初期虫歯を治療せず、レジンをやり直しただけで大丈夫ですか?

相談者: はなおかさん (37歳:女性)
投稿日時:2009-06-25 19:46:54
どうぞ宜しくお願いします。

【過去のご相談】
レジンの辺縁から何度も虫歯に。上から銀を被せるのがよいでしょうか

レジンのふちに初期虫歯(白濁)が出来ていました。

目で見ても結構ハッキリやや大きめに出来ていて、歯医者さんからは暫く経過観察か削るか、と言われていました。

先日訳あって別の歯医者さんに行く事になりました。

そのレジンをやり替えて貰ったのですが、初期虫歯には手をつけず、レジンだけ削って詰め直したと言うのです。

しかもレジンを厚めに盛り直したために、初期虫歯はレジンの下に埋まって見えなくなってしまいました。

初期虫歯が有る旨は伝えていたのですが、

「自然治癒するから大丈夫」

「進行しない虫歯と判断した」

と、後になってこちらから聞いた時に言われました。
(聞かなければ虫歯放置の件は伏せていたと思う)

自然治癒なんてありえないですよね?
進行しない虫歯だなんてどうして判るの?
虫歯の上に詰め物ってどうなの?

すごく急いでる感じだったし、歯医者さんに対する疑問が晴れません。

しかも虫歯はレジンの下に埋まってしまったので、目視での経過観察もできず、の中で虫歯が進行しても判らなくなってしまった・・・

不信感と不安でいっぱいです、どうしたらいいでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-06-25 20:13:30
かなり大きな不信感と怒りが見えますが、まずは気を静めて^^;


>自然治癒なんてありえないですよね?

に自然治癒力はないですね。


>進行しない虫歯だなんてどうして判るの?

大体経験で分かりますよ。

例えば、

参考⇒症例写真

このハイブリットセット前の点状の黒いものは、虫歯の染め出し液、歯の硬さなどから停滞性の虫歯と私は判断しました。


初期虫歯レジンの下に埋まって見えなくなってしまいました。

特に問題は起こさないと思いますよ。

虫歯を作る菌は、空気がないと悪さが出来ない為に、生き埋めにしたと思ってもらえばいいと思います。


>不信感と不安でいっぱいです、どうしたらいいでしょうか。

ここで相談されても不安は解消されないと思います^^;

あまり気になるようでしたら、他の歯科医院で再治療するしかないですよ。

ただし、治療を行えば痛みが出る、神経を取る処置に移行するなどのリスクは付きまといますからよく考えてみてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-25 21:03:19
井野先生と同意見ですね。

「あまり気になるようでしたら、他の歯科医院で再治療するしかないですよ。」

です。

あとは「気にしないか‥」ですね。


ただ、ちょっと不自然な感じが‥


レジンのふちに初期虫歯(白濁)が出来ていました。
歯医者さんからは暫く経過観察か削るか、と言われていました。

>先日訳あって別の歯医者さんに行く事になりました。

>そのレジンをやり替えて貰った

>初期虫歯には手をつけずレジンだけ削って詰め直した
>しかもレジンを厚めに盛り直した

>すごく急いでる感じだった

凄く忙しそうな先生が初期虫歯を残してレジンだけを削り、厚めに盛る‥?

むしろ、初期虫歯も気にせずガンガンに削り、ガッツリ充填した方がリスク少なく、しかも早い様な気もするんですけどね‥。

だとすれば内部で虫歯の進行は無くなるわけですから、気にする必要は無いわけで‥。

回答 回答3
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2009-06-25 21:25:52
はなおかさんにとっては、身も蓋もない回答になるので、最初に、謝っておきます。

プラークがなく、しっかりと、密着していれば、理屈的には、ある種の初期カリエスなら、自然治癒の可能性もあると思います。

ただ、このサイトの先生たちは、初期虫歯の部分に、かぶせるようにレジン充填はしないと思いますが、日本の保険治療の歯科医療水準から考えると、そのような考えとしても、その先生の裁量になると思います(思うだけで、たぶん、正確な回答はないでしょう)。

さらに、どれだけの範囲を削って充填するかなどの、細かな説明も必要ないはずです。
削ってレジンで詰めますというだけでOKのはず。

また、このサイトの先生のように、カリエスを、進行性と、非進行性に分ける考えも、日本の保険治療の歯科医療水準の考えとは異なります。

はなおかさんの、カリエスリスクの程度がどの程度かわかりませんし、さらに虫歯の程度や範囲もわかりませんのでコメントできないですが、一度、不安に思ったら、どんどん、気になるものだということは、よくわかります。

