4番抜歯・歯根のう胞除去・5番歯根端除去後のインプラント
相談者:
白うさぎさん (39歳:女性)
投稿日時:2009-06-22 18:18:51
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-06-22 18:49:54
>骨は、ごっそりなくなっており
抜歯窩保護と骨空洞の骨造成を同時にすれば、良かったのですがこれからでも出来ない事では有りません。
>そのような弱い歯が隣にあって、インプラントの持ちに悪影響はないですか?
歯根端切除術の予後が思わしくなく、大きな炎症を繰り返す様でしたら、悪影響を与えることが有ります。
>もうひとつ、のう胞は肉芽腫でしたが、歯根のう胞というものは悪性のものである可能性はないですか?
嚢胞が肉芽腫ではなく、その部の採取組織の病理診断が肉芽腫という事です。
>歯根のう胞というものは悪性のものである可能性はないですか?
悪性の事はないのですが、歯根嚢胞では元もと無かったことなので心配することはないのでは?
抜歯窩保護と骨空洞の骨造成を同時にすれば、良かったのですがこれからでも出来ない事では有りません。
>そのような弱い歯が隣にあって、インプラントの持ちに悪影響はないですか?
歯根端切除術の予後が思わしくなく、大きな炎症を繰り返す様でしたら、悪影響を与えることが有ります。
>もうひとつ、のう胞は肉芽腫でしたが、歯根のう胞というものは悪性のものである可能性はないですか?
嚢胞が肉芽腫ではなく、その部の採取組織の病理診断が肉芽腫という事です。
>歯根のう胞というものは悪性のものである可能性はないですか?
悪性の事はないのですが、歯根嚢胞では元もと無かったことなので心配することはないのでは?
回答2
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2009-06-22 18:54:09
抜歯時にどのような処置をして下さっているのか、単に抜歯しているだけだと骨がかなり痩せてしまってGBR骨造成の手術の可能性が高くなり、かなりの治療期間が掛かると思われます。
ソケットプリザベーションと言う処置をして下さっている場合は、先生によって介入時期がかなり異論がありますので、担当の先生に聞いて見て下さい。
先生によっては歯茎が治癒した時点でGBR骨造成術と同時にインプラント植立されるかも知れませんし、骨の治癒が完成するまで待つ先生もいます。
骨の治癒が終了するのは、半年掛かるとされています。
具体的には、色んな流派があり情報も錯綜しておりますので、担当医の説明を聞かれると良いと思います。
因みに、私の場合は歯科用CTで精密検査して1回の手術で抜歯からインプラント植立骨造成、状態が良ければ仮歯まで入れる所まで治せる事も多いです。
何回も手術するのは気の毒なので、出来る限り1回だけでさせていただく事が多いです。
隣の歯が弱いのではとの事ですが、確かにその心配はあると思います。
インプラントの隣が根管治療してある場合は、長い経過を見ていると残念ですが破折する事が多いようです。
但し、どれだけ持つのかの予測は難しいので、現状出来る限りの事をして行くしかないと思われます。
インプラントへの悪影響を心配されているようですが、歯周病予防が出来ていればそんなに心配されないでも大丈夫なようですので、まずは歯周病予防でしょう。
インプラントはチャンとした治療が施されれば、早々は悪くはならない感じがします。
それよりも天然歯の方がトラブルが多発します。
これはインプラントを長くやってきた先生は、賛成して下さる方が増えています。
昔はこんな事言うと凄く叩かれましたが・・・
インプラントの最大の特徴は虫歯に成らない事です。
残る対策は、歯周病と噛み合わせ、力のコントロールです。
被せ物は長い期間中での交換が必要になる可能性が高いですが、それも天然歯で再治療が必要なのと全く同じです。
それどころかインプラントが上手く行っている場合、被せ物だけの再製で済む事も多いでので、天然歯よりも楽だと思います。
肉芽腫でチャンと取れているんでしょうから、悪性化の心配はそんなにないと思います。
お大事に。
ソケットプリザベーションと言う処置をして下さっている場合は、先生によって介入時期がかなり異論がありますので、担当の先生に聞いて見て下さい。
先生によっては歯茎が治癒した時点でGBR骨造成術と同時にインプラント植立されるかも知れませんし、骨の治癒が完成するまで待つ先生もいます。
骨の治癒が終了するのは、半年掛かるとされています。
具体的には、色んな流派があり情報も錯綜しておりますので、担当医の説明を聞かれると良いと思います。
因みに、私の場合は歯科用CTで精密検査して1回の手術で抜歯からインプラント植立骨造成、状態が良ければ仮歯まで入れる所まで治せる事も多いです。
何回も手術するのは気の毒なので、出来る限り1回だけでさせていただく事が多いです。
隣の歯が弱いのではとの事ですが、確かにその心配はあると思います。
インプラントの隣が根管治療してある場合は、長い経過を見ていると残念ですが破折する事が多いようです。
但し、どれだけ持つのかの予測は難しいので、現状出来る限りの事をして行くしかないと思われます。
インプラントへの悪影響を心配されているようですが、歯周病予防が出来ていればそんなに心配されないでも大丈夫なようですので、まずは歯周病予防でしょう。
インプラントはチャンとした治療が施されれば、早々は悪くはならない感じがします。
それよりも天然歯の方がトラブルが多発します。
これはインプラントを長くやってきた先生は、賛成して下さる方が増えています。
昔はこんな事言うと凄く叩かれましたが・・・
インプラントの最大の特徴は虫歯に成らない事です。
残る対策は、歯周病と噛み合わせ、力のコントロールです。
被せ物は長い期間中での交換が必要になる可能性が高いですが、それも天然歯で再治療が必要なのと全く同じです。
それどころかインプラントが上手く行っている場合、被せ物だけの再製で済む事も多いでので、天然歯よりも楽だと思います。
肉芽腫でチャンと取れているんでしょうから、悪性化の心配はそんなにないと思います。
お大事に。
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-06-22 22:06:49
白うさぎさん、こんにちは。
>インプラントを考えていますが、どのくらいで骨は再生するのでしょうか?
