婁孔のある上5番の治療法が、2件の歯科医で違うがどちらが正しいのか

相談者: ○きらきらひかる○さん (33歳:女性)
投稿日時:2009-06-03 23:14:10
再び異なる治療方針について質問です。

右上5番の(10年ほど以前に根幹治療)の根元に膿がたまり婁孔が出来ています。

この治療において、

A歯科では、

上顎洞の所なので難しい。
(危険)なので、薬を入れて経過を見ていく処置。
時間(期間)はかかる。

私は、歯に穴をあけて、薬品を入れて治療するのは、前歯のみ。」

という説明でした。



B歯科では、

「歯に穴をあけて、薬品を通せば、おそらくこの大きさ(小さいらしい)であれば、処置は1回で済みそうである。

確認は行う。

今までしてきた」

と、同様の写真を見せてもらい説明を受ける(いわゆる奥歯でも、この処置を行っている)。

との事でした。



A歯科の先生は30代前半です。

B歯科の先生は50代後半と思われます。
大学の口腔外科に50過ぎまで在籍し、5年ほど前に開業された先生です。


どちらの方が正しい、もしくは現在のスタンダードなのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-06-03 23:22:18
こんばんは。

>今までしてきた、同様の写真を見せてもらい説明を受ける。

こういう点は高評価につながりますよね。

の状態がわからないので、それが正当かどうかは分かりませんが。

「歯に穴を開けて薬を通す」というのが、何を指しているのかちょっと分からないのですが・・・
(どなたか教えていただけますか〜?)

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-03 23:35:17
こんにちは。

前もって書いておきますが、こういった少ない情報で、何も知らない私たちにどちらの先生の方が正しいかとか、そういう判断は出来ませんよ。。



で、参考までに少し。

感染根管治療においては、特に米国の専門医の間では出来るだけ少ない回数で決着をつけようと言う傾向はある様です。

ですがそれは治療費が高額で、訴訟も多いことなど、考慮するべき点はあります。

納得出来るのは蓋を開ける度に感染のリスクは高まるという点で、いたずらに多くはしない方が確かに良さそうではあります。

とは言え、いくらなんでも一回で終わって良いという話ではないはずです。

早くても2回(1回目は古い薬の除去と十分な消毒、一時的なお薬+仮蓋、2回目に再度十分な消毒+根管充填)はあった方が良いかと思われますし、一回の消毒に1時間とか1時間半とかかけた場合の話で、日本の一般的な保険治療と同じには考えられないと思います。



膿の影は、治療がうまく行ってもレントゲン上で変化が現れてくるまでに数ヶ月〜かかってしまいます。

ですから時間をかけるというのもあながち間違いではありませんし、私もそれを選択する場合もあります。

ですが、短期間の根管治療にせよ長期間の根管治療にせよ、重要なのは新たな細菌に感染させないための配慮ですから、具体的にはラバーダムの使用や、丈夫な仮蓋の使用の方が判断のポイントになるかと思いますよ。

期間が長くなる場合は、特に仮蓋には注意が必要ですね。



根管治療の得意そうな先生を判断するための客観的な指標としては、このサイトに何度も書いてある通りで、他にはあまり思いつかないですね。

参考⇒根管治療
お大事にどうぞ。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-04 01:25:02
ノア先生は、この文面から根管治療だと思われたみたいですね。
(タイヨウ先生に便乗してみました)

A先生の「私は〜〜前歯のみ」というのが引っかかるんですが。

に穴を開ける」となると根管治療なんでしょうけど。。。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-06-04 04:43:24
おはようございます。

どちらが正しいかはこの文面からでは判断は致しかねますが、上顎洞の部位だからといった理由で難しいだとか危険だということはないと思います。

結局の所正確に根管長を測定して根管形成が正確に出来て根管充填がきれいに出来るかるかどうかで治るか治らないかが決まります。

そしてこればかりはやって見ないことにはわからないというのが正直な所です。
しかしフィステルが有るわけですからおそらくできると考えていいように思います。

少なくともトライはするべきだと考えます。

その上で根管内にどこか引っ掛かりがあって根尖まで開かなければそのときどうするか患者さんと相談して決めるのがいいでしょう。

最初からあきらめるのは個人的には潔しとは致しません。


参考になさってください。

フィステル http://yamadashika.jp/infection.html#a01

回答 回答5
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-06-04 08:57:09
フィステルの原因が、根管治療がうまくいってなかったとしての、
根尖周囲炎としてコメントします。