ですから、予防歯科を真剣に行っている歯科医院を探して、再治療したほうが良いと思います。

ただ、その時には、レジンをとる場合、その初期虫歯の一部も取れる可能性が高いです。
だからと言って、しっかりと予防を行えば、生涯のの予後には、影響しないと思いますので、ご心配なく。

それとも、丁寧に研磨して、カリエスリスクを減らして、フッ素などを使って、経過観察というのも、あるかもしれませんが、保険治療とはなりません(書きながら、アイデアとしては、良いかな〜と思っていますが、エビデンスはありません)。

ともかく、予防歯科は、きわめて一部しか保険治療に含まれないので、多くの歯科医師は、僕も含めて、勉強していないと思います(歯科医師が悪いのではなく、制度が悪いと思っています)。

PS:詳しくは、教科書を一冊読むぐらいの必要があるので、書きませんが、「初期虫歯は、経過観察をしてもよい」とだけ、一行で書くと、これは、間違いになります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなおかさん
返信日時:2009-06-25 21:44:29
>>進行しない虫歯
>大体経験で分かりますよ。

虫歯検知薬、深針、ダイアグノデントも使ってなかったと思います。
他に何か方法がありますか?

白濁なんですけど、こういうのなら進行しない、てありますか。
顕微鏡でなら見ただけで判るでしょうか?

>虫歯を作る菌は空気がないと悪さが出来ない

シールドレストレーション、ですよね。
過去問で中本先生が↓の様に回答されてますが、どうなのでしょう?

?虫歯との強い関連が示唆されているミュータンスレンサ球菌は、酸素がなくとも生育可能である。
加えて口の中の細菌には、人間とは逆の“酸素があれば生きていけない菌”(嫌気性菌)というものがおり、かぶせものをして酸素と遮断されたスペースにウヨウヨ集まってきます。好ましいこととはいえません。?
回答 回答4
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2009-06-25 22:02:57
予防に詳しくない、僕が、しゃしゃりでるのもへんですが。

たまたま、ネットの前にいるので。

>>進行しない虫歯
>大体経験で分かりますよ。

と井野先生は書かれましたが、井野先生レベルなら、そうだと思います。

しかし、一般の歯科医師は、わかりませんよ。
というか、進行性と非進行性に成人のカリエスを分けることは、保険治療では、行わないからです。

また、進行性と非進行性のカリエスは、ブラッシングなどカリエスリスクなどの要因によって、進行性が非進行性になったりすることがあります。

よって、一回の診察でも、わからないということになります。

また、う蝕検知液の使用も、一般的には行われていません(使用しないというのが、一般的ですからネ)。


>>>
>虫歯を作る菌は空気がないと悪さが出来ない
シールドレストレーション、ですよね。
過去問で中本先生が↓の様に回答されてますが、
どうなのでしょう?
>>>

この回答も、僕には、わかりませんが、たぶん、正確な回答は、ないと想像しています。
なにせ、微生物の問題は、酸処理(正確には、酸と言えないかも)をしてレジンで接着されている環境下で、微生物がどうなっているかは、不明です(象牙細管の中に微生物がいる顕微鏡の写真をみたことありますが、実際に活動しているかは不明です)。

微生物学的にも心配ならば、初期カリエスには、微生物がいる可能性が高いので、それこそ、経過観察という選択枝は、ないので、気にせず、やり直して、初期カリエスの部分までしっかりと削ってもらうと良いことになります。

また、削るのも、予防拡大という概念を適応して、う蝕検知液で染まらないとこから、さらに案全域をもうけて削るしかありません(おすすめしませんが)。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-06-25 22:06:46
湯浅先生もおっしゃられていますが、保険治療の限界だと思いますよ。

私見ですが、歯科保険は除痛が主であり長く持たせる、予防的なことまで考慮するとは全く別次元で治療が行われていると思います。

極々小さな虫歯を残しても直ぐに問題は起こらないと思いますし、保険治療自体、保証の利く物で2年間問題がでなければ良いという考え方です。

特にレジン治療においては、半年後に悪くなっても同じ治療費を請求しても、何ら問題はないというのが保険制度です。

そこまで高い次元で治療を希望されるのであれば、歯科医院を選んで自費治療を受けるしかないと思います。


>虫歯検知薬、深針、ダイアグノデントも使ってなかったと思います。

削る道具から手に伝わる感覚でも分かります。
ただし、極小さなものは小さな道具にしないと分かりません。


>顕微鏡でなら見ただけで判るでしょうか?