3ヶ月から6ヶ月くらいでしょう。
>歯根端切除は最後の手段のようですが、それをしてしまった第2小臼歯もいずれ抜歯となる可能性は高くなりますよね?
歯根端切除もきちんと行えば特に問題なく使えている場合も多いですよ。
抜歯となる可能性も今から心配するのは、まだ早いのではないでしょうか。
>そのような弱い歯が隣にあって、インプラントの持ちに悪影響はないですか?
骨の欠損がどれくらいあったかによると思いますが、まず影響はないと思います。
>のう胞は肉芽腫でしたが、歯根のう胞というものは悪性のものである可能性はないですか?
歯根のう胞というのは悪性ではありません。
のう胞の上皮が悪性化すると言う報告はありますが、ほとんど考えなくて良いレベルの話です。
まして肉芽腫であればまず心配することはないでしょう。
お大事にしてください。
>インプラントを考えていますが、どのくらいで骨は再生するのでしょうか?
3ヶ月から6ヶ月くらいでしょう。
>歯根端切除は最後の手段のようですが、それをしてしまった第2小臼歯もいずれ抜歯となる可能性は高くなりますよね?
歯根端切除もきちんと行えば特に問題なく使えている場合も多いですよ。
抜歯となる可能性も今から心配するのは、まだ早いのではないでしょうか。
>そのような弱い歯が隣にあって、インプラントの持ちに悪影響はないですか?
骨の欠損がどれくらいあったかによると思いますが、まず影響はないと思います。
>のう胞は肉芽腫でしたが、歯根のう胞というものは悪性のものである可能性はないですか?
歯根のう胞というのは悪性ではありません。
のう胞の上皮が悪性化すると言う報告はありますが、ほとんど考えなくて良いレベルの話です。
まして肉芽腫であればまず心配することはないでしょう。
お大事にしてください。
回答4
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-06-23 00:14:10
上記のお三人の先生方のご意見は的確であると思いました。
また、のう胞は腫瘍じゃないのですよ。
悪性の心配とはガンのことですよね?
また、歯根端切除は最終手段ではなく、最終手段は抜歯です。
主治医と共に的確な治療が進行しますように頑張って下さい。
キチンと骨をつくるように手立てをすれば、インプラントもいい条件で作れると現在の医療レベルでは可能になっております。
無事治療終了致しますよう、ご祈念申し上げます。
また、のう胞は腫瘍じゃないのですよ。
悪性の心配とはガンのことですよね?
また、歯根端切除は最終手段ではなく、最終手段は抜歯です。
主治医と共に的確な治療が進行しますように頑張って下さい。
キチンと骨をつくるように手立てをすれば、インプラントもいい条件で作れると現在の医療レベルでは可能になっております。
無事治療終了致しますよう、ご祈念申し上げます。
相談者からの返信
相談者:
白うさぎさん
返信日時:2009-06-23 18:29:32
松山先生
松元先生
畑田先生
佐藤先生
回答ありがとうございます。
主治医には、GBRが必要かもと言われましたが、抜歯時に何か処置をした様子はありません。
ソケットプリザベーションとはどのようなことですか?
のう胞は腫瘍じゃないんですね。
私は乳癌をしてるので、ちょっと敏感になってます。
すみません。
乳癌治療で閉経してしまってますし、今後のホルモン剤で骨粗鬆症のリスクや、骨転移のリスクもある状態でも、インプラントにすることは、問題ないものでしょうか?
主治医に乳癌のことは申告してますが、詳しく聞かれることもなく、全く気にされていないようです。
ブリッジは嫌なので、インプラントにと思ってますが、先々のことが心配です。
抜歯後4日目ですが、小鼻の下あたりの歯肉は赤くうずうずし、抜歯した歯のすぐ上あたりの歯肉は白く色が悪いのですが、これは普通なことですか?
松元先生
畑田先生
佐藤先生
回答ありがとうございます。
主治医には、GBRが必要かもと言われましたが、抜歯時に何か処置をした様子はありません。
ソケットプリザベーションとはどのようなことですか?
