[写真あり] 外歯ろうの治療は、抜歯以外に選択肢はありませんか?
相談者:
くぼよしさん (33歳:男性)
投稿日時:2009-06-30 22:27:43
外歯ろうの治療についての質問です。
数年前より、右顎のフェイスラインに1cmぐらいのしこりができ、当時も通院中(右下6番)であり気にはなっていたが、特に医師には言わなかった。
今年5月の中旬に治療に行き、ラバーダムをつけての治療後からそのしこりは気にならなくなった。
しかし、歯の奥をいじったから2,3日は腫れるとの話があり、翌日、鏡を見ると顎の部分が赤黒くなって少しくぼんでいた。
その後、歯茎に白いニキビのような腫れが、できてはつぶれてを何度か繰り返した。(今にして思えばこれは内歯ろうだったのか?)
次回の予約が7月だったのでその時言おうとそのままでいたら、今度は皮膚にニキビのようなふくらみができてきた。
ただニキビと違うと思ったのは、一度へこんでから膨むというような皮膚を巻き込んでいるようなふくらみだったことだった。
どうしても気になったので先週、皮膚科に行って診察を受けると、外歯ろうの疑いがあるので口腔外科に行ったほうが良いといわれた。
金曜日だったので月曜の朝一番にかかりつけの大学病院の歯科(保存科)に行き事情を説明すると、抜歯してブリッジするしかないといわれ口腔外科を紹介された。
いきなりの抜歯の話に混乱していると、まるまる一本抜くのではなく右下6番の歯の二股になっているところと片方の根に問題があるので、6番を半分にして問題のあるほうだけを抜くということらしい。
以上がこれまでの経緯で、とりあえず抜歯の予約は入れていますが、それまでに何か良い方法がないか探しています。
質問は、
外歯ろう(それほど大きくなくニキビぐらい)は、抜歯しないでの治療は可能か?
皮膚はきれいに治るのか?
もし抜歯を選択した場合、その後の処置として考えられることはブリッジ、インプラント、残してある半分の歯にやや大きめの帽子をかぶせる、部分入れ歯(あまり考えていない)しかないのか?
親知らずの移植は考えられないのか?
の以上になります。
よろしくお願いします。
画像1 画像2
数年前より、右顎のフェイスラインに1cmぐらいのしこりができ、当時も通院中(右下6番)であり気にはなっていたが、特に医師には言わなかった。
今年5月の中旬に治療に行き、ラバーダムをつけての治療後からそのしこりは気にならなくなった。
しかし、歯の奥をいじったから2,3日は腫れるとの話があり、翌日、鏡を見ると顎の部分が赤黒くなって少しくぼんでいた。
その後、歯茎に白いニキビのような腫れが、できてはつぶれてを何度か繰り返した。(今にして思えばこれは内歯ろうだったのか?)
次回の予約が7月だったのでその時言おうとそのままでいたら、今度は皮膚にニキビのようなふくらみができてきた。
ただニキビと違うと思ったのは、一度へこんでから膨むというような皮膚を巻き込んでいるようなふくらみだったことだった。
どうしても気になったので先週、皮膚科に行って診察を受けると、外歯ろうの疑いがあるので口腔外科に行ったほうが良いといわれた。
金曜日だったので月曜の朝一番にかかりつけの大学病院の歯科(保存科)に行き事情を説明すると、抜歯してブリッジするしかないといわれ口腔外科を紹介された。
いきなりの抜歯の話に混乱していると、まるまる一本抜くのではなく右下6番の歯の二股になっているところと片方の根に問題があるので、6番を半分にして問題のあるほうだけを抜くということらしい。
以上がこれまでの経緯で、とりあえず抜歯の予約は入れていますが、それまでに何か良い方法がないか探しています。
質問は、
外歯ろう(それほど大きくなくニキビぐらい)は、抜歯しないでの治療は可能か?
皮膚はきれいに治るのか?