無理です。


>過去問で中本先生が↓の様に回答されてますが、どうなのでしょう?

そこまで気になられればやりかえるほか、ご自身が納得出来るものはないと思いますが^^;
また中本先生がおっしゃられているレベルまで考えて治療している先生っておられるんでしょうか・・・


こんな言い方になってしまうのですが、我々が治療していると言っても人工物でリペアしている程度で、未来永劫治療すればそのまま経過するということではありませんよ。

私は自費でしか治療していませんが、患者さんには

「治療した部位が10年持ったら元は取ったと思ってください」

と話します。



不安要素ばかりここで探しても、ご自身の不安・問題は解決しませんよ。

ここで理論を突き詰めても、実際口の中はかなりまずい状態になっている可能性もある訳ですし。


2択ですね。

1、不安を無くしたい

これ以上歯チャンネルとかかわらず、再治療を受けてください。


2、不安要素をまだまだ見つけてみたい

好きなだけ歯チャンネルを読んでください。
ただし、幸せにはなれません。

 


湯浅先生に先に書かれてしまいましたが、細かなこと気にしても何も解決しませんよ。
 

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-06-25 22:43:03
湯浅先生>

>しかし、一般の歯科医師は、わかりませんよ。
>というか、進行性と非進行性に成人のカリエスを分けることは、保険治療では、行わないからです。

保険か保険外かは関係ないでしょ。
どんな疾患でもそうですが、虫歯においても進行が遅いか早いかは保険治療でも当然考慮に入れると思いますよ。

湯浅先生は保険治療が主体かと思いますが、どういった理由からこう考えるのでしょうか?ちょっと不思議です。


>また、進行性と非進行性のカリエスは、ブラッシングなどカリエスリスクなどの要因によって、進行性が非進行性になったりすることがあります。

>よって、一回の診察でも、わからないということになります。

「非進行性」を「進行が遅い」に置き換えるとまったくその通りだと思います。


>また、う蝕検知液の使用も、一般的には行われていません(使用しないというのが、一般的ですからネ)。

う蝕検知液が保険に入っていた時はガンガン使用されていたようですが、保険から外された後は確かにあまり使用されてはいないようです。

ちなみに、私が学生の頃は、「う蝕検知液で虫歯の部分を判別できるエビデンスは低い」との指導のもと、基本的には使用しませんでした。
今もその考えに変わりはありませんので、私の場合はほとんどのケースで使用してません。

ダイアグノデントに関しても私は使用してますが、使用しないという考え方も当然あると思いますので、それを使用しているからとか使用していないからとかで単純に良し悪しは判断できないと思います。

回答 回答7
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2009-06-25 23:45:16
はなおかさんへ、

>>>>>
>進行しない虫歯
>大体経験で分かりますよ。

虫歯検知薬、深針、ダイアグノデントも使ってなかったと思います。
他に何か方法がありますか?
>>>>>

http://univiss.net/2.html

このページの

「Table 1: Clinical indicators of inactive and active caries lesions on occlusal and smooth surfaces.」

を参考にしてください。

注意して欲しいことは、あくまでも、歯科医師が、明視下で、乾燥状態で診察したときの基準です。
自己診断は危険なので、患者用は、ありません。



森川先生へ

>>
保険保険外かは関係ないでしょ。
どんな疾患でもそうですが、虫歯においても進行が遅いか早いかは保険治療でも当然考慮に入れると思いますよ。
>>

もちろんです。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-06-26 00:01:52
先日訳あって別の歯科医へ、何故なのでしょうか?
そのレジンをやり変えて貰った、どうしてでしょう?

