根管治療もせずに抜歯してインプラントをすると提案されて不安(ドイツ)

相談者: クロベさん (31歳:女性)
投稿日時:2009-07-25 04:25:23
はじめまして。
ドイツ在住の、クロベと申します。

ドイツへきて、初めて行った歯医者で、抜歯インプラントを勧められ、悩んでいます。
その歯医者は、イエローページで、家の近所という理由で行きました。

現在、来週木曜(7/30)に、抜歯の予約が入っています。
一応、予約は入れていますが、納得できていません。
抜いてしまう前に、正しい判断なのか納得してから、治療をしたいと思います。

先生方、どうかアドバイスを宜しくお願い致します。


症状:
上5番に、1ヶ月ほど前から、フィステル(?)ができた。
白く、ニキビのような膿で、歯磨きの際、出血するも歯茎等に痛みはなし。

5番の自体は、2年ほど前から、変な感じ(痛みはないが、中がウズウズする感触はあった)がしていた。

1年ほど前に、日本で定期健診を受けるも、問題なしと言われた。


初回治療:
3cm程の細い棒を、膿の部位よりさしこみ、レントゲン撮影
問題の歯の内部は、白い線がくっきりと入っていた。

2Dの画面で、細い棒は、左下より斜めに、上に向かって白い線を突っ切るように入っていた。

   
今後の治療方針について:
ブリッジ、もしくは、インプラントでの治療を提案される。
歯は出来るだけ残したいと希望を伝えるも、抜歯以外は難しいと言われた。

このまま、放置しておくと、健康な隣の歯への影響も出るから、すぐに治療を、と言われる。 

ブリッジでは、両サイドの健康な歯を抜くことになるので先生は、インプラントを推薦。
次回抜歯、その後、8週間様子をみて、その後、インプラントの予定。


以上が、診察の結果になりますが、私が、一番引っ掛かっているのは、膿ができて1ヶ月位で、すぐに抜歯をしなければ、いけないのか?根管治療などで、様子をみて、治すことは出来ないのか?ということです。

クリニックの先生は、親切に説明してくれましたし、私がショックだと伝えたら、そうだろうけれども、他に方法はないから、よく考えてくださいと言われました。

潔く、歯を抜くべきなのでしょうか・・・? 
凄くショックです。   


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-07-25 04:45:47
クロベさま、おはようございます。

フィステルができている根管治療もせずに、抜歯するといわれて戸惑っていらっしゃるのですね。

ドイツの事情はあまり分かりませんが、おそらく担当のDrはフィステルのできた歯の根管治療の経験がないのだと推測します。

私ならすぐには抜歯せずに根管治療を試みます、ましてや上顎5番とのことなのでそれほど困難だとは思えません。

仮に治療してうまく行かなければ、抜歯を決断するまでにまだ治療の方法はあります、いよいよ治らないとなれば抜歯して再植という方法もないわけではありません。

一旦抜歯してみれば治らない原因もはっきりするので、それからどうするか決定しても遅くないと考えますが・・・。

何しろ歯科医の力量の問題も制度の問題もあるので、私の方法が一番いいともいえないのは確かですが・・・。

参考になれば幸いです。

フィステル http://yamadashika.jugem.jp/?cid=87

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クロベさん
返信日時:2009-07-25 05:33:10
山田先生、おはようございます。

早速、親切に回答して頂き、有難うございます。

先生のアドバイスで、他にも治療方法があるかもしれないと、前向きな希望をもちました。

フィステルの出来た以外は、昔から歯は健康な方で、歯並びも悪くなく、虫歯もそれほどなく、歯でそれほど悩んだことがなかったので、今回の診断結果にひどく動揺してしまいました。

補足ですが、問題の歯は、左上5番です。(先程、上とだけかいてしまったので)

フィステルの大きさは、直径1mm位です。

たまたま行ったそのクリニックでは、4人専門の先生がいるそうなのですが、私を担当した先生は、クリニックのhpによると、インプラントの専門医のようです。
そういったこともあって、すぐにインプラント治療を薦められたのかも知れません。

ちなみに、なぜ、来週すぐに抜歯をする事になったかというと、8月に入ると、その先生が3週間休暇をとるため、その前に抜歯だけはした方が良いという理由からです。

来週、別の病院を探して、再度聞いてみようと思います。


回答していただき、有難うございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-07-25 11:47:12
ドイツの歯科医は社会的地位も高く、日本人同様職業倫理観を強く持っていますので、人生の中での予後を考えてのアドバイスなのではないでしょうか。

5番部位に留まらず、東洋人の場合、皮質骨と言う頬側の骨が非常に薄い事が多く、無理して歯根を残そうとすると後々解決が逆に難しくなってしまう場合も予想されるからではないでしょうか。

何でもかんでも残そうとするのがベストとは限りません。
その上での判断では、と感じます。

勿論、根管治療を否定するつもりは毛頭なく、専門医を尋ねる事も良いと思います。
特に顕微鏡とかの設備も持っている根管治療専門医であれば、申し分ないと思います。

歯科用CTに関しては日本ほど普及していないでしょうから、撮影お勧めしたいのですが、難しいかも知れません。

インプラント治療に関しては、ドイツで専門家と言う事ですから、心配はないのではと感じます。
但し、歯科用CTでの精密検査で、抜歯と同時でインプラント植立、骨造成まで全て1回で出来る可能性も高いと思いますので、何でも抜歯して待っての治療は、私はお勧めしません。

治療期間が必要以上に長くなるからです。

そのがどんな状態なのか実際を拝見していないので、一般的な説明としては以上です。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クロベさん
返信日時:2009-07-28 03:06:50
先生方 色々なご意見大変参考になりました。

当初、抜歯は出来ればしたくないと強く思ってはいましたが、松元先生の、人生の予後を考えてのアドバイスというご意見で、抜歯することも一つの選択であるとも気づかされました。

早速、先生方のアドバイスを念頭に、納得できる治療を求めて、セカンドオピニオンを聞きに別のクリニックへ行ってきました。
(ドイツ国内に14の営業所がある大きなクリニックです。)

そこの先生の判断は、最終的にはインプラントという方法もあるけれども、今の段階では、別の方法で治療し、様子をみて、また問題がでれば、次の方法を考えましょう。
インプラントは現段階では少し性急な判断だと思う。
ということでした。

まだ、インプラントまで3段階くらいの余裕はあるとおっしゃり、を残した治療が可能だということで、歯茎の手術をして治すことになりました。

結果としては、自分の希望通り、歯を残す治療をすすめることになりましたが、こちらの掲示板で、皆さんの悩みや、先生方の御意見を拝聴し、私自身、今後、自分の歯とどのように向き合っていくか、非常に考えさせられました。


お忙しい中、回答して頂き、ありがとうございました。



タイトル 根管治療もせずに抜歯してインプラントをすると提案されて不安(ドイツ)
質問者 クロベさん
地域 海外
年齢 31歳
性別 女性
職業 その他
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:5番(第二小臼歯)
根管治療その他
インプラントその他
歯茎(歯ぐき)からの出血
歯医者への不信感
ドイツ
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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