自宅でのフッ素使用と、歯科医院でのフッ素塗布の違いについて
相談者:
まーやんまーやんさん (24歳:女性)
投稿日時:2009-05-07 11:27:52
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-05-07 11:49:41
自宅で使う歯磨剤に含まれるフッ素濃度は1000ppm以下と決められています。
一般に歯科医院で行うフッ素塗布(フローデンAやフルオールゼリーなど)は約20000ppmと高濃度です。
低濃度のフッ素は主に再石灰化
高濃度のフッ素は主にフルオロアパタイトの形成(歯質強化)
に関与すると言われています。
つまり、作用が少し異なるんですよね。
なので、ウチでは「毎日のホームケア」と「数か月に1回のプロケア」の両方を行う事を推奨しています。
一般に歯科医院で行うフッ素塗布(フローデンAやフルオールゼリーなど)は約20000ppmと高濃度です。
低濃度のフッ素は主に再石灰化
高濃度のフッ素は主にフルオロアパタイトの形成(歯質強化)
に関与すると言われています。
つまり、作用が少し異なるんですよね。
なので、ウチでは「毎日のホームケア」と「数か月に1回のプロケア」の両方を行う事を推奨しています。
回答2
回答日時:2009-05-07 12:49:42
まーやんまーやんさん、こんにちは。
こちらにフッ素のまとめがあります。
参考:フッ素の種類でお勧めなのは?
高濃度フッ素の場合は、フッ化カルシウムが作られてフッ素イオンとカルシウムイオンの供給源として働くそうです。
そして、ハイドロキシアパタイトをフルオロアパタイトに変質強化させることが期待できます。
Ca10(PO4)6(OH)2+2F-→Ca10(PO4)6F2 +2OH-
低濃度のフッ素は、脱灰の抑制と再石灰化の促進。
と、タイヨウ先生が言われた通りの違いがあります。
ところで、タイヨウ先生、20,000ppmという高濃度のものってありましたっけ?
たいてい9,000ppm程度だったような記憶があったのですが。。。
こちらにフッ素のまとめがあります。
参考:フッ素の種類でお勧めなのは?
高濃度フッ素の場合は、フッ化カルシウムが作られてフッ素イオンとカルシウムイオンの供給源として働くそうです。
そして、ハイドロキシアパタイトをフルオロアパタイトに変質強化させることが期待できます。
Ca10(PO4)6(OH)2+2F-→Ca10(PO4)6F2 +2OH-
低濃度のフッ素は、脱灰の抑制と再石灰化の促進。
と、タイヨウ先生が言われた通りの違いがあります。
ところで、タイヨウ先生、20,000ppmという高濃度のものってありましたっけ?
たいてい9,000ppm程度だったような記憶があったのですが。。。
回答3
回答日時:2009-05-07 14:07:29
こんにちは。
>ところで、タイヨウ先生
↑「フッ化物」濃度だと20,000ppmぐらいで、「フッ素」だと9,000ppmぐらいですね^^
作用としては、低濃度の方が「芯から強くする」感じで、より効果的なイメージがあるのですが、「バリヤーを張る」イメージの高濃度でも、たった1回きりの塗布ですら、わずかながら虫歯の予防効果が確認?されていますので、健診がてら、歯科医院に足を運んだ時ぐらいやってみても・・と個人的には思いますよ。
とりあえず、悪いことはなさそうですからね。
参考⇒虫歯予防に対するフッ素の効果的な使用法とは?
ただ、必要があるかどうかは別です。
フッ素を使わなくても虫歯にならない人はいくらでもいらっしゃいますからね。
でも害にはならないならいいのでは?というのが個人的な見解ですね。
>ところで、タイヨウ先生
↑「フッ化物」濃度だと20,000ppmぐらいで、「フッ素」だと9,000ppmぐらいですね^^
作用としては、低濃度の方が「芯から強くする」感じで、より効果的なイメージがあるのですが、「バリヤーを張る」イメージの高濃度でも、たった1回きりの塗布ですら、わずかながら虫歯の予防効果が確認?されていますので、健診がてら、歯科医院に足を運んだ時ぐらいやってみても・・と個人的には思いますよ。
とりあえず、悪いことはなさそうですからね。
参考⇒虫歯予防に対するフッ素の効果的な使用法とは?
