも非常に重要なポイントですから、その方針で良いのではないでしょうか。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-05-06 23:04:46
お二人の先生方のご意見を支持します。

アマルガム自体は別の理由で反対論者なのですが、それは今回無関係なので。

上顎の奥歯の修復であれば、ゴールドをお勧め致します。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 子パンダさん
返信日時:2009-05-09 15:58:12
田中先生、渡辺先生、佐藤先生、ご回答ありがとうございます。

佐藤先生のご回答の中に、

アマルガム自体は別の理由で反対論者なのですが、

という記載がありますが、参考にその理由を教えて頂くことはできないでしょうか?


また、

>上顎の奥歯の修復であれば、ゴールドをお勧め致します。

とのことですが、
詰め物もゴールドがお勧めでしょうか?

の状況によって選択肢が異なるとは思いますが、お勧めとその理由などありましたら是非とも教えていただきたいです。



どうぞよろしくお願いいたします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-05-10 02:44:37
アマルガムの使用そのものでは無くて、アマルガムの製造過程で出る廃液や産業廃棄物の問題のことなのですが、環境負荷が大きいので使用は差し控えたいな〜〜というのが私の考えです。

鉛や銅、水銀といった金属を使いますので、環境には優しくないのです。


詰め物というのは、インレーでしょうか?
もしかしてコア?ですか?

金額的制約を考えずに行えば、ゴールドでしょうかね?


でも、本当は

キチンと削って、
キチンと型を採って
噛み合わせも採って、
反対側の歯型も綺麗に採って、
接着も確実にきちんと行うこと

が大事であって、使用材料の問題もありますが、一つ一つの作業でどれだけ精度をだせるのか?

ここに大事なことがあるのです。
私はそう考えます。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-05-10 07:14:40
おはようございます。

佐藤先生に同意します。

材料は最後の問題であり、それ以前の治療をいかに丁寧に行うかが最も重要だと思います。

その上でゴールドを使えばベストだと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-05-10 07:59:14
宇藤先生
私の足りない部分を大変適格かつスマートに補っていただきまして、ありがとうございます。

私もその上でゴールドであれば、一番理想的だと思っております。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-05-10 08:14:52
子パンダさまおはようございます。

宇藤先生が仰るように修復材料は最後の問題です。

むし歯が大きくなって抜髄することになれば天蓋を確実に落とし、根管口を探り、見落としが無いか確認して漏斗状拡大をして歯髄組織を除去し根管長を測定してアピカルシートを慎重に作り、根管形成をして炎症が治まったのを確認したあと、正確な根管充填が出来ていなければゴルードクラウンを被せた所で、いずれ根尖病巣が出来てしまいます。

したがってここまでの一連の根管処置が正確にできていないことには、話にはなりません。


その上で佐藤先生が仰っているように

キチンと削って、
キチンと型を採って
噛み合わせも採って、
反対側の歯型も綺麗に採って、

その上でゴールドを使えばベストだと思います。

それから接着もきちんと行うことが大事です。



そしてあとは砂糖の摂取に気をつけて、歯磨きがうまく出来れば残る心配は歯根破折だけになります。

参考になさってください。

抜髄(根管充填)
http://yamadashika.jp/infection02.html

診療日記 補綴
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=73

診療日記 充填
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=53

むし歯の出来ない砂糖の量
http://www.yamadashika.jp/prevent05.html

毛先磨き
http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki

歯根破折
http://yamadashika.jp/infection.html#a02

歯根破折の接着修復
http://yamadashika.jp/infection.html#a06




タイトル 根管治療後のクラウン・詰め物(土台)にゴールドとアマルガムを薦められた
質問者 子パンダさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ゴールドインレー(金の詰め物)
アマルガム
ゴールドクラウン(金の被せ物)
お勧めの詰め物・インレー
お勧めの土台(コア)
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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