心配なのでしたら、やはり又やり直すのが一番でしょう。

完全に検知液で染まらない所まで削ると歯髄に近くなり過ぎるかもしれませんし、ダイアグノデントでは尚更そうでしょう。

最終判断は指先の感覚しかなく、そうなるとDRの個人差が必ず生じるものです。

実際に信頼出来る先生を探しても、疑って見ていたら何でも怪しくなってしまうかもしれませんよ。

ネット内で堂々巡りをする事になりかねないと思いますので、真実と決めて掛られる事をお勧めします。

本当に正しいのかどうかは時間経過の中で、研究結果が出て判明すると思います。
議論が割れる事を質問されていても納得の行く答えは出ないのではと心配です。

さ迷ってしまう事は、結局不幸になります。

ご自分が何かの製作者で、自分では納得して完璧にしている仕事を、外から見ている人物があれやこれやと言って来たら、まず間違いなく気分を害するのではないでしょうか?
医療は最終的には任せるしかないのです。
そして残念ですが、どんな名医でも100%はありません。

患者さんご自身が納得出来る担当医を見付けて100%だと信じて治療に協力する、それしかないのです。

ご理解下さい。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-06-26 00:34:51
こんばんは。

非常にややこしい展開になってますが・・^^;

個人的に、はなおかさん始め、どの先生の主張も理解出来る気がします。

このご質問内容は、一般の患者さんが「簡単だろう」と想像されているであろう、「虫歯の診断および治療方法の選択」についての話題で、写真ひとつない状況です。

写真・・と書きましたが、ボーダーラインの疾患を正確に診断・治療計画の選択を行おうとすると、実は写真だけでは必要な情報の20%ぐらいにしかならず、総合的に色々と勘案して、患者さん本人にも長々問診する必要があると思います。

でもボーダーラインでなかったとすれば目視だけで判断出来る場合もあります。

極めて専門領域の話ですから患者さんには自己診断出来ませんし、ちょっと話を聞いて100%の理解を出来るはずもなく、現実問題としては「信頼がおける」と思える歯科医師をチョイスするしかないと思いますよ。

・・と言う意味で、はなおかさんには「急いでる感じの」先生は不向きだったのではないでしょうか。

良いと思える治療を、関心の高い患者さんの理解をひとつひとつ得ながら進めるようとするととてつもなく時間がかかりますし、そういうことは保険診療では実現できないと理解して頂いて良いかと思います。

たかが初期虫歯・・と思われるでしょうが、こういう微妙な疾患こそ実は話が難しく、突き詰めようとするとそういうことだと思います。

まずは、写真すらも見ずに知識量・経験量の異なる外野歯科医師があれこれ言っても始まらない上に更なる混乱を招くだけなので、他の先生に実際に相談された方が良いと思いますよ。

あれこれ悩むより、行動を起こされた方が良さそうな気がします。

はなおかさんの考えに合う先生がみつかるといいですね、お大事にどうぞ。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2009-06-26 12:04:10
私個人の見解としては、湯浅先生の返答3に賛同です。

一番のミステイクは、白濁を経過観察か、削除かを判断していて頂いていた歯科医院から、不連続に違う歯科医院を受診されたことでしょうか?

理由がないので、想像の範囲ですが、これがキチンと紹介された歯科医院や歯科医師なら十分に対応できたのではないかと思います。

現在の状態がどのくらいの期間、安定するのか未知数ですから、半年に一度程度の経過観察でレントゲン撮影をされるのは如何かと個人的には思います。

明らかな虫歯で医学的、一般的に論理的にも感情的にも確認できる状態になってから、再治療でも良いのではないかと、思いました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなおかさん
返信日時:2009-06-29 15:25:58
歯医者さんによって診断や治療が違ってくるものなのですね。

「まさか、そんな」という治療をされる事だってある、という事を思い知りました。

なかなか信頼できる歯医者様に巡り合えず、挙句の果てにこんな事になり、ほんとうに疲れきってしまいました。

でも、そういう運命だったと諦める事にします。
どうも有難うございました。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2009-06-29 15:31:29
ここがカギというか肝心な部分なのでしょう。

世間一般の人には

『日本中の歯科医師はほぼ同じ考えで、技術もほぼ同じである』

歯科医師側は

『日本中の歯科医師は、大きな部分から瑣末なことまで、考え方や経験、知識、技術には違いが沢山あり、誰一人同じスキルの人間はいない。』 


でも、日本中のお寿司屋さんが同じはずもないですし、日本中の弁護士さんも同じではないはず。

これはコモンセンスだと私は思うのですが、如何でしょうか?




タイトル 初期虫歯を治療せず、レジンをやり直しただけで大丈夫ですか?
質問者 はなおかさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
レジン(白いプラスチック)
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
詰め物の下の虫歯(二次カリエス)
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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