上顎両側の親知らずの抜歯とネットで語られるリスクの真贋と程度について

相談者: t-tさん (23歳:男性)
投稿日時:2009-08-16 20:00:04
先日、生まれて初めて虫歯ができ、歯医者に治療に行ったところ、親知らず(上の両方)も若干虫歯になっているため、ひどくなる前に抜いておこうといわれました。

虫歯(親知らず)そのものはそれほどひどくはなく、特に痛みなどもありません。

また、親知らずそのものも、歯肉に隠れているということもなく、完全にまっすぐ生えています。



抜歯が生まれて初めてということもあり、インターネットで色々と調べていたのですが、中には抜歯後の菌の感染口臭歯並びの悪化、最悪、味覚障害もありえるというような内容を読み、だんだんと不安になってきました。

(抜く、抜かない、どちらにせよ100%はなく、リスクというものはあると思うので、前向きに、若い今の内に抜くということを考えてはいるのですが)



担当の先生、また、自身の状態(親知らず付近の神経がどうなっているかなど)によっても違ってくるとは思いますが、現在、日本での一般的な親知らず抜歯の成功率というのはどのくらいなのでしょうか?

(こんなことを聞いて申し訳ないのですが、自身でもちゃんとした心の準備というものをしておきたいので・・・)



また、ネット上では切開したり、そのまま引っこ抜く?というようにいくつか親知らず抜歯の方法について書かれてはいるのですが、少し曖昧な部分もあったりしますので、もしよければ詳しく抜歯方法の種類について教えていただけないでしょうか?



また、親知らずの抜歯とはあまり関係ないのですが、このサイトの様々な相談内容を読ませていただき、その中に歯周病などの際に、骨が吸収されるというような内容をよく目にするのですが、骨が吸収されるとはどういうことなのでしょうか?
(説明している部分もあるのですが、少しイメージしづらいので・・・)



本当にどうしようもない質問ばかりで申し訳ないのですが、お答えいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-08-16 23:26:07
>現在、日本での一般的な親知らず抜歯の成功率というのはどのくらいなのでしょうか?

成功の基準を何にするかにもよりますが、が抜けるということを成功とするならば、おそらくt-tさんの状況ならほぼ100%ではないかと思います。
偶発症の発生率となると、はっきり知りません。



>詳しく、抜歯方法の種類について教えていただけないでしょうか?

一般的な抜歯の方法の分類は無かったと思います。





歯周病などの際に、骨が吸収されるというような内容をよく目にするのですが、骨が吸収されるとはどういうことなのでしょうか

すでにいろいろな内容をお読みになったうえでさらに詳しく、イメージしやすく説明するのは、文章では限界があります。

主治医の先生にイラストや写真を使った、説明の本でも見せていただいたらいいかと思います。

回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-08-16 23:51:25
t-tさん、こんにちは。

初めての抜歯は確かに色々とご不安ですよね。

【1】

>中には抜歯後の菌の感染口臭歯並びの悪化、最悪、味覚障害もありえるというような内容を読み、

『抜歯後の感染』は偶発症の一つですが、t-tさんのご年齢で、かつ上顎親知らずの抜歯であれば、可能性は極めて低いと思います。


抜歯後の『口臭』は一過性のものです。


『歯並びの悪化』は、親知らずの抜歯で通常そのようなことは生じません。

逆に、親知らずが歯並びを悪化させる要因の一つになることはあります。


『味覚障害』は、上顎の抜歯では基本的に生じません(関与する神経が異なります)。



【2】

>詳しく、抜歯方法の種類について教えていただけないでしょうか?

本サイトにも基本的な情報は書かれています。
親知らず(親不知・おやしらず)の抜歯

過去にも同様の回答をしていますが、これ以上の情報は無益と考えます。
実際の診療の妨げになる可能性もあるからです。

親不知の抜歯で骨を削るような手術の場合の費用は?


加えて、抜歯の実際は、個々の患者さんのの状態により異なります。
そのため一般論としてお答えすることは難しいです。

どうしてもお尋ねになりたい場合は、担当の先生に直接確認されてみてください。


【3】

>自身でもちゃんとした心の準備というものをしておきたいので・・・

お気持ちは分かります。


ただ、少々『心の準備』の方向性が違うように思います。

現在のt-tさんの心理状態で、

>インターネットで色々と調べていたのですが

ということをされると、ネガティブな情報のみに目が行き、インプットされると思います。


また、断片的な情報ないし本来知る必要がない情報は、それをインプットすることによるデメリットの方が大きいと思います。

この場合の『心の準備』とは、抜歯を実際にお願いする担当の先生のご説明をよくお聞きになり、抜歯後の注意点等を守られることではないでしょうか。


抜歯を順調に終えられることを願っています。
お大事になされてくださいね。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-08-17 13:18:41
親知らず

”若干虫歯になっているため、ひどくなる前に抜いておこうと”

それは正しい診断と治療方針か疑いの余地が有ります。


”完全にまっすぐ生えています。”

で、あれば全体歯列も整っており、抜歯する必要性はさらさら無いのかも知れません。
ご自身書かれているように、

”抜く、抜かない、どちらにせよ”

ですから、もう少しきちんと診断すべきでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: t-tさん
返信日時:2009-08-18 01:28:10
お忙しいところご回答いただきありがとうございます。
(自身の性格上、少し気にしすぎる部分がありまして、申し訳ありません。)


現在、私の通っている歯医者虫歯の治療で)は、一般歯科小児歯科、予防歯科で口腔外科がありません。

このサイトを読ませていただき、親知らずの抜歯には口腔外科を勧められている先生方が多いようなのですが、親知らずを抜く際には、ちゃんとした口腔外科のある歯医者を新たに探して行った方がよいでしょうか?

(現在の先生は分からないことがあればひとつひとつとても丁寧に(模型なども用いて)説明してくださるとてもいい先生で、私と同じような患者さん(親知らずに虫歯ができている患者さん)には抜くことを勧めていることが多いらしく、抜歯の経験もあるようです)


また、一般的に一般歯科でも親知らずの抜歯を行うものなのでしょうか?




再びの質問で申し訳ないのですが、よろしければご意見をお願い致します。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-08-18 10:05:39
>また、一般的に一般歯科でも親知らずの抜歯を行うものなのでしょうか?

口腔外科の標榜を掲げていないからと言って、親知らずの抜歯をしてはいけないと言う決まりはありません。

担当の先生が「できる」と判断されればするでしょうし「できない」と判断されれば口腔外科に紹介するでしょう。


一般的には口腔外科の標榜を掲げられているところの方が経験は豊富でしょうし、安心できるかと思います。
(客寄せのために掲げているところも少なからずあるので、100%信用しない事)


まあ、上の親知らずで「虫歯になりかけ」と言う事はある程度見えている親知らずのようですから、よほどで無い限り「親知らずの抜歯としては簡単な部類」に入ると思いますけどね‥(レントゲンなどを見ていないので何とも言えませんが)。


丁寧に説明してくれる先生のようですから、担当の先生としっかり相談されてください。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-08-18 11:15:47
タイヨウ先生の回答4に同意です。


標榜するのは、医師の自己判断なので、まったく経験がなくても、看板に書くことは違法ではありません。

勝手に標榜できるので、あまりこだわることもないと思います。




タイトル 上顎両側の親知らずの抜歯とネットで語られるリスクの真贋と程度について
質問者 t-tさん
地域 非公開
年齢 23歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
親知らずの虫歯
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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