[写真あり] 歯根嚢胞がある場合、外科的な治療しか無いのでしょうか?
相談者:
まりんねこさん (35歳:女性)
投稿日時:2009-05-15 13:47:04
上あごの前歯の歯茎から1センチくらいのところが腫れました。
痛みはないのですが、不安になり某歯科大を受診したところ、歯根のう胞の疑いあり・・・という診断でした。
膿みの出場所がなくて腫れたようです。
レントゲンやCTもとって、根幹治療ができるかどうか、出来ない場合は外科的な治療といわれ、結果、手術となりました。
差し歯なので、根を治療した場合折れる可能性があるとのこと。
最初は1泊2日で・・・ということでしたが、のう胞自体が思ったより大きかったとのことで、最終的には全身麻酔で5日くらいの入院との話になりました。
手術しても根治は難しいようですが、手術しないとどんどん症状が進んでくるといわれ、手術をするのはしょうがないとの説明で、最悪抜歯になるようです。
病院に行くたびにどんどん大きな話になってくるので不安です。
違う病院にも聞いてみたほうがいいのか、このまま歯科大の先生に任せていいのかわからなくなってきました。
歯根のう胞の病気自体、めずらしいものではないということでしたが、治療しないとどうなるのでしょうか??
それと最近鼻水が、喉のほうにおちていくような症状も出ています。
先生は、のう胞とは関係ないと言っていましたが、耳鼻科を受診したほうが良いのでしょうか???
痛みはないのですが、不安になり某歯科大を受診したところ、歯根のう胞の疑いあり・・・という診断でした。
膿みの出場所がなくて腫れたようです。
レントゲンやCTもとって、根幹治療ができるかどうか、出来ない場合は外科的な治療といわれ、結果、手術となりました。
差し歯なので、根を治療した場合折れる可能性があるとのこと。
最初は1泊2日で・・・ということでしたが、のう胞自体が思ったより大きかったとのことで、最終的には全身麻酔で5日くらいの入院との話になりました。
手術しても根治は難しいようですが、手術しないとどんどん症状が進んでくるといわれ、手術をするのはしょうがないとの説明で、最悪抜歯になるようです。
病院に行くたびにどんどん大きな話になってくるので不安です。
違う病院にも聞いてみたほうがいいのか、このまま歯科大の先生に任せていいのかわからなくなってきました。
歯根のう胞の病気自体、めずらしいものではないということでしたが、治療しないとどうなるのでしょうか??
それと最近鼻水が、喉のほうにおちていくような症状も出ています。
先生は、のう胞とは関係ないと言っていましたが、耳鼻科を受診したほうが良いのでしょうか???
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-05-15 14:02:14
まだ手術はしていないのですよね?
>歯根のう胞の病気自体、めずらしいものではないということでしたが、治療しないとどうなるのでしょうか??
嚢胞内は普通茶褐色のどろりとした液体が入っていて、次第に大きくなっていきます。
大きくなると言うことは、まわりの骨を圧力で溶かしているから出来る事です。
そのうち前歯の唇相当分の骨は溶けてペなペな状態から、骨が無くなり、歯肉とくっついてしまいます。
また感染すると、まわりの骨にも波及して重篤な炎症症状を来してしまいます。
?コアーが取れたら、根管治療。
?取れなければ、歯根端切除術と逆根管充填。
?同時に嚢胞摘出術。
?嚢胞が大きいときには開窓療法併用等で治療していきます。
細部にわたっては書ききれません。
>歯根のう胞の病気自体、めずらしいものではないということでしたが、治療しないとどうなるのでしょうか??
嚢胞内は普通茶褐色のどろりとした液体が入っていて、次第に大きくなっていきます。
大きくなると言うことは、まわりの骨を圧力で溶かしているから出来る事です。
そのうち前歯の唇相当分の骨は溶けてペなペな状態から、骨が無くなり、歯肉とくっついてしまいます。
また感染すると、まわりの骨にも波及して重篤な炎症症状を来してしまいます。
?コアーが取れたら、根管治療。
?取れなければ、歯根端切除術と逆根管充填。
?同時に嚢胞摘出術。
?嚢胞が大きいときには開窓療法併用等で治療していきます。
細部にわたっては書ききれません。
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2009-05-15 14:05:24
>レントゲンやCTもとって、根幹治療ができるかどうか、出来ない場合は外科的な治療といわれ、結果、手術となりました。
受診したのは口腔外科ですかね!?