もし抜歯を選択した場合、その後の処置として考えられることはブリッジ、インプラント、残してある半分の歯にやや大きめの帽子をかぶせる、部分入れ歯(あまり考えていない)しかないのか?
親知らずの移植は考えられないのか?
の以上になります。
よろしくお願いします。
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回答1
マツモト歯科医院(大田区・千鳥)の松本です。
回答日時:2009-06-30 22:45:31
くぼよしさん、こんばんは
いきなり抜歯を言われたの驚いたでしょうね。
実際のところは拝見しないと分からないことも多いのですが、外歯ろうでも通常の根管治療で治る可能性もありますので(治ったという報告を見たことがあります)、抜歯の前に、一度、根管治療が得意な所で治療を試みても良いと思います。
また、くぼよしさんがおっしゃるとおりに、もし抜歯する場合は右上の親知らずが移植に使えそうにも見えます。
くぼよしさんが納得できる形で解決できるといいですね。
いきなり抜歯を言われたの驚いたでしょうね。
実際のところは拝見しないと分からないことも多いのですが、外歯ろうでも通常の根管治療で治る可能性もありますので(治ったという報告を見たことがあります)、抜歯の前に、一度、根管治療が得意な所で治療を試みても良いと思います。
また、くぼよしさんがおっしゃるとおりに、もし抜歯する場合は右上の親知らずが移植に使えそうにも見えます。
くぼよしさんが納得できる形で解決できるといいですね。
回答2
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2009-06-30 22:55:34
歯科用CTでの精密検査をお勧めします。
そんな状態なのか立体的に把握出来ますので、確定診断出来るのでは、と考えられます。
その上で、根管治療、抜歯以降の治療と決断されては如何でしょうか?
まずは正確は現状の把握をお勧め致します。
お大事に。
そんな状態なのか立体的に把握出来ますので、確定診断出来るのでは、と考えられます。
その上で、根管治療、抜歯以降の治療と決断されては如何でしょうか?
まずは正確は現状の把握をお勧め致します。
お大事に。
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2009-06-30 23:17:15
正確な診査診断を行うことは大切ですが、CTまで撮らなくてもフィステル造影を行えば診断がつくと思います。
私も過去に1例だけ診た事がありますが、口腔外科に依頼して抜歯していただきました。
残せる可能性があれば、一度治療にトライしてみてもいいかもしれません。
片方の根だけ抜くというのは、結構よくある治療方法で、半分でも残せるなら残したほうがいいでしょう。
抜いた後の治療法は、残した半分だけかぶせて、後は何も入れないという選択肢もあります。
半分だけでの、インプラントや移植は選択には無い様に思います。
インプラントや移植を選択するなら、両方の根を(歯をまるごと)抜かないとできないでしょう。
それも選択肢と考えてみてもいいかもしれません。
私も過去に1例だけ診た事がありますが、口腔外科に依頼して抜歯していただきました。
残せる可能性があれば、一度治療にトライしてみてもいいかもしれません。
片方の根だけ抜くというのは、結構よくある治療方法で、半分でも残せるなら残したほうがいいでしょう。
抜いた後の治療法は、残した半分だけかぶせて、後は何も入れないという選択肢もあります。
半分だけでの、インプラントや移植は選択には無い様に思います。
インプラントや移植を選択するなら、両方の根を(歯をまるごと)抜かないとできないでしょう。
それも選択肢と考えてみてもいいかもしれません。
回答4
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-06-30 23:42:30
くぼよしさん、こんにちは。
外歯ろうの原因歯は、下顎の6番の近心根だと思われますが、小牧先生のおっしゃるように、外歯ろうからゾンデ(針金のようなもの)などを挿入してみれば、それが行き着く先が原因歯と言うことになります。
さてご質問ですが、
>外歯ろう(それほど大きくなくニキビぐらい)は、抜歯しないでの治療は可能か?