根管治療を開始して、根尖孔近くまで清掃消毒が出来れば,多くはすぐに消失します。

デンタルレントゲンで根尖部に半円形の黒い影が出来ますから、これを説明してくれて、影が小さくなるのを確認して、咬むと痛い等の症状が無くなるの確認して進めてくれる事で有れば良いのです。


半年、1年を要するときが有ります。
ずーっと通院し続けると言うことではなく、2〜3ヵ月おきにチエックするとかの様子見です。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-06-04 09:16:19
○きらきらひかる○さん おはようございます


○きらきらひかる○さんのおっしゃっている

>A歯科では、上顎胴の所なので難しい(危険)なので、薬を入れて経過を見ていく処置。

というのが「根管治療


に穴をあけて、薬品を入れて治療する

というのが「歯根端切除手術

のように思えますので、その2つの治療法について説明します。


>右上5番の歯(10年ほど以前に根幹治療)の根元に膿がたまり婁孔が出来ています

原因は、多くの場合、歯根の神経の管の中にばい菌が住み着いているためですから、原因を解決するために、神経の管の中のばい菌をかき出し、消毒して、薬を詰める「根管治療」を行います。それで一般的には治ってきます。


「根管治療」をやっても治らない場合や、根管治療ができない場合は「歯根端切除手術」を行います。

麻酔をして歯ぐきをめくり、歯根が見えるようにして、歯根を一部削り取り、ばい菌が出てこれないように根の先からふたをします。



実際にはケースバイケースになりますので拝見してみないと何とも言えませんが、

「根管治療」ができるなら、「根管治療」を行うことのリスクが少ないなら、まず「根管治療」を行い、

根管治療ができない、根管治療で治らない場合は「歯根端切除手術」を行うというのが一般的だと思います。


右上5番の歯が、リスクなく「根管治療」できる状態であれば、まずは「根管治療」を受けられるのが良いと思います。


(繰り返しになりますが、○きらきらひかる○さんのおっしゃっている治療法が「根管治療」と「歯根端切除手術」の治療についての質問だとしてのお話です)

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-06-04 12:22:29
ノア先生の

「前もって書いておきますが、こういった少ない情報で、何も知らない私たちにどちらの先生の方が正しいかとか、そういう判断は出来ませんよ。。」


が、全てを物語っているのですが‥。



○きらきらひかる○さんの記載では


上顎洞の所なので難しい(危険)
に穴をあけて、薬品を入れて治療するのは、前歯のみ。」

これは外科的歯内療法歯根端切除術)を指しているのではないかと‥。


「薬を入れて経過を見ていく処置。時間(期間)はかかる。」

一般的な歯内療法


「歯に穴をあけて、薬品を通せば、おそらくこの大きさ(小さいらしい)であれば、処置は1回で済みそうである。」

これも歯内療法。
おそらく「根管通過法」を指しているのではないかと‥。



できれば、もう少し詳しくお話してもらえるように


参考:
根管治療
歯根端切除


を読んでみてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ○きらきらひかる○さん
返信日時:2009-06-04 18:02:01
たくさんの回答ありがとうございます。

総合すると、

A先生は、タイヨウ先生の仰る『一般的な歯内療法

B先生は、内療法の『根管通過法』であると思います。


また、B先生は、

「よっぽどひどいときは外科的歯内療法歯根端切除術)をする。
私も昔はしていたけど、今は自分では大変だからしていないなぁ」

と、言われていました。と余談でいわれていましたから。


そこで、どちらも成功するとして、どちらの療法が良いのでしょう。

状態としては、松山先生の言われる、『デンタルレントゲン根尖部に半円形の黒い影』があります。
それが比較的小さくて、症状としては軽いとの事のようですが・・・
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-06-04 18:14:34
こんばんわ。

>どちらも成功するとして、どちらの療法が良いのでしょう。

どちらがいいかではなくて通常の根管治療が奏功しなかった時に次の方法のひとつとして根管通過法が有ると理解していただくといいように思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ○きらきらひかる○さん
返信日時:2009-06-04 22:32:05
回答ありがとうございました。

この右上5番のの治療については、まずは再根管治療をして、期間をかけて経過を見ていくと理解しました。

A先生の言っていたことが肯定されたようで、少し安心しました。

前回質問させていただいた歯の治療が終わってから、この歯の治療にかかるとの事なので、参考にします。

すみませんが、現在の懸案である、治療中の歯について、また質問させていただきます。



タイトル 婁孔のある上5番の治療法が、2件の歯科医で違うがどちらが正しいのか
質問者 ○きらきらひかる○さん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ
回答者




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