口腔外科の先生の中には、外科アプローチで治療を行う先生もおられます。
ただ私のような口腔外科とは真反対の保存系の人間から言わせれば、外科は通常法の歯内療法で治らない場合の次の選択肢であり、第1選択肢にはしません。
まず、歯内療法が行えれば歯内療法で治療を行い、
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/usa.html
その後数ヶ月して治癒傾向が全く見られなければ外科と言う流れです。(体につける傷は小さいにこしたことはありません)
歯根端切除術(外科的歯内療法)の流れですが
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/surgery.html
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/microscope.html
画像1、
治療後早ければ3か月でこのように病変の縮小も見られます。
(凄く見にくてすみません^^;)
この手術は顕微鏡がある・ないで成功率が微妙に異なってきます。
できれば歯内療法を得意とする先生がベターです。
コアが大きい場合などもありますが、根の治療を専門で行う先生であれば顕微鏡を見ながら削り取ってしまい、通常の根の治療できる時もあります。
私はそれほど大きな手術は行いませんが、外科的歯内療法であれば2時間程度の日帰り手術で終わっています。
>違う病院にも聞いてみたほうがいいのか、このまま歯科大の先生に任せていいのかわからなくなってきました。
一度保存系の先生に診て意見を頂いた方がいいと思います^^
実を言うと先日、スタッフの家族が殆ど同じことを言われて・・・
(ただし、まりんねこさんのレントゲンは見ていないので全く同じとは捕えないでください)
口腔外科の診断は、
「歯内療法後、直ぐに外科的に根の先をカットします」でした。
でも、私が行ったのはまず通法の歯内療法でを行い経過をみています。
まず3か月後に病変が縮小していれば、6ヵ月後のレントゲンを診てもう一度外科処置が必要か診断する予定します。
根の治療が得意な先生であれば、6割近くがこの方法で治り外科治療は回避できます。
歯科と言えど、先生の得意分野によって治療方法は異なりますので、その点は知っておかれた方がいいと思います。
お大事に
画像1
受診したのは口腔外科ですかね!?
口腔外科の先生の中には、外科アプローチで治療を行う先生もおられます。
ただ私のような口腔外科とは真反対の保存系の人間から言わせれば、外科は通常法の歯内療法で治らない場合の次の選択肢であり、第1選択肢にはしません。
まず、歯内療法が行えれば歯内療法で治療を行い、
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/usa.html
その後数ヶ月して治癒傾向が全く見られなければ外科と言う流れです。(体につける傷は小さいにこしたことはありません)
歯根端切除術(外科的歯内療法)の流れですが
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/surgery.html
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/microscope.html
画像1、
治療後早ければ3か月でこのように病変の縮小も見られます。
(凄く見にくてすみません^^;)
この手術は顕微鏡がある・ないで成功率が微妙に異なってきます。
できれば歯内療法を得意とする先生がベターです。
コアが大きい場合などもありますが、根の治療を専門で行う先生であれば顕微鏡を見ながら削り取ってしまい、通常の根の治療できる時もあります。
私はそれほど大きな手術は行いませんが、外科的歯内療法であれば2時間程度の日帰り手術で終わっています。
>違う病院にも聞いてみたほうがいいのか、このまま歯科大の先生に任せていいのかわからなくなってきました。
一度保存系の先生に診て意見を頂いた方がいいと思います^^
実を言うと先日、スタッフの家族が殆ど同じことを言われて・・・
(ただし、まりんねこさんのレントゲンは見ていないので全く同じとは捕えないでください)
口腔外科の診断は、
「歯内療法後、直ぐに外科的に根の先をカットします」でした。
でも、私が行ったのはまず通法の歯内療法でを行い経過をみています。
まず3か月後に病変が縮小していれば、6ヵ月後のレントゲンを診てもう一度外科処置が必要か診断する予定します。
根の治療が得意な先生であれば、6割近くがこの方法で治り外科治療は回避できます。
歯科と言えど、先生の得意分野によって治療方法は異なりますので、その点は知っておかれた方がいいと思います。
お大事に
画像1
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-05-15 15:32:44
井野先生に同意です。
僕もメタルコアが太すぎて除去困難であるなど、通常の根管治療の方向でアプローチできない場合に限り、外科的歯内療法をチョイスすると思います。
保存科の先生に診てもらうか、歯内療法の得意な先生にセカンドオピニオンをしていただいてはいかがでしょうか?
僕もメタルコアが太すぎて除去困難であるなど、通常の根管治療の方向でアプローチできない場合に限り、外科的歯内療法をチョイスすると思います。
保存科の先生に診てもらうか、歯内療法の得意な先生にセカンドオピニオンをしていただいてはいかがでしょうか?
回答4
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-05-15 18:44:20
まりんねこさん、こんばんは。
私は口腔外科出身ですが、井野先生やタイヨウ先生とほぼ同意見です。
歯根嚢胞の手術をするときには原則として根管治療を行ってから、手術時に根管充填を行います。
参考になれば幸いです。
お大事にしてください。
私は口腔外科出身ですが、井野先生やタイヨウ先生とほぼ同意見です。
歯根嚢胞の手術をするときには原則として根管治療を行ってから、手術時に根管充填を行います。
参考になれば幸いです。
お大事にしてください。
タイトル | [写真あり] 歯根嚢胞がある場合、外科的な治療しか無いのでしょうか? |
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質問者 | まりんねこさん |
地域 | 福島 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ |
根管治療の治療法 歯根端切除術 その他(写真あり) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。