外歯ろうができた場合、原則として原因歯は抜歯になります。
しかし、抜歯しないで治療が可能と言えば可能だと思います。
そのためには原因歯のほぼ完璧な根管治療が不可欠です。
>皮膚はきれいに治るのか?
外歯ろうができてしまった場合には、ろう管の切除手術を行わないと皮膚はそのままです。
ろう管の切除を行って、うまく皮膚の部分を修正できれば傷は目立たなくなります。
>もし抜歯を選択した場合、その後の処置として考えられることは、ブリッジ、インプラント、残してある半分の歯にやや大きめの帽子をかぶせる、部分入れ歯(あまり考えていない)しかないのか?
>親知らずの移植は考えられないのか?
当然、移植も選択肢に入りますが、移植する場合は移植する側と移植される側の両者のコンディションがよくないと失敗に終わることがあります。
今回の場合外歯ろうまでできてしまったところへの移植ですから、当然リスクがないとは言えないと思われます。
そして移植した歯と言うのは、永遠に持つものではないことを良く考えて治療法を選択してください。
お大事にしてください。
外歯ろうの原因歯は、下顎の6番の近心根だと思われますが、小牧先生のおっしゃるように、外歯ろうからゾンデ(針金のようなもの)などを挿入してみれば、それが行き着く先が原因歯と言うことになります。
さてご質問ですが、
>外歯ろう(それほど大きくなくニキビぐらい)は、抜歯しないでの治療は可能か?
外歯ろうができた場合、原則として原因歯は抜歯になります。
しかし、抜歯しないで治療が可能と言えば可能だと思います。
そのためには原因歯のほぼ完璧な根管治療が不可欠です。
>皮膚はきれいに治るのか?
外歯ろうができてしまった場合には、ろう管の切除手術を行わないと皮膚はそのままです。
ろう管の切除を行って、うまく皮膚の部分を修正できれば傷は目立たなくなります。
>もし抜歯を選択した場合、その後の処置として考えられることは、ブリッジ、インプラント、残してある半分の歯にやや大きめの帽子をかぶせる、部分入れ歯(あまり考えていない)しかないのか?
>親知らずの移植は考えられないのか?
当然、移植も選択肢に入りますが、移植する場合は移植する側と移植される側の両者のコンディションがよくないと失敗に終わることがあります。
今回の場合外歯ろうまでできてしまったところへの移植ですから、当然リスクがないとは言えないと思われます。
そして移植した歯と言うのは、永遠に持つものではないことを良く考えて治療法を選択してください。
お大事にしてください。
相談者からの返信
相談者:
くぼよしさん
返信日時:2009-07-01 01:00:01
ご回答いただいた先生方、ありがとうございます。
大学病院で抜歯の話をされたときは、口腔外科も混んでいるということから、あわてて抜歯の予定を2週間後に入れてしまいました。
冷静に考えると、やはり抜歯よりも当面は根幹治療を第一に考えて行きたいと思います。
ただ、ここでお聞きしたいことが3点ほどあって
?歯科医院によって根幹治療の方法に差はあるのか。(技術という意味ではなくて、手法についてです)
もし、あるのならば選択時の注意点など。
?今回、問題の右下6番が神経がないので、抜歯などの根本的な治療を行わない場合、今後同じような事があると気付くのが遅れるのではないかということ。
さらに根幹治療のみだと皮膚へ通じる道は残っているので、今後、何かあるとすぐ再発するのではないか?