のう胞は腫瘍じゃないんですね。
私は乳癌をしてるので、ちょっと敏感になってます。
すみません。
乳癌治療で閉経してしまってますし、今後のホルモン剤で骨粗鬆症のリスクや、骨転移のリスクもある状態でも、インプラントにすることは、問題ないものでしょうか?
主治医に乳癌のことは申告してますが、詳しく聞かれることもなく、全く気にされていないようです。
ブリッジは嫌なので、インプラントにと思ってますが、先々のことが心配です。
抜歯後4日目ですが、小鼻の下あたりの歯肉は赤くうずうずし、抜歯した歯のすぐ上あたりの歯肉は白く色が悪いのですが、これは普通なことですか?
回答5
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2009-06-23 19:36:48
ソケットプリザベーションとは、具体的には抜歯と同時に骨と歯茎が痩せないように骨の基材になるハイドロオキシアパタイトとかβ-TCPと言うものを充填したりする事です。
これを行えば、GBR等の処置を避けられるとか小さく出来ると言う利点があって、インプラント治療の前段階の治療として行う事が提唱されているものです。
現在では、骨の状態が余程余裕があって、何もしないでも幅と高さに不足が出ないようでしたらしないのですが、一般的には日本人の場合骨も細いし歯茎も薄いのでやる事が殆ど必要とされる、と考えられていると思います。
勿論、意見の違いもありますので、違う意見を持っている先生もいるかと思います。
乳癌との事ですが、骨粗鬆症の治療、ビスフォスフォネートの注射とかを受けていませんでしょうか。
その場合、外科処置で治りが悪くなる可能性が高くなりますので、その旨歯科と乳癌の担当医の先生にご相談下さい。
歯肉の治り方は病巣の大きさに比例しますので、そう言う事もあるかと思われます。
この先どうなるのかをご質問になり、疑問点が出ましたら、又お尋ね下さい。
これを行えば、GBR等の処置を避けられるとか小さく出来ると言う利点があって、インプラント治療の前段階の治療として行う事が提唱されているものです。
現在では、骨の状態が余程余裕があって、何もしないでも幅と高さに不足が出ないようでしたらしないのですが、一般的には日本人の場合骨も細いし歯茎も薄いのでやる事が殆ど必要とされる、と考えられていると思います。
勿論、意見の違いもありますので、違う意見を持っている先生もいるかと思います。
乳癌との事ですが、骨粗鬆症の治療、ビスフォスフォネートの注射とかを受けていませんでしょうか。
その場合、外科処置で治りが悪くなる可能性が高くなりますので、その旨歯科と乳癌の担当医の先生にご相談下さい。
歯肉の治り方は病巣の大きさに比例しますので、そう言う事もあるかと思われます。
この先どうなるのかをご質問になり、疑問点が出ましたら、又お尋ね下さい。
回答6
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-06-23 22:51:48
白うさぎさん、こんにちは。
>抜歯後4日目ですが、小鼻の下あたりの歯肉は赤くうずうずし、抜歯した歯のすぐ上あたりの歯肉は白く色が悪いのですが、これは普通なことですか?
抜歯後1週間前後は、様々な症状が出てきます。
また、抜歯部位は、歯磨きもできず、噛みあわせなどもいつもと異なるため、それだけでも歯茎の色調など平常時と異なることがあります。
ただ、白うさぎさんの状態が実際のところどうであるのかは、この場では分かりません。
ご心配な点は、次回の受診時に担当の先生にも確認されてください。
お大事になされてくださいね。
>抜歯後4日目ですが、小鼻の下あたりの歯肉は赤くうずうずし、抜歯した歯のすぐ上あたりの歯肉は白く色が悪いのですが、これは普通なことですか?
抜歯後1週間前後は、様々な症状が出てきます。
また、抜歯部位は、歯磨きもできず、噛みあわせなどもいつもと異なるため、それだけでも歯茎の色調など平常時と異なることがあります。
ただ、白うさぎさんの状態が実際のところどうであるのかは、この場では分かりません。
ご心配な点は、次回の受診時に担当の先生にも確認されてください。
お大事になされてくださいね。
回答7
回答日時:2009-06-23 23:27:31
こんにちは。
今現在が健康でしたら、インプラントをされても問題ない様に思いますよ。
不安な点については主治医の先生にもよく念をおして、確認されて下さいね。
ビスホスフォネートの件が出ましたが、下の回答なども、将来のために少し目を通しておかれて下さい。
参考⇒歯科相談室<骨粗鬆症
お大事にどうぞ。
今現在が健康でしたら、インプラントをされても問題ない様に思いますよ。
不安な点については主治医の先生にもよく念をおして、確認されて下さいね。
ビスホスフォネートの件が出ましたが、下の回答なども、将来のために少し目を通しておかれて下さい。
参考⇒歯科相談室<骨粗鬆症
お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
白うさぎさん
返信日時:2009-06-24 18:00:00
タイトル | 4番抜歯・歯根のう胞除去・5番歯根端除去後のインプラント |
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質問者 | 白うさぎさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:4番(第一小臼歯) 歯根端切除術 インプラント治療法 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。