ただ、必要があるかどうかは別です。
フッ素を使わなくても虫歯にならない人はいくらでもいらっしゃいますからね。
でも害にはならないならいいのでは?というのが個人的な見解ですね。
回答4
相談者からの返信
相談者:
まーやんまーやんさん
返信日時:2009-05-08 22:58:08
先生方、早速のレスポンスありがとうございます
なるほど、なるほど とてもよくわかりました
自宅での低濃度フッ素と歯科医院での高濃度フッ素の違いは、そういうことだったのですね
納得です
ありがとうございます
ところで、もう一つ質問なのですが・・・・
フッ素塗布を始める時期なのですが、HPなどを見てみると、上下4本歯がでてくる頃(1歳半頃)でペッとはき出すことができるようになった時期と書いてあるのが多いのですが、
あるHPには、フッ素塗布をした際に飲み込んでしまったフッ素が、歯の卵の状態の時に効いて歯が強くなると書いてありました
歯の卵ができるのが生後半年くらいとして、上記2つの時期はかなり差があると思いまして・・・
私の息子は現在11ヶ月でして・・・・
あと、フッ素錠剤が手に入らないかなと思ってネットを見ていたら下記のHPを見つけました。
物々しい感じですが先生のご意見をお聞かせいただけたら幸いです
・http://members.jcom.home.ne.jp/tomura/murakami/news.fdrops.htm
お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いいたします
なるほど、なるほど とてもよくわかりました
自宅での低濃度フッ素と歯科医院での高濃度フッ素の違いは、そういうことだったのですね
納得です
ありがとうございます
ところで、もう一つ質問なのですが・・・・
フッ素塗布を始める時期なのですが、HPなどを見てみると、上下4本歯がでてくる頃(1歳半頃)でペッとはき出すことができるようになった時期と書いてあるのが多いのですが、
あるHPには、フッ素塗布をした際に飲み込んでしまったフッ素が、歯の卵の状態の時に効いて歯が強くなると書いてありました
歯の卵ができるのが生後半年くらいとして、上記2つの時期はかなり差があると思いまして・・・
私の息子は現在11ヶ月でして・・・・
あと、フッ素錠剤が手に入らないかなと思ってネットを見ていたら下記のHPを見つけました。
物々しい感じですが先生のご意見をお聞かせいただけたら幸いです
・http://members.jcom.home.ne.jp/tomura/murakami/news.fdrops.htm
お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いいたします
回答5
回答日時:2009-05-08 23:33:49
んー、、錠剤まではしなくていいんじゃないでしょうか。
効率が悪いと思います。
確か99%ぐらい排泄されますからね。
そう言えば錠剤の予防効果の論文って、見た覚えがないんですけど、あるんでしょうかね。
>物々しい感じですが先生のご意見をお聞かせいただけたら幸いです
↓この辺りも読んで下さい^^;
参考⇒フッ素の安全性(このページ中のリリンク先も)
参考⇒フッ素の賛否両論について
参考⇒フッ素とダウン症の関係
色々な意見や考え方はありますので、一応「ぺっ」と出来る様になってからの方が、良い気がしますよ。
効率が悪いと思います。
確か99%ぐらい排泄されますからね。
そう言えば錠剤の予防効果の論文って、見た覚えがないんですけど、あるんでしょうかね。
>物々しい感じですが先生のご意見をお聞かせいただけたら幸いです
↓この辺りも読んで下さい^^;
参考⇒フッ素の安全性(このページ中のリリンク先も)
参考⇒フッ素の賛否両論について
参考⇒フッ素とダウン症の関係
色々な意見や考え方はありますので、一応「ぺっ」と出来る様になってからの方が、良い気がしますよ。
回答6
相談者からの返信
相談者:
まーやんまーやんさん
返信日時:2009-05-13 08:48:09
おはようございます
先生方、アドバイスをありがとうございました
とてもすっきりしました
今後ともよろしくお願いいたします
先生方、アドバイスをありがとうございました
とてもすっきりしました
今後ともよろしくお願いいたします
タイトル | 自宅でのフッ素使用と、歯科医院でのフッ素塗布の違いについて |
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質問者 | まーやんまーやんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 24歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯予防 フッ素 子供(子ども)の虫歯 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。