?皮膚については(病院で聞いたら、抜歯をすればきれいになるといっていましたが)、歯科治療のあとで形成外科などの治療が必要になるということか、根幹治療と同時に行えるものなのか。
私は男性ですが皮膚にできたできものが、こんなにストレスになるとは思ってもいませんでした。
毎日、髭剃り時や入浴時、鏡を見るたびにゆううつな気分になります。
よろしくお願いいたします。
大学病院で抜歯の話をされたときは、口腔外科も混んでいるということから、あわてて抜歯の予定を2週間後に入れてしまいました。
冷静に考えると、やはり抜歯よりも当面は根幹治療を第一に考えて行きたいと思います。
ただ、ここでお聞きしたいことが3点ほどあって
?歯科医院によって根幹治療の方法に差はあるのか。(技術という意味ではなくて、手法についてです)
もし、あるのならば選択時の注意点など。
?今回、問題の右下6番が神経がないので、抜歯などの根本的な治療を行わない場合、今後同じような事があると気付くのが遅れるのではないかということ。
さらに根幹治療のみだと皮膚へ通じる道は残っているので、今後、何かあるとすぐ再発するのではないか?
?皮膚については(病院で聞いたら、抜歯をすればきれいになるといっていましたが)、歯科治療のあとで形成外科などの治療が必要になるということか、根幹治療と同時に行えるものなのか。
私は男性ですが皮膚にできたできものが、こんなにストレスになるとは思ってもいませんでした。
毎日、髭剃り時や入浴時、鏡を見るたびにゆううつな気分になります。
よろしくお願いいたします。
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-07-01 12:56:24
そうですね。
大変かと思います。
>?
根管治療に差があるかと言われれば、あると思います。
極端な事を言えば、10人歯科医師がいれば10通りのやり方があると思います。
僕も何人もの著名な先生方の治療法を勉強し、自分なりに取り入れられる方法をアレンジして「自分流」の治療をしています(もちろん、セオリーは守るようにしていますが‥)。
しかし、それを外から把握するのは同業者であっても難しいです。
従って「根管治療専門医」や「根管治療が得意」と言った事をHPなどで掲げている歯科医院を探すと言うのが、現実的なのではないかと思います。
歯内療法学会
http://www.jea.gr.jp/index2.html
>?、?
定期的にレントゲンなどで確認する事が必要になるかもしれません。
また、皮膚への交通は、感染源が無くなれば自然治癒するものと考えられます(個人的な予想ですが‥)。
おだいじにされてください。
大変かと思います。
>?
根管治療に差があるかと言われれば、あると思います。
極端な事を言えば、10人歯科医師がいれば10通りのやり方があると思います。
僕も何人もの著名な先生方の治療法を勉強し、自分なりに取り入れられる方法をアレンジして「自分流」の治療をしています(もちろん、セオリーは守るようにしていますが‥)。
しかし、それを外から把握するのは同業者であっても難しいです。
従って「根管治療専門医」や「根管治療が得意」と言った事をHPなどで掲げている歯科医院を探すと言うのが、現実的なのではないかと思います。
歯内療法学会
http://www.jea.gr.jp/index2.html
>?、?
定期的にレントゲンなどで確認する事が必要になるかもしれません。
また、皮膚への交通は、感染源が無くなれば自然治癒するものと考えられます(個人的な予想ですが‥)。
おだいじにされてください。
回答6
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2009-07-01 14:18:39
こんにちは。
以前に歯の痛み(咬合時痛)、根尖病変、外歯ろうがみられる症例にまず歯内療法を行ったところ、咬合時痛と根尖病変は消失しました。
しかし、外歯ろうについては半年以上たっても消失せず、ろう管の切除手術を行いました。
他にも抜歯をして様子を診ていても、外歯ろうが消失しなかった症例もあります。
以前に歯の痛み(咬合時痛)、根尖病変、外歯ろうがみられる症例にまず歯内療法を行ったところ、咬合時痛と根尖病変は消失しました。
しかし、外歯ろうについては半年以上たっても消失せず、ろう管の切除手術を行いました。
他にも抜歯をして様子を診ていても、外歯ろうが消失しなかった症例もあります。
タイトル | [写真あり] 外歯ろうの治療は、抜歯以外に選択肢はありませんか? |
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質問者 | くぼよしさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 抜歯:6番(第一大臼歯) その他(写真あり) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) ヘミセクション(トライセクション) 歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。